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明日から2月

一年のうちでも最も寒いのが今頃です。
しかし、暖冬と言われるこの冬、今日は風もなく日差しの明るい暖かな一日でした。
午後のひと時、表に椅子を出して座り日向ぼっこを楽しむことが出来ました。

明日から2月ですが、この後本当に早い春がやって来るかも知れませんね。
上の娘の言うことには、植物たちの緊張感がいつもの冬と違ってずっと緩いのだそうで、春が早いのは間違いないようです。

獣たちの活動も活発になるでしょう。
そう言えば今日、近くの林でキツツキのドラミングが聴こえていました。
やっぱり春が近いのですね。

ま、再び寒い日があるにしても、平均すればどんどん暖かくなって行くのでしょう。
それならそれで、こちらもそのような対応をして行けば良いので、今日は外を見回りながら外作業の段取りを考えていました。
実際、体の方もスイッチが入ったのでしょうか、いろいろ動きたくなっているのですね。

さて、そのような気分で、明日はまた定休日明けのパン焼きです。
明日は、仕込み量が最近では最大量になります。
「道の駅あいづ」さんのご注文が効いています。
不備の無いよう、しっかり気合を入れて臨みます。
そして、皆さまのご来店をお待ちしております。

トレイルカメラ設置

獣害対策

画像クリックで拡大表示します。

冬の間、雪に埋もれてしまうこととチェックしに行けないなどの理由で、引き揚げて来ていたトレイルカメラですが、この冬は雪が少なく早くもクマが歩き回っているかも知れない状況の下、トレイルカメラの設置を再開しました。

今日は、これまで設置したことの無い集落の外れの耕作放棄地が広がる場所に1台設置しました。
残雪の上に獣の足跡が幾つも重なるように見られる、出没の可能性が濃厚な場所です。

先日、この場所で熊のものと思しき足跡を発見しています。
ひよっとすると、すぐにもクマの姿が撮影されるかも知れません。

ここは、人や車も通る農道ですが、獣たちも何の遠慮もなく日常的に利用しているようです。
ほとんど人の来ることの無い冬の間は、なおさらでしょう。
何が映るか、楽しみと言えば楽しみです。

さて、明日と明後日は、食工房は定休日です。
店はお休みですので、お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

クマが歩き回っているらしい

この冬は、北海道も含めクマの生息地では、冬眠しないまま活動し続けるクマの姿が目撃されています。

以前にも申し上げていますが、クマの冬眠は本当に眠っているわけではなく、ただ休息しているだけなので、必要があればいつでも活動できるのですね。
ましてや暖冬で雪が少なく、食べるものにもありつけるとなれば、籠っている必要がありません。

で、正月のころでしたが、冬枯れで見通しも良くなり歩きやすくなったこのあたりを探索していたら、真新しいクマの糞を発見しました。
まさか・・・と何度も疑いましたが、どう見てもごく最近に落とされたものに間違いありませんでした。
それも特大でしたから、落とし主も特大サイズのクマなのでしょう。
中身は、クルミがほとんどで、殻ごと嚙み砕いて喰ったようです。

そして今日は、別なところで足跡を発見しました。
所々残っている雪の上にはっきりと形が残っていて、横一列に並んだ指の跡と縦横比とその大きさから、子グマ(二年子)の前足のようでした。

そしてそれより大きな足跡の上に重なっていたことから、母グマの足跡をなぞるように踏みながら歩いたのではないかと見られます。
ずっとどこまでも逸れることなく二つの足跡が重なっていましたから、親子グマが歩いたことは確かなようです。

いずれも写真を撮るのを忘れたため証拠をお見せ出来ませんが、近々さらにまた何か発見するかも知れませんので、撮影を忘れないようにしたいと思います。

ただ、そういう現場に遭遇すると極度に緊張しますので、写真を撮るという余裕がないのですね。

今日は二つの現場それぞれの場所で、ごあいさつにロケット花火を一発ずつ鳴らしておきました。
きっと聞こえたと思います。
そして、人間が近くにやって来た!と思ったことでしょう。

そこで何らかの反応があるかどうか、細かく観察していなくてはなりません。
獣たちを相手に、安全はタダでは手に入らない!そういうことだと心得ています。

雪が少ないのがいいとばかりは言えない

雪国の人たちは、皆口を揃えるように「この冬は、雪が少なくていい。」と言うのですが、麦畑の様子を見ていると、そうとばかりも言えないぞと思うのですね。

今冬は、あろうことか根雪になりません。
雪が降っても、次また降るまでにあらかた融けて消えてしまうのです。
温暖化で雪質も変わり、みぞれ混じり雨混じりだったりするので、それも良くありません。

麦も雪の下に隠れたり出たりを繰り返しています。
圃場は、ビシャビシャで所々水たまりも出来ています。
もともと田んぼだったところを転作していますので、水はけが良くありません。

土壌改良をしていますが、地形的な制約は如何ともし難いのですね。
まあ仕方がありませんが、麦の出来には多少の影響があります。

冬になったらドッと降って根雪になり、春になったらサッと融けて乾いてくれるのが理想です。
まあそんなことを言っても始まりませんので、祈る気持ちで見守っています。
この先どんなお天気模様になるのか、春を迎えてそして夏に向かう頃、ひたすら順当であることを願う私です。

さて、食工房は、明日と明後日は定休日です。
時間が経つのが早くてまいります。

まあでも、獣たちも今のところ静かだし、少しは休めるかな・・・と思っています。

サルの糞尿

昨日のサルは、今日は再び藤沢橋を渡って高野方向に移動しました。

数が多いので、面で移動して行ったようで、一部は国道を歩いてその後背後の山に上り、また一部は高野に回って柿や畑の野菜の残りを食い散らかした後、お墓の山から電線伝いに背後の山に移動し先に行った群に合流したようです。

昨日の夜からみぞれまたは雪のお天気だったので、地面は残雪に覆われ、今日の足跡だけを容易に確認することが出来ました。

そして辟易したのは、そこら中に垂れ流した糞尿の跡です。
白い雪が小便染みで黄色く染まった場所が、それこそ足の踏み場もないほど沢山ありました。
いやはや、残雪の上だから分かったようなものの、ただの地面だったらほとんど分からなかったでしょう。

これを見て思いました、私、山の中はそこら中いろいろな獣たちの排泄物で汚染されているのだと。
感染症、寄生虫、何でもありですね。
草むらに寝っ転がるなんてことは、もう出来ません!

猿どもを追って、山の中まで入りましたが、そうしたものを踏まないように歩くのは、よほど大変でした。
もし転んだりしたら、考えただけでも吐き気がします。

さすがに今日は、役場に行って駆除して欲しいと申し入れましたが、なかなかそれが出来ないのです・・・との返事、分かってはいましたが、埒があきませんなぁ・・・。

もはや花火では限界です。
何か、痛い目に遭わせる方法を講じなくては・・・と、頭を悩ませる私です。

サル、居座る構え

昨日何処に行ったか分からずじまいのサルでしたが、今日、相川会館のある高台から松坂地区に電線を伝って渡る姿が目撃されました。

日没前の動きで、松坂の住宅裏の山に入り、今夜はそのまま逗留する模様です。
何発かロケット花火を打ちましたが、山の中まで追って行くことは出来ず、今夜はサルに居座られることになってしまいました。

出来ることなら、明日の夜明け前に現場に行って夜明けと同時に山狩りをすれば、追い出すことは出来るでしょう。
しかし、それもまあ大変な労力なわけで、明日の朝になって見なければ、やる気が起きるかどうか分かりません。
現場直近の住民の方に、ロケット花火の発射管を渡しておきましたので、手持ちのロケット花火を使って威嚇してくれるとありがたいのですが。

実は、威嚇追い払い用の爆音煙火は、最近の需要の急増で品不足らしく、支給数がグンと減ってしまい到底間に合いません。
それに、3連発や5連発は、パターンを学習されてしまっていて、とっくに無害であることを見破られています。
ですから、単発のロケット花火の方がまだいい場合もあるのです。

それにしても、サルの奴らはもはや人馴れしていますね。
私のように、速攻で対応し執拗に追い回す人間以外は、全く警戒していません。
そして人里にある果樹や畑の作物を当てにしています。

一刻も早く、集落ぐるみの追払い体制を構築したいところです。
近々、回覧板作戦の第2弾を考えています。

さて、肝心の業務にかかわる情報が手薄になっています。
これもまた深刻な獣害の影響とお察しください。

食工房、明日と明後日は定休日となっております。

サルの出没続く

今日また高野圃場にサルが出ました。
現行犯を目撃したわけでは無く、たまたま見回りに行って出没の証拠を発見しました。

今日のは、相当な数でやって来たらしく、広い範囲が猿の足跡だらけでした。
ちょうど雪の後だったこともあり、足跡はとても明確に指の一本まで確認出来ました。
大きいのや小さいのもあり、子猿も相当な数いたことでしょう。

柿の木に残っていた柿の実や畑の白菜などに酷い食害が見られました。
足跡を追って見ると、国道を渡って背後の山の中まで足跡だらけでしたが、もうすでにサルは遠くに去った後のようでした。

今回も、誰も気が付かず何の対応もないまま、サルに好き放題させてしまいました。
そして、どうも関わっている群れが一つだけではないらしいことも分かって来ました。
複数の群れが交互に現れているらしいのですね。
だとすると、なかなか厄介な状況です。

それから直接確認したわけではありませんが、行政の方では、サルに関しては基本的に駆除はしない方針らしいのですね。
どうしてでしょうかね?
人身に危険が及ぶことがほとんど無いからでしょうか。

いやいや、獣害を甘く見てはいけませんよ!

獣たちとの関りでまず一番のリスクは何かといえば、感染症と寄生虫です。
特に、サルなど哺乳類は、我々人間に近い種ですから、人体への感染は現実に起こっています。
サルが出没した後の地面や触ったであろう物すべてが感染源です。

その次は、生態系への影響です。
ほんの一例ですが、サルやイノシシが増えたせいで、このあたりではヤマユリが姿を消しました。
同類のヒメサユリも同じ運命です。

サルは、花を好んで食べますし、球根も掘り出して食べます。
イノシシは言うに及ばす、周辺の土壌ごと根絶やしにしてしまいます。

以前にも触れましたが、小鳥や小動物たちがどれほど迷惑しているか知れません。
これはもう環境破壊のレベルです。

さらにその次に、農作物への被害があります。
これは、電気柵などで防ぐことは可能ですが、完ぺきではありません。
農作物の食害は、結果的に野生動物に餌付けすることになりますから、二重に厄介です。

それから次に、人間そのものへの危害です。
サルは、体格こそ人間より小さいですが、体力は人間の及ぶところではありません。
本気で襲いかかられたら、太刀打ちできるのは体力に自信のある成人男性だけです。

ですから、サルの数をやたらに増やしてはいけないということが、お分かりいただけると思います。
否、正直な話、狭い日本、サルが一匹もいなくなったところで、何も不都合はありません。

私が生まれ育った四国の山奥の小さな村でも、昔はサルがいるなんて見たことも聞いたこともありませんでした。
何もそれで困ったという話もありませんでしたが、逆に最近はサルが増えて悪さに手を焼いているという話です。

動物愛護なんていう話は、我々人類の生存を取り下げてまでするものではないでしょう。

私はそう思いますが、皆さまはいかが?

獣害に休みなし

ここ一週間くらいの間、サルの姿を見ていません。
少し離れた別の集落の周辺で見かけたりしていますので、こちらに回って来るのはしばらく先のことだろうと思っていました。

ところがほんの数日前のこと、当集落の松坂地区で住宅の脇の野菜畑が荒らされました。
サルの仕業だったそうです。

当日は、家人は出かけて留守、直ぐ近所の方も留守、他に近くに対応出来る人もいなかったため、誰も気が付かないうちにすっかり食べ尽くされていたとのこと。

うーん・・・、これは何とも歯痒い状況です。
用があって出かけることは、誰だって何時だってあることですから、誰も対応出来ない隙が生まれることは当然起こります。

そんな時に獣が侵入すれば、何の抵抗にも遭わず、まんまと餌にありついてしまいます。
結果、悪い学習をさせてしまうことになります。

今後の課題として、どんな時でも誰かが対応出来るような協力体制を構築したいと考えています。
難しい課題ですが、それをしないと獣害対策も前に進みません。

一方、人材の確保はさらに難しいかも知れません。
私を含め皆高齢者が多く、若い方は女性も含めお勤めに出ている方がほとんどですから、日中は家に居ません。

今後、行政主導で獣害対応を専従でやる部署の創設、職員の配置、さらに協力する市民への報償などが実現すれば良いのにと思います。
と言うか、多分その方向に進まざるを得ない状況になるでしょうね。

そのための機運を盛り上げるために、何の見返りを期待せずとも、いろいろ手を尽くしている私です。

寒さが増しています

天気予報

この先一週間の天気予報

昨日の夜から風向きが変わって、寒さが増して来ました。

それでも今朝までは雪にならず、強風に乗って横殴りの雨が吹き付けていました。
そして今朝から雪に変わり、午後にはあたりが白くなって来ました。

明日の朝まで雪が降り続くようです。
その後は一週間先までずっと寒い日が続き雪も降るようです。

これでもう、冬支度で間に合わなかったことも、すべて諦めてかえって気が楽になるというものです。

ご来店の皆さまには、早速ポイント2倍を適用しています。

さあ、今年も残すところあと半月を切りました。
しかし、それでもまだ実感が希薄です。

何なのでしょう?
多分このまま12/31になり、いつもと変わらぬ今日と明日で正月を迎えることになりそうです。
でも、年越しそばとおせち料理だけはやりますけどね。

★シュトレン~残り2個になりました。

ロケット花火発射管

定休日の今日、お昼過ぎまで雨模様でした。
予定通り朝寝をして、午前中は大したこともせずに過ぎてしまいました。

午後は、家の中の模様替えをして、これまでリビングルームに置いていたソファを撤去し、代わりにこたつを入れました。
天井が高くなり、部屋も広く使えていい感じです。

その後は、気分の変わった部屋で音楽を聴いて過ごしました。
おかげさまで、少しリフレッシュ出来たような気がします。


獣害対策

ロケット花火発射管~長さの違うもの(55~80cm)を作ってみました。
左端は、花火収納筒(中に花火と一緒に乾燥剤が入っている。)


獣害対策

ロケット花火をセットしたところ
導火線が見えているのが分かるでしょうか。


獣害対策

ロケット花火収納筒の中
一番奥に乾燥剤が仕込んであります。


獣害対策

大きな音が出るものを探して購入
ただし、中国製で不発割合が高いのが難点


獣害対策

着火用ライター
左のマイクロガストーチが特におすすめ


獣害対策

動物駆逐用煙火~玩具花火ではないので、取り扱いは特別な注意が必要(危険) 左側5連発、右側3連発

それで実は昨日の記事にしようかと思っていたのですが、ロケット花火打ち出し用の発射管を沢山作って写真も撮りましたので、今日紹介する次第です。

ロケット花火は珍しくもありませんが、これを手軽に且つ安全にしかも狙った方向に正確に打ち出すのは案外難しいのですね。
そのための発射管を作って利用しています。

いままで持ち運びの簡便さを重視して長さを抑え50cm以内にしていましたが、これだと今一つ初速が低く軌道も不安定です。
そこで、60cmのものと80cmのものを作って試してみました。
やはり長い方が、格段に初速が上がり飛距離も伸びますね。

また着火時に、当初「チャッカマン」を使っていましたが、先端に煤が付いてすぐに着火不良を起こすので、度々せっかくの発射のチャンスを損なっていました。

今回、マイクロガストーチなるものを見つけて購入しました。
これなら着火不良は無くなりそうです。

発射管本体は、水道配管に使う塩ビ管製です。
20mmφのVP管を使用
片端をメクラ栓で塞ぎます。
着火用に、花火の導火線が来る位置にドリルで穴を開けます。

使う時は、ロケット花火の火薬部分を上にして1本上から落しと込みます。
導火線が穴の中に見えているのを確認して、火を点けます。

飛ばす方向に向けて発射を待ちます。
この時、着火口が顔の方に向かないよう注意します。
※火の粉が飛ぶことがあります。

時々不発だったり、逆に筒の中で破裂することも稀にありますが、上からのぞき込んだりしない限り危険はありません。
発射をしくじった時は、筒を下向きにして花火を排出させるだけです。

あと、塩ビ管製なので、何発も連続発射を繰り返すと、熱で変形して曲がってしまうことがありますので、適当に冷やしながらやります。
簡単な仕掛けですが、すごい勢いで真っ直ぐに飛びます。

ちなみにサル追い用などに使うには、笛の音がせずに破裂音だけのものの方がいいです。
それも、出来るだけ大きな音が出るものを見つけます。

火薬量が表示されているものもありますので、玩具花火の規制限界量ギリギリまで入っているものを選ぶと良いと思います。

私が見つけたものの中で一番威力があったのは<こちら>です。

中国製で不発割合がそこそこありますが、破裂音は他に類を見ないくらい威力のある音がします。80cmの発射管で50mくらい飛びます。