昨今のクマ出没に関わる騒動を見ていると、もはやどこに居ても、どこに行っても、いつでもクマに遭遇する可能性があるのだなと思わずにはいられません。
よほど大都市の中心市街地ならいざ知らず、地方の小都市では県庁所在地のような大きな街の中心市街地にもクマが出没し、空き地や公園は言うに及ばず、住宅地や学校や商業施設その他にも侵入しています。
当然のことながら、ケガ人も発生していますし、亡くなられた方も少なくありません。
これからは、自分のいるところはもちろんですが、どこかに出かける時も、行った先の安全を常に気にしながら行動しなくてはならなくなりました。
また、夕方は暗くなる前に帰ろうとか、逆に早朝は避けようとか、様々行動に抑制力が働きます。
多分、ありとあらゆる社会活動、事業、商売などに少なからぬ影響が出ていることと思います。
それらによる損失は、もはや無視出来ないほど大きくなりつつあるのではないでしょうか。
さすがに、クマをこのままにして置いていいはずが無いと、誰もが思い始めているでしょう。
世の中も少しずつ動き始めたように見えますが、実際に変化が見え成果が上がるまでには、まだまだ時間がかかると思います。
戦いは、これからです。
必要なのは、市民である私たちの覚悟です。
それが無いと、行政や警察や自衛隊が何をしようとしても、どこかで暗礁に乗り上げ行き詰まります。
クマは、いなくていいです。
心配しなくても、絶滅させることは恐らく出来ませんから、とにかく今は徹底的に数を減らして行けば良いのです。
そしてクマだけでなく、シカもイノシシも、ニホンザルも、野生動物の数は今よりずっと少なくていいはずです。
直接的な獣害はもとより、感染症などの間接的な害も、本当は知らないだけで実は大変深刻です。
もっともっと、獣たちの及ぼす害の実態を詳しく知る必要があると思っています。
そしてそれらを承知した上で、自然との付き合い方もあるのだということを、強く感じるこの頃です。


