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いよいよ雪か?

喜多方市 11/18の天気


喜多方市 週間天気予報

当地の天気予報に、今シーズン初めて雪マークが出ました。
いよいよ雪の季節が始まります。

最初からまとまった降雪になることは滅多に無いことですが、それも必ずしも分かりません。
いきなり積雪になったらどうしましょう。

まだ冬支度は出来ていないのですよ。
と言うか、今年の春に雪囲いを撤去出来ずにそのまま置いてしまっています。

それならかえっていいじゃないか!と言われそうですが、これがそうも行きません。
中途半端に一部取り外した箇所があったりして、そこがまだ元通りになっていないのです。

そして、降雪期までにきれいに片付けて置くべき地面の上にはいろいろなものが出したままになっていて、そこへ雪が積もったらもう収集が付かなくなります。

電気柵の道路沿い部分の撤去作業も完了していません。
除雪車の走行の邪魔になるので、そこだけは絶対に撤去完了しておかなくてはなりません。

明日一日でどこまで終わらせられるでしょう。
大半残ってしまうであろうことは確実ですが、いきなり大雪でさえなければ片づけ作業は出来るので、まあ気は揉まないことにしています。

こういうのって、ある意味メンタル的強さが必要ですね。
ただ鈍感で気にならないのではなくて、気にしつつもそれぞれの可不可に覚悟を決めるってことですね。

気になって夜も寝れないというのでなく、別に枕を高くする必要はありませんが、しっかり寝て体力を確保する、その落ち着きが必要ってことですね。

今日焼いたシュトレンの仕上げもあるし、明日も思いっ切り忙しい一日になります。

この秋、クマの報告が少ないと思いませんか

もちろんこれは、当藤沢集落の状況であり、私のブログの中の話です。

思い返せば昨年の秋は、クマ出没ラッシュで大騒ぎでした。
人家への侵入一歩手前の危機的状況でした。

あれから一年、ずっと出来ることは何でもやるという方針で対策して来ました。
もちろん、すべて的を得ていたかどうかは分かりません。

今年5月から7月にかけて繁殖期の頃は、立て続けに親子連れを含む複数のクマが出没しましたから、とても緊張した覚えがあります。
一人で、畑の外れの藪に近付くなど、怖くて出来ませんでした。

そして夏、クマの気配が遠のいた間に、ひたすら周辺の藪の刈り払いを行い、秋を迎えました。

9月の終わり頃に一度だけ出没がありましたが、その後は今日までずっと出没を確認出来ていません。
4ヶ所設置してあるトレイルカメラは、いずれももう一ヶ月以上の間クマに関してはノーヒットです。

一体どこへ行ったのでしょう。
絶対にいなくなったわけはありませんから。

この前も申し上げましたが、山の実りは大豊作なので、人のいる場所に出て来なくても済んでいるということなのでしょうか。

ところが、他の地区ではクマの出没は減っていないと聞きます。
また全国的には、今年は昨年に比べてもクマの出没件数は飛躍的に増加しています。

この我が藤沢集落の状況は、ある意味対策が功を奏していると言えるのかどうか、そこはまだ分かりません。

来年になって、また繁殖シーズンの頃、今年と明らかに違って良い状況になっていれば、初めてその結果が見えるのかも知れません。

いずれにしても、クマの数を減らしてもらわないことには、いつまで経っても安全は約束されません。

ちなみに、今シーズンはこれまでに、当地内で3頭捕獲駆除されています。
4頭目の駆除も申請し罠の設置をしましたが、期間内に捕獲出来なかったようです。

ま、獣害対策に終わりは無いと思っているので、今後も出来ることは何でもやり続けます。

めでたく、種まき完了

麦ラボ

中島第8圃場 播種開始


麦ラボ

中島第8圃場 こんな地形でも水はけが悪いということがあります。


麦ラボ

2週間前に播種した第2圃場のライ麦


麦ラボ

第8圃場 ライ麦播種完了

本日午後、予定通り晴天の空の下、麦の種まき最終作業を終えました。
作業自体は、一時間半ほどで余裕をもって終わることが出来ました。

これであとは、まだ片付いていないその他の圃場の片づけに取りかかります。
カボチャやさつまいもを収穫した圃場は、雑草だらけでジャングルになっていますから、それをきれいにして一回耕耘するところまでやりたいですね。

その他、上げればキリの無いほど、あっちもこっちも作業を待っている圃場や耕作放棄地などがあります。
特に何を植えるわけでなくても、草やぶになってしまうことだけは避けなくてはなりません。
言わずもがな、獣害対策です。

今年は、実は大きな変化がありました。

昨年の秋9月と10月、連日のようにクマの出没がありましたが、今年はどの箇所でも出没を確認していません。
要所を狙って徹底的に刈り払いしたことが良かったのではないかと思っています。

クマだけでなく、イノシシも防ぐことが出来ているようですから、これは実際に効果的な対応だったと言えるでしょう。

電気柵の設置と周辺の刈り払い作業は、獣害対策上不可欠の要素であることを確認出来たと思っています。

来年さらに再来年とその効果が続くようであれば、もう間違いなく獣害対策の一つの手法として定着すると思います。

今、美しい緑色の麦の幼苗が成長を始めています。
その風景があるのは、徹底した獣害対策のおかげです。

そして、そのために外で体を使って、時に重作業もすることが、健康維持のために大いにプラスになっていると感じます。

すべては、おいしいパンのために。
そして、楽しい毎日のために。

紙版・飯豊の空の下から・・・ 79号

IIDEの編集が終わり、pdfファイルを公開いたしました。

いつものように、記事末尾のリンクバナーをクリックしてご覧いただけます。
多くの方にご覧いただければ、大変ありがたく幸いです。

印刷の方も発注いたしましたので、近日中に店頭あるいは取引先店舗にて配布の予定です。

またインターネットをご覧らならない方へ、あるいは紙版を是非ともご覧いただきたい方へ、郵送にてお送りしています。

いつもながら、この次は間を空けないように出そうと決意だけは固くしております。

来月号をお楽しみに!と申し上げて、自らにプレッシャーをかけて置くことにいたします。
ではでは。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.79 2024年10月号をご覧いただけます。

IIDE


★馬路村の柚子ジャムと柚子マーマレードが買えるようになりました。

shokuko store

IIDEの編集に取りかかっています

紙版・飯豊の空の下から・・・79号の編集に取りかかっています。

7月に出して以来、また間が空いてしまいました。

取りかかれば、案外短い時間内に出来上がるのは分かっているのですが、それをさせない要因がいつもいくつもあって、今回やっときっかけを掴みました。
麦の種まきがほぼ終わっていること、今日が定休日だったこと、雨が降って他に何も出来なかったこと、これらの条件が重なったことがきっかけを掴めた理由です。

ここでまたブログに時間を割いていると終わらなくなりますので、今日はこれにて失礼いたします。

70代を生きる

私、本日をもちまして73歳となりました。
見た目も、中身も、紛う方なき老人です。

なって見て分かったことは、70代は個人差の大きい年代なのだなということでした。
もはやこの世にない人もいれば、全く老いを知らないかのごとき達者な人がいます。

私の身の回りを振り返れば、私の父は76歳でこの世を去りました。
私にしてみれば、あと3年でその節目です。

元気に通過して行きたいものだと思っていますが、その時になって見ないと分かりませんね。
先ずは心がけでしょうか。

一年一年を、一瞬一瞬を、これまで生きられたことに感謝しつつ、前に進むということに尽きると思います。

おかげさまで、今のところは皆さまにご心配をかけるような懸念材料はありません。
今後ますます精進いたします。


お誕生日プレゼント!?

獣害対策

後ろ方向からpt2カメラポイント横を通過して行く
27日深夜 23:49


獣害対策

立ち止まって向きを変える


獣害対策

右手に向かって立ち去る
先には、栗の木がある



獣害対策

約一時間後にpt1カメラポイントに現れた。


獣害対策

前方へと歩いて行く


獣害対策

行く先で分かれ道になっている
どちらに行ったかは不明



獣害対策

高野地区トレイルカメラ配置図
※画像クリックで拡大表示します。

昨日の深夜から日付変わって本日未明にかけ、クマが出没しました。
高野地区に仕掛けてあるトレイルカメラ2台が、同一個体を時間をおいて捉えていました。
これにより、昨夜は高野地区にクマが一定時間徘徊していたことが判明しました。

ちょうど栗が食べ頃となって来ています。

全く、誕生日のプレゼントですか!?
冗談じゃありません。
御免被ります。

明日は、区長が駆除要請に役場を訪ねます。
それにしても、肥え太っていますねぇ。
冬眠はるか前からこんなに喰って、どこまで太るつもりなんでしょう?

それはいいけど、無事に冬眠まで生きていられるかどうか、分からないよ!

山の実りは豊かにちがいない

今年のお正月の元旦早々、能登を震源とする大きな地震があったことは、未だに記憶に新しいことです。
会津のこのあたりでもかなり大きな揺れが長く続きました。

その時とっさに、今年は植物たちが沢山実を成らすに違いないと思いましたが、実際その通りになって来ています。

春先、山の植物も庭の植物も、それはそれは見事な見栄えの花を沢山咲かせました。

6月の頃には、桑の木が異常と思えるほどに鈴なりに実を付け、落ちた桑の実が黒い絨毯のように地面を覆いました。
それを食べにクマたちが連日やって来たことは、このブログでも報告しています。

9月になり季節が進んで、栗や柿が食べ頃となりましたが、こちらも枝が折れんばかりに沢山実を付けています。

これを狙ってクマたちがまたやって来るに違いないと、トレイルカメラを仕掛けて待っていますが、意に反して一向に現れません。
いや、まだこれからなのかも知れませんが、予備偵察に回った様子もありません。

昨年の今頃、連日のようにクマに関する報告を上げていましたが、今年の秋はいやに少ないな・・・と思われませんか。

実際その通りです。
多分ですが、昨年みたいに人家の近くまで侵入せずとも、山の中あるいはもっと集落の外れあたりで十分腹が膨らんでいるのでしょう。
否、そうとしか思えません。

ということはです。
豊富な食料にありついてしっかり身を養ったクマたちが元気に冬を越し、また沢山子を成して来年を迎えるということになります。

その後がどうなるか、考えなくても分かります。
その予測の上に立って、来年の獣害対策を今から考えて置かなければなりません。
まあ、来年になったら、否でも分かります。

9/17 クマ出没

獣害対策

8/27、9/12 に出没した個体と同一個体です。

獣害対策

画像リックで拡大表示します。

今朝方9/17 04:19 、屯所向かい墓地参道入り口にまたクマが現れました。
8/27、9/12 と同一個体だと思われます。(ほぼ間違いない。)

いずれの映像も、映り出しが坂道の途中を上って行くところからなので、その手前でどの方向からやって来たのかが分かりません。
少なくともカメラの前を横切って行ったのではないでしょう。

カメラのトリガースピードは、静止画で0.2sですが、動画の場合は少し遅いとしても0.4~0.6s以内だと思いますので、やはり草の陰などからスッと入り込んで来た、そんな動きだと思います。

複数台設置して違う角度から狙えば、もっと詳しい状況が分かると思うのですが、どこからどの方向に向けるかがとても難しいのですね。
少し前、一度挑戦したのですが、うまく行っていません。

それに、他にも気がかりな個所は沢山ありますから、一箇所に複数台のカメラを置くと、他の場所が監視出来なくなります。

お彼岸も近いことですし、お墓に行く参道ですから、とりあえず注意喚起のために回覧板で情報を告知することにしました。

今後のお天気が、少し心配

昨日までずっと少雨傾向のお天気が続いていましたが、今日は昼頃に猛烈な降雨があり、その後夕方までそして今も雨模様のお天気です。
さすがにパサパサに乾いていた地面も、たっぷり水を含んだと思います。

そして今後一週間くらい、秋雨前線の影響で雨がちのお天気が続きそうです。
このあともう一度乾くタイミングがあると思っているのですが、もしそうならなかった時は、麦の種まきに支障が出ます。

いつもながら、お天気には逆らえませんので、ハラハラドキドキ気を揉むことになります。
まあこれは、農業という仕事を選んでいる以上、宿命みたいなものですね。

それに比べれば、屋内で計画的に仕事が進むパン屋は、ある意味気が楽と言えます。
と言うか、仕事を二つあるいは三つ持つことは必ずしも不可能ではありませんが、その一つに農業が関わると、難易度が飛躍的に高くなるのだな・・・と、今頃思い知ってもどうにもなりませんね。

悪い選択だったと思っているわけではありません。
必要なのは、健康と体力です。

私、今72歳、もうすぐ73歳。
あと何年?と数える方が早い歳になりましたが、まだまだ弱っているわけには行きません。
最後まで現役で、オーブンの前か畑の隅で終わりたいと思っているくらいですから。

がんばります。

予期せぬ雨に振り回される!?

ここ数日のお天気は、曇りまたは晴れで日中は猛暑、そこへ予期せぬにわか雨が15分かそこらダーッと降って来るというもの。
それも一度だけとは限りません。
昼夜問わず数回。
もちろん、外での作業は中断となります。

では、定植したキャベツや白菜にとって良いお湿りになったかと言えば、ノー!
決定的に雨量が足りていません。

整備中の圃場は、トラクターで耕耘すると、所々土ぼこりが立ちます。
麦の種まきまでは、これがかえって好都合ですが、定植したばかりの秋野菜は毎朝夕に水やりです。

お天気というもの、その時々に何をしているかどう対応するかで敵にも味方にもなるということですね。
そしていつもうまく行くとは限らない、それがお天気というものでしょう。

いまだ残暑が厳しく10月まで続くとの予報もありますから、麦の種まきの時期も遅らせるなど調製が必要かも知れません。
尤も、圃場整備はまだ完了していませんが・・・。

農業という仕事、いつも自然と共にあり、自然を観察する目と感覚が大切と思う今日この頃です。