高野通信」カテゴリーアーカイブ

店主の日々雑感など諸々

雪遊び=雪かたし

雪遊び

中で大人が立てるくらい大きなカマクラです。


雪遊び

昔は、パパもさんざんすべって遊びました。


雪遊び

雪だるまさんと一緒に記念撮影

一昨日から、千葉と茨城からやって来た息子たちが、巨大なカマクラを作っていました。
大きな雪の山を作るために、周りの雪をどんどん運んでくれましたので、はからずも雪かたしになりました。
その他、そり遊び用のスロープや雪だるまなど・・・。
若さと体力で、一気に雪が片付きました。

雪遊び=雪かたしになって、私は大助かりです。
孫たちも大喜びで、一日中雪遊びに興じていました。

夕方になってさらに一組やって来ましたので、今夜は、何年ぶりかに一族全員集合です。

お休みモード、一日目

食工房の営業は、本日よりお休み。
仕事する時の緊張感からは、確かに解放されて何をやるのも気が楽と言えば楽です。

しかし、忙しいのは相変わらず。
明日の夕方には、孫たちがやって来るのです。

寒い東北の冬にやって来るのですから、ストーブのことから布団や毛布のこと、家の中の片付けなどなど、多分到着間際までドタバタとやっているでしょう。

まあでも、こういう機会があればこそ、散らかり放題の家の中もたまにはきれいになるってわけで、今日一日の頑張りでずい分気持ち良くなりました。

明日は、餅つきもやる予定で、すでにもち米を水に浸けてあります。
ま、やるしかないですね。

パンも、先日沢山焼いて自家用を確保していますので、食糧は大丈夫!
おせち料理は、すでに取りかかっているのですが、大みそかまでかけてすべて手づくりします。

恒例のそば打ちは、今年は人数が多くなるので、ちょっと手に余るかも・・・。
でも、がんばります!
はるばる郷里の土佐から酒も届いていることだし、お正月を迎える支度は十分です。

そして多分ですが、明日からは大騒ぎでブログを書く時間はないと思います。
更新が滞るかも知れません。

いろいろなことがあった一年、思いはすべて胸の内に仕舞って、静かに終わりたいと思います。
それでは皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいますように。


news141227


★師走9号、公開しました。

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メリー・クリスマス

メリー・クリスマス

今年も飾ることが出来ました。


メリー・クリスマス

天使の楽隊
古くなって、少し壊れかけています。


メリー・クリスマス

ある方の遺作となってしまった、フェルトで作ったオーーナメント
クリスマスがやってくる度、その方を偲んでいます。


メリー・クリスマス

ドコノモリの仲間もクリスマスです。
新たに、ウットリさんが仲間入りしました。


メリー・クリスマス

娘たちが作った、キルトの長靴
一番古いものは、もう十年以上の歴史を刻んでいます。

今日は、クリスマスの日でした。
今年も、何とかいつものように飾り付けをすることが出来ました。

私は、クリスチャンの端くれだと言えばそうでもあるし、信仰を問われれば甚だ心許ない罪びとに過ぎないかも知れません。
でもこの季節、いつも世界の平和や人の心の平安のことを考えて過ごすようにしています。

昨日は、クリスマスイブでした。
ここ数年私は、地元にある小さな、本当に小さな教会で行われるイブ礼拝に参加しています。

昨夜は、連れ合いと二人で行きました。
牧師さまを含めて十名余りの、ささやかと言うにもあまりにもささやかな集いです。
でも、古ぼけたオルガンを伴奏に全員で歌う讃美歌が礼拝堂に響くと、何だか知りませんが目頭が熱くなった私でした。

その礼拝の後、お茶会があると聞いていましたので、シュトレンを一本持参しました。
皆さんに切り分けてお振舞いして、一緒にお茶をいただいておしゃべりして、それから少し早めにお暇して来ました。

そして今日は、一日忙しいパン焼きで終わって、クリスマスどころではありませんでしたが、心の中で「メリークリスマス!」でした。

達成感、安堵、そして脱力

雪が多くて、少々参っていました。
何しろこの時期、食工房の仕事が忙しいものですから、分かってはいても除雪に手が回りません。

気ばかりもんでいるうちにも、積雪は増えて行きます。
屋根の上の雪も、トタン板の塗装が擦れて滑りが悪くなっていますので、なかなか落ちて来ません。

抱きになっている部分は、上がって下さない限り春になるまでそのままカサ上がる一方ですから、下手をすると家が潰れてしまいます。

今シーズンは、もうすでに雪下ろしをしなくてはならない程になっていました。
そしてこの後、みぞれや湿り雪の予報が出ています。

重たい雪は、致命的です。
さすがに、もう待ってはいられません。

今日の午後3時も過ぎてから、やっと梯子をかけて屋根に上る段取りをしました。
それから下の娘と二人で上に上がり、1時間半ほど猛烈な勢いで雪と格闘して、一応このあとしばらく雪が降っても大丈夫なくらいになったところで下りて来ました。

それでまあ、何が嬉しかったかと言うと、この土壇場の緊張感に耐えながら必要な作業を終わるまで続けられた体力があったこと。
「屋根に上れなくなったら、この家には住めなくなる。」そういう認識ですから。

そして、終わるのを待っていたように、雨が降り始めました。
いやはや、何とか間に合って、やれやれです。

さすがに、もう脱力です。
風呂とあたたかい寝床が待っています。

あとは極楽、夢の中。
ではでは。

よそ者の会津考vol.8

昨日、雪の中で何もかもが輪郭を失って丸く見える・・・、優しい表情がいいと申し上げましたが、今日になってふと思い当たったのですね。
これは、会津の人々の性格にも現われているのじゃないだろうかと。

本当は角もあるし鋭く尖ったところもあるのだけれど、それらは皆雪に覆われて見えない・・・。

初めて会津を訪ねて地元の方に接した時にまず感じたのは、礼儀正しさと奥ゆかしさでした。
本当にそれは、私が生まれてこの方、出会ったことのない不思議な感覚でした。
今日、それは雪に覆われて丸くなっている風景そのものだと気が付きました。

対して土佐の人間はどうでしょう。
嵐に吹かれ日に焼かれ、荒肌むき出しの土佐人は、いつも思った通りを口に出し、思った通りに動きます。
当然、ぶつかり合うし、摩擦が絶えません。
逆にそうやって、こすれて欠けて少しずつ丸くなって行くのですね。

土佐人の本性は、見たままそのままということがほとんどですが、会津の人々の本性に接するためには、なかなか手間ひまがかかるという気がします。
でも、じわじわと味わいが出て来るかたいパンのような・・・。

そしてまた気が付くのですね。
たどり着いてみると、土佐人と会津人は、やっぱり似た者同士かも知れないと。

今日も一日雪でした。
片付けても片付けても、あとからあとから降って来る雪。
それでも、延々と雪かたしに労を厭わない精神性というか、雪に対するスタンス。
私は好きです。

雪が降っています

予想どおり、予報どおり、雪が降っています。
今朝と夕方と二回、除雪車が出動しました。

昨日は欠けらもなかった車の屋根の上に、もう60㎝以上の雪が乗っています。
ちょっと見は、丸っこくてなかなかユーモラスな眺めです。
家の屋根もまわりの何もかもが、輪郭を失ってただ丸みを帯びて見えています。

みんな優しい表情・・・。
これだから雪はいいのです。

明日までそして明日も降り続く模様です。
幸い、サラサラとした軽い雪なので、屋根が潰れる心配はしなくてもいいようです。

食工房、明日はパン焼きです。
シュトレンも、ご予約分はもちろんですが、店頭にてその場でもお求めいただけます。

お出かけには生憎かも知れませんが、ご来店をお待ちしております。

いよいよ冬も本番

冬将軍が、「用意はよいか、それでは行くぞ!」と通告して来たような、明日から大荒れ大雪だと言います。
確かに寒さも固まって来たような・・・。
今夜は、一時的に雨になって気温が上がっているようですが、それはこの後の落差の大きさを物語っているに過ぎません。

これでガッチリと雪に降り込められてしまえば、かえって気持ちが落ち着くというのが、雪国に暮らす者の心境です。
嫌なのは、雪の後の雨ですね。
温暖化のせいでしょうか、近年そういうことが冬の最中にもあったりします。

思いっきり寒い方が、雪もサラサラで水気がなく衣服を濡らすこともありませんから、気温ほどには寒いと言う感じがしません。
さあ、今度の冬はどんな様子でしょう。

孫たちが楽しみにしている雪は、もう十分積もっています。
この後さらに上積みするでしょうから、カマクラがいくつでも作れるでしょう。
ソリ遊び用のスロープも問題なく作れそうです。

一方、屋根の雪下ろしや家の周りの除雪は大仕事になりそうですが、健康のために良い運動になると受け止めて、厭わずやろうと思っています。
まあ、遊ぶにしろ仕事するにしろ、とにかく健康で体力がなくては話になりませんからね。
孫たちに元気をもらえると思っている私です。

さてさて、「忙しい!」も、今週いっぱい頑張れば一段落です。
どうやら無事に年を越せそうな感じです。
これもひとえに、皆さまからのご愛顧の賜物と感謝申し上げます。

長い一週間の終わり

食工房の営業の一週間のことです。
今週も、みっちりと仕事しました。
長い一週間でした。

明日と明後日は定休日となっております。

明日は、お天気もそう悪くないようですので、雪の心配をすることもなく少しは休めそうです。
と言っても、半ば休日返上しないと片付かない仕事もあるにはあるのですが・・・。

さてさて、今年もあと半月で終わりです。
いろいろなことがあり過ぎて、何だ整理が付かないまま終わってしまいそうな気がします。

年末には、初めての雪国での冬を過ごしに、孫たちが訪ねて来ます。
雪遊びを楽しみにしているそうです。

私も楽しみにしていますが、いつもの正月のようにボーっとはしていられませんね。
仕事している時よりもかえってテンションが上がりそうです。

とりあえず今夜は、脱力します。


ヘッダーの画像、替えました。

寒々として見えるかも知れません。
冬の会津は、こんな景色がよく見られます。

雪が降ります

今日は朝から雪。
雪国会津としては、大したことはありませんが、空はどんより、あたりは白く煙っていました。
空から落ちて来る雪の様子が、まるでシュトレンに粉砂糖を振りかけている時のようでした。

食工房のシュトレンが、雪化粧した飯豊山のようにツルンとしてきれいなことは、もうどなたもご存知ですね。
よくあるような、ドライフルーツなどが飛び出してデコボコしているシュトレンとは、ずい分見た目が違います。
大変な手間がかかるのですが、表面に共生地を一層被せているんですよ。

もうすでに多くの方々のお家に届いて、お口に入っている頃でしょう。

さて、当初の予定では15日(明後日)にはご予約締め切りとお伝えしていますが、15日以降は直接ご注文にお応え出来そうです。
また店頭にてその場でお求めいただける分も少しありそうです。
そうです。
思いのほかバターが順調に入荷して、ご予約分の製造もほぼクリアしましたし、まだスケジュールに余裕がありますので、少し余分に造ることにいたしました。
ご贈答用に、ご自分用に、今からでも間に合いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

そう・・・、こんなおいしいものを、何もクリスマスでお終いにすることはないので、お正月明けにも少し残しておきましょう。
少しずつ長く楽しんでくださいね。
そしてもし、もっと食べたい・・・という時は、ご連絡ください。

ところで、明日は投票日ですね。

雪が降りますが、投票にはお出かけくださいね。
私も、シュトレン造りの合い間に、出かけて来ます。
たとえどのような選挙結果になろうとも、自らの一票を投じないまま決まったことには、納得が行かないと思いますから。

「忙しい」を考えてみた・・・

昨日も、「忙しい」と申し上げて、今日もまた「忙しい」と・・・。
「忙」は、心を亡くすと読めるのだと言う説もあるのですが、私はいくら忙しくも心を亡くてはいません。

そうではなくて、心を込めて働いて出来上がったものに心を注ぎ込むから、その時ばかりは心が無くなっているのかも知れませんが・・・。
しかし、心がけというものがあれば、それはいくらでも自らの裡に養うことが出来るものです。
無くなりはしません、決して。
家の酵母みたいに、永久無限増殖です。

心は、自分以外の人を喜ばせるための燃料みたいなものです。
飲んだり食べたり、仕事したり遊んだり、そうやって生きることの中でその心を養うことが出来るのだと思っています。
そこで大切なのが「心がけ」だと。

そしてもう一つ大切なものとして、「志」というものがあるのですが、それはまたの機会に。

明日もやっぱり忙しい私です。
ご来店、お待ちしております。