投稿者「MIKIO AOKI」のアーカイブ

それでも季節は進んでいます

今朝窓を開けて外を見たら、まさかの降雪。
いやー・・・、それはないよ!冬将軍。
在庫処分ですか?
・・・と、一時がっかりしましたが、午後になって止んだと思ったらすぐに雪は消えて、地面が覗いていました。

麦の緑が、ここ一週間くらいの間に、いかにも濃くなって来ています。
今、生物界では、ウイルスの一つが人類に危機を及ぼしていますが、畑では麦が着実に育っています。
木々の芽も膨らんで、川岸のネコヤナギがいち早く開花していました。

先日見かけたサルの群れは、何を食っていたんだか知りませんが、皆丸々と太っていて毛並みもツヤツヤ。
もうそろそろ熊公もお目覚めでしょう。

一方、人間の私は、「いやー、生きて行くの大変だぁ・・・。」と、ため息ついてます。
でも、生物界の皆々が元気に春を迎えているのを見て、ぼんやりしてなんかいられないぞ!と、ネジを巻き直している私です。

この一週間も・・・

食工房の営業の一週間が終わり、明日と明後日は定休日です。
この一週間も先週と同じく、とても長くまたあっと言う間に過ぎた一週間でした。

日本では、少しずつじわじわと感染が広がっている感じですが、世界では、それこそ爆発的に感染が拡大しています。
今、アメリカが、まさかの感染爆発です。

日本の私たちが、まだ何となく実感が乏しいのは仕方がないことですが、爆発的拡大の渦中にある国々の状況はそれは凄まじいものだろうと思います。
だからこそ、今の日本がどのくらい際どい状況で持ち堪えているのか、そこをよく理解しなくてはいけません。

専門家会議の先生たちが、「ある一線を越えてしまったら、もう手が付けられなくなる・・・」と言っているのは、単なる脅しではないのです。
目下、その状況に大接近しているのじゃないでしょうか。

昨日のNHKの特集番組の中では、対策に当たっている方々の緊張感が否応なく伝わって来ました。
番組の中で、「皆さん一人一人が、感染予防のために出来ることをしてほしい・・・」と言っていたことが、耳に残りました。
まさにその通りだと思っています。

またあと一週間が過ぎた頃、世界は、日本は、どのような状況の下にあるでしょうか。
予断は許さないと受け留めています。

本日も、ご来店ありがとうございました

本日は朝から雨で、空もどんよりと暗く陰鬱な気配でした。

これはもう、ご来店は望めないかも・・・と思っていましたが、その雨も午後には止んで次第に空も明るくなって来ました。
最終的には、複数の方のご来店も賜りました。

改めて、皆さまにご来店の御礼を申し上げます。

そして、今世界中を憂鬱にさせている新型コロナウイルスの感染拡大が、一刻も早く収まってくれますように・・・。

まずは、自分の身の回りに感染を呼ばないようにすることに努めます。
間接的かも知れませんが、感染拡大を防ぐ重要な第一歩だと思っています。

三々五々、ご来店感謝の一日

食工房

娘たちが作った、イースターエッグ
卵の殻にペイントして、麦わら細かく切って貼り付けています。


食工房

麦わらがこんなにも美しい光沢のある素材だとは知りませんでした。
何も表面加工していないのに、この輝きは・・・。
自然の計らいは、まことにもって粋ですね。
それにしても、細かい細工に徹底的に手間暇かけています。

お彼岸3連休の中日の本日(本当のお彼岸の中日、春分の日は昨日でした)、暖かい陽気のおかげもあって、三々五々ご来店のお客さまがお見えになりました。

相変わらず外出の自粛も要請されている中、食工房を思い出して来ていただけることに感謝の気持ちが湧くと同時に、感染予防対策だけは徹底しておかなくてはと、緊張感を持ってお迎えしていました。
食工房に行った後に、何か体調が悪くなった・・・なんてことにならないように。

おかげさまで、私と家族の者は体調も良く、健全に営業を維持しています。
長い戦いになると思っています。
なお今後も、緊張感を持って仕事に臨みます。

どうぞ皆さまも、くれぐれもご用心くださいますように。

明日も皆さまのご来店、お待ちしております。

危機感の無さが気になる

今回の新型コロナウイルスの感染拡大に関し、何と言ったら良いのでしょう、一種のもどかしさと言うか歯痒さと言うか、少なからぬ人の危機感の無さが気になります。

一方で、何となく不安や恐れを感じてパニックになっている人も少なくないようですが、それは危機感とは違うものだと私は思っています。

危機感とは、具体的な想定が伴っていて、対応のための具体的な行動も考えられている、そういうものだと思います。
ま、他人のことは置いて・・・。

昨日、専門家会議の見解が示されました。
それによると、一定程度持ち堪えてはいるものの、爆発的な感染拡大が起こる可能性をなお排除出来ないというものでした。

確かにそのような状況があるのだと思います。
それは、今後一ヶ月くらいの間に、起きるとすれば起きるでしょう。
逆にその間何事も無ければ、少しずつ危機は遠のくのかも知れません。

食工房の今後の対応について、今想定していることを申し上げておきます。

もし、福島県内で、感染経路が分からない感染者が複数確認された時、また東京など首都圏で感染爆発が起きた時、食工房は臨時休業します。
期間は、10日間程度を目安に、状況により臨機応変です。

もちろん、明日明後日に、その危機は感じていません。

明日も、変わらず皆さまのご来店をお待ちしております。

それから、これはご来店のお客さまには関係ありませんが、取り引き先への配達納品の際は消毒液持参で出かけ、コンテナを開けて商品に触れる前に手指を消毒してから納品作業を開始します。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは別物です

消毒用のアルコールが、ほとんど手に入らない状況の中で、代わって塩素系の消毒剤が注目されています。

今朝もNHKのニュース番組で、次亜塩素酸ナトリウムの用い方について紹介されていました。
標準的な0.02%濃度の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を作るために、家庭用漂白剤を水で薄める方法でした。

ただ、これはこの前にも申し上げましたが、アルカリが強過ぎて手指など人体に直接用いることは出来ません。

一方の次亜塩素酸水は、もとも食塩水の電気分解によって得られるものですが、次亜塩素酸ナトリウムに中和剤として炭酸水を用いることで、家庭でも簡単に作ることが出来ます。


次亜塩素酸ナトリウムは家庭用漂白剤の成分の一つですが、例えば「ハイター」などでは、他の成分(水酸化ナトリウムや界面活性剤)が混合されていて、次亜塩素酸水の調合には不向きです。
純粋な次亜塩素酸ナトリウムの溶液は、ピューラックスあるいはミルトンなどの商品名で売られているもので、次亜塩素酸水の調合にはこちらを使用すべきです。
Amazonなどで手に入ります。


一方、製品として売られている次亜塩素酸水もあり、これは希塩酸などで中和してあるものが多いのですが、これを家庭で自家調合することは困難です。(塩酸は簡単には手に入りませんし、化学的知識が必要です。)
炭酸水ならいつでも入手可能ですし、それに次亜塩素酸水にとって重要なpH値のコントロールが容易で安定しています。

次亜塩素酸水は、必要以上に酸性に偏る(pH値が下がる)と塩素ガスが発生して危険ですが、炭酸中和ではpH値が下がると炭酸ガスが抜けて自律的にpH値が維持されるため安全です。
肌に優しいpH6~7で推移しますから、人体に直接使用可能です。
低濃度のものを飲んでも害はないとされています。

調合の際は、pH値を掴むためにpH計か試験紙を用意した方が安心です。
また、有効塩素濃度を測るために、有効塩素濃度計または試験紙を用意すれば、もう完璧です。
いずれも、Amazonなどで手に入ります。

つくり方については、<こちら>を参照してください。

ただ今食工房では、200mg/ℓ濃度の次亜塩素酸水を店頭に備え、手指消毒用に使っていただいています。
また、50mg/ℓ濃度のものを超音波加湿器に入れ、店舗内に噴霧して空間除菌を行っています。

ちなみに、次亜塩素酸水そのものも販売されていてAmazonなどで手に入りますが、それなりに値段はしますので、自家調合がいいかどうかは、それぞれご家庭の状況に合わせて判断してください。
他に、高価ですが次亜塩素酸水生成機も販売されています。

明日からまた営業です

昨日今日の定休日が過ぎて、明日からまた営業に戻ります。

今日はすでに仕込みをしています。
明日はおいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちいたします。

あと一つお知らせです。
大麦コーヒーその他の商品が、喜多方市のふるさと納税返礼品に登録されるとご報告しましたが、正式にリリースされましたのでご案内いたします。
<こちら>をご覧ください。

コロナ関連も頭を離れませんが、時々に触れて行きたいと思います。

明日は3時起きなので、本日はこれにて。

ではでは。

麦畑でなごみました

麦ラボ

中島第二圃場のライ麦
もう早々と緑色が濃くなり始めました。


麦ラボ

中島第三圃場のスペルト小麦
度々水没したにも関わらず、たくましく再生しています。


麦ラボ

高野第一圃場のスペルト小麦
ここは水はけがいいので、何と言っても安心です。
申し分ない生育ぶり。


麦ラボ

高野第二圃場のデュラム小麦
暖冬で雪も無かったからでしょう、早々と丈を伸ばし始めています。


飯豊の空の下から・・・

麦畑のそばで、梅の花が咲いているのを見つけました。


飯豊の空の下から・・・

「空にとける春」
今から20年くらい前、同じような空模様の下で梅の花の写真を撮った時のことを思い出しました。

今日は一日曇り空でした。
それでもお昼前後は寒さも緩み、地面も乾き始めましたので、麦畑の様子を見に行きました。

冬の間、写真を撮ってもお見せしたくなるような情景はなく、ただ記録するだけの写真でした。
今日は、久しぶりに目にした麦畑でしたが、驚いたのはもう早や緑が差して来ていることでした。

あれだけ畑が水浸しになっていたのに、たくましく再生し丈を伸ばし始めたものもあります。
その光景を眺めながら、どんどん元気がみなぎって来るような気持になりました。

麦は、本当に不屈の象徴なのですね。
画像を見て、皆さんも元気になれたらいいなと思いながらシャッターを押していました。

そしてふと見ると、はやくも梅の花が咲いていました。
いつもなら4月にならないと見ることも出来ない梅の花です。

まだほんの咲き始めのはしり程度で、咲いていたのは数本の枝だけ。
でも、とてもうれしかったです。
真っ白な明るい曇り空を背景に、透けて見える梅の白い花びらが印象的でした。

もうずっと以前、20年以上も前のこと、阿武隈の山中で山暮らしをしていた頃、同じような空の下で春の光に透ける梅の花を見上げていました。
それを思い出して、二重にうれしかった・・・。

そして、たくましく蘇る麦も可憐に咲く梅の花も、何か私たちにメッセージを伝えているような気がしました。

そう考えると、コロナウイルスも何か大切なメッセージを伝えようとしているのかな・・・と、ふと思った私です。


紙版・飯豊の空の下から・・・ №60 2020年弥生号 公開

本日、紙版・飯豊の空の下から・・・ の新しい号のpdfファイルを公開いたしました。
いつものように、記事の下に設置してあるリンクバナーをクリックすれば、pdfファイルが開きます。
お得なクーポン情報なども掲載しています。

明日と明後日は定休日です

毎度申し上げておりますが、食工房の営業の一週間が終わり、明日と明後日の二日間定休日となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

後先になりますが、この一週間の皆さまのご来店に改めて感謝を申し上げます。

さて、この一週間もコロナウイルスの動向から目が離せませんでした。
そしてここに来て、「集団免疫」という考え方が出て来ました。

状況を冷静に見れば、それもありだな・・・否、それしかないのではないかと、私などは思います。
ただ問題は、我々のメンタルが堪えられるかです。

この集団免疫一つについても、本当にいろいろな事を言う識者がいるので、医学者でも何でもない私には、どの意見が的を得ているのかすぐには判断出来ません。
否、勉強させられますね。

一つの参考として、こんな記事がありました。<参照>
じっくりと考えてみたいと思います。
何しろ私、もはや高齢者の一角ですから。

本日のご来店に感謝

本日は、穏やかで暖かな一日でした。
その陽気に誘われたのか、少なからぬお客さまにご来店いただきました。

おかげさまで、私たちも元気をいただいたような気がしています。
人の顔を見られることのうれしさと言ったらいいのでしょうか。

こんな状況の中、ご来店くださいました皆さまに、特別の感謝を申し上げたいと思います。
なお引き続き、皆さまに安心してご来店いただける環境を心がけてまいります。

予断を許さぬ状況とは言え、いつか必ず乗り越えられる日が来るはずですから、それまでお互いに基本的な注意を怠らないよう気を付けながらがんばりましょう。