食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

大麦パン 休止のお知らせ

収穫の恵みパンセットの発売により、当分の間、パンの仕込み量が増えることになります。
作業量がすでに飽和状態にあることから、品目を減らさざるを得ません。
そこで、大麦パンを休止することとしました。
期間は、収穫の恵みパンセット完売までとします。
どうぞ悪しからずご了承ください。


シュトレンのご予約御礼

先日のご予約受付開始以来、次々とご予約のお申し込みをいただいています。
ありがとうございます。
予定数300個までには、まだまだたっぷり余裕がございます。
引き続き、皆さまのお申し込みをお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

収穫の恵みパンセット2022

食工房

食工房・収穫の恵みパンセット2022

お待たせいたしました。
百姓5年生進級を記念し、収穫の恵みパンセット2022の販売開始です。

今年の詰め合わせ内容は、堅焼き黒パン・大1本、プンパニッケル1個、スペルト小麦丸1個、みのりのパン・1/2カット1個、漉乃あん丸2個、フォカッチャ1個、そして食工房自家産の南部小麦で焼いた食パン(ミニサイズ)1斤と、大変充実した内容になっております。

これを、2500円にて特価販売いたします。

オンラインストア、クリーマにそれぞれ上げましたので、どうぞよろしくお願いいたします。
もちろん、食工房に直接ご連絡いただく方法でもご注文いただけます。
お電話、ファックス、メール、あるいはお葉書や封書も歓迎です。

50セット限定となっておりますので、ご注文はお早めに。
※ご注文は、お一人さま1セットに限定させていただきます。

なお、ご注文いただいた後に出荷予定日をお知らせいたします。
お待たせする場合もありますので、予めご了承ください。

明日と明後日は定休日

麦ラボ

南部小麦 近影
ノゲが短いことと、穂の色が濃い黄色から茶色になるのが特徴です。

月曜日は、食工房の営業の一週間の週末です。
明日と明後日(火・水)は定休日となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

麦の種まきも終わっており、明日は久しぶりに他に予定の無い定休日となりそうでしたが、そうは行きませんでした。
明日は、自前で収穫した南部小麦の製粉を頼みに、滝根町の佐藤製麺まで出かけて来ます。

この粉が、収穫の恵みパンセットの中の一つ、南部地粉食パンの原材料になります。
今年は、ある程度量を確保出来ましたので、スコーンにも使って見ようと思っています。
そうすると、スコーンも原材料の小麦から自家製ということになります。
いや、めでたいことです。
クッキーやケーキなどの焼き菓子類は、すべてこの粉で行けるのですが、そこまでは量が足りません。

来年以降、決定的に作付けを増やすことになるでしょうか。
そうなると、農業機械もさらに充実させなくてはなりません。
可能性を探ってみたいと思います。

杜カフェ パンマルシェ

食工房

★杜カフェ パンマルシェ
日時 10月16日(日)11:00~15:00 雨天開催
場所 杜Cafe&Bakery  横浜市旭区下川井町2149-6
主催 杜Cafe&Bakery
協力 パンとコーヒーマルシェ
イベントHP https://note.com/pantocoffee/n/n96e247a4dd16

イベントのご案内です。
一週間後の10/16(日)、横浜市内のカフェにてパンのイベントが開催されます。
このイベントに、食工房のパンとスコーンを出品させていただくことになりました。
会場は、無垢材の内装が素敵なカフェです。
お近くにお住いの方、また当日この方面にお出かけの方、ぜひお立ち寄りください。
多数ご来場、心よりお待ちしております。

シュトレンのご予約受け付け開始

シュトレン

シュトレン 1個 3,700円

告知が遅れてしまいましたが、今年のシュトレンのご予約受け付けを開始しています。

今年は、このところの物価高に影響されて、シュトレンの価格も値上げせざるを得ませんでした。

皆さまの家計も、同様に大変だとは思いますが、年に一度の機会ですので、少しお財布の紐を緩めていただけたらありがたく存じます。

他店のものより格段に大きなサイズ、工夫を凝らして編み出し、長年にわたり少しずつ新たな工夫を加え続けて来たレシピから生み出される芳醇な味わいと香りは、多くの皆さまにご好評をいただいています。

今年も、その基本は変更無く踏襲しつつ、さらに品質の向上を目指します。
きっとご満足いただけるはずです。
どうぞよろしくお願いいたします。

★食工房のシュトレン 一個 3,700円 1/2カット 2,070円
ギフト仕様(化粧箱入り)+150円
※ご依頼先への直送のご用命も承ります。
 運賃の他にギフト用梱包代として別途150円ご負担いただきます。

なお詳細は、お問い合わせください。

明日は、栗パイを焼くそうです

栗パイ

特製栗ペーストがたっぷり入っています。

こちら完全に娘たちの守備範囲なので、「焼くそうです。」と申し上げます。

実は先週すでに一度焼いているのですが、先ずは栗を提供してくださったお隣さんに食べていただき、ご近所の皆さまにもお振舞いしてお終いになりました。
で、今週からやっと販売用も、ということに。

昨年、多くの皆さまにご好評いただきましたので、覚えている方もおいでだと思います。

焼き上がり時間は、未定だそうです。
明日のパン焼きの合間に作業するらしいので・・・。

皆さまのご来店を、お待ちしております。

ふくしまSDGs博

今週末、9/24(土) 9/25(日)、郡山市にあるビッグパレットふくしまにて、「ふくしまSDGs博」が開催されます。
★イベント詳細については、主催者HPをご覧ください。<こちら>

このイベントには、県内の道の駅が大集合参加することになっていて、食工房が日頃お世話になっている「道の駅あいづ」さんからパンの出品のオファーをいただきました。

食工房の麦畑で収穫したライ麦やスペルト小麦などを使用したパン数種類とスコーンが、イベント会場にて販売されます。
お近くの方、また当日この方面にお出かけの方、ぜひお立ち寄りください。
大変盛り沢山な内容のイベントです。

私個人的には、さかなくんの講演会もあるそうなので行ってみたいけど仕事が・・・で残念です。
食工房のパンのお求め、よろしくお願いいたします。

明日は、その出品用のスコーンも焼きます。
もちろん店頭用も。

明日は、パンを沢山!

イベントへの出品依頼があり、明日のパン焼きは久しぶりに大量です。
夏の間、仕込みが少なくて楽することに慣れてしまった体には、少々きついかも・・・?
でも、がんばりますよ!
当然です。
売上あっての生活ですから。
それより何より、イベントへの出品依頼は願ってもない大きなチャンスじゃありませんか。
食工房をお引き立てくださる皆さまに、ただただ感謝あるのみです。

もちろんお店用も不足なく用意いたしますので、どうぞ焼き立てをお求めにご来店ください。
大体お昼前頃から、順次焼き上がります。
堅焼き黒パンなどハード系とカネリプッラ、ひばりのパンは、少し遅めの午後2時頃になります。

皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。


Ой чиє ж то жито – українська народна пісня – Награш band
「誰のライ麦だ?」 ウクライナ民謡 ナグラシュバンド

ウクライナのどの映像を見ても、いつも麦畑が映っています。
それほどウクライナは麦の国なんですね。
そしてパンの国。

ライ小麦Ⅱ、製パンテスト結果

麦ラボ

ライ小麦のパン
生地の伸びも良く、クープの割れ具合いもOK


麦ラボ

左側下2個がライ小麦のパン
堅焼き黒パン・大、スペルト小麦丸と並べて置いて、大きさを比較しています。
生地量は、スペルト小麦丸と同量です。
堅焼き黒パン・大は少し多めの生地量です。


食工房

ひばりのパン親子バージョン

まず、こうして結果をご報告に及ぶということは、特筆に値する結果であったということです。

ライ小麦というのは、その名のとおり、ライ麦と普通小麦の交配種です。
交配の仕方によって幾通りもの種類がありますが、食工房で栽培しているものがどういう品種であるかは、全く不明です。
二種類あってそれぞれ「ライ小麦Ⅰ」「ライ小麦Ⅱ」と呼び習わしています。

で、今回テストしたのはⅡの方です。
全粒粉に挽いた段階では、パンの味を想像することは出来ませんでしたが、生地をこねた時に生のまま口に入れて見ると、麦芽の優しい甘味がとても印象に残りました。

これはイケるんじゃないかとの予感は、バッチリ当たりました。
中身の部分の麦芽の甘みと焦げた皮の部分のカラメルの香ばしさがすごくいいコントラストで、口に入れるととても食べやすい味わいで好感度100%です。

さて、これほど良い性質を持っているとなると、このライ小麦を使って定番のパンを作りたくなりますね。

その前に、種まきからですが。
それが今年は、水害のせいで圃場が限られるので、実用規模での作付けは出来ないのですね・・・。
ま、あきらめずに来年からでも、実用を目指してがんばるのはもちろんです。

ちなみにもう一度ライ小麦のプロフィールの話に戻りますが、ライ小麦が普及している国や地域は、寒冷で小麦が出来るか出来ないかの境界に位置します。

ライ小麦は、寒冷地でも問題なく育つライ麦と、製パン適性が良い小麦の両方の性質を合わせ持った麦として開発されたのですね。

またもう一つ、背の高いライ麦は収穫期に倒伏しやすく、これを何とかしたかったけれどライ麦だけの品種改良では良い結果が出なかったので、背の低い小麦の遺伝子を持ちこんで試したということもあったようです。

いずれにせよ、食味が良くてしかも生育も旺盛というなら、敬遠する理由はないですね。
しかし、ライ小麦は今一つ普及しませんし、ほとんど知られてもいません。
そんなライ小麦に、食工房が光を当ててやろうと思い立ったところです。

そうそう! ひばりのパン、まだ続けています。
Слава Україні (スラバ ウクライーニ) ウクライナに栄光あれ!

Їхав, їхав козак містом – Ukrainian folk song army remix – Награш band

ウクライナの民謡に合わせて、戦車も踊る!

ライ小麦Ⅱ、製パンテスト

食工房の試験栽培区では、現在小麦、ライ小麦合わせて4種類を栽培更新し続けています。

その中で、特別収量の多いライ小麦があり、今年は僅か30㎡足らずの面積で20kg以上(一反10aあたり約700kg)を収穫しています。
雪国における越冬耐性も優れており、また短稈でもあることから倒伏のリスクもなく、収穫作業も効率よく進みます。

収量に関して、あまりの効率の良さに飼料用かも知れないと疑いましたが、とにかく食味テストをしてみようということになり、機会を待っていました。

涼しくなって食欲も増し舌先も敏感になって来ましたから、明日のパン焼きで試作第一弾を焼くことにしました。
パンのスタイルとしては、小麦丸のレシピを踏襲しライ小麦全粒粉50%で試してみます。

もし、風味食感ともに悪くなければ、これほどの多収を実現出来る品種は珍しいですから、来年から一定量作付けすることになるでしょう。

明日ご来店のお客さまには、試食の機会がございます。
どうぞお楽しみにお出でください。