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古代小麦麺

先日製麺屋さんに加工依頼しておいたスペルト小麦ですが、今日、乾麺になって届きました。

スペルト小麦も、見た目は普通の小麦とそんなに変わっているわけではありませんから、出来上がった乾麺も南部小麦の乾麺と比べて、若干色が濃いかなという程度の違いです。

ところが、ゆで上げて食べてみると、まずモチモチとした食感に驚かされました。
今までに味わったことの無い食感です。
これがまた悪くありません。

そして風味は、小麦の風味が大変濃厚です。
パンの時とはちがいますが、これがスペルト小麦の香りかな?と思える風味も味わえます。

全く期待を裏切らない良い出来だと、大いに気に入りました。
早速、売り出しに向けて準備したいと思います。

スペルト小麦麺、名付けて古代小麦麺。
乞うご期待!

本日の麦畑

麦ラボ

定点観測 220604
風が強かったので、麦は揺れて波打っていました。
よく見ると、樹々の葉も風に吹かれて裏返っていたりするのが見て取れます。


※画像クリックで拡大表示されます。

左側ライ麦、右側スペルト小麦です。
近影撮ってませんけど、スペルト小麦も穂が出始めました。

ご覧になられた方は、どなたも一様に感激されるようです。
特に今日みたいな、強い風に揺られて波打つライ麦畑の様子は、あっという間にどこか別世界に連れていかれそうな気にさえなりますから。

収穫まで約一ヶ月、これからどんどん様子が変わります。

麦たちが実を膨らませています

夏至が近づくこの頃、たっぷりと日差しを浴びて、またある時は雨に打たれ、風に揉まれながらも、穂先は次第に重みを増しています。

収穫まで、あと一ヶ月くらいでしょうか。
あるいはもっと早いかも知れません。

毎年のことになりましたが、麦刈りする時のお天気がいつも気がかりです。
初めの頃は、夜も眠れない程のこともありました。
でも、大抵何とか無事に収穫を終えてはいるのですが。

今年は、どんな様子でしょうか。
今回で4度目の収穫です。
それもあって、その日が来るまでは気を揉まないでいられるようになりました。
その代わり、「よし、明日だ!」となれば、即断即決で動きます。

麦は、収穫のタイミングが一番重要なのです。
そういうことも、麦を見て判断出来るようになりしたから、百姓4年生も伊達ではないぞ!と少しは自信もついて来ました。

電柵のおかげで、イノシシの被害にも遭わなくて済みそうですし、近所の農家さんが「年々、良くなってるナ!(麦のことです)」と言う通り、品質も上がって来ていると思っています。

8月には、新麦のパンを召し上がっていただけるでしょう。
どうぞお楽しみに。

ライ麦の穂が出ました

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中島第2圃場のライ麦
穂が出ました。


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先端にほそい繊維が絡んでいます。
クモの糸でしょうか?それとも、ノゲの繊維でしょうか?


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こちらは、まだ茎の中に包まれている状態です。


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定点観察220508
一昨日の画像はスマホ撮影、今日のは一眼レフカメラ(PENTAX K-20D)撮影。

今日も日中は薄曇りながら暖かい一日でした。
このところの暖かさに促されたのでしょう、ライ麦の穂が出ました。

何度見てもうれしく、また感動する情景です。
まだやわらかく弱々しいノゲは、赤みを帯びていて微妙にウェーブしているのですね。

彼の地ウクライナでも、似たような情景が見られるはずですが、今年は無事に収穫まで辿り着けるのでしょうか?
いつだったかニュースの映像で、緑の麦畑の中に、ロシア軍が砲兵陣地を設置している光景が目に留まりました。

農家にとってこれほど残酷なことはありません。
それを思い出しながら、穂が出たライ麦を眺め、彼の地の麦が無事に育つことを祈る私でした。

麦が育っています

麦ラボ

定点観測 220506
麦が伸び始めました。

暖かい日が続くようになりました。
麦の丈が伸び始めました。
ライ麦は、早や腰の高さに届きそうです。
最終的には、人の背丈を超えるほどになります。

この風景に元気をもらいながら、明日もパン焼きに励みます。
ご来店の時、お時間がある方は、ぜひ麦畑をご覧になってください。
店から、すぐ近くです。

明日も、ひばりのパン、焼きます。

ウクライナに勝利を!

20220320 圃場の様子

麦ラボ

目前に中島第6圃場
第5圃場 第7圃場(新規)も視界に入っています。

まだまだ畑はほとんど真っ白な雪に覆われています。
でも、山際の土手の下など陽だまりになるところは、一足先に融けて地面が覗いています。

昨年初めて新たに麦ラボの圃場となりライ麦を播いた中島第6圃場は、雪融け水が溜まっていました。
あんなに水没してしまって大丈夫だろうか?と思うのですが、昨年あるいはこれまでの例からすれば、まず大丈夫!ライ麦の生命力を信じています。

そして今年から、新たに2区画の圃場が加わります。
これで、農家に認定されるだけの最低耕作面積をクリアすることになります。
今年は、念願の農業者の資格を取得出来そうです。

近所の農家さんたちも、やっと私を自分たちと同じ百姓仲間と認めてくれるようになりました。
とにかく真面目にコツコツやるだけです。
皆さんは、その実績を見ているのですね。

私の方でも、人生を学ばせてもらったと感謝しています。
ありがたいことです。

こうして一歩ずつ、おいしいパンの理想に近づいて行きます。
あと何年生きてどこまで行けるか分かりませんが、そこから先は娘たちが続けてくれるでしょう。

いつだったか、地球のお母さんの声が聴こえたのです。
「麦が、あなた方の人生を助けてくれるでしょう。」と。

パスタづくり成功!

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蕎麦打ち台で生地を延ばしたところ


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蕎麦打ちの要領で切り出しました。


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この黄色こそがデュラムの特徴です。


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シーフードミックスを使ってスープ仕立てです。
トッピングは、スモークドパルメザンチーズを削り下ろしたもの。

以前購入して試した押し出し式のパスタマシンが、どうも芳しくありませんので、今日は蕎麦打ちの要領でやってみました。
うまく行きました!

生地はなめらかで弾力があって切れにくいですから、いくらでも薄く延ばせます。
手打ちそばより少し太めに仕上がりましたが、食感も風味もばっちりOKでした。

生パスタらしいほど良いやわらかさとスムーズな口当たりは、乾麺では味わえないものです。
麺のコシも十分で、このデュラム小麦がデュラム小麦としての特性を不足なく備えていることが確認出来ました。

次は、どこかの製麺業者さんと提携して会津産のパスタを商品化したいですね。

まずは、デュラム小麦の作付けを増やさなくては・・・。

またまた、忙しくなります!

ありがたい雪

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視界の中に麦畑があるのですが、雪に隠されています。


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中島第2圃場 ライ麦 
麦にとって雪は暖かい布団のようなもの

昨夜から今朝までに新たに5cmほどの積雪がありました。

その後日中はずっと雪が降り続き、夕方までに20cm以上カサが上がりました。
麦畑は、もうすっかり雪の下になりました。

冬越えの麦たちにとって、雪は暖かい布団のようなものです。
雪の下の地面はいつも氷温で一定、氷点下の冷たい風に当たることなく、また厳しい凍結に遭うこともなく、わずかに融けた水分は地下に吸収されて行くので水浸しになることもありません。
全くこの上なくありがたい雪です。

この積雪がしっかり地面を覆うまでは、麦たちはとても厳しい目に遭っているのです。
私が気を揉んでいたわけを、理解していただけたのではないかと思います。

ですから春先の雪融けの時に、再び気を揉む期間があるのも確かで、この時は一気に雪融けが進んで強い日差しに恵まれることを願っています。

お天気に注文を付けても仕方ありませんが、そうなって欲しいと願うことは止められません。
だから、祈る・・・という態度になるのですね。
種を播いた瞬間から、豊かな実りを願い祈り続けている私です。

麦踏み2021

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中島第2圃場 ライ麦 麦踏み前


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踏み残しが無いように、かと言ってすり足は、麦が傷むので禁物です。

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中島第2圃場 ライ麦 麦踏み中


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必要なのは、根気のみ。

今日から麦踏みをしています。

先ずは、もはや適期を過ぎんとしていた中島第2圃場のライ麦、続いて第3圃場のスペルト小麦、合わせて25aほどの面積でした。

所用時間は、約5時間ほど。
前半は2人で、後半は麦踏み体験したいとやって来た方も加えて4人でやりました。

足で踏みながら歩くのですが、もっと能率的なやり方も無いわけではありません。
しかしこの程度の面積なら、多少の時間をかけても、歩くことで圃場をよく見ることになりますので、例えばカラスノエンドウの芽が出たばかりの幼苗を抜き取ったり、生育のバラつきを把握することも出来ますから、それもまたいいのです。

必要なのは、飽きずにやる根気のみです。
私の場合は、性に合っています。
とてもいいです。

今日は、後半曇って来たものの、概ね晴天で最高の気分でした。
適期を逃さず終えられたことへの安堵と満足も。

明日は、一日ずっと雨になるようです。

麦の芽、出揃う

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最後に種まきしたところも発芽しました。
ライ小麦1、デュラム小麦2、デュラム小麦3、ライ小麦2を場所割りして播いています。


麦ラボ

中島第4圃場 南部小麦 播種後10日経過

先日までに播種完了していた各種麦すべての発芽を確認しました。
先に播かれてすでに成長を開始しているライ麦とスペルト小麦は、もうすぐ麦踏みの段階です。

つい先日播いたライ小麦やデュラム小麦は、糸のように細い芽の先端がやっと土の上に顔を出したところです。
とにかくこれで発芽不良が無いことを確認出来ましたから、もう一段安心が大きくなった感じです。

自然相手の仕事ですから、何度繰り返しても毎回緊張します。
その代わり、一段階、一段階、進むごとに達成感や満足感そして安心感を味わうことが出来ます。
それがいいのですね。

一方、昨年の努力は、今、パン焼きの現場で報われています。
ライ麦全粒粉やスペルト小麦全粒粉、またデュラム小麦セモリナ粉や南部小麦の精粉などを計量する時のうれしい気持ちは、ちょっと説明する言葉が見つからないほどです。

明日は、いつもの定番品目の他に、テスト品目を2種類予定しています。
うまく行けば、試食していただこうと思っています。

皆さまのご来店をお待ちしております。