食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

明日はパンを焼きます。

明日は、定休日明けの木曜日、パンを焼きます。

なお、店の営業は11:00~17:00です。
通常より1時間早く終了しています。

どうぞよろしくお願いいたします。

気になるクマの出没ですが、昨日、今日と、気配が遠のいています。
冬眠対応で動きが変わったかも知れません。

しかしまだ見極めはついていませんので、油断はしていません。

ご来店時に事故が起こる懸念は、ほぼほぼ無いと思っていますが、ご来店については皆さまそれぞれのご判断をお願いします。

・・・と、実のところ、このような告知をしなければならないなんて、よほど異常です。

もはやこのあたりでは・・・どころか、会津全体、否、福島県全体、否、東北全体、どこに住んでいても、どこに出かけても、いつクマに遭遇するか分からないのですから。

全く・・・、困りました。

紙版「飯豊の空の下から・・・ 」85号公開しました

IIDEこと紙版・飯豊の空の下から・・・ 85号のpdfファイルを、インターネット上食工房のホームページ内に公開しました。

いつものように、ブログ記事末尾のリンクバナーをクリックしてご覧ください。

「2025収穫の恵みパンセット」のご案内、シュトレンのご予約受け付けのご案内、新商品「クネッケ」のご紹介など盛り沢山な内容です。

多くの皆さまにご覧いただければ、ありがたく幸いに存じます。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.85 2025年11月号をご覧いただけます。

IIDE


★馬路村の柚子ジャムと柚子マーマレードが買えるようになりました。

shokuko store

2025収穫の恵みパンセット

お待たせいたしました。

昨日の播種完了を以て、百姓8年生への進級が確実となりましたので、お約束通り今年の収穫の恵みパンセットを発売いたします。

先ずは内容です。

① 自家産小麦の角食パン 1斤 550円
自家産南部小麦と同じく自家産ゆめちからのミックス粉を使い、食パンを焼きました。
② 堅焼き黒パン・大  1本 800円
自家産ライ麦全粒粉を33%入れた、堅焼きのライ麦パンです。
スパイスのキャラウェイシードも入っています。
③ スペルト小麦丸  1個 760円
自家産スペルト小麦全粒粉を50%入れた堅焼きのパンです。
④ プンパニッケル 1個 630円
自家産ライ麦全粒粉だけで焼いた、ずっしりと重たいパンです。
専用の酵母種ザワータイクにより、酸味が特長のライ麦パンになります。
⑤ クネッケ 2枚入 700円
日本国内ではほとんど例がないライ小麦(自家産)の全粒粉を使って焼いた、薄焼きのパンです。
スウェーデンではクネッケ、英語圏の国々ではクリスプブレッドと呼ばれます。
⑤ かぼちゃあんぱん  2個 560円
食工房のお得意さま方はとうにご存知のかぼちゃあんぱん、かぼちゃのイメージがすっかり変わってしまうほど、クリーミィ&スイート。
⑥ あらびきマスタード 1瓶 900円

以上、合計4,900円を3,000円の特別価格にて、限定50セット用意します。

ご注文は、この後ご予約の形で随時受け付けますが、商品のお届けまたはお引渡しは、時間がかかります。

また、ご購入はお1人さま1セットと限らせていただきます。

ご注文は、食工房オンラインストアまたはハンドメイドマーケット”Creema” をご利用いただくか、または食工房に直接ご連絡ください。
お電話、ファックス、メール、あるいはお葉書や封書でも結構です。

店頭でのお受け取りをご希望の方は、まずご予約いただいた上で、お引き渡し期日をご相談させていただきます。

なお、商品の写真の編集などがまだ完成していないため、オンラインストアでご購入は、もう少しお待ちください。

播種作業のため、明日のパン焼きを休みます

麦の種まきが、いよいよタイムリミットです。

昨日と今日、晴れまたは曇りのお天気で、圃場も少し乾いて来ましたので、少しずつ播種作業を進めています。
明日から週末にかけても雨が降らない予報になりましたので、明日のパン焼きをお休みして、一気に播種作業を終わらせることにしました。
昨日と今日の作業で、予定の半分以上を終わらせることが出来ましたので、明日一日で播くだけは終わりそうです。

先に播いた南部小麦は、もう麦踏みの段階に達していますので、この後続けて麦踏みと中耕の作業をしなければなりません。
今シーズンは、天候のせいで播種作業が間延びしてしまったため、麦踏みと中耕も後へ引っ張ることになりました。

そんなわけで、皆さまへの告知も間に合いませんが、明日はパンなしで開店することになります。
クッキー、スコーンなど焼き菓子が一部あるのみです。
申し訳ございませんが、悪しからずご了承ください。

なお、店頭にてコーヒーのお振舞いをしております。
外のテントで、ちょっと一休みしていらしてください。

南部小麦とゆめちから、最高の組み合わせ

この10月から、パン生地のベースになる小麦粉を南部小麦とゆめちからのミックスにしています。

最初50+50で試しましたが、ゆめちからのグルテンが強すぎてかえって伸びの悪い生地になりました。
最終的に南部70+ゆめ30で、弾力と伸びの良さがバランスして膨らみの良い生地が出来ましたので、現在、このミックス粉をベースに食パンやその他のパンを焼いています。

その中で、自家産小麦の食パンは、南部小麦も自家産の物を使い、こちらは南部60+ゆめ40で焼いています。
同じ南部小麦でも、会津の地で自家産したものと岩手県産の製粉会社製のものでは、粉の性質が若干違うからです。

いずれにしても、この組み合わせで、これまでで最も納得の行く食感と風味を実現することが出来ました。
そして、自家産小麦でそれが達成出来たことに、大いに満足しています。

そして目下の懸案は、そのゆめちからの種まきがまだ出来ていないことです。
※ちなみに、南部小麦は種まき完了しています。

今週が最後のチャンスと思っていますが、天は味方してくれるでしょうか?
「蒔かぬ種は生えぬ。」の言葉通り、種まきが出来なかったら、来年の実りはありません。
命を懸けてやらなくては・・・。

今年のシュトレンのご予約を承ります

遅くなりましたが、今年のシュトレンのご予約の受け付けを開始いたします。
先ず初めにお断りしなくてはなりませんが、今年も大幅な値上げをお願いすることになりました。
材料の高騰、包装資材の高騰、エネルギー価格の高騰など、商品価格に反映せざるを得ない要因が、今年も目白押しです。
ご注文が減るかも知れないことを覚悟しながらの決断です。
以下、ご案内です。

★ 2025年 食工房のシュトレン ★

ご予約は、次の方法の中からお選びください。

食工房オンラインストアをご利用ください。<こちら>
ご予約商品として、ご購入いただけます。
ご依頼先へのギフト出荷も可能です。

ハンドメイドマーケット ”Creema” をご利用ください。<こちら>
オンラインストア同様、ご予約商品としてご購入いただけます。
ご依頼先へのギフト出荷も承ります。

食工房に直接ご連絡ください。
お電話、ファックス、メールなどまたお葉書や封書でもかまいません。
受け付け後、折り返しこちらからご連絡差し上げます。
お届け日時、代金のお支払方法等について打ち合わせさせていただきます。

その他「道の駅あいづ」など、食工房の製品の取り扱い店でのご予約が出来るよう、ただ今調整中です。

今年も、多くの皆さまのご注文ご用命をお待ちしております。

今日は、来年のパンの仕込みをしました

麦ラボ

一年間休耕した高野第2圃場
二年ぶりの作付けは、南部小麦になりました。


麦ラボ

播種の終わった高野第2圃場
その奥に、ご近所の方のご厚意で、高野第3圃場を準備することが出来ました。


麦ラボ

一年間休耕した高野第一圃場
二年ぶりの作付けは南部小麦、来年のパンの仕込みです。


麦ラボ

高野第一圃場
獣害対策のため、電気柵を設置しています。


麦ラボ

圃場は、すべて電気柵で囲っています。
道路を隔てた近所の方の圃場も一緒に囲っています。
空中線を渡して給電しています。

今シーズンは、種まきが遅れています。
雨が多く、圃場が乾かないからです。

今日は、昨シーズン休耕した高野の圃場に、南部小麦を播きました。
ここの圃場の土は水はけが良く、また長年の手入れで土も肥えていますので、使わない手はないのです。

これまでの実績を基に作付け計画を立て、今シーズンは自家産小麦の食パンのために南部小麦を大幅に増やすことになりました。

今日の種まきは、その意味でも来年のパンの仕込みをしているという実感がありました。
畑から、お皿まで、その道のりの遠いことをいつも感じています。

そして今日は、明日のパンの仕込みもやりました。
一昨日木曜日から、「自家産小麦の角食パン」を筆頭にその他のパンもすべて自家産小麦をミックスしていますが、出来上がりがとても良好で、風味食感ともにあらためて感激しています。

皆さまにも、ぜひ味わっていただきたいです。
ご来店をお待ちしております。

自分で作った小麦でパンを焼く

自分で小麦を作って、そしてパンを焼く。
米飯とはまた違った意味で、実現の難しいパンの自給自足が実現します。

今年収穫した南部小麦とゆめちからをミックスして、風味食感ともに満足の行く食パンが焼けるのです。
それを皆さまにも販売し、食べていただけるところまで実現したことに、大きな感慨を味わっています。

今日、思い立ってこのブログを始めた頃の記事を読み返していたら、<こんな記事>がありました。

その頃、「六十を過ぎたら、またマキとランプの山暮らしに戻りたい・・・。」と思っていた私ですが、とっくに七十も過ぎてしまった今、何を思っているかと言えば、あの頃のような暮らしはもはや不可能、獣たちとの戦いに勝てる見込みは到底無い!ということです。

その一方で、私はついに農業者になり小麦を作付けして、その小麦でパンを焼いて商売にしています。
トラクターやコンバインのような大きな機械も使いますが、土の上で麦が育つという大原則は変わりません。

収穫は、何物にも代え難い大きな喜びです。
それがさらにパンになることで、二重の喜びを味わうのです。
ですから、今の私の生活には、退屈の二文字はありません。

昔思っていたことをすべて実現することは出来ませんでしたが、その必要もなかったということが、今改めてよく分かります。
ほんの一つか二つ達成しただけで、もう十分満足して納得していますから。

さて、そんな思いのこもった食パンを、明日はいよいよ売りだしです。

皆さまのご来店をお待ちしています。

自家産小麦に切り替えて行きます

これまで、小麦粉の大方は岩手県産と北海道産の小麦の粉を業者から仕入れていましたが、今年はゆめちからと南部小麦を沢山収穫しましたので、在庫がなくなるまで当分の間、これら自家産の小麦粉を使用することにいたします。

明日のパン焼きから、自家産を混ぜる形で切り替えます。
北海道産「春よ恋」は、自家産の「ゆめちから」になります。

一方、岩手県産の「南部小麦」は、自家産を併用する形になります。
その時々で割合が変わります。

原材料表示としては、小麦粉 : ゆめちから(自家産)、南部小麦(岩手県産・自家産)のような表現になります。

製造現場においては、ゆめちからのグルテンが大変強いので、生地の調製に初めのうち戸惑いが生じるかも知れません。
パンの出来を悪くしないよう、注意深く作業したいと思います。

風味、食感ともに、若干の変化があると思います。
皆さまには、お気づきの点などあれば、率直にご指摘いただきたいと思っています。

とにかくも、明日のパン焼きが楽しみです。

皆さまのご来店をお待ちしております。

明日もいつもどおりに

二日間の定休日も終わり、明日はまたいつも通りに営業です。

一昨日から晴れが続きましたので、今日は麦畑の種まきに向けて圃場の耕うんも一部ですが行うことが出来ました。

実はこの間もずっとクマ対応に時間と手間を割く毎日ですが、まあ何とか牽制出来ていると思っています。

場所によってトレイルカメラの映像も取得していますが、皆さまに公開するための編集作業をする時間がありません。

パソコンの中には、大量の映像画像データが溜まっています。
一方、上の娘も、手書きで「けものノート」を記していて、手書きの地図や見取り図も使って日付と獣の種類と出来事などを記録しています。

出来ることなら、それとパソコンの中のデータを統合して、このあたりの獣害に関するデータベースを作成出来ればいいと思うのですが、それが仕事でもないのにそこまではとても及びません。

とりあえずそれは置いて、明日のパン焼きに備えなければなりません。

ではでは。