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店主の日々雑感など諸々

紙版・飯豊の空の下から・・・ 2018如月号

通信の編集が終わりました。
pdfファイルを公開していますので、ご覧いただければありがたく幸いに存じます。
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本日は、本件ご案内のみにて。

寒い、寒い、寒い

雪が降っています。
寒いです。

それもそのはずです。
家のまわりをグルっと軒の高さまで雪の壁が取り巻いています。
屋根の上にも雪、つまり氷蔵の中にいるようなものだからです。

もちろん暖房はしています。
しかし、天井が高く広々とした古民家の部屋は、暖房効果が極端に低いのです。
ファンヒーターの温度計は、6℃を指しています。
いくら焚いてもそれ以上上がりません。

仕方がないので、コタツに入ります。
まあ何とか凌げますが、これでは何も出来ません。

デスクワークがとくに冷えます。
ほとんど体を動かさないので、気が付くと体の芯までゾクゾクして来ます。

外に出て除雪作業をしている方が、体も温まっていいので、冷えて来たら思い切って外で除雪作業していました。
とりあえずIIDEの編集作業は一段落しましたので、あとはお風呂でお湯に浸かって冷えないうちに布団に潜り込みます。

ところでこの際何がありがたいかって、停電しないでいてくれるのが今一番ありがたく思えます。

それにしても思い出します。
山暮らしの時、大雪で5日間孤立した経験がありますが、食べる物と薪がたっぷりあったので、どうということもなく楽しいイベントのように元気に過ごしていました。

今は、電気が止まったらおしまいです。
ひょっとしたら命に関わります。
何がいいんだか・・・。

明日にかけてもさらに大雪だとか。
冬将軍よ、そろそろ勘弁してくださいよ~。
思わず泣きが入りそうです。

排水管が凍結する恐怖

飯豊の空の下から・・・

もうずっとこんな空模様、こんな風景です。
長い冬になりそうです。

今日も寒い一日でした。
早朝のこと、台所の流しに水を出していたところ、突然水が抜けなくなって溜まり始めました。
私、とっさに気が付きました。
排水管が凍ったと。

以前山暮らしの頃、排水管が凍結したことがあったのです。
山の沢水を引いて水道にしていましたが、冬は一日中常に流しっ放しにしておかないとすぐに凍ってしまう危険がありました。

ところが、排水管のことまでは頭が回っておらず、ある夜寝ている間に排水管の先の方が凍結して水が抜けなくなり、溢れ出した水が全部凍って、台所の中が氷の宮殿のようになっていました。

寒さの中で、対策と後始末にどれほど大変な思いをしたか・・・、それを思い出したのです。

先ずは、すぐに出していた水を止め、様子を見ました。
よく見ると少しずつでも抜けているようでした。

ボイラーのスイッチを入れてお湯を出すようにして、二つあるシンクのもう一方に流し込みました。
ぬけが悪い方の側にも様子を見ながら熱湯を流し込み、何分かするうちに氷が解けたのでしょう、突然スーッと水が引いて行きました。
その後しばらくお湯を流し込んで、事なきを得ました。
以後、頻繁に湯を流すようにしています。

しかしこんなことも、電気と水道とボイラーがあるから可能なわけで、山暮らしの時は一度でも凍らせたら、春になって氷が融けるまで水は出ないのですから、バケツを持って沢まで汲みに行くことを覚悟せねばなりません。

今時、蛇口をひねれば水が出るのが当たり前の街の暮らしですが、私たちの山暮らしの時は、水を出すことにも命がかかっていました。

そんなことをいろいろと思い出しながら、今の暮らしの贅沢にありがたさも覚えながら、大きなトラブルにならなくて良かったと胸を撫で下ろしました。

否それにしても、寒いです!
天井の高くて断熱も悪い古民家は、暖房していても10℃以下です。

湯たんぽ

雪はさほどでもなくなりましたが、寒いです。
最低気温が-10℃を下回る日が続いています。

夜寝る時、冷たい布団が温まって来るまで、しばらく時間がかかります。
その間に、小便がしたくなって、一度ならず起き出さなくてはななりません。

翌朝が早い時は早く寝付きたいので、先に湯たんぽを入れて布団を温めておくようにしました。
やはり暖かい布団はいいですね。
冷たい布団に気合いを入れて入り、ちょっと体や手足を動かして暖めるのもいいのですけどね。

寝る部屋は暖房してないので、今夜あたりは氷点下は間違いなしです。
ここしばらくは、湯たんぽが手放せなくなりそうです。

明日は3時起きでパン生地を仕込みます。
布団も温まった頃なので、寝るといたします。
ではでは。

これは、大変なことに・・・

飯豊の空の下から・・・

私宅の出入りは、人の背丈の高さの雪の山を越えなくてはなりません。


飯豊の空の下から・・・

店の前の畑地も一面の雪の原

地球温暖化なんてウソじゃないの!と思いたくなるような、寒波と大雪です。

それでもここ会津は、北海道や東北北部にくらべればいくらかましかも知れません。
しかし、片付けても片付けても、じわじわと確実に嵩を増してくる積雪に、もはやお手上げです。
出入り口だけ確保して、あとは放っておくしかありません。
軒下なんか、もうすごいことになっています。

明日は無事に営業出来るか・・・?宅配便が順調に動くかどうか・・・?停電も怖いですね・・・。
大雪の時、よくあるのです。

明日はパン焼きの木曜日です。
しかも、出荷が沢山あるのです。
どうか、無事に一日が終わりますように。

とりあえず今は、早めに床に就くだけです。
明日は、3時起きだ!

柚子きんとん丸、早めに終わりそうです

柚子きんとん丸

1個 220円

この季節の限定メニュー、柚子きんとん丸が、早めに終了しそうです。
昨年のさつまいもの収穫が少なかったせいもありますが、予想以上に好評でよく売れたのもその理由の一つです。

あと何回焼けるでしょうか。
売れ行き次第ではむありますが、遅くとも2月の半ばには終了になると思います。
お好きな方は、今のうちに沢山召し上がってください。

柚子きんとん丸が終わると、次は漉乃あん丸ですね。
食工房では、あんパンが始まるとやがて春が来るというイメージがあるのですね。

でも、この冬は思いの他寒さが厳しいし、雪も沢山降ります。
春は、まだまだはるかに遠いと感じさせます。

あと十日もすれば立春になのですが、今日あたりはどんよりとした空から止めどもなく落ちて来るのは、雪また雪。
かたしてもかたしても、じわじわとカサが上がって来ます。

明日の朝もまた除雪車が出動することでしょう。
でも、朝一番に家の出入り口の除雪でひと汗かいた後、飲むコーヒーのおいしいこと!かじるパンのおいしいこと!これが楽しみで生きてるんですよ、実は・・・。

疲れました!

本日は、早朝よりパン焼き作業の後、屋根に上って雪と格闘でした。

これだけの雪が乗って、よくまあ潰れないものだと感心するほど、私の身長に近いくらいのところもあって、上にいるのも恐ろしいけど下も恐ろしいと言う状況。
片っ端からすくっては投げすくっては投げ、夢中で2時間ほど経って、さすがに足腰が立たなくなりそうになって、下に降りました。

体中あちこち筋肉痛で、バキバキです。
続きはまた明日。

写真は撮れなかった・・・って、忘れてました。

ではでは。

豪雪の中、ご来店感謝

昨日のうちから降り出した雪は、今朝までに30cm余り積もり、その後一日中降り続き夕方までにさらに50~60cm、そしてまだまだ降り続いています。

日中、店の前に屋根から落ちた雪が山になり、一時出入りが出来ない状態になりました。
そんな豪雪の中、ご来店のお客さまが次々いらっしゃいました。

否、正直なところ、今日はご来店くださる方があるどころか、こちらから配達に出ることもままならないと思うほどでしたから、本当にありがたいやら申し訳ないやらで頭が下がり通しでした。
この場を借りて、改めて一言御礼申し上げます。

夕方、私もがんばって車を掘り出して配達に出かけました。
途中までひどい雪でしたが、会津坂下町方面まで行くと全く降っておらず道路に雪のかけらもありませんでした。

帰宅後雨雲レーダーの画像を検索したら、確かに降っているのは会津の北部に偏っています。

明日の朝までに、まだまだ数十cm積もるでしょう。
またしても屋根が危険なレベルに・・・。

尤も、梯子をかけるのは簡単ですと言うか、もはや軒下にはそのまま屋根に上って行けそうなほど高く雪が積もっています。

しかし、明日もご来店をお待ちしております。
焼き立てスコーン、お求めいただけます。

都会も、田舎も・・・

一昨日から二泊三日で、カミさんの実家がある茨城県の牛久市に出かけていました。

久しぶりに訪れる首都圏は、やはり人口の多さが際立っていることを感じさせました。
どんな商売でも、ここなら成り立つだろうなと思わせるにぎわいが、そこここにありました。

ところが、カミさんの弟さんのお話しを聞くうちに、そう単純なものではないことが分かりました。
昭和40年代の終わり頃から造成が始まり、その後次々と新しい住宅団地が広がって人口急増地帯であった実家のあるその場所は、駅からそんなに遠くもないのに最近空き家が目立つようになったと言うのです。

市の人口自体は微増であるらしいのですが、人々はさらに新しく出来た住宅団地に入居する傾向なのですね。
古い団地は、一戸一戸の区画が狭く住宅設備も古くて、造成当時入居した方々の子どもたちは自分の家族を持つようになると、同じ家には住まないし住めないのですね。
結局、時間が経って団地全体が老人ばかりの構成になり、そのうち一戸また一戸と空き家になって行く運命なのです。

そして、駅前にあったデパートは数年前に閉店し、あと地は空き店舗のままでした。
駅前通りに新しいパン屋さんを見かけましたので、パン屋が増えているのではと尋ねたところ、新しいパン屋が出来る一方で閉店して行くパン屋も複数あるとのことでした。
ちょっと車を飛ばせば、大規模ショッピングモールもありますし、商売するのもそんなに容易なことではないようです。

何と言ったらいいのでしょうか、せっかく一つの街が出来たのに、古い街並みが残るのではなくて使い捨てのような状況になっています。

一方、再開発するエネルギーが、果たして今後の日本にあるだろうかとも思いますし、今までのように何でも新しく造り変えるだけでは、本当の意味で住みやすく味わい深い街づくりは出来ないと思います。

そんなことを感じながら、それではと我が福島県の会津の片田舎に目を転じると、高齢化と人口減少、空き家の増加、耕作放棄された農地や荒廃して行く山林、こんな風景が目の前のどこにでもにあります。
そして、どこの自治体も一生懸命移住促進のプランを練っていますが、未だ決定的に効果を上げた例を見たことがありません。

それもそのはずでしょう。
首都圏のベッドタウンが、先に述べたような状況なのですから。

便利さや快適さでは、都会にかなうわけがありませんし、唯一目玉の豊かな自然環境は近年獣の害に晒されて、もはや危険にさえなりつつありますから。
とりあえず暮らすなら、都会の方が無難だと考える人がほとんどなのではないでしょうか。(私個人は、決してそう思ってはいませんが・・・。)

自分たちがどんな暮らしをしたいのか、具体的で明確なイメージを持っていないと、これから先田舎で暮らす意味はないのかも知れません。

そんなことを思う、昨日今日でありました。

大雪になっています

この冬は、やはり雪が多いようです。

今日の降り方は、半端ではありませんでした。
ちょっと時間が経つ間にもズンズンと積もって、屋根の上の雪が大きな山になって来ました。

明日はもう、絶対に雪下ろしをしなくては危ない!
そう考えて、今日のうちに下準備をしました。

軒下の雪はすでに人の背丈を超える高さになっていますので、しっかり踏み固めて梯子をかける土台にします。
そして今年は、安全のために安全帯を用意しました。
見張りも二人たてる予定。

昨年転落した時は、怪我も何もなく大したこととは思いませんでしたが、時間が経つにつれ、ただ運が良かっただけだったと思うようになりました。
もう少し、命は大切にしないとね・・・。

しかし何より一番大切なのは、しっかりと緊張感を保てる体力と精神力があることです。
これが維持出来なくなったら、無理なことはしないとわきまえることですね。

それより、明日まで屋根が潰れずに持ってくれますように・・・。

とは言え、今日の雪の降り方に、「雪国なんだもの、こうでなくちゃ!」と、妙に喜んでいる私でした。

冬こそ会津へ!