食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

食品衛生責任者実務講習会

食工房

これが受講証明書になります。

昨日はいつも通りパン焼きの木曜日でしたが、お昼過ぎまで仕事をして後は娘たちに任せ、会津保健所から招集がかかっていた講習会に出席して来ました。

この講習会は、食品衛生責任者実務講習会という名目で実施されるもので、私のような食品衛生責任者の資格で食品事業を行っている者が、受講を義務付けられている講習会です。

昨日の講習会は、HACCP(ハサップ)の導入を確実に進めるための内容になっていて、すでに導入済みの事業者は不備がないか改めて確認するための、またこれから導入する事業者はその方法についての解説がなされました。

また、管内の食中毒事案の実例とその原因そしてその対策についても、詳細な解説がありました。

全体で約2時間、40名近い人数が集まっていたと思います。

食品衛生に係わる基準は、年々次々と厳しくなって来ており、私たちも逐次対応を迫られる状況です。
食中毒は何としても避けなくてはなりませんので、私たちとしてもこれを引き受けて行かなくてはなりませんが、なかなかハードルは高いものがあると思っています。

というわけで、これから今日一日の衛生管理の記録をしなくてはなりません。

さて明日は、またパン焼きの土曜日です。
おいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。
ではでは。

長い三週間

今日は、食工房の営業の一週間の最終日でした。
明日11/25(火)と11/26(水)は定休日です。

で、ここ二週間あまりを振り返ると、定休日の火曜日に製造仕事をしているのですね。
水曜日は、店は定休日でも、我々は仕込みで一日仕事です。

今、シュトレン製造に注力している影響で、定番の焼き菓子類が品薄になっています。
ご注文に応える、あるいは定期便の中に組み込む一品として必要ですから、定休日も休日返上で仕事ということになりました。
そんなわけで計三週間、休みなしでした。

いくら何でも明日は休息しないと・・・、上の娘は「明日は、もう何もしないんだから!」と語気を強めています。

商売をしていて忙しいのは良いことですから大歓迎ですが、それでも週に一日のお休み、一年に2回くらいまとまった休暇、それくらいは無いといけませんね。

どんなに納得しているつもりでも、疲労は別です。
休息は、良い仕事をするためにも必要不可欠です。

というわけで、長い一週間、否、三週間が終わりました。
明日は、多分好きなように時間を使える一日かな・・・。

明日になって見なければ分かりません。

シュトレンの店頭販売開始

シュトレン

シュトレンギフトパッケージ外装イメージ

今週からシュトレンの出荷発送を開始しています。
併せて店頭での販売も開始いたしました。

予約品の受け取りに限らず、その場でもお求めいただけます。
まだこれから次々製造して行きますので、数に制限は設けておりません。

ただ今、店頭では試食も提供しておりますので、実際に召し上がってみてください。
お気に召したら、その場でお求めいただくことも出来ます。
また、ご贈答用としてご依頼先へ発送などのご用命も承ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

明日も皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

寒くなって来ました

ここ数日、グーンと気温が下がって来ています。

我々人間は、着込んだり暖房したりしてどのようにでもして凌げますが、パン生地はそうは行きません。

作業場の室温は、暖房すればすぐに上がりますが、置いてある小麦粉やその他の材料、作業台や道具や機械設備などはすぐには暖まりません。
数時間から半日くらい、目指す温度環境を維持しないと追い付いて来ません。

ですから、すでに今日のうちから室温を上げ、計量した材料などは出来るだけ高い棚の上などにおいて、温度が下がり難いように計らっています。

そして暖かい空気はどうしても天井付近に溜まりますから、サーキュレーターを回して循環させています。

夜寝ている間は、一旦暖房を止めざるを得ませんが、明日の早朝から再開して、生地を成形する段階までには室温、作業台等共に30℃以上になるようにします。

中で作業する私たちは、真夏と同じ軽装で袖まくりしています。
しかしそれもこれも、すべてパン生地さまのためなので仕方ありません。

まあ、外の寒さを気にせず快適と言えば快適ですが、トイレに行く時など室外に出る際は大変です。
その様子は、まあご想像ください。

そしてパンが焼き上がったら、手早く冷まさなくてはなりませんから、後半は室温を下げて行きます。
結局最後は、上着まで着て寒さに対応することになります。

いつもこの温度変化に鍛えられているので、案外これが健康維持に寄与しているのかも知れません。

さて明日はそのパン焼きの木曜日です。

お昼頃には、次々焼き上がったパンがお店に並びます。

そしてコーヒーサービスとシュトレンの試食も用意して、皆さまのご来店をお待ちしています。

パンセット完売御礼

10月から展開してまいりました “収穫の恵みパンセット2024” は、予定数の50セットを完売しましたので、これを以て終了といたします。

なお、本日までにご予約いただいている方は、その数に含まれていますのでご安心ください。
ご希望の日時にお届け又はお渡しいたします。

自家産南部小麦の粉がまだ残っていますので、当分の間「自家産南部小麦の角食パン」の販売を継続いたします。

営業許可更新

食工房

今回交付された許可指令書
令和6年~13年まで7年の許可期間を与えられた。(過去最長)

食工房

福島県のHACCP取り組みは、他県とは少し違っています。
放射性物質に係わる管理項目が追加されています。


食工房

このような実証実験に参加出来たのは、大変大きな幸運だったかも知れません。

2018年にこの場所で新装開店してから6年が経ちました。
今年、この場所での第1回目の営業許可の更新期限を迎え、今回、営業許可の更新手続きが完了し営業継続が確実となりました。

食品に係わる営業をしているものなら誰でも承知しているはずですが、2020年から衛生管理にHACCP(ハサップ)を導入することが法律化され、2021年にすべての食品に係わる事業者に導入が義務付けられました。

私も、3年前に導入のための講習会を受講するよう要請があり、受講して来ました。

このHACCP(ハサップ)導入ですが、実際には個人事業者にとっては高いハードルで、それ以後もすぐに取りかかれないまま3年が過ぎ、営業許可の更新期限を迎えることとなりました。

更新に先立ち、更新手続き時にHACCP(ハサップ)導入に係わる講習会を受講するよう要請があり、受講なしでは更新出来ない旨通知がありました。
そこで、指令に従って会場に赴いたのが9月のことでした。

導入が進んでいないことについては、特に厳しい指摘はありませんでしたが、逆に懇切丁寧にご指導いただき、相談にも応じていただきました。

で、今回特筆すべきは、許可更新時に必ず実施される施設、設備の検査を、リモートで行う実証実験に参加して見ないかとお誘いいただいたことです。
どんなことをするのか興味津々で参加を申し出ました。

先ず前提として、HACCP(ハサップ)アプリを導入していることが求められるのですが、これは事前に対応していましたので問題ありませんでした。
良かったのは、これを機会に毎日の記録をちゃんと実行する気になったことです。

そして件の遠隔確認実証実験ですが、中身は、施設と設備の写真(位置情報付き)と施設内の数ヶ所で360°回転しながら撮影した映像、そして多数の質問項目への回答を入力して、全部揃ったら確認サイトに送信するという段取りです。
まあまあ、これはこれで結構手間暇がかかったという感じです。

実際に検査官が確認しに来るのとどっちがいい?と言われたら、どっちもどっち・・・と言うしかありませんが、食品衛生に関してしっかり責任を自覚するという意味では、今回のリモートでの検査は大変良い刺激になりました。

幸いに事に、開業20周年の今年まで一度も食中毒等に係る事案は無かったこと、HACCP(ハサップ)開始を確認出来たこともあったと思いますが、これまでで最長の7年間の許可をいただきました。

今後ますます、精進していく所存です。

さて、明日11/19(火)と明後日11/20(水)の2日間、定休日休業となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

シュトレン試食

今日初めて、今年のシュトレンを試食しました。
製造5日目ですから、まだ早いと言えば早いのですが、逆に早いうちから状態を把握しておくことで、時間の経過とともに風味がどのように変化して行くかを知ることが出来るのではないかと思っています。

そして今日の試食で、自信を強くしましたね。
否、期待以上の香りの良さ味わいの良さ、自分で言ってしまってはしょうがないところでしょうが、それでも言いたいですね。
おいしいです。満足します。幸せを感じます。

これはね、一つにはレシピの秀逸さがあるのですよ。
そしてそのレシピを生かすために、最高の材料を選んでいること、これがそのまま食工房のシュトレンの品質に結び付いているということです。
ま、我々の働きなど、その次の次くらいに位置すべきものだろうと考えています。

ちなみに、試食はご来店のお客さまにもしていただきました。

これからクリスマス頃まで、試食を提供いたします。
コーヒーと一緒にお楽しみいただけます。

明日もコーヒーとシュトレンを用意して、皆さまのご来店をお待ちしております。

店頭コーヒーサービス

ただ今、ご来店のお客さまに、店頭コーヒーサービスをしています。

皆さまご存じのとおり、食工房はコーヒークッキー用にコーヒー豆を自家焙煎しており、豆の販売もしています。
その試飲も兼ねているというわけです。

何しろ狭い店先ですので落ち付きませんが、晴れていて風も無い穏やかな日中であれば、外のテントの下に用意してある椅子に腰を下ろして一服していただくことも可能です。

もうすでに、少なからぬお客さまからご好評をいただきましたので、今後しばらく続けて見ようかと思っています。

間もなくシュトレンの試食も出せるようになりますので、コーヒーと一緒にお楽しみいただければと思います。

多くの皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

明日はまたパン焼きです

ウクライナ

ウクライナのひばりのパン

2日間の定休日が終わり、明日はまた営業モードに戻ります。
いつも通り、パン焼きの木曜日です。

酵母種の調製は今日のうちから始まっています。
このところずっと調子が良いので、食パンもロールパンも黒パンも、皆それぞれの持ち味を引き出すことが出来ています。

焼き上がり時間は品目によって順次、余り生地のバタール、ピストーラ、チーズパン、プンパニッケルなどは10時台に焼き上がります。

食パンは11時頃、ただし切り分け出来るまで最低30分は待たなければなりませんので、お求めいただけるのは大体お昼頃と思ってください。

ロールパン3種類も時を同じくして焼き上がります。
こちらは、焼き立てをすぐに提供出来ます。

その後、たまねぎパン。

続いて堅焼き黒パン、スペルト小麦丸、みのりのパン、ひばりのパン、かぼちゃあんぱん、カネリプッラが、午後1時半ころまでに次々焼き上がります。

明日も皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

古代小麦麺、再入荷

麦ラボ

お子さまも安心して召し上がれます。
離乳食にもおすすめです。

スペルト小麦でつくったうどん、それが古代小麦麺です。

モチモチ食感と小麦の香り濃厚な味わい、夏は冷やしつけ麺で冬は煮込みで、またいろいろな具材と一緒に油いため、どんな食べ方でもOK。

コシヒカリでおいしいご飯が炊けるのと同じように、古代小麦麺は麺そのものが基本的においしい。

ゆでている時から、食欲をそそる良い香りが漂います。
まあ、こんなにも違うか!というくらい。
食べた後の満足感は、最高です。

で、一つご注意申し上げたいことは、しっかりと最低15分間はゆでることです。
煮崩れの心配は無用です。

少し軟らかいかなと思うまで茹でた後冷たい水に晒せば、ぎゅっと締まって素晴らしい食感になります。
そこから熱いおつゆに入れても、煮込んでも、煮崩れることなく最後まで食感を楽しめます。

これで、500g1袋5食分で650円。
高いか安いか、食べて見てからご判断を。