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左側ライ麦、右側スペルト小麦です。
近影撮ってませんけど、スペルト小麦も穂が出始めました。
ご覧になられた方は、どなたも一様に感激されるようです。
特に今日みたいな、強い風に揺られて波打つライ麦畑の様子は、あっという間にどこか別世界に連れていかれそうな気にさえなりますから。
収穫まで約一ヶ月、これからどんどん様子が変わります。
夏至が近づくこの頃、たっぷりと日差しを浴びて、またある時は雨に打たれ、風に揉まれながらも、穂先は次第に重みを増しています。
収穫まで、あと一ヶ月くらいでしょうか。
あるいはもっと早いかも知れません。
毎年のことになりましたが、麦刈りする時のお天気がいつも気がかりです。
初めの頃は、夜も眠れない程のこともありました。
でも、大抵何とか無事に収穫を終えてはいるのですが。
今年は、どんな様子でしょうか。
今回で4度目の収穫です。
それもあって、その日が来るまでは気を揉まないでいられるようになりました。
その代わり、「よし、明日だ!」となれば、即断即決で動きます。
麦は、収穫のタイミングが一番重要なのです。
そういうことも、麦を見て判断出来るようになりしたから、百姓4年生も伊達ではないぞ!と少しは自信もついて来ました。
電柵のおかげで、イノシシの被害にも遭わなくて済みそうですし、近所の農家さんが「年々、良くなってるナ!(麦のことです)」と言う通り、品質も上がって来ていると思っています。
8月には、新麦のパンを召し上がっていただけるでしょう。
どうぞお楽しみに。
今日も日中は薄曇りながら暖かい一日でした。
このところの暖かさに促されたのでしょう、ライ麦の穂が出ました。
何度見てもうれしく、また感動する情景です。
まだやわらかく弱々しいノゲは、赤みを帯びていて微妙にウェーブしているのですね。
彼の地ウクライナでも、似たような情景が見られるはずですが、今年は無事に収穫まで辿り着けるのでしょうか?
いつだったかニュースの映像で、緑の麦畑の中に、ロシア軍が砲兵陣地を設置している光景が目に留まりました。
農家にとってこれほど残酷なことはありません。
それを思い出しながら、穂が出たライ麦を眺め、彼の地の麦が無事に育つことを祈る私でした。
まだまだ畑はほとんど真っ白な雪に覆われています。
でも、山際の土手の下など陽だまりになるところは、一足先に融けて地面が覗いています。
昨年初めて新たに麦ラボの圃場となりライ麦を播いた中島第6圃場は、雪融け水が溜まっていました。
あんなに水没してしまって大丈夫だろうか?と思うのですが、昨年あるいはこれまでの例からすれば、まず大丈夫!ライ麦の生命力を信じています。
そして今年から、新たに2区画の圃場が加わります。
これで、農家に認定されるだけの最低耕作面積をクリアすることになります。
今年は、念願の農業者の資格を取得出来そうです。
近所の農家さんたちも、やっと私を自分たちと同じ百姓仲間と認めてくれるようになりました。
とにかく真面目にコツコツやるだけです。
皆さんは、その実績を見ているのですね。
私の方でも、人生を学ばせてもらったと感謝しています。
ありがたいことです。
こうして一歩ずつ、おいしいパンの理想に近づいて行きます。
あと何年生きてどこまで行けるか分かりませんが、そこから先は娘たちが続けてくれるでしょう。
いつだったか、地球のお母さんの声が聴こえたのです。
「麦が、あなた方の人生を助けてくれるでしょう。」と。
以前購入して試した押し出し式のパスタマシンが、どうも芳しくありませんので、今日は蕎麦打ちの要領でやってみました。
うまく行きました!
生地はなめらかで弾力があって切れにくいですから、いくらでも薄く延ばせます。
手打ちそばより少し太めに仕上がりましたが、食感も風味もばっちりOKでした。
生パスタらしいほど良いやわらかさとスムーズな口当たりは、乾麺では味わえないものです。
麺のコシも十分で、このデュラム小麦がデュラム小麦としての特性を不足なく備えていることが確認出来ました。
次は、どこかの製麺業者さんと提携して会津産のパスタを商品化したいですね。
まずは、デュラム小麦の作付けを増やさなくては・・・。
またまた、忙しくなります!
昨夜から今朝までに新たに5cmほどの積雪がありました。
その後日中はずっと雪が降り続き、夕方までに20cm以上カサが上がりました。
麦畑は、もうすっかり雪の下になりました。
冬越えの麦たちにとって、雪は暖かい布団のようなものです。
雪の下の地面はいつも氷温で一定、氷点下の冷たい風に当たることなく、また厳しい凍結に遭うこともなく、わずかに融けた水分は地下に吸収されて行くので水浸しになることもありません。
全くこの上なくありがたい雪です。
この積雪がしっかり地面を覆うまでは、麦たちはとても厳しい目に遭っているのです。
私が気を揉んでいたわけを、理解していただけたのではないかと思います。
ですから春先の雪融けの時に、再び気を揉む期間があるのも確かで、この時は一気に雪融けが進んで強い日差しに恵まれることを願っています。
お天気に注文を付けても仕方ありませんが、そうなって欲しいと願うことは止められません。
だから、祈る・・・という態度になるのですね。
種を播いた瞬間から、豊かな実りを願い祈り続けている私です。
今日から麦踏みをしています。
先ずは、もはや適期を過ぎんとしていた中島第2圃場のライ麦、続いて第3圃場のスペルト小麦、合わせて25aほどの面積でした。
所用時間は、約5時間ほど。
前半は2人で、後半は麦踏み体験したいとやって来た方も加えて4人でやりました。
足で踏みながら歩くのですが、もっと能率的なやり方も無いわけではありません。
しかしこの程度の面積なら、多少の時間をかけても、歩くことで圃場をよく見ることになりますので、例えばカラスノエンドウの芽が出たばかりの幼苗を抜き取ったり、生育のバラつきを把握することも出来ますから、それもまたいいのです。
必要なのは、飽きずにやる根気のみです。
私の場合は、性に合っています。
とてもいいです。
今日は、後半曇って来たものの、概ね晴天で最高の気分でした。
適期を逃さず終えられたことへの安堵と満足も。
明日は、一日ずっと雨になるようです。
先日までに播種完了していた各種麦すべての発芽を確認しました。
先に播かれてすでに成長を開始しているライ麦とスペルト小麦は、もうすぐ麦踏みの段階です。
つい先日播いたライ小麦やデュラム小麦は、糸のように細い芽の先端がやっと土の上に顔を出したところです。
とにかくこれで発芽不良が無いことを確認出来ましたから、もう一段安心が大きくなった感じです。
自然相手の仕事ですから、何度繰り返しても毎回緊張します。
その代わり、一段階、一段階、進むごとに達成感や満足感そして安心感を味わうことが出来ます。
それがいいのですね。
一方、昨年の努力は、今、パン焼きの現場で報われています。
ライ麦全粒粉やスペルト小麦全粒粉、またデュラム小麦セモリナ粉や南部小麦の精粉などを計量する時のうれしい気持ちは、ちょっと説明する言葉が見つからないほどです。
明日は、いつもの定番品目の他に、テスト品目を2種類予定しています。
うまく行けば、試食していただこうと思っています。
皆さまのご来店をお待ちしております。
本日、全ての圃場の種まきが終わりました。
これで、やっと百姓4年生進級が確定いたしました。
先に播いたライ麦やスペルト小麦は、どんどん青みを増して成長中、緑の絨毯のようになりつつあります。
明日以降、お天気が崩れるようなので、ちょうど良い水分補給になり発芽が促されると思います。
収穫の時とはまた違った趣ですが、大きな安心感を味わっています。
このうれしい気持ちと、皆さまへの感謝の気持ちを込めて、サプライズパンセットを発売予定です。
詳細は、後日発表いたします。
何はともあれ、ちよっと一息入れたいと思います。
ではでは。