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あと一枚までたどりつきました

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道路に面している第5圃場は、奥の第6、第7圃場へのアクセス通路になっているため、いつも最後に耕耘播種することになります。
そして、収穫は一番先になる品種を選ばなくてはなりません。


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右側8列がライ小麦Ⅱ、残りはライ小麦Ⅰを播いています。
小鳥たちがこればかり狙って集まって来るのがライ小麦Ⅰ、越冬耐性に優れ驚異的な多収を誇るのがライ小麦Ⅱです。
しかし、食味はライ小麦Ⅰの方が勝っています。

今日のお天気は微妙でしたが、食工房の製造仕事をしながらチャンスを窺い、午後の一時、整地済みの第5圃場に、ライ小麦2種類を播きました。
これで、残るは第8圃場のライ麦一ヶ所となりました。

これから2日くらいお天気が崩れて雨が降るようです。
昨日と今日播いた分が発芽するでしょうから、それはそれでよし。

そして今週末から来週にかけて晴天が続くようですから、その機会に最後の一枚も播種完了は間違いありません。
やれやれです。

今、先に播いた圃場の麦たちが発芽し成長を開始しています。
次は麦踏みのタイミングまで、毎日圃場を観察しに行くことが日課になります。

一方、幸いなことに獣たちの出没は、今のところ気配がありません。
イノシシもクマも出て来ないということは、それだけ山の実りが豊かで、皆、餌にありついているということなのでしょうね。

食うものがあれば、その分だけ繁殖して数が増えるのが動物界の法則ですから、来年から先はきっと大変なことになるかも知れません。

今のうちから、積極的に捕獲駆除に乗り出して行かないと、この先爆発的に被害が増えることになるでしょう。

獣害対策に終わりは無いと、以前から申し上げていますが、来年はそれを一層実感することになると思っています。

晴れ間を逃すな!

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ここから見える範囲の畑は、全部食工房の麦畑です。
いい眺めになりました。

今週は、パン焼きのスケジュールが変更になったり、麦の種まきの作業が割り込んだりして、何もかもが臨機応変に動いています。

今日は晴れ間が見えそうな予報になっていましたので、昨日のうちから麦の種まきをすると決めていました。

予想通りお天気が良くなりましたので、この機会を逃してはならぬと、圃場3ヶ所に南部小麦、スペルト小麦を播きました。
プラス圃場一箇所の整地も完了しました。

明日からまた雨が降るようですから、また一息ついてその後の晴れ間に最後の2ヶ所を作業すれば、今シーズンの種まきはすべて完了となります。

思い返せばこの2週間ほど、毎日お天気を睨みながら気が揉めてしょうがありませんでした。
やっと先が見えて来て、やれやれ・・・というところです。

しかしまあ、よくやったものだと思います。
おかげさまで、百姓7年生進級は確実となりました。

胸を張って、収穫の恵みパンセットを皆さまにお届けすることが出来ます。

次々発芽

今日はパン焼きで忙しかったので、圃場はただ見に行くだけに止まりました。
写真も撮っている余裕はありませんでした。

備忘録として発芽状況を書き留めておきます。

9/30までに播種した南部小麦とライ麦は、すべて発芽しているのを確認しました。
面白かったのは中島第12圃場のライ麦で、9/30に播いた分は発芽していましたが、時間切れで翌日10/1に播いた分はまだ発芽していませんでした。

昨夜から今日にかけて雨が降ったのですが、雨が降っても降らなくても、一定日数が経過すると発芽のスイッチが入るみたいですね。
多分、明日になれば、10/1に播いた分が発芽するのではないかと思っています。
デュラム小麦やゆめちからの発芽が楽しみです。

そしてまだ播種が完了していないスペルト小麦と一部の南部小麦とライ麦、そして種子更新のためにライ小麦を2種類、それらをこの後順調に播種出来るかどうか、お天気次第ということになります。

明日はまだ圃場が乾かないと思われますので、食工房でクッキー焼きなどに時間を費やす予定ですが、それもまたお天気と圃場の様子次第で臨機応変になります。

その間も、店はずっと営業しております。
皆さまのご来店をお待ちしております。

播種作業続く

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中島第13圃場 整地中


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中島第14圃場 1/2にデュラム小麦、残り1/2にゆめちからを作付け

今日も一日、麦の種まきで終わりました。

で、食工房の中島圃場の分布図と今年秋の食工房圃場の作付け状況一覧表を公開いたします。

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食工房 中島圃場
※画像クリックで拡大表示します。


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2024年秋 食工房の圃場 作付け状況

こうして見ると、面積の小さい圃場がいくつもあって作業効率は決して良いとは言えませんが、たまたま与えられた環境がここだったので、ここで出来る方法でここで出来ることをやるという選択になりました。

今後少しずつでも工夫を重ねて、少しでも効率が良くなるよう改善して行きます。

それにしても、幾種類もの麦を作付けして、それぞれ食工房の製品に生かすための研究をするなどということは、普通に出来ることではありません。
まあ、物好きと言うか、いつも言いますが食工房病ですね。

でも、このことで私たちが得ている喜びは、皆さまに想像していただくことが難しいくらい大きいのです。

まだまだ、楽しみながらがんばります。

播種作業続行

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中島第2圃場整地


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中島第2圃場 ライ麦播種作業中


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中島第2圃場 ライ麦播種作業


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中島第2圃場 ライ麦播種完了
今年から条間と播き筋のレイアウトを変えました。
第2圃場は、カラスノエンドウ対策のため、一部を休耕することにしました。


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中島第12圃場 ライ麦播種作業中


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中島第12圃場 ライ麦播種作業
条間は狭い方が30cm、広い方が60cm
広い畝間は、中耕用に管理機が通ります。


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トラクター 燃料補給


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中島第13・14圃場整備中

種まき、始まりました

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手押しの播種機を使っています。

お天気が続いていますので、少しずつ圃場も乾いて来ています。
状況の良い圃場から、順不同に種まきをすることにして、今日から食工房の製造仕事を止めて、農作業にシフトしています。

今日は、南部小麦の播種作業を3面中2面の圃場で行いました。
播種作業そのものは、二人の娘たちが協力して全面的に引き受けてくれますので、私はその次の圃場をトラクターで整地する作業に専念しました。
明日も今日の続きですが、ライ麦の播種作業をやります。

このように種まきの時期が必ずしも揃わないことは、秋播きの場合はそれほど問題ではありません。
冬を越す時に、成長が一旦リセットされますので、春から先の成長はそれぞれの種ごとに揃います。

幸いなことに明々後日まで晴天が続く予報ですから、その間にどこまで終わらせられるかです。
さすがにすべて終わらせることは難しいと思います。

その後また雨が続くようですから・・・。
続きは、またいつになるか・・・。

空模様と地面の状況を見ながら、機会を逃さず進めたいと思います。

種まきはどうなる・・・

お天気の動向を注視しています。

昨日までの予報では、今日あたりから崩れて土曜日と日曜日は雨模様でしたが、今日の予報ではそれが曇りで経過する予報に変わりました。

その先月曜日と火曜日は、晴れまたは曇りの予報です。

さあ、この間にどこまで播種を進められるか、圃場の乾き具合と要するトラクター作業時間、そして播種そのものの所要時間がどのくらいかかるかにかかっています。

全て順調に行っても、火曜日までに可能なのは半分程度だろうと思っています。

10月も気温が高めに推移する予報になっていますから、遅れること自体は支障ありませんが、その間に雨が降れば、また乾くまでに時間を要します。
最終的にすべて終われば良いので、ここは焦らずにチャンスを見ながら進めて行きます。

明日はまたパン焼きの日なので、お昼過ぎまではパン焼き仕事に集中します。
その後、種まきの準備が出来ると思っています。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。
かぼちゃあんぱん、とてもクリーミィでおいしく出来ています。

予報通りになってほしい!

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さらに一週間先まで情報が欲しい

これから一週間、晴れまたは曇りのお天気で雨の予報が無くなりました。
もちろん予報ですから、外れもあることは承知です。

でも、昨年も似たようなタイミングで、麦の種まきが一気に進んだことがブログ記事に残っています。
その例に倣って、来週にかけて種まきが進むことを願っています。

昨日あたりから急に涼しくなって来ていますが、それでもまだ十分暖かいので、発芽や成長には全く問題ありません。
ただ、圃場が乾いてくれることだけが条件です。

作付け面積が一挙に2倍近くになりますので、作業量もやはり2倍になります。
予定通り終わらせるには、いろいろ無理をしなくてはなりませんが、一年に一度この時期限定のイベントですから、それは仕方ありません。

何とかやり上げて、祝杯を傾けたいと思います。

この先のお天気が、少し不安

麦の種まきのスケジュールを決めようとしているところです。

今年は夏の暑さがいつまでも残っていますので、もう少し涼しくなってからと思っています。
ところが、少し前まで晴天が続いていましたが、ここ数日来雨がちです。
この先今月中は、あまり晴天は見込めないようです。

10月になってどんなお天気になるかは、まだ詳細な予報が出ていませんので判断出来ません。
まあ、何とか間に合うタイミングで晴天が続く暇があると思ってはいます。

それに備えて、種子選別をしています。
昨年まで、ザックリと選別してはいましたが今一つ不十分で、他の種類の麦やカラスノエンドウなどが発芽して影響を被っていました。
今年は、少しずつバットに広げて、厳密に目視選別しています。
時間はかかりますが、あとで圃場で取り除かなければならないのに比べれば遥かに得策です。

圃場の整備でも、雑草の種類によって抜き取り除草もやっています。
雑草対策も、タイミングがとても重要だということが、これまでの経験で分かって来ましたので、刈り払い、鋤き込み、抜き取りなど、時期によりまた必要に応じて使い分けます。

電気柵の沿線は、帯状に除草剤も使います。
これも、場所により時期により草の種類により、薬剤を使い分けます。
根まで枯らす薬剤と地上部のみを枯らす薬剤の2種類を使っています。
除草剤散布についてもお天気が重要で、散布してすぐに雨が降ったら効果が無くなります。

こんなふうに、ここ何年かではあっても経験は必ず活かせていますから、失敗も決して無駄にはなっていません。

一年一作の麦作り、年とってから始めた農業ですから、一年一回ずつの経験からどれだけ多くを学べるかが大切です。
そんなチャンスが、もうあと何回あるか分かりませんが、行けるところまで行って見ましょう。

私の挑戦に終わりはありません。

さて、明日はまたパン焼きです。
自家産南部小麦の粉のテストを、条件を変えてやります。

皆さまのご来店、お待ちしております。

圃場整備、ラストスパート

ここしばらく晴天が続くようです。
すでにここ一週間ほど雨を見ていません。

圃場もよく乾いて来ていますので、耕耘するなら今がチャンスです。
秋分の日を過ぎたら、いよいよ麦の種まきが始まります。
今年から作付け面積が増えて作業量も多くなりますから、しっかり計画を立てて臨みます。

一方で食工房の製造仕事が疎かにならないよう、注力のバランスを考えなくてはなりません。
体が幾つあっても足りない感じですが、焦らず着実に、使える機械力を有効に活用して、何とか間に合わせたいと思っています。

無事にそれが完了したら、百姓進級を祝って「収穫の恵みパンセット」を発売します。
今年は、開業20周年のお祝いと合わせて、特別な内容になります。

内容発表は、もう少し先になります。
どうぞお楽しみに。

先ずは明日のパン焼きに注力です。
お天気も良いようです。
皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。