高野通信」カテゴリーアーカイブ

店主の日々雑感など諸々

寒くなるようです

今日は一日中晴天でした。
しかし風は冷たく、季節はどんどん進んでいると感じました。

明日は、最低気温が2℃まで下がる予想です。
霜は確実ですね。
この先は、冬に向かって急降下でしょうか。

白菜と大根が間に合いません。
・・・、悔しい。
仕方がありませんね。

今日は午後、食工房の仕事を切り上げて畑に出ました。
途中になっている堆肥づくりを終わらせる必要がありました。

我が家の畑がそこそこうまく行っている一番の基は、実は堆肥づくりにあります。
材料は、発酵牛糞、バーク堆肥、たね油粕、米ぬか、フスマ、籾殻燻炭、そしてパン酵母です。
熟成期間は半年。

今日仕込んだものは、来年春の作付け用です。
このあと雪の下になる前に、4~5回ほど切り返しして酸素を補給します。

この堆肥は、沢山使っても肥料障害が出ることもなく、おいしい野菜が収穫出来ます。
手間と時間をかけること、それに勝る方法はないと思っています。

さて、この調子でどんどん寒さが増してくるようなら、シュトレンづくりも順調にスタート出来るというものです。
来週か再来週、開始の予定です。

ご注文数は、まだまだ余裕です。
よろしくお願いいたします。

ゆっくりさせてもらっています。

風邪を口実に、今日は頑張るのを止めてゆっくりさせてもらいました。
寝ている間に熱も出たようで、汗をかいてその後はスッキリしました。
夜になって、ちょっと何か出来そうな気もして来ましたので、軽く体操して早めに休みます。
ではでは。

風邪

風邪引きました。
久しぶりです。

尤も、以前から申し上げているように、感染症は完全には防ぐことが出来ません。
人と接触する以上、風邪に感染することはあると思っていなくてはなりません。

まあそれはそれとして、この一年間くらい生活に支障が出るような病状に見舞われることがなかったので、今回ちょっと横になって休んでいたい・・・と思う状態は、本当にしばらくぶりの感覚です。

まあしかし、対応が早かったと言うか、今までの経験からこのままだとああなるこうなるを予測しよく考えて行動するようにしたので、経過は悪くないようです。

今日は、午前中は普段通り仕事して、午後から横になって休みました。
二時間も寝ているとずい分楽になって、「あぁ、良くなった!」と思えるのですが、そこで無理してはいけないのですね。
分かっているので、コーヒータイムを楽しんでからまたゆっくり過ごしました。

明日も、仕事は半日にして養生しようと思います。


パスタパン

パスタパン

もう少し気持ち良く生地が伸びて欲しかったところです。
風味は、ねらい通りでした。

昨日パスタ用デュラム小麦でパンを焼いて、一日経った今日、風味や食感がどうなっているか確かめてみました。
パンの出来としては、窯入れのタイミングが少し遅れて最高ではありませんでしたが、サクサクとした口当たりで食べやすく、これはイケる!と思いました。
デュラム小麦のパンづくりを、もっと研究してみようと思っています。

初霜降りる

畑

籾殻を燻炭にしているのでしょう。一晩中煙がたなびいています。
煙のにおいは、人里であることの証。
野生の獣たちに無言のメッセージを送る大切なシグナルです。


畑

枯草の山の上に霜が降りていました。
残っていた最後のかぼちゃも、これでいよいよお終いです。


畑

芋掘りも終わり、畑に放置している芋蔓の上にも霜が降りました。
こういう情景に、冬が近づいていることを感じますね。


畑

今年もライ麦を蒔きました。
種を切らさないことが、何より重要!


畑

ライ麦が逞しく成長しています。
ライ麦は、本当に強い植物です。


畑

大根が生育中。
まあ何とか間に合うでしょう。
冬の間、大根くらい買わずに済ませたい。


畑

白菜が生育中
蒔き遅れていますので、間に合うかどうか微妙です。
何とか頑張って・・・。
青菜の状態でも食べますけどね。


畑

ニンジンも食べ頃です。
コスモスがきれい!


畑

カナダ産のライ麦の中に、異物として混入していたデュラム小麦。
これで3年目の栽培です。


畑

広島県の試験場から回って来たデュラム小麦(瀬戸デュール)です。
雪国での越冬力の試験を頼まれて蒔いたものです。


畑

品種改良のための試験栽培は、覆土が厚過ぎたのかほとんど芽を出しませんでした。
・・・、研究所の先生自らの作業だったので何も申し上げませんでしたが、やはり土を被せ過ぎでしたね。
生えてきたのは、数本です。
あとはスギナなどの雑草。

今朝、当地ではこの秋初めて、霜が降りました。
畑を見に行った娘が報告してくれましたので、すぐにカメラを持って写真を撮って来ました。

今年は畑の写真もほとんど撮れていなくて、毎年の記録として残しておきたい情報も残せていません。
今朝は、一通り撮影しました。

大根や白菜そして麦は、これから育つものであるだけに、霜は全く平気のようです。
残っていたかぼちゃやは、この霜でクシャクシャです。
そろそろ麦踏みをしようかな・・・。

パスタパン

左側がデュラム小麦のパン生地、右側は小麦粉のパン生地です。


パスタパン

バゲットの形に成形したところ。


パスタパン

表面には、篩の目を通らなかった粗いフスマ混じりの粉を振りました。


パスタパン

すごくおいしそうに焼き上がりました。
バターとミルクの香りにパスタの香りが合わさって、初めて味わうパスタパンです。

一方、暖かい食工房の作業場では、今年うちの畑で試験的に収穫したデュラム小麦を粉にしたものを使って、パスタパンを焼きました。
量が少なかったのと、性質が今一つ分からなかったので、北海道産の強力粉・ゆめちからを混ぜて無難な線で試しました。

それでも色ははっきりわかるほど黄色くて、においもスパゲティーを茹でている時のようなパスタのにおいがしました。
あと、バターとミルクを入れてこねましたので、とても優しい風味になりました。

焼き立ては、外側はパリバリと硬く中はモッチリ・・・。
これで一日置いて、明日どんな食感になっているかですね。
明日またご報告に及びます。

★店頭にて試食も出来ますので、ご来店の際はご遠慮なくお召し上がりください。

日本国内では栽培が難しいと言われていたデュラム小麦(別名パスタ小麦、マカロニ小麦とも呼びます。)ですが、会津でも問題なく育つことが確認出来ました。
今年は、加えて広島県の試験場から回って来たデュラム小麦の試験種を栽培しています。
雪国で無事に越冬栽培出来るかどうか、試験を依頼されています。

これらがうまく行けば、ラーメン、蕎麦に続いて、喜多方パスタも仲間入り出来るかも・・・です。
面白いことになって来ました。


№31 神無月2016年10月号をご覧いただけます。

冬が早いかも知れない・・・

秋とは言え、まだいくらか暖かさが残っている感じがしますが、冬の訪れは早いかも知れません。
と言うのは、このところカメムシが沢山家の中に入って来るのです。

毎年今頃、彼らは越冬のため場所を探して家の中にも入って来ます。
古民家は、至る所隙間だらけですから、気が付くとカメムシが室内に侵入しています。
今年は、それがいかにも急に一気にやって来たという気がしています。

渡り鳥たちも、先陣をを切ってジョウビタキなど小鳥の姿が見られるようになりましたし、この間までいたサシバなどは、南の方に行ってしまったようです。

そう言えば、今朝、娘がジョギング中にカモシカに遭遇しました。
体高が大人の胸くらいもある大きな成獣で、毛並みもツヤツヤ、角も立派だったとか。
落ち着いて対応したから良かったものの、隙を見せたり慌てて逃げたりすれば襲って来たかも知れない危険を感じたそうです。

その場所は、片側は小高い山で、反対側は川に向かってなだらかな、全くの集落の中で家が立ち並んでいるところです。
それも時間帯は午前9時過ぎ、こんな時間にどうしてこんな場所にいるの?と、これは相当問題です。
熊じゃなくて良かった・・・。

さて今日は月曜日、食工房の営業の一週間の終わりです。
この一週間も、ご来店ご利用ありがとうございました。
明日と明後日は定休日となっております。
お間違えのございませんように。
ではでは。

秋の匂い

一昨日、昨日、そして今日、三日間晴天で朝の最低気温4℃の日が続きました。
その間に、周辺の稲刈りも全て終わり、ソバ刈りも終わりました。

今朝散歩に出ると、枯草の匂いがしました。
稲刈りが終わった後の田んぼの匂いですね。
頭の中に、子どもの頃稲刈りが終わった田んぼの中で走り回って遊んだ時の記憶が蘇りました。
あるいは山暮らしの頃、稲刈りを終えてホッと一息ついている時の気分だったり・・・。
確かに季節には匂いがありますね。

さて日中は気温も上がり、お出かけには絶好の陽気となりました。
新そば祭りは、これまでにないほどの賑わいだったそうです。
良かった、良かった!
食工房にも、新そば祭りのついでに立ち寄ってくださったお客さまがありました。

この後は、紅葉ですね。
間もなくだと思います。

熊たちも、冬眠に備えて食い溜めしていることでしょう。

そう言えば、この春突然近くの畑に熊が出没して緊張しましたが、それ以後全く気配が遠退きました。
猿も姿を見せません。
まあしかし、居なくなったわけではないので、決して油断はしていません。

お天気が続きそうです。

天気図

明日10月14日の予想天気図です。
東西にずらりと並んだ移動性高気圧が次々日本列島を覆います。

このところ雨ばかりが続く印象が強かったのですが、明日から3日間くらいは気持ちの良い秋晴れが続きそうです。
その代わり、朝夕の冷え込みは強くなるようで、明日の朝の予想最低気温は4℃の見込みです。
一気に冬に近づいた!って感じですね。
尤も、こうした急な冷え込みが来ると紅葉がきれいに染まるそうですから、それはそれで楽しみです。

一方、私たちは食欲の秋ですね。
涼しくなった途端、パンのことも思い出していただけるようで、先々週、先週、そして今週、少しずつですがパンの仕込みが増えています。
地元産のライ麦や小麦そして大麦も十分確保していますので、風味豊かなパンやお菓子が焼けそうです。

食工房では、ご来店のお客さま対象に、試食品の提供やコーヒーの試飲サービスなどを、折々に実施しています。
併設の休憩スペースにてお休みいただくことが出来ます。

真空管アンプのオーディオセットがあり、珍しい音源も沢山あります。
試聴していただけますので、ご興味のある方はお申し出ください。

皆さまのご来店を、楽しみにお待ちいたしております。

貴重な晴れ間

先月そして今月も、雨が多いと感じます。
農業には、すでに少なからぬ影響が出ています。
稲刈りもずい分遅れているし、ソバ畑では茎が倒伏して熟れた実が今にも脱粒しそうな気配です。

我が家でも、大根の種まき、白菜の定植、麦の種まきが予定通り出来ず、気を揉みました。
それでも我が家は農家ではありませんから、出来なければ出来ないで済んでしまいます。
(本当は、とても悔しいですが…。)

今日は、貴重な晴れ間でしかも定休日、この晴れ間を逃したら後々悔やむことになるゾと、朝から作業服に着替えて畑に出ました。
細々とやることはいくらでもあって、一円の稼ぎになるわけではありませんが、こうして体を動かすことがご利益と言えばご利益です。
そんなことより、無条件に楽しい!

今日は、以前から邪魔になっていた大きな石を運び出して片づけました。
空いた場所は、堆肥づくりの場所にすることにしました。
今まで堆肥を積んでいた場所は、鍬を入れ直して圃場に整備しました。
尤も今から植えるものもないので、来春まで休ませておきます。

家の畑は、今年でもう3年以上機械を入れていません。
鍬を振るって人力で耕しています。
その効果と言うか、成果が出始めています。
土壌の様子が、近隣の圃場と全然違うのです。

大雨が降っても水が溜まらず、そして止んでから何日も後まで、土が水分を含んで黒々としています。
近隣の圃場は、雨が降るとすぐに水たまりが出来、止むとすぐに土が乾いてしまいます。

この頃やっと、思い通りに何でも作れそうな気がして来ました。
生きることの基本かな・・・と思っています。
来週は、芋掘りです。

IIDE編集終わり

一昨日、昨日は、さすがにくたびれてブログを書けませんでした。
空いた時間は全てデスクワークに当てていましたので、頭がボーっとしてしまって、何も考えられなくなっていました。
私は、やはり座業は向いていないと見えますね。

今日は、途中で何度か外に出て歩いたり、ちょっとした作業をしたりして体を動かしたら、ずい分違いました。
おかげさまで、何とか編集作業は終わりました。

今、プリンターで印刷しているところですが、なかなかきれいに印刷出来ています。
先日、調子が悪く寿命かも知れないと申し上げたプリンターですが、設定が間違っていたと言うか、カラープロファイルをよく理解していなかっただけだと分かりました。
望む結果に合った正しい設定をしたら、素晴らしい印刷結果になりました。
イラストがうまく再現出来たので、カミさんのご機嫌も上々です。

明日は、ホームページにアップロードしたり、発送の準備をしたり、細々した作業をします。

食工房は、明日と明後日は定休日です。
お間違えのございませんように。

晩秋を思わせる夕空

昨日から今日にかけて、猛スピードで駆け抜けていった台風18号でした。
何と、時速95kmにも達したようです。
会津北部あるいは山形県南部のあたりを通過した模様ですが、幸いにも大した被害もなく済みました。

今日は台風通過後西寄りの強風が吹き、時折雨も降りました。
早朝、西の空に虹が見えていました。

夕方、上空を真っ黒い雲に覆われた空の西の方だけが雲が切れて夕焼けの空が覗いていました。
その寒々とした光景は、時雨降る秋の終わりを思わせました。

でもとても不思議なのですが、それを見て心細いとかさみしいとかではなく、逆に心が静かに落ち着いて母の懐に抱かれるような安心感を覚えました。
どうしてなんでしょうね・・・。
歳のせいでしょうか・・・。

今朝は早かったので、今夜も早く寝ることとします。
物思いながら・・・、でもすぐに眠りに落ちると思いますが。