食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

取り引き先各店のキャッシュレス導入事情を伺う

今日は、販売をお願いしている業者さんへ納品に回りました。
そのついでに、各店のキャッシュレス導入事情を伺いました。

どのお店も、食工房に先んじてキャッシュレスに対応済みであることは知っていましたが、どのくらいの利用頻度か、使い勝手についてはどうかなど、いろいろお訊ねしました。

早くから導入しているお店では、各種決済を逐次導入したため、今後それらをどう統合して行くかが課題のようでした。
また、Air PAYを導入しているお店もあり、食工房としてはいろいろ参考になるお話を聞くことも出来ました。

そしてどのお店も、キャッシュレスはもはや欠かすことの出来ない決済手段として、大いに活用しているようでした。
あるお店では、お客さまの90%以上がキャッシュレスを利用するとのことでした。

これを以てしても、食工房も、いよいよレジのIT化に本腰を入れる時が来ている・・・と感じました。
ま、ちょうど良い潮時だったということでしょうか。
積極的に進めたいと思っています。

さて、明日もまたパン焼きです。
おいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

沼ノ平の「福寿草まつり」も始まっています。
山都町方面へ、ぜひお出かけください。

今日もおいしいパンが焼けました

天然酵母で品質の安定したパンを焼き続けることは、実は難しいと言わなければなりません。
20年やっていても、未だに時々うまく行かないことがあります。

パンの出来は、ひとえに酵母の状態に依存しますから、パン生地のをこねる前の酵母種の状態を見れば、その日のパンの出来がどのようなものになるか分かります。
酵母種の調製が不出来なら、もうその日のパンの出来は、どんなにがんばっても期待は出来ません。

幸いなことに、ここ2~3週間、いい調子です。
その前に好不調を交互に繰り返したことがあって、まあそのおかげで多くの情報を得ることが出来ました。
今は、調整に関する配慮が的を得ているのか、ずっと好調です。

この他、プンパニッケルのザワータイクだけは別途調製しているのですが、こちらも今までになくいい状態です。
プンパニッケルの風味が少し変わったかも知れません。
酸味がやわらかくなり、麦芽の風味が感じられる優しい味になりました。

あと、生地をこねる時に加える塩分の量を微調整しました。
たまねぎパンの膨らみが良くなっています。
その他のパンもどれもこれも、きっとご満足いただけると思います。

なお今後も、向上を目指して努力いたします。

キャッシュレス導入進捗状況

Air Payの導入に向けてトレーニングをしています。
専らレジに立つことの多いカミさんが、まず一番ITに遠い人なので、とにかく繰り返し練習してもらうしかありません。

実際にクレジットカードを使って、決済の手順をやって見るのです。
カードにも3種類あって、一番新しいタイプは非接触アクセスが可能でカードリーダーにかざすだけで手順が完了しますが、古いタイプは挿入してアクセスし暗唱番号を入力あるいはサインをもらう、さらに古いタイプは磁気テープ部分をスライドして読み込み、暗唱番号入力またはサインで完了と、覚える手順が幾つもあって大変です。
一番古いタイプは手元にそのようなカードが無いので、もしそのタイプのカードを出されたら、ぶっつけ本番です。

あとまだ、プリペイドカードやQRコード決済もあります。
今、取り敢えずVisaカードだけが登録完了していますが、その他のカードとQR決済も使えるようになった段階で、さらにトレーニングしてから本番スタートしたいと思っています。

実は、決済手段だけでなくレジのシステム全体をIT化することを勧められているのですが、こちらで購入して揃えなくてはならない機器がいくつかあって、その費用が見合うかどうか迷っています。
いずれその方向に進むことは確かですが、これまた覚えなくてはならないことが沢山増えますから、いつになることでしょう。

ま、世の中、どんどん変わってますね。
街で買い物する機会の少ない私など、毎度レジまわりの変遷ぶりには目を見張らされています。

待たされなくて良かったり、小銭を探す手間も不要など、便利には違いありません。
また、金融機関では両替に手数料をとることもあるわけですから、キャッシュレスが取引の規定になって行くことは、もはや抗えない流れでしょう。

しかし、その便利さに実は金を払っているということは、忘れず意識しておいた方がいいと思います。
誰がどこで払うかが大いに問題ですが、販売する側としたら、それはすべて商品代に転嫁したいわけですね。
実際に出来るかどうかは別問題ですが・・・。

家のような小さい商売が今後どんな行く末になるのか、ちょっと予想が付きません。

さて、明日はまたパン焼きです。
二日間の定休日が明けて、営業再開です。

お天気の方は、少し回復傾向みたいです。
日差しが戻れば暖かいと思いますが、いかがでしょう?

皆さまのご来店をお待ちしております。

本格的なキャッシュレス実現に向けて

今、世の中は、上げてキャッシュレス決済へと傾いています。
確かに合理的だと思います。

ただ、数多の決済サービスが立ち上がって、利用者もまちまちの選択をしている段階では、店側のメリットは必ずしも保証されるものではなく、食工房は導入を見送っていました。<参照>

2年ほど前になりますが、喜多方市の肝いりでPay Pay(ペイペイ)の導入支援事業があり、それには参加しました。
いわゆるQR決済と呼ばれているもので、店側は何も用意することなくただその店固有のQRコードを掲示して置くだけで良く、手数料も破格で売り上げの振込手数料も無料で良いという条件でしたから、これは乗らない手はありませんでした。

キャッシュレス決済をお客さま側から見ると、自分の利用している決済サービスに、どこの店でも対応してくれることが理想です。
一方店側では、どのような決済サービスでも利用していただける環境を用意することが理想となります。

今回そろそろ潮時だなと思ったのは、Air Pay(エアペイ)という決済サービスが、各社クレジットカード、交通系プリペイドカード、QR決済など68種類の決済を一括して対応可能とし、売り上げの振込み手数料も無料、そして必要な端末(iPadとカードリーダー)も無償提供するという条件を見たからでした。
手数料も最大3.24%と決して高い方ではなく、私をして導入に向けて決意を促す状況となりました。

今、申し込み申請が通り、端末デバイスも到着し使い方をトレーニング中です。
3月半ば頃から、実際に店でご利用いただける予定です。
もちろん、これまでご利用いただいていたPay Pay QR決済も、変わらずご利用いただけます。

さて明日は、また定休日明けの木曜日、パン焼きの日です。
道の駅あいづさんのご注文も合わせて大量のパンを焼きます。

そして、皆さまのご来店をお待ちいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

開業20周年記念、最後のサプライズは?

3月末日までの予定で、開業20周年記念の企画を幾つか展開中です。
ただ、定期便をご利用の方対象の特別企画だけがまだ実施されていません。
中身もお知らせしていません。

準備に時間がかかったことが一番の理由ですが、いよいよ3月にお届けする定期便の中にサプライズがプラスされます。

古くから食工房にお付き合いくださっているお客さまならどなたも覚えていらっしゃるであろうある商品を、サプライズ用に再開して非売品として製造し、パッケージの中に入れてお届けします。

今まで内緒にして来ましたから、せっかくなのでお手元に届いてからのお楽しみということで、このままお知らせしないで置きます。

思い返せばこの20年の間、食工房も本当にいろいろな事をやって来ました。
イベントの開催やイベントへの出店もありました。
人気商品だったものの諸事情により製造中止となったものもありました。
そんないろいろな事を思い出していただけるかも知れません。

さて、明日もまたパン焼きです。
お天気はパッとしませんが、雪は無いと思います。
皆さまのご来店をお待ちしております。

さて、また気合を入れてパン焼きです

このところ毎週木曜日のパン焼きの量が増えています。

「道の駅あいづ」さんのご注文のおかげもありますが、全体的にパンの売れ方が上向いて来ました。
年明け以降、低迷していた店の売り上げが、やっと息を吹き返した来たようです。

近所の方が、朝食用に「食パンを6枚切りにして!」と言って買って行かれることもあったりして、食工房のパンを身近に感じてくださっていることがとてもうれしく思われます。

ここで特筆したいのは、プンパニッケルが最近よく売れ出したことです。
度々お求めになる方もあり、皆さんが口を揃えて仰るには、「他所でもプンパニッケルを買って食べたけれど、何か違う。食工房のプンパニッケルが、やっぱりおいしい。」とのこと。

何も特別な事はしていないのですが、これはきっとライ麦そのものの違いなのかな・・・と思ったりしています。
あと、専用の酵母種であるザワータイクの仕立て方にも違いがあるのかも知れません。

食工房のプンパニッケルは、原材料の粉の自給率が100%ですから、何と言ってもこれが一番の自慢です。
まだ召し上がったことの無いお方、ぜひ一度お試しください。

明日もいつものようにパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

今日のパンの出来に安堵

どうなることかと思った今日のパン焼きは思いの外スムーズに捗り、酵母の調子も良かったので、パンの出来も上々でした。

納品数が多い時に出来が悪いものが行ってしまうと、後々信用を失ってしまいますから。

納品時に店のスタッフさんが声をかけてくださって少しお話しましたが、そんなに売れるのか?との私の心配をよそに、売れ行きは好調のようです。
安心すると同時に、ますます気を引き締めなくてはと肝に銘じた私です。

20年もやっていると、地域ではそこそこ名前も知られているのでしょうし、初心者のご愛嬌が通じることはあり得ませんから、下手な事は出来ません。

ま、その分がんばり甲斐があると言うことですね。
えぇ、がんばりますとも!

明日はスコーンです。

先週よりさらに多く

道の駅あいづさんの企画販売で食工房のパンを売っていただいていますが、そのおかげでこのところずっとパンの仕込み量が多くなっています。
今週は5週目になります。
もちろん、他のお客さまのご注文分と店売りの分も合わせてという話ですが、先週よりさらに仕込み量が多くなりました。

それはそれで大変うれしいことなのですが、作業スケジュールを綿密に管理しないと、製品の出来が悪くなってしまいます。
食工房のオーブンは、そこそこ大きな容量ですが、下手をすると工程が上手く回らなくなる危険があるのですね。
少ない時はままごとのようだと自笑することもあるのですが、明日は失敗しないように緊張の連続になると思います。

さあこれから、酵母種の最終調製にとりかかります。
そして明日は午前3時から。
ではでは。

自家産の麦、順調に減っています

自前の圃場で作付け収穫したライ麦、スペルト小麦、南部小麦などがどんどんパンや焼き菓子に使われて、順調に減っています。
一年間使う分を確保したはずですが、残量が減って来ると、これで本当に間に合うのかな・・・と不安になります。
まあ、暖かくなって来るとパンの需要が減りますから、少しペースが落ちて逆に今年の収穫が間に合うと言うことになるのでしょうね。

ただライ麦に関しては、パン用を確保したいために「ライ麦ごはんの素」に加工する分がこの先ほぼありません。
ちょっと残念です。

昨年の作付けでライ麦の圃場を増やしていますので、今年の夏順調に収穫出来ればそこそこ増産となって余裕が出ると思います。
しかし、まだまだ圃場を広げないと、全量自給には届きません。
と言うか、完璧に自給体制にするのは難しい面もありますので、可能な範囲でということになりますが、それでもあとまだ20~30%は増やしたいところです。

やっとのことで農地の登記も終わって、晴れて自作農となりましたので、ますます張り切って行きたいと思います。

という所で、明日は、定休日明けのパン焼きの日です。

今回、「道の駅あいづ」さんからのご注文が、食工房のキャパシティーを超えましたので、一部を土曜日に振り分けて2回納品ということになりました。
毎週パンフェスに出店しているような状況で、食工房的にはお祭り騒ぎです。
あとでどっと疲れが出ないよう、ペース配分に気を付けたいと思います。

皆さまには、「道の駅あいづ」さんへ、また山都町の食工房本店にもお運びくださいますよう、よろしくお願いいたします。

カリーマサラ再販

カリーマサラ

ホウル(原形)スパイスは、オーブンでサウナしてから製粉機にかけて粉に挽きます。


カリーマサラ

パウダー状のスパイスを計量中。
その後、篩に通しています。


カリーマサラ

高知県馬路村産の柚子の皮を粉末にしたものを購入。

昨年末に売り切れたまま、製造に取りかかることが出来なかったカリーマサラを、やっと今日、調合することが出来ました。
今夜一晩寝かせて、明日袋詰めして再販の見通しです。

カリーマサラは、食工房の隠れたヒット商品とも言えるもので、少しずついつの間にか無くなっている・・・、そんな存在です。

レシピは、毎回ちょっとずつ変化していて、前回はミカンの皮(陳皮)の粉末を入れましたが、今回は柚子の皮の粉末とミカンの皮の粉末を適量ずつミックスして入れました。

カレーの香りは柑橘系の香りと相性が良いので、柚子の香りはきっと良いアクセントになるでしょう。
調合されている量自体は、全体量からすれば微々たるものですが、それでもちょっとした違いにお気づきになるかも知れません。

なお、価格は原材料の異常なまでの高騰により、少し値上げになります。
最終的にいくらにするか未だ決めかねていますので、明日商品が完成してから発表いたします。

で、明日と明後日は定休日と言うわけで、店はお休みですので、カリーマサラの売り出しも定休日明けの木曜日になります。

ちょうど雪が降り出して、そこそこの積雪になりそうです。
お休みで良かったかも知れません。