食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

一週ごとに寒く

秋も終わりの今頃は、一週ごとに寒くなって行きます。
先週よりは今週、今週よりは来週といった具合に。
予報では、来週は一段と強い寒気が南下して来るので、平地でも降雪の可能性があるそうです。

もうそろそろ雪も近いと思っていましたが、サッと一回降られるまでは、何となくも覚悟が決まらないと言うか落ち着かない気分なのですね。
雪囲いもまだまだ途中ですし・・・。

で、今日は、もうこれが最後かも知れないという穏やかな小春日和でした。
外回りの仕事も少しは出来ましたが、明日のパン焼きの仕込みなど定休日明け営業再開に向けての仕事がメインですから、ちよっと恨めしい気分も・・・。

まあでも、パン屋はパンを焼かなくては始まりませんから、しっかり気合を入れて準備を整えています。

収穫の恵みパンセットもご注文が入っています。
おかげさまで、残りあとわずかとなりました。

その中で、最近皆さまからご注目いただいているのが、プンパニッケルです。
ライ麦100%でやや酸味のある特徴的な風味が持ち味です。
この風味にはまる方が、少なからずいらっしゃるようです。

食工房的には、何と言っても自前の材料だけでつくれる自給自足のパンですから、それがまず一番の大きな喜びなのですね。
明日も、10本分の材料を仕込んでいます。

その他、いつもの定番品13品目もご用意して、皆さまのご来店をお待ちいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

どうやら、明日も休日返上に

毎度申し上げて恐縮ですが、食工房は、明日と明後日は定休日休業となっております。
店は閉まっておりますので、お間違えのございませんように、よろしくお願いいたします。

で、私どもは、先週に引き続き休日返上で食工房の仕事をします。
かぼちゃあんぱん用にかぼちゃの餡加工と今日のうちに出来なかったシュトレンの袋詰め作業を、多分午前中いっぱいくらいかかってやることになると思います。
後片付けまで入れると、結局大方一日かかるかも知れません。

せっかくの休みに、どこかに出かけたりとか、そういう楽しみはないわけですが、まあそんなに失望しているわけでもありません。

娘たちは大変かもしれません。
でも、本心はどうだか分かりませんが、気持ち良く付き合ってくれています。
おいしいパンやお菓子が焼けさえすれば、と言いながら。

次は、雪囲い

農作業も一段落し、シュトレンの製造も始まりました。
食工房の仕事に、どんどん集中出来る季節です。

ただし、一つだけしなくてはならない外作業があります。
それが、雪囲いの設置です。
それに合わせて、雪に埋もれてしまっては困るものなどを片付けたり移動したり、合わせて数日間は必要です。

冷たい雨が降る中では作業出来ませんから、うまい具合に晴れ間をつかんで進めます。
今度の冬の雪の降り出しはいつ頃になるだろう・・・と、お天気のことも気にしています。

で、明日は、朝まで雨のようですが、日中は曇りから晴れへと回復して行くようですね。
いい流れです。
ご来店いただくにも、お天気は影響しますからね。

そうそう、明日も栗のパイを焼くそうですよ。
この件では、下の娘ががんばっています。
「まだ栗ペーストがあったんだ!?」
「まだまだいっぱいあるよ!」

多分、大きな栗の木をお持ちのご近所の方から「好きなだけ拾っていいよ!」と言われて、数十キログラムは集めたようですね。
それを、いろいろ加工して、渋皮煮、甘煮、そして栗ペーストにしたらしいです。
そう言えば、栗のまま食卓に上ったことが無かったような・・・。

いや、頼もしい娘たちです。

ちなみに、栗のパイは、午後になってから焼きます。
おやつの時間には間に合うでしょうか。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

明日も、おいしいパンを焼きますよ

スペルト小麦

スペルト小麦丸
スペルト小麦全粒粉50%で焼いてみました。
普通小麦のものと見た目はほとんど違いがありませんが、風味は違います。


かぼちゃあんぱん

クリイミィなかぼちゃのあん(フィリング)は、シナモンとカルダモンを効かせてあります。

昨日、今日、二日間の定休日を挟み、明日はまた営業日です。
明日も、おいしいパンを焼こうと、張り切って支度をしています。

最近は、酵母の発酵のコントロールが正確になって安定していること、そして今年の麦の出来が良かったこともあり、自分で言うのも何ですが、毎日の食事に自分で焼いたパンが食べられることを、心の底から幸せだと感じています。

ごく最近のおすすめは、スペルト小麦のパン「スペルト小麦丸」です。

スペルト小麦の風味は、本当に感動的です。
お米で言えば、香り米のような感じでしょうか。
とにかく印象に残ります。

それからもう一つ、かぼちゃあんぱんですね。
かぼちゃと言う素材の持つ、ちょっとあか抜けない野暮ったいイメージが先に立って、初めての方はたいてい首をかしげるのですが、一度口にされた途端、がらりとお顔の表情が変わり「おいしい!!」と驚きの笑顔になる、そんな光景を何度も何度も目の当たりにして来ました。
もはや食工房の自信作です。

もしまだ召し上がったことの無い方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひお試しください。

この二つ、いずれも午後からの焼き上がりになります。

よろしくお願いいたします。

明日は、皆さまのご来店を、心よりお待ちいたしております。

今年のシュトレン、グレードアップしたかも

今日は朝から一日、シュトレンの製造に時間を費やしました。

それで、生地の発酵のプロセスなのですが、最近のパン焼きで実行している低温長時間発酵をシュトレンでも試しました。

ポイントは、最後にオーブンに入れるまで、バターが溶け出さない温度で管理することです。
思惑通り、これはうまく行きました。

オーブンで焼いている時に立ち上がって来る香りが、はっきり分かるくらい今までよりもいいのですね。
まだ試食はしていませんが、味覚的にも違いが出るだろうと思っています。

尤も、これまでにもいろいろ突き詰めて少しずつでも向上して来ましたから、今回もごくわずかの進歩かも知れませんが。
後日、試食したら、またご報告に及びます。

いずれ店頭にて試食もしていただけるようになりますので、どうぞお楽しみに。
皆さまのご注文。ご用命をお待ちしております。

明日は初シュトレン

今シーズンのシュトレンの製造を、いよいよ明日から開始します。

毎年、ご注文もまだまだこれからという時に、こんなに早くから造り始めて大丈夫かな・・・と思うのですが、それが12月に入るといつも間に合うかな・・・という状況になるので、先を信じてやることにしています。

すでに材料の仕込みは完了しています。
明日の朝から、一日かかる仕事になります。
明日の食工房は、一日中ずっといい匂いが漂っていることと思います。

尤も、シュトレンは焼き立てを販売するものではありませんので、明日は匂いだけでご勘弁くださいね。

その代わり、栗パイを明日も焼くそうです。
焼き立てがあるということで、どうぞお楽しみに。

皆さまのご来店を、お待ちしております。

パンセット、ご好評御礼

食工房

百姓4年生進級記念サプライズ、収穫の恵みパンセット
6点詰め合わせ 2,000円

百姓4年生進級記念、収穫の恵みパンセットを発売して間もなく一ヶ月になりますが、おかげさまでご好評のうちに30セット余りを完売いたしました。
残り20セットを切っております。
関心をお持ちの方は、どうぞお早めにお問い合わせまたはご注文ください。

何と言っても内容に対して大変お得な価格設定となっております。
収穫の恵みパンセットの名のとおり、食工房自前の圃場にて収穫された麦、ライ麦、スペルト小麦、南部小麦、デュラム小麦がそれぞれ使われたメニューが勢揃い、中でも南部小麦の食パンは、このセット専用の限定品です。
またこれも自前の圃場で収穫したかぼちゃを使ったかぼちゃあんぱんも2個入っています。


今週も、栗のパイがありますよ!

先週末、サプライズで店頭販売し、ご好評のうちに完売した栗パイですが、明日もご用意いたします。
販売は店頭のみ、限定30個です。
ただし、焼き上がりは午後2時前後になります。

お子さまとともに、食工房のシュトレンを!

シュトレン

食工房のシュトレン
1個 約800gのビッグサイズです。

このブログの2017年11月22日の記事、「シュトレンを子どもに食べさせても大丈夫か、との疑問」へのアクセスが、急激に増えています。

毎年この季節の傾向ではあるのですが、「シュトレンは大人だけの食べ物」みたいな記事も未だに散見されますので、改めて食工房のシュトレンについてご説明申し上げます。

まず問題のラム酒漬けドライフルーツですが、食工房のシュトレンは、ドライフルーツをラム酒に漬け込むことはしません。
香り付けのために、少量のラム酒をバニラオイルと一緒に振りかけて、一晩馴染ませるだけです。
これで十分良い香りが付きますし、焼き上げる段階でラム酒のアルコール分は完全に飛んでしまいます。

そもそもシュトレンの場合、ドライフルーツをラム酒漬けすることは、必ずしも定義となっているわけではありません。
それが、いつの間にかそうでなくてはならないかのように語られているのは、とても不可解な事です。

むしろ重要なのは、シュトレンスパイスと呼ばれる定番のブレンドスパイスの方です。
これが入らないと、シュトレンの素晴らしい香りを醸し出すことが出来ません。

この点、スパイスワークこそ食工房の生命線と自負していますから、定番プラスアルファのレシピでシュトレンスパイスを調整しています。

香りに関してはさらにもう一つ、私の郷里高知県の特産品「土佐文旦」の皮を砂糖煮したものをダイス切りしてドライフルーツと一緒に具材としています。

オレンジピールなどが用いられることも多いのですが、この自家製の文旦ピールは、風味ともに他のどんな柑橘系の材料にも勝るパフォーマンスを発揮します。

また、中にマジパンを入れるのも、これもそれが定番というわけではなく、いろいろなアレンジがあっても良いのです。
食工房は、粗挽きしたミックスナッツを適量生地の中に散らして、香ばしい風味を出すようにしています。

そして、ベースとなるパン生地は、もちろん自家製酵母で発酵させます。
そこに、自前の圃場で収穫したスペルト小麦全粒粉も加わって、どこにもない食工房のシュトレンの味わいが生まれます。

その風味を損なわないために、外側はバターとグラニュー糖で固めてあります。
そして最後に、その表面に粉砂糖を振ってお化粧しているわけです。

以上でお分かりになると思いますが、お子さまが召し上がって心配な材料は何一つ使用していません。
ラム酒は、前述のとおり、害にはなりません。

どうぞ、小さいお子さまもご一緒に、安心して食工房のシュトレンをお召し上がりください。

ただ今、ご予約を承っております。

遠方よりご来店、感謝の一日

本日は、新潟からお二人、茨城からお一人、そしてさらに遠くイギリスからもご来店のお客さまが見えました。

緊急事態宣言が解除になり、行動制限もすべて緩和されましたので、にわかに人流が活発になったようですね。
実際、新規感染者もこれまでにないくらい減少しましたから、心理的に安心感が増して来たと言うこともあると思います。
商売をしている者としては、大変うれしくありがたい計らいになったと受け止めています。

もちろん、基本的な感染対策は継続しております。
もともと、何処から何方がいらしても大丈夫であることを想定して対策していますから、この状況なら全く不足はありません。

久しぶりにお顔を拝見する方あり、初めての方あり、本日はこの他にも三々五々ご来店のお客さまが相次ぎました。

件のサプライズの栗のパイが、焼き上がったのが午後になってからでしたので、用意が間に合わなかった方もあり、大変申し訳ございませんでした。

焼き上がった後にいらした方には、ほとんど例外なくご注目いただき、お買い上げいただきました。

まだ少々残してありますので、明日もお求めいただけます。
皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

小豆入荷と栗のパイ

食工房

2021年産 藤沢のおばあちゃんたちの小豆 第一弾は、板橋やよいさんの作


食工房

250g1袋 350円にて販売

我が藤沢集落のおばあちゃんたちに声をかけて、小豆を作ってもらっています。
もうかれこれ7年にもなります。

その間に、作ってくれるおばあちゃんも一人二人と増えて、今では6人にもなりました。
それぞれ出してくださる量はまちまちですが、合わせれば結構な量になります。
あんパンだけでは使い切れないので、小豆のまま販売しています。

しかしこれがおいしいのです。
食工房のお客さまの中にも、この小豆のファンになった方が沢山いらして、毎年この季節には新小豆はまだか?と声がかかります。

昨日と今日、二人のおばあちゃんが小豆を出してくれました。
まだあと4人から入荷の予定です。

今年は天候のせいか、他にも原因があったか分かりませんが、虫の付きが少なく選別下も幾分少なく済んでいるようです。
第一、見た目がとてもきれいです。
もちろん、殺虫剤なんかかけていませんから、中には虫食いもあります。
一生懸命拾ってくださっていますが、たまには拾い切れていない時もあります。

それより何より、早く煮える、アクが少なくておいしい、この特長を多くの方に知って欲しいですね。
この小豆のおいしさは、食工房のあんパン「漉乃あん丸」でもうお分かりのことと思います。
ただ普通に小豆を煮てこしらえた餡が、あれほどおいしいのは小豆がいいから、それしかありません。

近々、袋詰めして発売しますので、どうぞよろしくお願いいたします。


栗パイ、サプライズ売り出し!

そして、明日のサプライズです。
栗を甘く煮てペーストにしたものをパイ生地で包んで焼いたお菓子「栗パイ」を、店頭販売します。

とにかく焼き立てがおいしいので、焼き立てを買っていただきます。
だから、明日焼いて、明日と明後日まで、二日間だけの販売です。

どうぞお見逃しなく!
ちよっと、これは特別です。