日別アーカイブ: 2025年10月9日

久しぶりにサル

今日の日中、サルの出没がありました。

と言っても、私本人は見ていません。
下の娘が出かけ際に、集落の外れでサルを目撃したと伝えて来ました。

その後少しして、追い払い用煙火の鳴る音が聞こえましたので、「ああ、やっぱり・・・」と思った次第。
暇にしている時なら、すぐに応援に駆け付けるところですが、あいにく忙しい最中でした。

そこで推察できることがいくつかあります。
まず、サルが来るということは、クマがいないだろうということです。

サルは、基本的にクマを避けます。
クマは、木に上って来るし、サルが動けない夜も自由に動き回れますし、第一強いし、子ザルなんか一ひねりで獲物になってしまいます。

実際、この一ヶ月余り、クマが頻繁に出没している間、サルはどこに逃げていたのか、もう全く姿形も気配も何もありませんでした。
・・・ということはです、クマはとりあえずどこかに移動して行ったかも知れません。

この前は、山の実りは良くないと申し上げましたが、ここに来て少し疑っています。
そうでもないんじゃないか・・・と。
栗と柿が終わったとたんに、スッとクマの影が消えたのも、山に行けば次々と食うものがあるということなんじゃないかと。

そうでなくても、クマのが食べられるものなんて、アクの強いもの、毒のあるもの、動物の死体、死体にわくウジ、果ては車のエンジンオイルも好んで舐めるほど、ありとあらゆるもの何でもござれです。
およそ何を喰っても養いにしてしまう消化力、解毒力、だから熊の胆が万能薬として持てはやされたのでしょうね。

話がそれましたが、そのようなわけで、サルの挙動からクマの行動を推察出来るというお話でした。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.84 2025年8月号をご覧いただけます。

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