ライ麦の背の高さがひときわ目立つ区画が、我が食工房の農園です。
初めの頃、難しくてなかなか増やせなかったネギも、この頃はちゃんと翌年へ苗を残せるようになりました。
昨日植えたばかりのトウモロコシ第一弾
一週間後に第二弾、さらに遅れて第三弾を準備中です。
カボチャの苗も植えました。
かぼちゃあんぱんまで、あと100日くらいでしょうか。
この一角は全面トラクターで耕転しています。
ここはさつまいもです。
無事に活着しています。
青草をたっぷり敷き詰めたのが良かったようです。
スペルト小麦が開花中
収穫が楽しみです。
今年のじゃがいもは、今までで最高と言える生育ぶりです。
毎日、毎日、根気強くテントウムシダマシを捕殺したのが良かった!
きゅうりも無事に活着したようです。
夏には、欠かせない食材ですからね。
私は、畑に出て作業することは、食工房の仕事の一環と考えています。
そしてそれは、他のどんな娯楽よりも楽しくて喜びの多い、リクレーションの側面も持ち合わせています。
はからずも広大な農地を預かることになった今年、農機具も少しずつ中古を探すなどして集めているところです。
件のトラクターは、まだロータリーがありませんが、それとは別に小形のトラクターが、古いものですが当分使用可能な状態で手に入りました。
早速、具合の悪いところを整備して、一昨日から使用しています。
これまでは、機械を使わなくても鍬一本でやれる程度の畑だったので、機械を使わないことに少しこだわってもいました。
しかしこのニ三年で気が付いたことが一つあって、それは蟻がとても増えたということです。
蟻なんか何の害にもならないと思われますか・・・?
どうしてどうして!これがなかなかのクセ者で、植えたばかりの苗を食いちぎったりするのです。
アブラムシを護るなど、他にもいろいろ悪さをすることがありますので、どうしようか・・・と思っていました。
そして、何故こんなに蟻が多くなったのだろうと考えていて、一つ気がつきました。
鍬で耕すだけだと、地下の蟻の巣はほとんどダメージを受けない・・・ってことなんですね。
だからいくらでも繁殖するのです。
例えば年に一回くらい、畑全面を機械で深いところまで一気に高速で耕転すると、蟻の繁殖を抑えられるのではないかと思ったのですね。
それに、鍬一本で半日かかる面積を、10分もあれば完璧に耕せるのですから、浮いた時間に他の部分にいくらでも手をかけることが出来ます。
今年の夏あたりに早速効果が現れるかどうか、結果を待っています。
自然農法も、それはそれでいいのですが、手を抜くためでなく手を尽くす時間を生み出すために、使えるところは機械を使う・・・、これもまた一つの方法ではないでしょうか。
農業は、奥が深くまたとても楽しみの多い仕事だと思っています。