長かった夏季休業も本日までとなりました。
明日は、営業再開です。
まだまだ暑い最中とて、パンへの食欲は今一つかと思われますが、いつものように皆さまのご来店をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
今日は、休みの間に麦畑がどのような状態になったか、皆さまご覧いただきます。
種まきに向かって着実に整備か進んでいます。
長かった夏季休業も本日までとなりました。
明日は、営業再開です。
まだまだ暑い最中とて、パンへの食欲は今一つかと思われますが、いつものように皆さまのご来店をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
今日は、休みの間に麦畑がどのような状態になったか、皆さまご覧いただきます。
種まきに向かって着実に整備か進んでいます。
「ゆめちから」は、小麦の品種名です。
国産小麦の中では、高タンパク超強力品種になります。
外国産小麦と比較しても、全く遜色ない製パン適性を備えています。
今後、国内産小麦でパンを焼く動きに対して、大いにプラスになりそうです。
食工房では、昨年初めてこのゆめちからの種子を入手し、約15アール作付けしました。
その結果、420kgの原穀を収穫することが出来ました。
実際作付けして見て、まず作り易いことが農家にとって何よりありがたいことでした。
多肥料でも徒長することなく旺盛に育ち、草丈が低く倒伏もないので収穫時のコンバイン作業がとても楽でした。
今回、このゆめちからと同じく自家産の南部小麦(こちらは中力)をそれぞれ製粉してもらいました。
いわゆる篩にかけた精粉(フスマを除去した白い粉)です。
多くの方に好まれるやわらかい食感を得るには、この精粉が必要です。
いつもお願いしている、佐藤製麺さんに製粉だけお願いしました。
大手の製粉会社のように、完全に真っ白な粉にはなりませんが、逆に小麦の風味が濃厚な自然派好みの小麦粉になります。
昨日は、ゆめちからと南部小麦の粉を半々にミックスして、食パンを焼きました。
まず生地の段階で、これまでの他の小麦粉と比べて格段に吸水量が多くなり、やわらかくてしかも弾力のある生地になりました。
ただ少し釜入れが遅れて過醗酵気味になったため、角が立った角食パンになり、味も少し酸味を感じる出来上がりになりました。
ま、そこは今後注意すれば良いところなので、大きな問題ではありません。
風味は、微妙な酸味を除けば大変良好ですし、福島県の気候にも十分マッチしているみたいですから、今後に大きな可能性を感じる小麦だと思っています。
今年は、さらに作付けを増やそうと考えているところです。
今日はうれしいニュースを二つ。
先ず一つ目は、自家産のゆめちからと南部小麦の精粉が出来上がって来て、明日はそれらをミックスして食パン生地をこねてテストします。
先行して、それぞれ塩水で練ってグルテンの出来具合をテストしましたが、ゆめちからがこれまで見たことの無いほどの吸水力で、ゴムのような弾力のあるグルテンを生成しました。
製パン性として特筆ものと言える性質を備えているようです。
風味の良い南部小麦とのブレンドで、おいしくて食感の良いパンが焼けるものと思われます。
楽しみです。
二つ目は、ライ麦のDON(デオキシニバレノール)検査を依頼していた日本穀物検定協会から、検査結果の速報が届きました。
結果は、一昨年、昨年よりもさらに高成績でした。
原穀で、0.21mg/kg 製粉前精麦処理済みで0.11mg/kg 定量限界0.05mg/kgでの検査結果です。
詳細は、後日成績表画像とともに発表します。
その他の小麦については検査はしませんが、ライ麦が最も汚染されやすい物理的特性を持っているので、ライ麦でこのレベルなら他は問題ないと推察しています。
ちなみに昨年は、スペルト小麦も検査しましたが、不検出でした。
これで、百姓7年生の今年も及第となりました。
さて、明日のパン焼きは、件のゆめちから食パンを、皆さまに試食していただきます。
大きな失敗がなければ、素晴らしい出来になるものと思っています。
ご来店、お待ちしております。
今日、スペルト小麦の籾摺り工程を予定通り終わらせました。
他に、デュラム小麦も籾摺り機にかけてきれいにしました。
これで、麦の収穫に関わる仕事はほぼ終わり、一段落となりました。
今日の夕方までに、乾燥機や籾摺り機の掃除をして、それぞれ収納場所に片付けました。
結果を申し上げると、スペルト小麦が大幅な減収で、100kgを割りました。
いろいろと原因は思い当たるのですが、とにかくこの結果はどうしようもありません。
昨年産が60kg残っていますので、それと合わせてパンに使う分だけは何とかなりそうです。
小麦サラダの素や全粒粉、そして古代小麦麺の販売は、これから一年間お休みです。
ライ麦も似たような結果だったので、ライ麦ごはんの素もお休みです。
逆に豊作だったゆめちからの使い道を考えなくてはなりません。
強力粉の品種なので、パン用にと思って作付けしたわけで、まずは製粉してパンを焼いて見なくてはなりません。
来月にはテスト出来ると思っています。
あと忘れてはならないのが、ライ麦のカビ毒検査です。
今年は、悪い結果が出る可能性もあります。
出たらどうしよう・・・、当然販売は出来ません。
ま、案じても仕方がありませんので、まずは検査を受けることですね。
とにかく暑くて疲れました。
今日までに、とにかくも刈るだけは終わりました。
何しろ、ありがたかった晴天続きも今日まで、明日は台風の影響で雨模様とのこと。
ここまで来て最後の最後で、雨に濡らしたくはありません。
昨日の一日、そして今日は半日、畑にあった麦は全て刈り取って屋根の下に取り込みました。
あとは、スペルト小麦の籾摺り工程などが残っています。
これは、これから一週間くらいの間に合間を見て進めます。
もういくら何でも、食工房の本業に戻らないといけません。
否、それにしても、一粒の麦を畑に播いてから、一切れのパンが皿に乗るまでの道程の遠さを思わずにはいられません。
左様に、私たちが食べるものは何であれ、多くの人に幾多の手間をかけられて、やっと食卓に現れるものであることを、いつも頭の中に思い描きながら口にしたいものだと思います。
そのありがたさを忘れないように。
ちなみに、明日と明後日は食工房は定休日となっております。
久しぶりに、休めるかな・・・と思ったりしていますが、お天気次第では農作業になるかも・・・。
ま、それも悪くありません。
今年のライ麦は、面積が増えたにもかかわらず量的に40%の減収、質的にも屑麦が多く大量の選別下が出ました。
最終的に選別後の収量は240kgでした。
この原因の一つが気象条件だったわけですが、その他に我々の圃場へのかかわり方もいくつか問題があったことを自覚しています。
圃場の水はけが悪い状態があったこと、水はけの良い箇所では肥料分が足りていなかったこと、つまり土壌の質がよろしくなかったことが大きな原因です。
4年前の夏の大洪水で、土砂が流れ込んだあとの対応がうまく行ってないようです。
肥沃な泥が溜まった所は水はけが悪く、育つには育つのですが、寝の張りが浅く徒長する傾向があります。
逆に砂や小石が溜まった所は水はけは良いかわりに、肥料分はほとんどありません。
それが不規則にまだらに分布しているので、均一に良好な土壌にするには、よほど手間をかけなくてはならないようです。
今回は、一気に広がった圃場に対応し切れていないことが露呈してしまいましたので、この次は、その面積を維持しつつ必要な策が施せるよう努力と工夫が求められると思っています。
トラクターも新しくなりましたし、必要な作業機も導入予定なので、状況は改善して行くと思います。
さて、残るスペルト小麦の収穫までの一時、明日から週末まで、また切り替えてパン屋稼業に集中します。
何と言っても、こちらが本命ですから。
皆さまのご来店、お待ちしております。
麦の収穫も2/3くらいは終わりました。
残っているのは、スペルト小麦の収穫です。
それから試験栽培中のライ小麦2種類の収穫があります。
あと一週間くらいで終わると思います。
今年の麦の収穫は、ありがたいことにお天気にだけは恵まれています。
南部小麦の収穫が始まった6/26から7/8今日まで、途中2日ほど雨が降りましたが、それ以外はだいたい晴れか曇りでした。
圃場もよく乾いて、コンバインも順調に稼働しました。
それはそれで大変良かったのですが、何にしてもこの暑さがたまりません。
早朝の涼しいうちに作業出来れば良いのではと思うのですが、朝露が完全に乾いて麦わらが硬くならないとうまく刈れないので、結局、炎天下で作業することになります。
夕方はいいのですが、時間的に短くあっという間に暗くなって来ます。
昨年に比べて一気に作付け面積が2倍以上に増えましたので、さすがに時間もかかっています。
体力の限界を感じます。
また、ライ麦の倒伏は、その時の気象条件に左右される部分もあり、栽培技術だけでは防ぎ切れるかどうかまだ分かりません。
来年に向けて、いくつか試してみようという目論見があります。
それはまあいいとして、昨日と今日でやっとのことでライ麦の収穫を終えました。
結果は、昨年に比べて大幅な減収です。
これから一年間、ライ麦は貴重品になりました。
今後の一番の課題は、さらに機械化を進めることです。
私も高齢になりましたし、娘たちにもこれ以上負担をかけるわけには行きません。
機械化出来るところは極力機械化して、一方で細かい観察と的確な判断に注力出来るようにしたい、それを一つの理想として目指しています。
そしてそれもこれも、すべてはおいしいパンのためです。
がんばります。
麦の収穫を続けています。
今年は、収穫期になってから晴天が続いていますので、作業のしやすさという点では大変助かっています。
コンバインも支障なく稼働していますし、新しいトラクターにはリアキャリアを装着して運搬車として重宝しています。
加えてエアコン装備のキャビン仕様は、炎天下の作業中避難所的役割も果たします。
ありがたいことです。
今日は、デュラム小麦の収穫を行いました。
面積は極少なく、生育も見た目が良くなさそうでしたが、予想に反して豊作で品質も上々でした。
ただ、丈が伸び過ぎて倒伏していたため、コンバイン作業は娘2人に補助してもらいながら、やっとのことで終わらせることが出来ました。
そしていよいよ明日からは、激しく倒伏しているライ麦の収穫に取りかかります。
丸2日間あればなんとかなると思っていますが、どうなることでしょう。
今日の作業でも、あまりの暑さに負けて、2時間ほど作業を中断し日陰で休憩を余儀なくされましたから・・・。
さて一方、昨日の夜、近所の住宅の物置にクマが侵入し、保管してあった米ぬかの袋が引っ張り出され荒らされました。
このクマの姿を、2ヶ所のトレイルカメラが捉えており、時間と行動の関係を推測しているところです。
いよいよ駆除申請を出すことになりますが、担当部署は駆除に消極的のようだと話が伝わって来ています。
実際どうなるか分かりませんが、状況は大変危険な段階に来ていますので、近所の方々や区長さんとも情報共有して、警戒を怠ることのないよう申し合わせています。
★後ろから麦わらを細かく刻んで排出する機構が上手く作動することが分かりました。
今日は朝から麦刈りを予定していました。
食工房でお客さまをお迎えするための準備だけして、後はカミさんに任せ、圃場に出ました。
南部小麦の残りの部分を刈って一段落したのがお昼前ということで、そこで一旦休憩となりました。
午後、ゆめちからを刈る予定でしたが、若干早いと判断してもう一日か二日様子を見ることにしました。
代わって、ライ小麦の試験栽培区をバインダーで刈り取って稲架かけしようということになったのですが、肝心のバインダーが燃料ホースの破損その他で動かず、急遽修理対応となりました。
業者さんは全て休業ですから、ホームセンターで代わりに何りそうな部品を探して見つけ、取り敢えず仮ですが動かせるようにはなりました。
と、それは良かったのですが、朝一番にカメラをチェックした際、二ヶ所でクマ出没が捉えられており、しかもこれまでで一番住居に近い地点だったので、近所の方々にお知らせしたりで、にわかに緊張感が走りました。
今回は、同一個体が時間を追って移動して行った様子が分かるものでしたので、今後家の周りを特に警戒しなくてはならないと思っています。
全く憂鬱です。
クマは、いなくていいです!