投稿者「MIKIO AOKI」のアーカイブ

消費税10%をどうする

いよいよ迫って来ました。
10月1日から、消費税が現行8%から10%に増税されます。

食工房で売っているパンや焼き菓子などは、いずれも軽減税率が適用されますので、売る方は8%のままで変わりありません。
しかし、製造原価に目を向けると、食材以外の項目、水道光熱費、消耗品、包装資材費、広告宣伝費、通信費など、そして皆さまにも直接関わりのある運賃や送金手数料などは、いずれも10%適用です。

当然のことながら製品価格にも、微妙に響いて来ることになります。
やはりいくらかでも値上げをしないと、後々経営が苦しくなって来るのは間違いありません。
送料も含めた皆さまの購買に関わるご負担は、少なからず増えることになります。

さあここでどうする・・・。
いくらの値上げをお願いすれば良いのか、正確に割り出そうとすると煩雑を極めるので、今もまだ手を付けられないでいます。

そもそも消費税というのは、徴税(税金を徴収する業務)の一部をありとあらゆる事業所の経営者に肩代わりさせる施策なのですから、こんな面倒くさい仕事に手間暇取られていては、本業がおろそかになります。
否、個人事業主は、本来そんなことに関わっている暇はありません。

とまあ、いくら吠えたところで、法律ですから従わないわけには行かないというわけで、まいりましたねぇ・・・。
早々に結論を出さなくてはなりません。

圃場の整備

麦ラボ

青空の下、サクサク耕せるのは、至福の時かも。


麦ラボ

写真を撮ってくれている娘に向かって、思わず手を振りたくなる気分、分かってください。

今日は午前中は食工房でクッキー焼きの仕事を、午後は圃場の整備に時間を充てました。
お天気が良いのは今日と明日の前半くらいまでとの予報でしたから、土の乾き具合もそこそこ良くなっていましたし、明日になってお天気の変化が早くて雨が降り出すようだと重要な機会を逃すことになります。

トラクターで耕すのは簡単ですが、どんな条件でも可能というわけには行きません。
麦を植える圃場ですから、それに合った土壌を作るために必要な条件が整っていなくてはなりません。

収穫の後、実はいろいろな作業工程がありました。
麦藁の片づけ、雑草の刈り払い、有機肥料の施肥作業などに、多くの時間と手間をかけています。
そうして一回目の耕うんをしたのが8月14日、今日は雑草が出て来たのを淘汰するためと肥やしをよく混ぜ込むために2回目の耕うんをしたというわけ。

沢山ある農作業の工程の中で、トラクターを運転して圃場を耕すのは気分が良いものですが、そのためには事前の地味な作業が沢山伴っているということなのですね。
それらの作業の延々とした時間の長さに比べれば、ほんの一瞬で終わってしまう工程です。

思えば一年前の今頃、同じような作業をしていました。
あの時は、もっとずっと大変でした。
いろいろ試行錯誤の部分もありましたので。
今年は、はるかに楽に順調に進んでいます。

作業の後、「ああ、やっとこれで一年回ったのだな・・・」と、感慨に浸る私でした。

さて食工房は、明日と明後日の二日間定休日休業となっております。
お間違えのございませんように。

変わりやすいお天気

晴れか曇りで推移するだろうと思っていた今日のお天気は、実際にはとても変わりやすく突然激しい雨も降って来ました。
お客さまの休憩場所にとテントを張っておきましたが、ちょうど一緒にお茶の時間を楽しんでいた時に激しい雨になり、母屋に入っていただく一幕もありました。

今日は、そんなこんなで三々五々ご来店のお客さまがいらっしゃいました。
おかげさまでパンも良く売れて、売れ残りを心配しなくても良い状況となりました。
いや、本当にありがたいです。
皆さま、今日もありがとうございました。

ラード入りのパンの試食評価が予想通り良好だったので、来週も続けて焼いて試食を提供し、評価を固めたいと思っています。
そして来月には、ラード入り食パンの新発売試食セールにつなげたいと思っています。

食工房は、今は畑も工房も大きな動きはありませんが、日々の仕事を手堅くこなしてこれからの繁忙期に備えます。

今年も抜かりなく麦の種を播かなくてはなりません。
圃場の準備も怠りなく進めています。

ラード入り食パン

ラード入り食パン

小ぶりの食パン型に2山にしてみました。
1山で通常の1斤の70%くらいのボリュームになります。


ラード入り食パン

切り口です。
脂肪分が入ると、生地の伸びが良くなります。
しかも、時間が経っても硬くなりにくい。

生地にラードを入れた食パンを焼いてみました。
中身的には、飯豊山食パンと同じで小麦全粒粉を10%混入しています。

そしてそこに今回は、思い切って粉量の10%のラード(重量比)を練り込みました。
思い切ってと言っても、それほど多いわけではありません。
食パン生地としては普通だと思います。
これまでの試作では5%以内でしたから、思い切ってと申し上げたわけです。

しかしこれがとても良かったので、ご報告に及ぶ次第です。
まず一番に触れたいのは、風味です。

ラードに対する悪い印象を完全に払拭してくれる素晴らしい香ばしさに驚かされました。
皮の部分の食感と風味が特筆ものです。

そして中身ももっちりしっとりで、脂肪分を添加しない食工房定番の食パンでは、悔しいけど出せない食感が得られています。
このあたりで、そろそろ定番化を考えてもいいのではないかと思える出来でした。

試食品がまだ残っていますので、明日ご来店いただければ、召し上がっていただけます。
明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

秋の気配

ここ数日の間に、明らかにお天気の流れが変わりましたね。
周期的なお天気の変化が現れるようになって来ました。
季節の変わり目です。

長期予報では、気温は高めと言っていますが、お天気の模様は秋の気配です。
二三日晴れが続いて、その後二三日雨模様そしてまた晴れ、こうして一周期毎に季節が進んで行きます。
ここ一ヶ月くらいの間に上手く晴れのタイミングを掴んで、麦の種まきをしたいと思っています。

さて明日は土曜日のパン焼きの日、お天気は悪くないようです。
最高気温は30℃にはならないようですから、過ごしやすい感じがするかも知れません。

明日のパン焼きで、しばらく途絶えていたラード入りのパンの試作を再開します。
明日は、小ぶりの食パン型で焼いてみます。
試食もしていただけます。

皆さまのご来店、お待ちしております。

平日、雨天、ご来店感謝

営業再開一日目の本日は、平日でしかも雨模様の一日、果たしてご来店のお客さまのお顔を見られるだろうかと危ぶみましたが、そんな心配を余所に三々五々ご来店を賜りました。
皆さまどなたも、食工房のパンのファンの方で、堅焼き黒パンやプンパニッケル、食パンなどが次々売れました。

大変うれしく、ありがたく、感謝に堪えない一日でした。
ご来店くださいました皆さまに対し、改めてこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

一方、現場で難しかったのが、酵母とパン生地の温度管理でした。
暑さも引いてすっかり涼しくなったと体感していましたので、少しは保温をかける必要があるだろうと判断しましたが、意外にも酵母は過熟気味になるほど発酵が進み、生地をこねながら気を揉む一幕もありました。

温度計もちゃんと監視していたのですが、それでもまだ読み切れていない動きがありますね。
本当に奥が深い仕事だと思います。

明日はスコーンを焼いて、パンは中一日の間に再び酵母種を仕込み直します。
そして明後日に、またパンを焼きます。

明日から営業再開

15日から臨時休業しておりました食工房は、明日22日から営業再開です。
お休みの間に何度か雨が降り、ずい分涼しくなりました。
もうあの暑さにうだる思いは沢山ですね。
今後少しは残暑があるとしても、もう真夏のようなことはないと思っています。

さて、明日からの営業再開に備えて、本日は酵母種の仕込みに取りかかっています。
実は、お休みの間も3日に一度くらいのペースで。種の更新作業をしていました。

何しろ相手は生き物ですから、冷蔵庫に入れて冷やしておいても活動は止まっているわけではありません。
パン屋を止めない限り、この作業は続けなくてはなりません。

で、今日も勢いよく目覚めた酵母君は、盛んに泡を吐きながら発酵しています。
明日もおいしいパンが焼けますように・・・。

粉の計量、その他材料の計量を終わらせて、あとは酵母の最終工程を仕込んで今日の仕事は終わりです。
明日は、午前3時過ぎから作業開始です。

雨降って、一気に涼しく

昨日の夕方から降り出した雨が断続的に明け方まで、そして朝から時折激しく午後まで降り続きました。
時々止み間もありましたが日差しは無く、昨日に比べても一気に涼しくなりました。

外での作業は出来ませんし、明日から業務再開の予定ですから、今日は比較的のんびりと過ごしました。
こんな緩い時間を過ごしたのも久しぶりのような気がしました。

とは言え、大麦コーヒーの焙煎はやったんですよね・・・。
全くじっとしていられない性格です。

その後、YouTubeで「まんが日本昔ばなし」を2~3本見ました。

営業再開まであと1日、明日は仕込みから業務再開です。

日中も外で作業

一昨日と昨日、連れ合いの実家のある茨城県まで出かけていました。

二日ともカンカン照りのお天気で、関東の暑さはまた一つ東北の暑さの上を行ってました。
サービスエリアで休憩の折、冷房の効いた車中から外に出た瞬間、頭がクラクラするほどの熱風に驚きました。
関東の人はこの暑さに耐えているのか・・・と、感心することしきりでした。

この秋に御年99歳になる義父上と面会し、千葉とつくばにいる息子二人と孫たちにも集まってもらい、食事と歓談のひと時を過ごすのが今回の目的でした。
無事用を済ませて帰宅したのが昨夜遅く、こちらの涼しさを改めて認識するとともに、何だかホッとする私でした。

明けて本日、曇りまたは晴れのお天気で気温も上がりましたが、もはやさほどの暑さを感じないのが不思議でした。
苦痛もなく体を動かせるので、外で作業をしていました。

件の猿に荒らされた圃場の中のかぼちゃのあと片付けもやりました。
しかし作業を進めるほどに、改めて込み上げて来る怒りとがっかりする心に、時々手が止まりがちでした。
来年は、いよいよ電気柵の設置しかないか・・・と。

きれいに片付けた後、トラクターで耕して整地しました。
そうして跡形も無くなっても、悲しい気持ち悔しい気持ちは、無くなりませんね。

この次は、さつまいもの後片付けもしなくてはなりません。
こちらは、助かっている株がいくつかあることが分かったので、これをどうするか・・・。

そのまま育ってくれば、また必ず奴らがやって来ますから。
かと言って今、電気柵を設置する余裕はないのですよ。

ま、それはそれとして、夕方から雨が降り出しました。
グンと涼しくなりました。
そのまま明日は、一日雨がちのお天気になるとのこと。
そして明日以降、周期的に天気が変わって雨の日も多くなるようです。

営業再開まであと2日、そろそろエンジン始動です。

久しぶりのお湿り

台風通過の影響を受けて今日は曇りがちのお天気、そして一時雨も降りました。
雨量としてはわずかなものでしたが、畑の作物や周りの樹々草花たちは、それはもうホッと一息ついたことでしょう。

気温も午前中は30℃以下で、昨日までの暑さに慣れた感覚では、とても涼しく感じられました。
雨が降りましたので、昨日の畑の片づけはまた別な日にやる事にして、家の中で休養していました。

午後になって雨が上がり吹く風も涼しく、やっぱり外で体を動かしたくなりました。
昨日の畑の片づけは気が乗らなかったので、中島第一圃場のために積んでおいた堆肥を圃場に投入し、合わせて精麦で出たフスマも撒いて、それらをトラクターですき込みました。

ここは、昨年からライ麦を植えて一年一サイクルが回ったところですが、昨年当初に比べて格段に土壌が良くなった感じです。
年々一作ごとに、土壌が改良されて行くよう、これからも手を尽くして行きたいと思っています。

さてさて、お盆も過ぎたことですから、早く涼しくなって仕事も捗り、パンも売れるようになって欲しいな・・・。
お客さまのお顔も見たい・・・。

この夏の暑さは、心身ともに消耗が激しく本当にまいりましたが、涼しくなったら一気に盛り返したいですね。
それまで、もうしばらくの間、休暇をいただいています。

営業再開、8月22日(木)です。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。