麦畑通信」カテゴリーアーカイブ

麦畑通信・2015.07.01

麦畑通信

山都町千咲原 渡辺圃場 ライ麦


麦畑通信

山都町千咲原 大江圃場 南部小麦

今日は雨模様の一日でした。
畑の作物には恵みの雨となりました。

ここしばらく麦畑の様子を見に行ってなかったので、思い立って見に行きました。
うちの畑のライ麦の様子を見て、あちらも色づいた頃に違いないと思ったわけです。

ライ麦も小麦も、素晴らしい成長を遂げていました。
特に、ライ麦の実の入り方がすごいです。
順調に行けば、初めて全量地元産で賄えるかも知れません。

さて一方、明日のパン焼き、いかが相成りますか?
酵母の調子は、上々ですが・・・。

今まで長年の間、酵母の培養だけは経験と勘に頼って手加減していましたが、今度からきっちりと計量して、記録も残しながらやることにしています。
娘も傍に貼りついて、一緒に覚えています。

先週出荷分も合わせて焼くので大量です。
失敗は許されません。
さあこれからまた酵母の様子を見ます。

今夜は、気が張って眠れないかも・・・。

麦畑通信・2015.06.02

麦

渡辺ライ麦圃場、一反分・300坪の面積
春の追肥と中耕を施したおかげで、生育が揃っているし株間に雑草がありません。
美しい!


麦

渡辺ライ麦圃場
今月末頃には、一面の緑の中に麦秋の風景が出現します。


麦

大江圃場の南部小麦
昨年同様、安定した出来栄えです。

今日は、千咲原地区の農家さんの圃場を見て来ました。
渡辺さんのライ麦、大江さんの南部小麦、ともにとても順調に生育していました。

特に渡辺さんのライ麦は、二年目にして早くも格段の進歩があったようで、食工房で試験栽培しているライ麦よりもずっとよく育っていました。
このまま順調に収穫までたどり着ければ、素晴らしい出来になることは間違いありません。
ただし、この先のお天気がどうなるかは、私たちの力の及ぶ範囲ではありませんから、ただ手を合わせて祈るしかありません。

大江さんの南部小麦も、少ない面積ながらよく育っています。
ただ、南部小麦は多収種ではないようです。
一穂あたりの実の数が少ないように見えます。
何とか一年分に足りる収量であって欲しいと願います。

この次の麦畑見学会は、6月末か7月初めに、麦秋の風景を愛でる会にしたいと思います。
開催は、このブログで告知しますので、興味のある方は時々チェックしていてくださいね。


畑

かぼちゃくんがとても元気です。
かぼちゃあんぱんまで、あと120日でしょうか。


畑

とうもろこし・ハニーバンタムとピーターコーン
定植して丸一週間、20cm以上にはなりました。

食工房畑通信

我が家の畑も順調です。
毎日朝晩の水やりは欠かせませんが・・・。

先日植えたかぼちゃは、本葉が伸びて来ました。
もうじきにツルを出してくることでしょう。

とうもろこしも、ずい分しっかりして来ました。
もう少し大きくなれば、水やりしなくてもよくなるはずです。

それにしても、雨が欲しい・・・!
今夜遅くから明日にかけて、雨の予報が出てはいるのですが、どのくらい降ってくれるでしょう。

麦畑通信・2015.04.26

ライ麦畑

沼ノ平の圃場
手前側は水はけが悪く、発芽していないようです。


ライ麦畑

千咲原・渡辺圃場
先日下見に来た時に比べて、緑の厚みが増したように見えます。


ライ麦畑

千咲原・渡辺圃場
早くも丈が伸び始めていました。


ライ麦畑

千咲原・渡辺圃場
背景に飯豊山が見える場所があるのを発見


ライ麦畑

食工房畑のライ麦試験栽培
小面積に、思いっきり手をかけていますので、育ちは申し分ありません。
お手本です。


ライ麦畑

これが、ほぼ理想的な生育状態です。


麦

食工房の店の前にも、鉢植えの麦が育っています。
もうすぐ穂が出そうな勢いです。

今日は、麦畑見学会のはずでしたが、参加のお申し込みがありませんでしたので、一人で麦畑の様子を見て来ました。

先ずは、先日下見に行けなかった沼ノ平地区へ。

今日は、「棚田の桜ウオーク」イベントが開催中で、大勢の参加者でにぎわっていました。
それをよそ目に見ながら、圃場へと急ぎました。

実は、生育を楽しみにしていたのですが、結果は悲惨でした。
そもそも発芽が悪かったのか、それとも雪融けの頃に水溜りになって根腐れを起こしたか、原因ははっきりしませんが、全く一かけらも生えていない圃場がありました。
出ている部分も雑草に負けて、このままではモノになりません。
難しい・・・のですね。

一方、千咲原の渡辺圃場のライ麦は、先日下見に来た時からまだ4日ですが、緑の筋の厚みが増したように見えました。
近づいて見ると、すでに丈が伸び始めていてました。
これから追肥と中耕を施すそうなので、その後は一層勢いを増して育って来ると思います。

大江さんの小麦は、まず申し分ありませんので、今日は省略。

で、我が食工房畑のライ麦、自慢じゃありませんが、一番しっかり育っています。
夕方、追肥を施して途中まで中耕しました。

こうして見ると、麦は米よりずっと難しい作物なのかも知れません。
この後の収穫期のお天気次第で、すべての苦労が水の泡ってこともあり得ますし・・・。
乾燥や脱穀も骨が折れますから。

皆さま、「一粒の麦からパンへ・・・」その道のりの長さを、どうぞご想像ください。
次は穂が出た頃に、また見学会を催したいと思っています。

麦畑通信 2015.04.19

ライ麦

茎立ちして来るのは、まだ一週間以上先かも知れません。

今日は、とても暖かい気持ちの良い晴天でした。
午後から雲が出て来たものの、風は暖かく過ごしやすい一日でした。

仕事が手際よく進んで時間が出来ましたので、畑に行って昨年から積んでおいた堆肥の切り返しをしました。
見ると、ライ麦も先日踏まれた後すぐに勢いをつけて伸び始めており、写真を撮りました。
今年は、この後追肥と中耕をすることにしています。

麦を作るというのは、本当はすごく難しいのだと、ある農家の方が言っていました。
その通りだなと思います。

米は、昔から大事にされてきたせいか、手法が確立していて誰が作っても同じものが作れるようになっています。
麦は違います。
北海道などで大規模にやっている所は、ノウハウが確立しているのかも知れませんが、このあたりの農家では主要作物ではないし、すっかり廃れてしまった今ではノウハウも失われてしまっています。
一から勉強しなくてはならない状況なのです。

昨年、自分で育てたライ麦と地元の農家さんが作ったライ麦とそれから北海道産のライ麦、それらを一度に比較する機会に恵まれて分かったことがあります。
出来上がったパンを食べ比べて、おいしさという点で評価すると、悔しいことですが北海道産には敵いません。
地元産は、まだまだ向上の余地があるのです。

私が自分の畑でライ麦を育てているのは、この場所でのライ麦栽培のノウハウを培いたいからです。
私は農家じゃないから、逆に思い切った実験が出来るのです。
実は来週、麦畑の見学会を開催すると呼びかけていますが、まだどなたからもお問い合わせがありません。
もしよろしかったら、麦の成長にお立ち合いください。

日時は、4月26日(日)です。
詳しいことは、お問い合わせください。
TEL 0241-38-3102 食工房

ライ麦発芽

ライ麦

うっすらと赤っぽい点々が筋状に見えますでしょうか?
きれいに揃って発芽してくれました。


ライ麦

いい感じに発芽しました。
昨年よりは、大分まばらです。

昨日すでに一部発芽し始めていたのですが、今朝にはすべて発芽しました。
昨年と同じです。
赤い色の芽が、ヒョロッと地面に顔を出しています。

実は昨夜、この季節にはあり得ないような激しい雷雨に見舞われ、地中の種が洗い出されるのではないかと心配しましたが、全くそんな心配は無用であったかの如くしっかりと発芽していました。
何度見てもいい光景です。

あと畑には、娘が、大根と白菜それににんにくやネギも抜かりなく植えています。

それから収穫と言えば、芋掘りが残っていましたね。
ちょっと大仕事というくらいの量です。

ギンナン

半透明のきれいなオレンジ色ですね。
でもうっかり素手で触ると被れることもあります。


くるみ

先日の胡桃を、きれいに洗って干してありました。

一方自然の恵みが、実はまだありました。
銀杏の実です。

これも手間がかかって、おまけに人によっては被れることがあるし臭いも良くないのですね。
しかし、これも上の娘がコツコツと拾い集めては水に漬けて果肉を腐らせて、中の実を洗い出しています。

本気で拾うと、売るほど採れるのですが、そこまではとてもじゃありませんがやり切れません。
それでも、家で使う分には十分過ぎるほどになります。
こうやっていろいろ間に合って行くのが、田舎暮らしのいいところです。

明日は、パン焼きの後は芋掘りになる予定です。

明日、明後日は定休日です

明日はお彼岸の中日、秋分の日でもあり休日です。
こんな日に店を開けて欲しいというご要望もないわけではありませんが、一週間の仕事のリズムが出来上がっていて、休息をないがしろにすることは出来ないのですね。
仕方がありません。
明日と明後日は、いつもどおり定休日とさせていただきます。

仕事はお休み・・・とは言っても、私の場合は休日の方がすることが多いくらいで、明日も予定はいっぱいです。
全部こなすことは、多分無理でしょう。
まあでもいいのです。
元気に動き回って、お腹が空いておいしく食べて、ぐっすり眠れるなら。


過去記事抄録

「百姓百品、百の姓」

※2007年9月15日の記事

熊、捕獲

多分今朝早く未明の頃でしょうか、仕掛けてあった罠に熊が一頭かかりました。
早朝、近所の人が畑の方からやって来て、「熊が入ってるよ。大きいよ。」と報告してくれました。

設置してから丸二週間、設置許可の期限が過ぎて、今日あたり撤去されるはず・・・と思っていたところでしから、よりによって今朝かかるとは何と気の毒な熊だろうと微妙な気分でした。

間もなく猟友会の方々がやって来ましたので、娘たち二人と共に同行して立ち会わせてもらいました。

オリの中に捕獲されていたのは、一目見て成獣と分かる大きな熊でした。
こんなのに至近距離をうろうろされていたのでは、危なくて仕方がないと思った次第。

いくら気の毒でも、ここは死んでもらう以外仕方がありません。
銃声一発、頭を撃ち抜かれて昇天。

そして死んだ熊の体を調べていると、いろいろなことが分かるのですね。
雄雌の判断は、外見ですぐに雄と分かりました。
すり減った牙の様子から、相当年齢を重ねた雄であることも分かりました。
また腹のあたりの肉付き具合から、たっぷり餌を喰っていることも。
(そりゃあそうでしょう。家のかぼちゃを一度に10個も、次の日にはとうもろこしを40本も喰っているのですから。)
身長は、立ち上がると優に大人の背丈に届くくらい。
体重も130kgくらいあるのじゃないかということでした。

それで意外だったのは、子連れの雌熊がいるとの推測があったのに、かかったのは雄熊だったこと。
侵入ルートも、推測していたのとは反対の方角からだったことです。

ちなみに雄熊は、子連れの雌熊を見つけると、雌を発情させるために子熊を殺すのですね。
それで雌は、神経質なまでに雄を避けるように行動します。
この周辺で大小二つの熊の足跡が見つかっていますから、子連れがいることはほぼ間違いありません。
それを追いかけて、今朝かかった雄がうろついていた可能性があります。

我が集落では、今年になって急に熊の被害が広がりました。
今までにも熊の出没は確認されていて、農作物の被害もあったのですが、散発的で捕獲駆除をするまでには至りませんでした。
しかし、手をこまねいている間に、このあたりはすっかり熊の領域になってしまっていたようです。
知らぬが仏、ひょっとすると我が家の庭先が通り道になっていた可能性もあったわけです。

この後も、まだ別の熊がいる可能性が大なので十分気をつけるようにと、今朝熊の始末に当たった猟友会の方から言われています。

一度人里を自分のエリアと認識して、畑の作物に手を出すことを覚え、人が積極的に抵抗するわけでもないことを学習してしまった熊は、何のためらいもなく際限なく作物に手を出して来ます。
実際、今年の状況がそうでした。

農家の方と話していていると、「山間なのだから、熊がいるのは仕方がない。かぼちゃやとうもろこしを少しくらい喰われたってそれはかまわない。人に危害がなければ・・・。」と、よく耳にします。
しかしそれは違います。

易々と作物に手を出させてはいけません。
餌付けしているようなものですから。
必ず次から、農作物を当てにするようになります。

そのうち畑が彼らの縄張りになり、いつか不幸な出会いで人的被害が発生します。
熊の領域と人の領域を分けておくには、人が努力しなくてはどうにもならないのです。

この前も申し上げたように、今回は最悪の事態と言えます。
私は、今日死んだ熊の命を弔うためにも、人のなすべきこと、役割と使命に想いを至らせて、これからの人生を過ごしたいと思っています。

麦畑通信・131122

ライ麦

右側の二列ずつ筋状に見えるのがライ麦です。
左隣は、菜種だそうです。さらに左には、小麦も蒔いてあるそうで、交雑がちよっと心配。

ライ麦

きれいに筋蒔きしてあるから作物と分かりますが、一見、畑の雑草のメヒシバなどと変わらぬ姿。

ちょっと間が開いてしまいましたが、その間に麦踏みも終わり、雪も降りました。
今日、思い立って、千咲原地区の農家さんにお願いしているライ麦の圃場を見に行きました。

昨日の雪はすでに融けており、越冬に備えて体型が低くなったライ麦が、たくましく育っていました。
種蒔きが遅かったせいで生育が遅れていますが、そこそこ収穫にはなると思います。

一方、沼ノ平の農家さんも遅まきながらライ麦を蒔いてもらいましたので、発芽の様子など見に行きたかったのですが、忙しくしているうちに雪が降ってしまいました。
ひょっとするとまだ見られるかもしれないのですが、何しろあちらは標高が高いので、もう雪の下かも知れません。

これから春まで、小麦もライ麦も長い眠りにつきます。
来春の雪融けの頃から、またご報告に及びます。


ふくしまオーガニックフェスタ2013

明日23日、郡山市内のビッグパレットふくしまを会場に開催されます。
先日申し上げましたように、食工房は出店しませんが、百姓市の仲間たちが出店していますので、お時間のある方はどうぞご来場ください。
詳しいご案内は<こちら>をご参照ください。

麦畑通信131010

今回から、麦畑の様子を季節を追って時々にお知らせしていこうと思います。
麦畑通信のカテゴリーを作って、そこにまとめて行きますので、興味のある方は開いてご覧ください。


麦

大江第一圃場の今日の様子・10月10日


麦

大江第一圃場


麦

大江第二圃場今日の様子・10月10日


麦

大江第二圃場


ライ麦

家の畑のライ麦です。すごい密度になって来ました。
これほど発芽率が良いと思っていませんでした。


ライ麦

夜半、雨も少し降ったようです。

麦畑通信131010

写真でご覧いただいたように、9月24日に種蒔きした第一圃場は、草丈が10cmほどになりました。
見る角度によっては、緑色の絨毯のように見えるくらいです。

来週の前半、追肥としてボカシを降るのと一回目の麦踏みをやるそうです。
時間が合えば、立ち会って来ようと思っています。

すぐ近くの第二圃場も先日発芽して、今日は草丈が5cmくらいでしょうか。
逞しく育っているようです。

そして我が家の菜園の一角のライ麦君は、ちょっと見事なまでの発育ぶりです。
ライ麦を蒔くには、土地が肥え過ぎかも知れません。
でも、朝露を湛えて朝日に輝く葉先が、例えようもなく美しいです。
私の写真では、とても伝え切れません。

あと、写真はありませんが、沼ノ平の岩橋さんに電話で確かめたところ、小麦の種まきがほぼ終わったところだそうです。
ライ麦は、今度の日曜日に蒔くそうです。
仕事のスケジュール上、私は立ち会いも手伝いも出来なさそうです。残念!

最後にもう一つ、ライ麦の作付けをお願いしている渡辺さんにも、今日やっと電話で確認することが出来ました。
種蒔きは、少し前に終わっていて発芽が始まったところだそうです。
圃場の場所を教えていただきましたので、近々写真を撮って来ます。

このように、麦の作付けは順調に進んでいます。
この次は、麦踏みの様子をご報告出来ると思っています。

なお、麦の栽培に興味の湧いた方、見学することも出来ますので、どうぞご遠慮なくお申し出ください。
とりあえず、ご連絡は食工房へお願いいたします。