投稿者「MIKIO AOKI」のアーカイブ

取り敢えず出来ることをして

今日もまだ、コンバインの修理依頼への対応がありません。
業者さんも忙しいのだろうと思いますが、いささか不安になります。

今日は、先日刈り取り作業を始めたところで中断を余儀なくされたデュラム小麦を、バインダーで刈り取り、稲架にかけました。

中一日べったり雨を挟んでしまったため、状態は著しく悪くなっていました。
麦の刈り取り適期は、ほんの一瞬のうちに過ぎてしまうということがよく分かりました。

それでも、そのまま刈らずに置いたのでは、さらに酷いことになるのは間違いありませんから、最悪の事態はとりあえず防いだと言えます。
あとは、出来るだけ早く脱穀乾燥することです。

で、毎年思うことですが、日本国内で麦を作るにあたって一番の課題は、収穫期が梅雨の時期と重なることです。(梅雨のない北海道だけは例外です。)
大麦は、だいたい5月の内に収穫が終わりますのでまだしもいいのですが、小麦は6月にならないと収穫出来ませんので、運が悪いと雨にたたられて著しく品質を落とすことになります。

そのために、短時間で作業をこなせるよう十分な機械力を用意しておくこと、コンバインと乾燥機は必須の機械設備になります。

今、もう一台別な機械を手当てしたいと考え、検討中です。
と言っても潤沢な資金があるわけではありませんので、中古機の出物がないかオークションサイトを当たっています。

中古機は、出たとこ勝負ですので、こちらの希望に100%合致するものはまず見つかりません。
悩みに悩んで、それでも外れを引いてしまうこともあり得ます。

本当は新しいものを入手したいところですが、今はとても叶う望みではありません。

とにかく、早く修理の目途が付くことを願っています。

明日と明後日は定休日です

いろいろな事がありましたが、長いような短いような営業の一週間が終わりました。

食工房は、明日と明後日の2日間、定休日です。

店は営業しておりませんので、お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

コンバインの修理の目途は未だ立っておりませんが、明日からとりあえず出来ることを進めて行きます。
麦は、バインダーで刈って、稲架にかけておくことにしました。

尤も、全ての麦をかけるだけの用意は出来ませんし、時間も体力も足りませんので、出来るところまでということになります。

その間に修理が完了するか、あるいは別な機械が手当出来るか、どうなるか分かりませんがすべての可能性に当たって見ます。
その上で、ダメならダメで仕方がありません。

しかし麦の出来はとても良いので、無駄にしたくはありません。

ま、がんばります。

妙案なく一日が過ぎる

正直、まだ昨日のショックは後を引いています。
今日は、食工房の仕事に集中していたから良かったものの、これと言って妙案は浮かびません。
取り敢えず明日になって、修理の問い合わせをするのが、最初の手順と言うことになります。

直ってもまた壊れると言うことも考えられますから、出来ればもう一台手当しておかなければならないと思っています。
農機具に関しては、予備機は必要なのですね。

それはそれとして、相変わらずクマの出没の方も止まりません。
どうも、高野地内の一角に隠れ場所になっているところがあるようです。

どうやってその場所を奪還するか、例えば冬眠の間がチャンスですが、うまく行くでしょうか。

とにかく、出会わないことに細心の注意を払って行動しなくてはなりません。
だったら、そんな場所に行かなければいい!と言うわけにも行きません。
そこは、私にとっても他の方にとっても、作物を育てている圃場がある場所、つまり仕事場ですから。

コンバインの破損のこと、クマ出没のこと、麦のこと、あれもこれも悩ましくて落ち着きません。
ストレス、溜まりますねぇ・・・。

万事休す

本日は、パン焼き作業の後、予定通り麦刈りに臨みました。
高野圃場のデュラム小麦です。

一昨日の上首尾に気を良くしていましたから、コンバインの点検注油も念入りに行い、準備万端で作業開始しました。
麦の熟度もちょうど良く麦わらもよく乾いていて作業は順調に始まりました。

ところが最初の一周を回り終えようと言うところで、突然刈り取りと脱穀が止まってしまいました。

走行移動は出来るので、これは一体何が起こった?と思い作業を中断して確認したところ、2番スロワーと言う構成パーツのシャフトが折れてプーリーが脱落していました。

まさかの重大損傷に成す術も無く、本日の作業は終了を余儀なくされました。
加えて今回の損傷は私の手には負えず、業者に修理を依頼しなければなりません。
今日は土曜日でしたから、週明けまで待たなければなりませんし、修理に何日かかるかも分かりません。

今回のような損傷がいつか起るかも知れないという予感が、実はありました。
それは、麦刈り作業が米に比べて比較にならないほど負荷が大きいからです。

そのために、いつもいろいろな機能をキャンセルしてもなるべく負荷を軽くするよう配慮していました。
それでも一昨日のように安全ピンが折れるようなことがあるわけで、私も今回ばかりは観念せざるを得なくなりました。

さあどうする!?
圃場の麦は、次々刈り取り適期がやって来ます。

そして明日は雨。
まあ明日は、食工房の仕事に打ち込むしかないので、かえって気が紛れるかも知れません。

それにしても・・・。
今日の私、いささか凹んでおります。

クマ3頭次々と!

獣害対策

先ず初めに現れたのが、巨体のクマ。
肩幅の広さ、同の太さが、他のクマを圧倒している。


獣害対策

胴回りの太さが桁違い!
4年前初めて確認した時から、「タル」という名前を付けている。


獣害対策

胴の大きさに比して頭の大きさが小さく見える。
それだけ体格のスケールが大きいということ。

獣害対策

次に現れたのは、多分度々現れているオスと思われる個体。
これでも十分大きい。


獣害対策

このクマは、4年前に初めて出没を確認した個体で、「ぱんく」と呼んでいる。

獣害対策

この個体は、子グマを失った母グマと思われる。


獣害対策

他の2頭に比べて毛色が薄いこと、内股の毛が白っぽく見えるのが特徴。

獣害対策

今回の映像は、すべてp8_1cam が捉えたもの。
画像クリックで拡大します。

昨夜というか、日付が変わってすぐから、高野地内に時間をおいて3頭のクマが次々と現れました。

3頭のうち2頭は、これまでにもこの場所に出没していた個体ですが、最初に現れた巨体のクマは初めての出没です。
昨年、一ノ戸川の辰ヶ原橋の近傍で川を渡って行き来していたことが分かっており、トレイルカメラもその姿を捉えています。
元々この個体は、こちらの場所にも経歴があり、出没には何ら不可解な点はありません。

それよりも、この個体を含めて3頭もの成獣が入り乱れて出入りしていることは、この場所と周辺がどれほど危険な場所になったかを示しています。
近くには人家もあります。

今日は役場に行きましたが、担当は休暇中とのことで、直接話は出来ませんでした。

さあ、この事態をどうするか、当集落全体の問題として取り組まなくてはなりません。
近々、今日の情報を回覧するつもりです。

それはそれとして、明日はパン焼きの土曜日です。
いつも通り、仕事はします。

加えて明日は、麦刈りも予定しています。

南部小麦刈り取り終了

麦ラボ

中島第4圃場 南部小麦
チョコレート色の穂先が特徴です。


麦ラボ

南部小麦近影
多収品種ではありませんので、見た目からすると意外に収量が出ません。


麦ラボ

刈り取り前の最終チェック
ぴったり!刈り取り適期と判断しました。
あとで水分計で計測したところ、12.9%でした。

予定通り、パン焼きの後麦刈りをしました。

全体としては順調だったのですが、途中麦わらが詰まって機械が止まってしまいました。
無理をして決定的な損傷に至らないようにするための安全ピンが折れていました。

部品さえあればすぐに復旧再開出来るので、あちこち電話して探したところ、会津管内に複数あるメーカーの営業所の一つが在庫を持っていることが分かり、幸い近かったので一っ走りすっ飛ばして部品を入手して来ました。

修理時間も入れて2時間ほどロスしましたが、無事再開に漕ぎつけ日が暮れるより前に終了することが出来ました。

農業をやるのに、機械のお世話になることはしばしばで、しかも農業機械は作業の性質上負担が大きく故障や損傷は毎度のことです。

私は、自分が好きな道ですから、機械とのお付き合いはむしろ楽しくやれています。
まあでも、今日はラッキーでした。

ちなみに収穫量は昨年よりはずっと多く、娘たちとも親指を上に立てて顔を見合わせました。

さて、これがどんな性質の小麦粉になるか、楽しみです。

パン焼きと麦刈り、並行して作業

麦の収穫期、いつもお天気が微妙で苦労しています。

明日は、南部小麦を収穫したいのですが、まずはパン焼きです。
私は、早朝からお昼過ぎまでやって、あとを娘たちに任せて麦刈りに取りかかります。
配達も娘に頼んで、そのまま畑一枚分の収穫を終わらせる予定です。

南部小麦は、昨年までバインダー刈りで稲架干ししていましたが、登熟がきれいに揃っているようですので、コンバインで収穫することにしました。
使わないで済む稲架の材料は、ライ麦やデュラム小麦のために使います。
ちょうど良い計らいになります。

もちろん、パン焼きが手抜きになるようなことはありません。
自分で作った麦が、おいしいパンになることを証明しなくてはなりませんからね。

今週も道の駅あいづ山への納品があります。
暖かくなって来ましたが、ご注文が減る気配は今のところありません。

ありがたいことです。
一層気を引き締めてがんばります。

本店でも、皆さまのご来店をお待ちしています。

ちなみに、ぼうしパンは店頭販売限定品です。

トレイルカメラ映像まとめ

一昨日、昨夜、今朝方早朝未明、高野地内にずっとクマが出没しています。
そしてイノシシも同時に出没です。
取り敢えず映像をアップしました。
まだ全部ではないので、この後追加して解説を加えます。


6/15深夜00:30、一頭のクマが現れた。
このところの餌場になっているクワノ巨木に向かっている。

この個体は、体格、毛色、歩き方などの特徴から、親子グマ3頭連れの母グマと見られる。
6/11深夜に子グマ2頭を連れて同じルートを歩く姿が捉えられているが、6/12深夜にオスと見られる大きなクマが同じルートをやって来た後、4日間クマは現れなかった。
6/15深夜になって久しぶりに現れたこの個体は、子連れではなかった。
推測の域を出ないが、オスに食われた可能性が高い。
ちなみに、件の子グマを二年子で今年親離れすると申し上げたが、どうも見立て違いで当年子だったようだ。
カメラの画角の関係で体の大きさを見誤った可能性がある、
子グマの足跡はキツネほどしかなかった。

明け方、どこかに向かって戻って行く姿が捉えられた。


それから日中を挟んで6/15の21:55、件のオスと見られるクマが現れた。

5時間後の03:11にも同じ方向から現れたので、この間あたりを徘徊していたものと見られる。


獣害対策

近接して2ヶ所に設置しました。
画像クリックで拡大します。

麦刈りが始まります

麦刈りのタイミングを見計らっています。

全体的にはまだ時期尚早なのですが、この地のお天気の推移により倒伏が激しくなる場合は、部分的に早刈りして稲架にかけて追熟させながら乾燥することも考えています。

今日の午後、一部のライ麦を早刈りするために、稲架を作りました。
明日のお天気が微妙ですが、降りさえしなければどんどん刈り進めようと思っています。

皆さまに麦秋の写真もお見せしたいのですが、カメラを回す余裕があるでしょうか。
いつもなかなか難しいのです。
ま、明日になって見なければ分かりません。

ところで、昨日も一昨日も報告していませんんが、相変わらずクマが出没しています。
特に、高野は半ばクマエリアになった感があります。

奥の方は危なくて、入って行っても車から降りるのは、ちよっと勇気が要ります。
それでも、ここは人家も近いし、必ずや奪還しなくてはならない場所です。

早く熊を獲って欲しいです。
ややこしい法律が無ければ、とっくに自分で手を打って何とかしています。

ご来場、ご来店御礼

本日は、予定通り会津坂下町まで「べこ乳マルシェ」に出店のため出かけました。

昨年同様お天気にも恵まれ、早々から沢山の方がご来場になり、午前中の一時は会場に人が溢れるほどになりました。

このイベントの特徴として、小さいお子さま連れのご家族が多くいらっしゃるということがあります。
ですから、年々お子さまの年齢の推移により、お出でになる方の顔ぶれが変わっていくわけです。
ずっと出店し続けている私たちは、それなりに年を取っていくのですが、お客さまはいつも小さいお子さま中心です。

今日もやっぱり「ひばりのパン」が人気を集めていたようです。
ひばりのパンを手に取り、そーっとそーっと大切そうに撫でている子がいて、思わずお顔がほころびました。
沢山用意していたにも関わらず、ぼうしパンと共に一番先に完売しました。

また来年は、どんな方々にお会いできるでしょうか。
来年もきっとまた出店したいと思っています。
本日お出でくださった大勢のお客さま、本当にありがとうございました。