投稿者「MIKIO AOKI」のアーカイブ

とにかく、淡々とやるだけ

コロナ、コロナで、世の中は騒然として来ました。
医療崩壊のことが度々言われるようになりましたが、その前に人の心が崩壊しやしないかと心配になります。

諸外国のことは分かりません。
皆それぞれの国の社会体制や法体系、国民性や生活習慣があり、宗教観なども違うのですから、一概に比較なんか出来ません。

私たちの国日本が、うまくやれているのか、出来が悪いのか、そんなことは全てが終わってからでなければ評価出来ません。

あれこれ言う前に、やるべきことを出来ることをやれよ!ってことです。
それぞれの立場で。

私は、明日からまた営業の一週間が始まります。
いつもと同じくパンを焼きます。

わが福島県でも、週末平日を問わず不要不急の外出を自粛するようにと呼びかけられているのですが、食工房にパンを買いに出かけるのが不要不急の外出かどうかは別にして、このところのご来店者数は確かに減っています。
ここ当分、否、多分二三ヶ月か半年先までも影響があるかも知れません。

どうやって生き延びようかな・・・。
畑やるくらいしか思いつきませんが・・・。
とにかくも、ご来店をお待ちしています。

高野の種まき桜

高野の種まき桜

高野の種まき桜
旧食工房も、雨戸が閉まったまま、母屋は住む人もなく雪囲いが固定されていて中には入れません。


食工房

ここは自家菜園です。
みそ汁が出来上がってから、ネギを取りに行けます。
枝豆もトウモロコシも、取って3分以内に鍋の中に。

定休日の今日は、午前中お天気に恵まれ、畑作業に汗を流しました。
食工房の作業場のすぐ後ろにある20坪ほどの面積の自家菜園の整備をしました。

狭い面積なので、今日一日で、集めて置いた落ち葉と精麦で出た大麦のふすまを撒き、さらに馬糞堆肥を撒いて、それからトラクターですき込みました。
これで、いつでも種まきが出来ます。

上の娘は、もうすでに種を買い揃えていて、一部は苗を仕立てるためにポットに撒いたようです。
苗床も整備していました。

今年もまた、枝豆やとうもろこしを楽しみたいと思っています。
もちろん、日常的に使う野菜はほぼ全てこの菜園で収穫します。
ただし、ジャガイモとカボチャとサツマイモは、もっと広い所に植えます。

こうやって手間暇をかけて、最高に贅沢な食生活を楽しむわけです。
私たちの元気の元です。

そして今日の作業を促してくれたのが、旧食工房のあった場所高野の種まき桜です。

私たちが去って一年、手入れする人もなく病気も入っていたのですが、今年は近年になく見事に咲いてくれました。
今日は、まさに満開でした。

でも、心なしかさみし気に見えたのは、気のせいばかりではなかったかも知れません。
本当は午前中の日差しがある時間帯に撮りたかったのですが、畑の作業が終わった頃にはお日さまはもう杉林の向こうに隠れていました。

さて、次の一週間は

食工房の営業の一週間が終わりました。
明日と明後日は定休日です。
ちょっと一息つかせていただきます。

尤も、休日を使って買い出しや所用で出かける娘たちは、逆にものすごいストレスになると言っています。
申し訳ないけど、私は連れ合いと二人で家で留守番です。

お天気が良ければ、畑に出て作業をします。
これが、何と言っても一番気が紛れて清々します。
ま、いろいろと経緯があってのことですが、こういう場所に暮らしていて良かったと思っています。

今年は、今までに増して畑にいろいろ植えて置こうと思っています。
近所の方に、2ヶ所ほど耕作地を貸していただけることになったので、麦畑も一挙に広がります。

元気に長生きしなくちゃ!
そのためにも、今はとにかくコロナウイルスには最大限の注意を払って・・・。

疲れも感じる中、いかにして緊張感を維持するか

新型コロナウイルス感染症に対する高い緊張感を持ち始めてから、すでに2ヶ月になろうとしています。
やはり疲れは出て来ます。

まずは気持ちの問題です。
いわゆる「メンタル」というやつですね。

この度の感染症との戦いは、決して短期間で終わるものでないことは、もう誰の目にも明らかなことです。
長い戦いになります。

高い緊張感を維持しなくてはなりません。
自分の迂闊な行動が、沢山の他人の命を危険にさらしてしまうかも知れないからです。

私は、誰もが自らの行動に自覚と責任を持ち、この負荷に耐えなくてはならないのだと思っています。

しかしそれにしても疲れます。

全ての人が、自分以外の全ての人のために行動して、しかもそれが完璧でなければならない、どこかで誰か一人でも穴をあければそれで万人の努力が水の泡になる、今、人類はその存在を根源から試されているのだと思います。

乗り越えられるか、発狂するか、そのくらい厳しいでしょうね。

そしてその後は、乗り越えた人にとってもそうでなかった人にとっても、大変な世界になると思います。
でも、そうやって人の世は、相も変わらず続いて行くのでしょうから。

私は・・・?
乗り越えたいですね。
がんばりたいです。

複雑な心境に

本日は、お天気に恵まれ、気持ちの良い春の一日となりました。

食工房には、お昼頃から次々とご来店のお客さまがお見えになりました。
店をやっている者としては、大変ありがたいことです。
皆さまには、この場を借りて改めて特別の感謝を申し上げます。

しかし、このまま感染が拡大して行くと、外に出かけることそのものが無条件にリスクとなりますから、いくら対策をしていても、そうそう気軽にご来店をお誘いすることは出来なくなると考えています。

もちろん、日々の動向を注視しています。
福島県内でも、早や36人の感染者が確認されました。
その中には感染経路不明のケースもあります。
東京は、もはや感染爆発の瀬戸際です。

そう考えると、今月末から始まるゴールデンウィークは、休業すべきかも知れないと思っているところです。
事の次第によっては、その先も店舗営業は休止して、通販出荷と極限られた近隣のお得意さまのみへの配達などで対応して行くことになると思います。

この際、楽観は出来ないと思っています。
もはや平時ではなくなった世界に私たちはいるのですから。

政府答弁で、次亜塩素酸水の手指消毒についての有効性は「未確認」とされた件について

これについては全くその通りだと、まず申し上げておきます。

この度の新型コロナウイルスは、今まで無かった新しいウイルスですから、いろいろな薬剤の消毒の効果をすべて検証出来ていません。
未確認とされるのは当然です。

アルコールも、極初期には効果が無いという情報も流れましたが、その後70%以上の濃度であれば有効と確認されました。

一方次亜塩素酸水は、今のところ検証が済んでいません。
確認されているのは、ほとんどの微生物と細菌、そしてインフルエンザウイルスやノロウイルスに対する有効性です。
エンベロープ型ウイルスはもちろんノンエンベロープ型ウイルスであるノロウイルスにも効果があります。

この度の新型コロナウイルスは、インフルエンザウイルスと同じエンベロープ型であることから、次亜塩素酸水の効果が期待出来ると言うのが今の段階です。
早いところ効果が検証されれば良いと思っています。

現在、厚生労働省の公式見解では、皮膚の消毒にはアルコール(70%以上)が、物体の表面には次亜塩素酸ナトリウムが有効とされています。
また一方で、次亜塩素酸水が次亜塩素酸ナトリウムよりも殺菌力が高いことも示されています。

これらのことから、次亜塩素酸水も新型コロナウイルスに対して消毒効果が期待出来ると考えているわけです。

私は、この考えに高い信頼を置いて、次亜塩素酸水を採用しています。

いずれ検証された暁には、効果は期待以上のものが判明すると信じていますが、現在巷には、この次亜塩素酸水に絶対的な有効性があるかのように謳って、法外な価格でAmazonなど通販サイト上で大々的に販売攻勢をかけている業者が、雨後のタケノコのように出て来ています。
このようなフライング行為があるからこそ、政府答弁が慎重な見解になるのは止むを得ません。

最後に、食工房で次亜塩素酸水を使用していることについて、あくまでも私の自己責任において実施している旨申し上げておきます。

一日、何十回

今日も無事に一日が終わりました。

パンの出来は、おかげさまで最近でも珍しいくらい上々でした。

そしてお天気も、薄曇りながらそれほど寒くもなくいい塩梅だったのですが、やはり時節柄ご来店のお客さまは二組。
こんな時ですから、それはもう仕方の無いことで、出かけて来てくださった皆さまに、特別の感謝を申し上げ無事のお帰りを願うのみでした。

ところで、配達にも出かけましたが、いつものように消毒液持参で回りながら、一日に一体何回くらい手指の消毒をすることになるのだろうと、ちょっと思い出して数えてみました。
しかし、あまりに多過ぎて、途中で分からなくなってしまいました。

朝起きてからから夜床に就くまでの間、ざっと思い出してみただけでも50~60回くらいは消毒していると思います。
消毒に続いて手洗いすることも多く、ほとんど同じくらいの回数手洗いもしています。

外に出かけている間は、それこそ何かに触るたびに消毒です。
指先で顔や髪の毛や鼻に触ることはしょっちゅうあることですし、ついつい鼻をほじることもありますから、直前に消毒しない指で自分の体のどこにも触らないくらいの徹底が必要だと考えています。

一方、自宅の中は、グリーゾーンにして全く安心していられるようにするため、玄関脇に消毒ブースを設けてそこを防御ラインと定め、確実に手指の消毒を済ませてから中に入ります。

長時間出かけて帰って来た時は、上着やズボンなども脱いでビニール袋に入れ、中に次亜塩素酸水をスプレーして口を縛り、そのまましばらく置いてから洗濯します。
そして洗面所に直行して手洗いやうがいをします。

本当は、そのまま風呂に入った方が良いのかも知れません。
今後そうするかも知れません。
家族全員でそのくらいやって、やっと安心出来るのかなと思っています。
それでも、感染する時はするのかも知れませんが。

ま、やるだけのことはやって、先のことはそれからですね。

次亜塩素酸水の消毒液は、いくらでも自家調合出来るので、先日は地区の会館にポンプボトルに入れたものを寄付しました。

調合の方法を知りたい方は<こちら>

明日は、いつもどおり営業します

すでに皆さまご存じのとおり、7都府県に緊急事態宣言が出されましたね。

首都圏と距離的に近い福島県は、感染者の数こそ少ないものの、いろいろと影響を被ることは必至です。

今後の動向次第で、臨時休業の判断をしなくてはならない時があるかも知れませんが、とりあえず明日はいつもどおり営業いたします。
定休日明けの木曜日の明日は、パン焼きの日です。

ライ麦のパンは、先刻ご承知の通り注文制になっておりますので、店頭商品はございません。
その他の商品を若干多めに用意しております。
だいたいお昼過ぎには、ほとんどのメニューが焼き上がります。

お天気の方は、今日に比べれば少し肌寒いかも知れませんが、雨は無い模様です。

皆さまのご来店をお待ちしております。

なお、店頭では手指の消毒をこれまで以上に徹底して行っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。
店内空間除菌、レジスター内の現金消毒など、今出来ることはすべて実行していますが、なお改善の余地を見つける努力をしています。

自然はいつもと変わりなく

麦ラボ

高野第一圃場のスペルト小麦


麦ラボ

高野第一圃場のスペルト小麦近影
たくましい彼らの命をいただくからこそ、健康な体を養えるのだと思っています。


麦ラボ

暖冬の今年は、デュラム小麦にとっては好都合だったようです。
早くも茎立ちが始まっています。

今回の新型コロナウイルス騒ぎで、不思議に感じていることが一つあります。

それは、このウイルスが脅威を及ぼしているのは、まさに人類だけに対してであって、自然界の他の生き物たちは何事もないのですね。

今、春が来て、白鳥たちが北に帰り、南からサシバがやって来て、鳥たちも獣たちも繁殖の季節を迎えています。
野や山には花が咲き、色味の無かった木々の枝先も赤や黄色や薄緑に色づいています。

彼らは、人間たちの異変に気付いているでしょうか。
仮に気づいていたとしても、そんなことにはお構いなしでしょう。

多分何の害も受けることはないし、否、むしろ好都合かも知れません。
理屈では分かっていても、何だかとても不思議です。

畑では、まさに不屈の象徴のように、たくましく麦が育っています。
この麦を、7月に予定通り収穫出来るかどうか・・・。
ウイルスの脅威を肌で感じるほどになって来た昨今、3ヶ月先の命だって分かりはしないのだから・・・。

こんな風に、人類だけに害が及んで、それでもし人類が滅亡するのなら、悪くないストーリーかも知れないな・・・と思います。
だって、例えば核戦争などのように、多くの生き物たちの命を巻き添えにすることはありませんから。

長い一週間が終わりました

食工房の営業の一週間が終わりました。
明日と明後日は定休日です。
店は休業となっておりますので、お間違えのございませんようよろしくお願いいたします。

振り返ると、この一週間、今までにも増して長い一週間だったような気がします。
新型コロナウイルス感染拡大が続き、一週間ほどの間に2倍のペースで感染者が増加するようになっています。
感染爆発まであと一歩という危機的状況です。

たった今し方のニュースでは、明日にも緊急事態宣言が出されることになった模様です。
併せて、緊急経済支援の規模も発表されました。

これは大きな一歩であることには違いありませんが、私たち一人一人がしなくてはならないことは今後も変わりません。
今回の措置により、それらがもう少しやりやすくなる場面もあるかも知れないということです。

一方私は、これで食工房の臨時休業が視野に入って来たと受け留めています。

先ず一つの懸念は、大都市圏から地方への人の移動です。
すでに緊急避難的に実家などを頼り自分の出身地などに帰省する人が多くなっています。
また別荘地へ避難をする人も少なくないとか。

これから宣言が出された後のことを心配して、東京など大都市圏から脱出する人が益々多くなると思います。
確率的に、新たな感染者が増える可能性が高くなります。

地方は、どこも医療体制の規模が大都市圏とは比較になりませんから、事の次第によっては地方の方が先に医療崩壊するかも知れません。
今後、地方の寒村でも身辺に感染者が出るかも知れず、そうなった時は臨時休業も止む無しという状況になります。

一週間、一週間ごとに、変化して行く状況から目が離せません。
まずは、明日の緊急事態宣言の内容を聴いて、それから人々の動向を注視したいと思います。

皆さまも、くれぐれもご用心ください。