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本日も多数ご来店御礼

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追肥を施した、中島第二圃場のライ麦
もみ殻燻炭に化成肥料を混ぜて播きました。

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ライ麦です。

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追肥の後、管理機で中耕したところです。

昨日もでしたが、本日も多数ご来店を賜りました。
昨日と併せて、改めてご来店の御礼を申し上げます。

本日は、私は麦畑の作業のため、店にいる時間がほとんど無く、いらしてくださった皆さま方のお顔を拝見することもなく失礼をいたしました。

一方、おかげさまで、追肥と中耕の作業が進みました。

例年に比べて生育が遅れているとは言え、雪融けの頃からすればずい分逞しくなりました。
この後どのくらい早く暖かくなるかで、成長の度合いが決まります。

いつ頃穂が出るか、今のところ掴めませんが、穂が出たらそれは素晴らしい眺めになること間違いありません。
今このあたりで麦を植えているのは家だけなので、成長を始めたばかりの今でさえ注目度抜群です。

その後ちゃんと収穫まで漕ぎ着けられれば、まわりの見る目も変わって来るかも知れません。
いろいろな意味で、とても楽しみです。

本日も麦畑にて

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使い残したパン用酵母種を冷凍保存しておいたものを、水に溶かして堆肥の中に混ぜ込みます。


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今回の主な材料は、落ち葉とカンナ屑、米ぬかとフスマともみ殻、さらにもみ殻燻炭、そして酵母種です。
肥料分の補給よりも土壌改良を意識した配合になっています。


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小型の管理機
女性でも使いこなせます。


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クボタ製管理機TMA21
小型ですが、手作業の10倍くらいの能力があります。


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鍬で手作業するのも、それはそれでまたいいものです。


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年数を経た古い機械ですが、調子良く動きます。
後ろの空は、何だか秋みたいですが、今は3月。


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中耕の終わった高野第一圃場、スペルト小麦

暖かい日が続きます。
昨日もそして今日も、日中は4月中旬のような陽気でした。

今日は定休日でしたから、朝のうちに先ず粗大ごみを環境センターに運びました。
まだまだ捨てなくてはならないものが沢山あるのですが、とりあえず気になっていたものを処分して、一角が片付いて少し気が楽になりました。

それから後はほぼ一日中、外で農作業をしました。
昨日の続きで麦畑の中耕、昨年の建築作業で大量に発生したカンナ屑を主な材料に使って、堆肥を積みました。

今年から圃場が一気に増えましたので、やることなすことすべてが大掛かりになります。
今までやっていたことが、まるでままごとのようです。
もちろんそのままごとで、ノウハウを磨いたのですけれど。

しかし今度からは、ちょっとしたことでもすぐに機械を使うことになりますから、機械のメンテナンスを怠らないこと、そして怪我をしないように注意すること、この二つは絶対忘れないよう心掛けていなくてはなりません。

今日は、とりあえず予定していた作業は、夕方までにほぼ終えました。
記録用の写真も撮れたし、まあまあ上首尾だったのでは・・・。

明日もお天気が良いようですが、もう早や明後日の営業に向かって仕込みです。
コーヒー焙煎もありますので、外作業はおあずけです。

ま、これはこれで仕方ありません。
いろいろ工夫して間に合わせて行こうと思います。

麦が育っています

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高野第一圃場のスペルト小麦です。
厚播きし過ぎて、過密になっています。
ちゃんと育つかどうか、経過を見て行きます。


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スペルト小麦近景
新しい葉が伸び始めています。
暖かい日が続けば、間もなく茎立ちして来ると思われます。


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デュラム小麦(パスタ用小麦)
これだと、種取り用で終わってしまいそうです。


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この小さな区画には、2列ずつ6種類の麦が植えられています。
ビール用の二条大麦やライ小麦(ライ麦と小麦の交配種)もあります。

各圃場にて、無事に越冬した麦が、再び成長を開始しています。

今日は、食工房の仕事を終えた後もまだ外が明るかったので、一輪車に堆肥を山盛りに乗せて、高野の圃場のメンテナンスに行きました。
追肥と中耕をするのです。

日当たりの良い高野圃場は、早くも麦の草丈が伸び始めており、畝間には雑草も繁り始めていました。

先ずは畝間に堆肥を薄くばらまきします。
そのままだと雑草を肥やしているようなものですから、そこに鍬を入れて掘り返し堆肥と一緒にすき込みます。
こうしておけば、雑草を抑えつつ肥料が効いて麦の成長が加速されるというわけです。

この後2ヶ月くらいして茎立ちして来た頃に、もう一度追肥を施します。
これは、穂の充実と食味の向上に関係があります。
この時は、即効性が要求されますので、リンの割合がやや多めの化学肥料を使います。

ええっ!化学肥料を・・・と言われますか?
そうですよ。
有機質が十分供給された良好な圃場で、化学肥料はサプリメントのような効き目を発揮します。
必要量を少しだけ、悪影響などあり得ません。

一方、農薬は、使いません。
しかしこれも、絶対にとは考えていません。
今のところ、使う必要が無いから使わないだけです。

私たちだって、どんな病気にかかっても絶対に薬を飲まないと誓いを立てられるわけはありませんから。

もちろん避ける方法は、最大限尽くします。
ま、そのように、種を播いた後も、実は手間がかかるのです。

一粒の麦を蒔いて、一切れのパンが口に入るまで、皆さん、どうぞその長い長い道のりを想ってください。

食工房は、麦からつくるパン屋を目指しています。