投稿者「MIKIO AOKI」のアーカイブ

さあ、明日からまた営業の一週間

休んだような休まなかったような定休日でしたが、明日からまた営業の一週間が始まります。
おいしいパンを焼こうと、すっかりやる気になっています。

酵母がとてもいい匂いを立てています。
あれはもう酒づくりの途中の匂いそのものです。
ブクブクと泡を吐いて、舌に乗せればほんのり甘く、またピリッと辛い。

明日は、食パンと堅焼き黒パンがやや多めの仕込みとなっているので、正直うれしいのです。
腕の揮い甲斐があります。

平日ではありますが、皆さまのご来店を期待しつつ、しっかりとパンを焼いてお待ちしております。

梅雨明けが近づいているようです

雨続きのお天気で、何もかもが湿気っぽくなっています。
布団は干せないし、部屋も湿気っぽいし、そろそろ限界だと思っていましたが、どうやら梅雨明けが近いようです。

明日以降、不安定ながら晴れ間があり、その後日を追って晴れる時間が増えて行く予報になっています。
その分暑くはなるのでしょうが、やはり夏の暑さが無いと体のリズムが狂ってしまいますから、夏の暑さは歓迎です。
尤も、去年のような極端なお天気は勘弁ですけれど・・・。

今日は、曇り空の下で、畑のまわりの草刈りをしていました。
曇りでも気温が高く湿度も高かったので、猛烈に汗をかきました。

でも、川を見下ろす土手の柳の木の木陰で、風に吹かれながら一休みしていると、それはもう極楽のような時間でした。
いや、よかったです。

早や一週間が過ぎ・・・

いやはや、時間が経つのが早いこと!
食工房の営業の一週間が終わり、明日と明後日は定休日です。

けっこう中身の濃い時間が過ぎたはずですが、逆に何もしていないような気になるのが不思議です。
少し休息が必要かもしれません。
本当の意味での休息が・・・。

明日はどうしようかな・・・。
予定と言うか、やるべきことは沢山あるのだけれど、欲張れば疲れるだけだし。

否、明日になってから決めましょう。

良い仕事をするために。

じゃがいも80kg

高野第二圃場

まずはじゃがいもを植えました。


shokuko-farm

雨が降らなくても、じゃがいもはここまで育ちました。
少雨を見越して、種イモを深く埋めておきました。
しかし、種イモからスタートするのは、何にしても有利です。


麦ラボ

すぐ隣に植わっているじゃがいもは、今年もいい調子です。
種いもを選りすぐったのが正解だったようです。

今日は午前中、ジャガイモの収穫をしました。

これはあくまでも自家用で、食工房のパンや焼き菓子の材料にするものではありません。
尤も、これはと思える良いアイディアが生まれた時はその限りではありませんので、しっかり研究心を沸かせて4種類の品種を作付けしました。
ワセシロ、ダンシャク、トヨシロ、ピルカ、それぞれ特長があり、今回はそれもよく分かって面白かったです。

画像を見てお分かりいただけると思いますが、長さにして5~6mほどの畝を4筋、植えた種芋の数は60個くらいです。
そこから、正確ではありませんが80kgを下らないじゃがいもを収穫することが出来ました。
そして量が満足だっただけでなく、質も良く大きさが揃っていたこともうれしい結果でした。

今年のじゃがいもは、こちらで畑をやり始めて以来最高の出来でした。
この結果を得るために留意したことなどを書き留めておきます。

先ず、種芋の選別は徹底的にやりました。
大きさだけでなく健全性を見ました。
病気などが入っていないかについても、よく観察しました。

一方圃場は、元肥として完熟堆肥をたっぷり投入しました。
次に、生育が揃うよう、また少雨でも持ちこたえられるよう、種芋を植え付ける深さを幾分深くしました。

それから、間引きは一株3本程度残すのを目安にしました。
その後追肥(元肥と同じ完熟堆肥)を施し、除草を兼ねて土寄せをしています。

また、生育当初から早速テントウムシダマシがやって来て食害を及ぼし始めましたので、見回りと捕殺を日課として食害を防ぎました。
ある程度成長してからは、虫の害も減り、ほとんど構うことは無くなりました。

一方、晴天続きで雨が降らず、気温も高めの時期が続いたため、追肥の効きも今一つで成長も鈍り、このまま終わってしまうようでは残念なことになると思っていた矢先、一転して低温多雨の日が続くようになり、元気を取り戻したじゃがいも君たちは、待ってました!という勢いで成長を遂げました。

当然、畝間には雑草も出て来ましたので、折々に手で引き抜いて除草していました。
そして生育期も満了の今月半ばを過ぎる頃から、次々と葉が枯れ始め収穫期を迎えました。

これらの対応とお天気の移り変わりが、この収穫に結び付いたと考えています。

麦にはハラハラのお天気模様でしたが、じゃがいもには必ずしも悪くないお天気でした。

雨が続きます

今度は九州の西の方で大雨で避難勧告だとか。
このところ、雨の度にどこかで災害発生、避難騒ぎになります。

こちら東北会津では、いまのところまだそこまでの豪雨に見舞われていませんが、それにしてもよく降ります。
そろそろ梅雨明けも近づく頃ですが、その頃に東北で豪雨という例は少なくないので、油断は出来ません。

我が集落では、すでにお知らせしたとおり大規模な山崩れが発生していて、今、現場の調査が行われているところです。
もし今後大雨があれば、さらに山崩れが広がる恐れもあります。

現場には監視カメラやGPSセンサー、地滑りセンサーなどによる、24時間監視体制が敷かれています。
まあまず人家に被害が及ぶことは、考える必要が無い状況ですが、道路の通行には支障が発生するかも知れません。

とりあえず明日は、曇りくらいまで回復するようですが、その後また雨模様の予報になっています。
しかしお天気に文句を言っても仕方がないことで、際どいタイミングで麦の収穫が終わっていたことに、心の底から安堵する私です。

今日は、ライ麦とスペルト小麦の食味テストをするために、先ずライ麦を製粉しました。
追って間もなく、スペルト小麦も製粉します。
製粉した後3週間ほどシーズニングをして、それからパン焼きです。

8月の初めには、定番品のパンのいくつかを自家生産のライ麦とスペルト小麦のバージョンにして、一度店頭にお目見えさせようと思っています。
皆さまにも味を見ていただきたいと思っています。

今日製粉したライ麦から上がって来る香りを嗅ぎながら、「うん、これは悪くないゾ!」と確信しましたから、おいしいパンになってくれることと期待しています。

麦は、一旦雪室へ

我が山都町には、その名も「雪室」という農産物低温貯蔵施設があります。
その名の通り、降雪期に500トンに及ぶ雪を貯蔵して、それが融けるまでの間冷媒として使います。
夏の間はさすがに間に合いませんので、電力によって冷却します。

町の農家は、ここを積極的に活用して、米やそばなどの品質維持を図っています。
私も、収穫した麦を雪室にあずけることにしました。

何しろ収穫直後に暑い夏が来るのですから、虫による食害やカビの発生、そうでなくても品質は劣化しやすいのです。
そこで、10月を過ぎて気温が十分下がって来るまで雪室に置いて、必要な量だけその時々に出庫することにしました。

利用料は、米を30kg入れるクラフト紙の袋単位で1袋3円/日(6月1日~10月31日)です。
そんなに高くもなく、品質保持のためなら納得出来るコストです。

今日は、ライ麦8袋とスペルト小麦11袋を入庫して来ました。
その他手元に少し残してありますので、こちらは食味テストをするために使う予定です。

そしてこの夏を過ぎる頃から、食工房自家生産の麦を使ったパンが、定番品としてラインアップされることになります。
どうぞお楽しみにお待ちください。

さてそれはそれとして、明日もまたパンを焼きます。
幾人かの方から、ご注文もいただいています。

お天気はあいにくの雨のようですが、皆さまのご来店をお待ちしています。

雨模様の下、野菜が育ちます

麦刈りも終わって一安心のところに、ザーザーと雨が降ります。
全くのところ冷や冷やものの一ヶ月近くでしたが、その雨のおかげで野菜は本当に良く育っています。
日照不足では・・・と思いますが、会津では案外日差しもあったってことなのですね。
まあ、麦がセーフだったのですから、それもまた不思議なことではありません。

このところ家庭菜園では、きゅうりが成り始めたと思ったら、たちまち食べ切れないほどのラッシュです。
なすも近いうちに次々実が大きくなります。
いんげんも間もなく食べ頃になり、それからしばらくの間楽しめます。

高野では土が合わないのか、一向に実が入らなかった枝豆も、今年初めて自家製のものを食べられそうです。

そしてとうもろこしが素晴らしい成長ぶりです。
今年は水がたっぷりかかっていますから、丈も伸びて今までにちょっとないくらい立派です。
実も成り始めていますから、獣にやられないように囲わなくてはなりません。

食工房の作業場の窓を開ければ、これらの野菜たちの成長の姿を目の前に見ることが出来ます。

そうやって元気を出しながら、今日もパンを焼いていました。
そのうち、皆さまにおすそ分けが出来るようになればいいなと、上の娘が毎日毎日丹精しています。

明日は、またパンを

スペルト小麦

小麦丸

二日間の定休日が終わり、明日はまたパンを焼きます。

この二日間、麦、麦また麦でした。
刈り取り、脱穀、乾燥、精麦、製粉・・・。
すべてパンに通じる道筋、一つ一つが大切な工程です。

そしてもう一つが酵母です。
こちらは、室内でいつも静かに仕事しています。
世話をする私たちのコンディションに敏感に反応しますので、畑の麦以上に気が抜けません。

明日は、この二つが出会ってパン生地になります。
そして最後に、オーブンで焼かれてパンになります。

長い物語の最終章みたいな時間です。
あるいは卒業式・・・。
有終の美を飾れるよう、最後まで手を尽くすのが私たちの役目です。

そしてその先があります。
そうです!皆さまのお手元に届き、食卓に並びお口に運ばれるまで、この物語は続きます。
そこで皆さまに満足していただけたら、この物語は完結です。

そしてまた秋、私は一粒の麦の種を播いて、新たな物語を始めるというわけです。

お天気が味方に

麦ラボ

1人で20人分の仕事をするコンバイン。
ものすごい埃が舞うので、マスクは必須。
藁を切り刻んで排出するカッターが付いていましたが、スペルト小麦の藁は特別硬くしかも少し湿っていたため、刻むことが出来ませんでした。

今日は、曇り空の一日になるとの予報でしたが、午前中は晴れ間があり日差しもありました。
気温も上がり、麦畑は昨日に比べて格段に乾燥していました。

明日以降また不安定でその先はしばらく雨がち、しかも台風の影響もありそうとのこと、今日を逃したらスペルト小麦を刈るチャンスはもう無いということで、午後から刈り取り作業にかかりました。

実のところ午前中は、機械(コンバイン)の掃除に手を焼いていました。

昨日までライ麦の脱穀作業でしたから、機械の中はライ麦のノゲや空になった穂や茎などがギッチリ詰まっていました。
マニュアルを見ながら外せるパーツはすべて外して、空気圧で詰まったゴミを吹き飛ばしました。

これを徹底的にやらないと、機械の調子も悪くなりますし、残っているライ麦粒が後に作業するスペルト小麦に混ざってしまいます。
種類の違う穀物を幾つも作るのは、実は見えないところで大変な手間がかかるのです。

たいていの米農家さんはそれが嫌で、モチ米でさえ敬遠するほどです。
麦なんかとんでもない!のですね。

うちは米は作りませんので麦だけですが、種類の違う麦を3種類以上作付けしていますから、手間のかかる機械の清掃を最低3回やらなくてはならないというわけです。
でも、手で刈って足踏み脱穀機で脱穀して唐箕で選別していた昔のことを思えば、はるかに楽で効率的なのですから、掃除に時間がかかるくらいで文句を言っていたらどうにもなりません。

それに、そうやって頻繁に機械の中を開けるので、不具合があればすぐに発見することも出来ます。
結果的には、調子良く動いてしかも寿命も延びることになります。

さて、整備も終わったコンバインを圃場に移動して作業開始しました。
刈りながら同時に脱穀もしてしまうコンバインという機械は、まったく凄いですね。

その作業の速さに感激しましたが、ふと見ると取り込んでいるはずの麦粒が大量にこぼれています。
コンバインが走行した後ろには、まるでわざわざ種まきしたように麦がバラまかれているではありませんか!
驚くやらガッカリするやらで、頭を抱えてしまいました。

ところが、上の娘の「まるで底が抜けているみたいだね~」の一言に、我に返りました。
そう言えば・・・、下回りを点検して目が点になりました。
清掃のために開けた蓋が、二箇所閉まっていないではありませんか!

実はこれを閉める前に昼食に呼ばれて、あとに回したのがいけませんでした。
忘れちゃうんですよ。
これが・・・、歳なんですね。

その蓋をしっかり閉めて作業再開。
あとは問題なくあっという間に、圃場に残っていた麦は一本残らず無くなりました。

そして後片付けも終わった夕方になって雨が降り出すという、全く際どいタイミングでした。
でも終わっていて良かった!
今日は、お天気が味方してくれました。

明日と明後日は、定休日です

食工房の営業の一週間がまた終わりました。
今週も、多くの皆さまのご来店とご愛顧に、改めて感謝を申し上げます。

毎度申し上げておりますが、明日と明後日は定休日となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

本日は、畑に残っていたライ麦の脱穀が終わり、乾燥機に入れることが出来ました。
中島第一圃場のライ麦は、第二圃場に比べてずっと状態が良く、これは主に土壌の違いによるものですが、収量も面積割にすれば2倍近くにもなっていそうです。

来年の種用のライ麦は、第一圃場のものからさらに状態の良いものを選別して使うことにしました。
種子用は機械乾燥にかけず、天日に当てて自然乾燥させた後、目視で一粒一粒選別します。

選別が終わったら、虫が付いたりしないよう、またエネルギーの消耗を少なくするため、冷蔵庫にて保存します。
重量にして5kgもあれば足りますが、一応10kgくらい用意します。

今日はその分を取り分けて、あとは乾燥機に入れました。
正確に計量していませんが、120kgは下らないと思います。
面積は第二圃場より少なくても、収量は逆に多いくらいです。

これでもうあとはスペルト小麦だけになりました。
明日、コンバインを稼働させて刈り取り脱穀を一気に終わらせる予定です。