中島通信」カテゴリーアーカイブ

そうも行かなかったという話

雪囲い

母屋南面


雪囲い

食工房作業場裏側
獣害対策用のセンサーライトを落雪から守るためのひさしも付けました。

今日は何の要請もないはずでしたが、そうは行きませんでした。

どうしても今日のうち用意しなければならない商品があり、結局休日返上で仕事をすることになりました。

それでも、並行して雪囲いも完成させることが出来ました。

全く、がんばっちゃいました。
でも、おかげさまで、気分は悪くありません。

明日は、早やくも明後日のための仕込み作業と言うわけで、忙しい日々が続きます。

ま、健康で体が動きさえすれば、気持ちは大丈夫です。
そういう人生の歩き方をして来ていますから。

明日の朝のコーヒーも、うまいと思います。

ではでは。

暫し休息の時

シュトレン

食工房のシュトレン
粉糖を振りかけて仕上げたところ

食工房、明日(11/22)と明後日(11/23)は定休日となっております。
11/23(水)は勤労感謝の日で祝日ですが、規定通り休業しますので、お間違えのございませんようよろしくお願いいたします。

食工房の私たちにとっては、この定休日前の月曜日の夜が、暫し休息の時間をとれる機会となります。
忙しい営業の一週間が無事終わり、ホッと胸を撫で下ろすことが出来ればそれで十分です。

明日の朝は、特に何の要請もないので、ゆっくり朝寝も出来るでしょう。
旨いコーヒーを飲んでから、ゆっくりと一日を始めたいと思います。

明日はお天気も曇りまたは晴れで経過するようですから、雪囲いを完成出来るでしょう。
その一安心で、いっそう気分も良いと思います。
ではでは。

雪囲い、設置始まる

本当はもっと早くに始めれば良かったと、移り変わるお天気を気にしながらやっと始めると言うのがいつもの倣いです。
何故そうなるかと言えば、穏やかに晴れているうちは、雪に埋もれる状況が今一つ実感が湧かないからかも知れません。

昨年も初雪の直前で、やっと設置完了と書き残してあります。
実は、たっぷり降られてから大慌てで雪囲いを設置なんてこともありました。
今年はどうなるでしょう。

早くも時雨降る季節ですが、上の娘はこんなことを言っているのですね。
今年は、この季節になっても植物たちが何かのんびりしていて、ちっとも冬が迫っているという緊張感を感じないと。
彼女は、そういう感覚がとても豊かで、植物たちと交流出来るのですね。

とすると、冬も早足でやって来るということは無いのかも・・・。
そう言えば私も気がついていますが、種まきを遅らせたにも関わらず麦たちがここに来てものすごく旺盛に育っているのですね。
モシャモシャと茂って、畝間が見えなくなりそうな所も見られます。

ま、だからと言って初雪が遅くなるかどうか、それは分かりません。
雪囲いも、とにかく油断せずに、着実に進めなくてはなりません。

昨日と今日で、全体の3分の1くらい終わったでしょうか。
まだまだこれからです。

ヘルソン奪還に涙

ウクライナ現地時間、11月11日午後、長らくロシア軍の占領下にあった南部の要衝ヘルソンが、ウクライナ軍によってついに奪還されました。

先行してヘルソン市街に入ったウクライナ軍特殊部隊の兵士たちが、出迎えた市民に歓迎される映像がメディアでも流れましたから、多くの方がご覧になったことと思います。
その様子に胸が熱くなったのは、私だけではなかったでしょう。

何よりあの歓迎の様子を見れば、ロシアが9月に行ったロシア併合への住民投票の結果がいかに偽りであったかは、火を見るよりも明らかです。

そしてあの映像を見て驚いたのは、解放直後だというのに、ウクライナ国旗を持った人々が沢山いたことです。

ロシア軍の占領下では、ウクライナ国旗の掲揚はおろか所持しているだけでも身柄を拘束され厳しい尋問に晒され、下手をすれば拷問、処刑に至ることさえあったと思われます。
一体どこにウクライナ国旗が隠されていたのでしょう・・・。

しかし別な映像では、一人のおばあちゃんがしきりに歩道の敷石を一枚剥がしており、次にその下の地面を掘り返し、一つの小さい包みを取り出します。
厳重に包装された包みを開けると、そこにはウクライナ国旗が・・・。
満面の笑顔でそれを広げ、道端のわが家と思しき家の塀にかけるのですね。


軍事情報チャンネル 11/14付動画解説

ウクライナ国旗を地中に埋め、解放を待ち望んだヘルソン市民
9’15″から最後まで


これを見て、思わず涙する私でした。

ウクライナに栄光を!
そして一日も早く、平和な時が訪れますように!

シカの鳴き声

少し前からですが、たびたびシカの鳴き声を聴いています。
私は姿こそ見たことはありませんが、鳴き声は何度か聴いていますし、実際に姿を見たという人が複数います。
つまり、シカ(ニホンジカ)もこのあたりに分布を広げつつあるということは、もはや疑いようがありません。

サル、クマ、イノシシと、次々課題をあてがわれて来ましたが、この次はシカということになりそうです。
ひょっとすると一番手強いかも知れません。

電気柵も、今の設備では高さが足りず、飛び越えられてしまうので、ほとんど役に立ちません。
資材の大半を新たに揃え直さなくてはなりません。

いやー、かんべんして欲しいですね・・・。
しかし、そうは行かないでしょうね。

獣害というものに対して、もっと多くの人々の認識が深まらないことには、対策も先に進むことが出来ません。
結局は、個体数の抑制以外、決定的な対策にはなり得ませんから。

そのためには、現状に合わない法律を変える必要がありますが、社会的な理解も合意もまだまだ絶望的です。

本当はこんなことを期待してはいけないのですが、この先、都会の市街地で獣による人命への危害が頻発して大きな社会問題にでもなれば、ひょっとすると誤った動物愛護の考えが改まることになるかも知れません。

それでも、正常な野生動物たちとの緊張関係が元に戻るまで、いったいどれほどの時間を要するのか、ただただため息のみ深くなる私です。

とは言え、自分の命と暮らしを守ることだけは、投げ出すことはありません。
そのために今出来ることが全くないわけではないことも理解しています。
ですから、ため息をつきつつも、目は光っています。

副反応で休養

当然出ると思っていました。
今までもそうでしたから。

腕の痛みと倦怠感、集中力が続かないので、仕事は休みです。
尤も、明日にはずっと良くなっているはずですが。

副反応はあくまで副反応ですから、感染症そのものに罹患するわけではありませんから、必ず回復するのですね。

十分に睡眠をとって、時を待ちましょう。

ではでは。

コロナ禍の今後

今日は午後、連れ合いと二人でワクチン接種に出かけて来ました。
すでに4回接種を終えている私たちですが、今回はオミクロン株対応ワクチンの前倒し接種でした。

一方、ワクチン接種は、回を重ねるごとに接種率が下がって来ているようですね。
喜多方市の集団接種も、今回は土曜日は午後だけ、日曜日は午前だけと時間短縮になっており、受ける人が少なくなっているのかな・・・と思ったりしましたが、今日の会場はそれなりの混雑で、予約した予定時間より少し遅れるくらいでした。

それはさておき、このところ感染者数は再び増加傾向みたいですね。
ま、これだけ人が動くようになって来たのですから、さもありなんとは思います。

政府の対応も、今後も行動制限は求めないとしていますから、今後は我々一人一人の行動に任されていると言ってもいいのじゃないでしょうか。

私は以前から申し上げていますが、感染対策は個々人の基本的な対策(マスク、手指衛生、うがいなど)が根底に無いと、その他の公的な対策も効果は半減してしまいます。

お国も、我々に引導を渡したとでもいうべき状況かも知れません。

他方、中国は知ってのとおりゼロコロナ政策を敷いていて、そんなのがいいかどうかは分かりませんが、下手をすると亡国の遠因になるかも知れないと、私は思います。

それにしても、もはや3年目も後半となった今、相変わらず商売はきついなーというのが実感です。

ま、しかし、そうばかりも言っていられませんから、ここは原点に立ち返って、店としての基本的な感染対策を励行して、どんな時でも安心してご来店いただけるようにすることですね。

いつもその備えをして、皆さまのご来店をお待ちしております。

ちなみに、明日も栗パイ用意しております。

狩猟も大切

うちの麦畑の電気柵はまだまだ当分先まで撤去しませんが、回りでは次々と撤去が進んでいます。

中にはポール(支柱)だけ残す人もいます。
これでだけもイノシシは警戒するという話もあります。
しかし、いずれそれもバレるでしょうし、無防備の領域にはいずれ侵入は免れません。

で、一方、11月半ばからは狩猟が解禁され猟期に入ります。
イノシシなんか食べておいしいのですから、どんどん獲ればいいのですが、この頃は狩猟をする人も少なく、また残念なことに多くの人の狩猟に対するイメージは決して良いものではありません。

本当は、冬場の猟期に狩猟による圧力をかけ、春から秋までは電気柵やその他の対策で回して行けば、ほぼ理想的な野生動物との関係が維持出来るのではないかと、私は思っているのですね。

狩猟免許を、出来ることなら取りたいのですが、なかなかハードルが高いし、今からというのでは私はもう年を取り過ぎました。
それに忙し過ぎる毎日ですから。

でも、監視カメラやパトロールで獣たちの動きを探ったり、狩猟をする方と情報交換したりして、ここの場所の獣たちとの距離を推し量っています。

そうした中でいつも実感することは、狩猟者が最も深く獣たちのことを理解しているということです。
私も、その心得だけは持っていたいと常々思っています。

獣たちの動きを考察してみました

このところまたしばらくの間、獣たちの出没が遠のいています。
出るのはタヌキくらいで、彼らはだいたいいつもいるし、出会っても危険と言うこともありませんので、警戒の対象からは外れています。
ただし、圃場への侵入は許しませんが。

で、警戒対象の筆頭はまずクマです。
次がイノシシ、そしてサル、カモシカと続きます。

当集落でのこの4者の出没に関して、ここ数年間で注目に値する変化が起こっています。

一昨年は、人家の至近距離にクマが出没していました。
サルも人家のすぐ近くまでやって来て、トウモロコシが盗まれたりする被害がありました。

それが昨年は、周辺の藪の刈り払いや立木の伐採などを行ったのが良かったのでしょう、クマは人家には近寄らなくなりました。
代わって田畑にイノシシが侵入して来て、農作物に被害が出ました。

そして電気柵を設置し、周辺の藪の刈り払いをさらに徹底した今年は、クマは遠巻きに数回通り過ぎたのを確認したのみ。
イノシシは、先日一度出没した後は途絶えています。
近隣には度々やって来ているようですが。
サルも時々やって来るのですが、頻度が格段に下がりました。

その原因について思い当たるのは、まず周辺の藪の刈り払いや立木の伐採をしたことです。
次に電気柵です。
尤も、電気柵に関してはそれ自体の効果ももちろんありますが、電気柵の維持管理のために頻繁に草刈をする、毎日点検のために線路沿いに歩くなどの人の行為が、何より獣たちを警戒させていることは間違いありません。

こんな風に、そこに居住している人間たちが、日常的に何らかの対応をし続けることが、結果的に獣たちを遠ざけることは確かのようです。

つまり、獣たちに侵入されては困る領域をはっきり見定めて、その境界内に常に関わり続ける姿勢を持つ、つまり縄張り宣言ですが、これを獣たちに対して絶やすことなく主張することが肝要というわけです。

これをほぼ一時の油断も無く続けなくてはならないのは、なかなか骨の折れることですが、自然の豊かな場所に暮らす以上、心得ておかなくてはならない掟なのだろうと思っている私です。

初霜

麦ラボ

初霜 2022.10.27 6:40AM


麦ラボ

初霜 麦踏み後3日目 まだ再起していませんが、大丈夫!
ライ麦は、殊更寒さに強いです。


麦ラボ

初霜 水滴もあります。ちょうど氷結への臨界点だったようです。
なかなか興味深い瞬間をとらえることが出来ました。

今朝は、午前3時に起き出して、食工房の作業場に移動しました。

外に出ると、快晴の空に満天の星空が広がっていました。
真南にはオリオン座とおおいぬ座のシリウスが見えていました。

昨日の予報で「明日の朝は、この秋一番の冷え込み、初霜も見られるでしょう。」と伝えていましたが、午前3時頃はまだまだ気温が下がって行く途上の時間帯ですから、さほどの冷え込みには感じられませんでした。

しかし、これはいつもの倣いなのですが、最低気温は夜が明けて日が昇ってくる直前の頃に観測されるものなのですね。
霜が降りるのも、意外にも夜が明けた後だったりするのです。

今朝もそのとおりで、薄明るくなり始めた頃はどこにも霜なんか降りていませんでしたが、もっと明るくなって山の稜線に日が当たる頃、気がつくとあたりは真っ白な霜でした。

麦畑に行ってみました。
麦たちの上にも一面に霜が降りていました。
麦たちは寒さにはけっこう強く、むしろ霜の朝を喜んでいるようにさえ見えました。

そして面白いことに、今朝の霜は、氷結の臨界点付近で辛うじて霜になったもののようです。
近寄って見ると、水滴が沢山ついていて、その一部が氷結している様子が見て取れました。

こんな風に晴天続きでも、夜露や霜が植物たちにとって貴重な給水システムの役割を果たしているのですね。
麦たちは、ますます勢いを増して育っています。