20220320 圃場の様子

麦ラボ

目前に中島第6圃場
第5圃場 第7圃場(新規)も視界に入っています。

まだまだ畑はほとんど真っ白な雪に覆われています。
でも、山際の土手の下など陽だまりになるところは、一足先に融けて地面が覗いています。

昨年初めて新たに麦ラボの圃場となりライ麦を播いた中島第6圃場は、雪融け水が溜まっていました。
あんなに水没してしまって大丈夫だろうか?と思うのですが、昨年あるいはこれまでの例からすれば、まず大丈夫!ライ麦の生命力を信じています。

そして今年から、新たに2区画の圃場が加わります。
これで、農家に認定されるだけの最低耕作面積をクリアすることになります。
今年は、念願の農業者の資格を取得出来そうです。

近所の農家さんたちも、やっと私を自分たちと同じ百姓仲間と認めてくれるようになりました。
とにかく真面目にコツコツやるだけです。
皆さんは、その実績を見ているのですね。

私の方でも、人生を学ばせてもらったと感謝しています。
ありがたいことです。

こうして一歩ずつ、おいしいパンの理想に近づいて行きます。
あと何年生きてどこまで行けるか分かりませんが、そこから先は娘たちが続けてくれるでしょう。

いつだったか、地球のお母さんの声が聴こえたのです。
「麦が、あなた方の人生を助けてくれるでしょう。」と。

また寒い日がやって来るようです

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今年は明後日の春分の日(お彼岸の中日)以降も寒い日が続きそうです。
当地のローカル天気予報では、雪マークも出ています。

真冬のようなことはもう無いにしても、この時期としては寒く感じられることでしょう。
いつもの年だと、沼ノ平の「福寿草まつり」も始まっている頃なのですが、今年は来週26日(日)からだとのこと。
やっぱり、この冬の豪雪の影響が後を引いています。

一方麦畑の方も、圃場の残雪はあと20~30cmくらいです。
今月いっぱいかかっても、完全に消えるところまでは行かないかも知れません。
早く融けると同時に強い日差しで一気に乾いてくれるといいのですが。

食工房は、明日も平常通り営業しております。
ひばりのパンは、今日焼きましたが早速売れて、あと3羽残っています。
皆さまのご来店をお待ちしております。

お知らせあれこれ

食工房からのお知らせ事項です。

先ず一つ目は、現在展開中の通販15%割引キャンペーンです。
3月末までとお約束していますので、残すところあと半月となりました。

駆け込みでもなんでも構いません。
今月中にいただいたご注文が対象ですので、納品が4月になっても割引適用となります。
最後の最後までチャンスをお見逃しなく!

で、4月になりましたら、申し訳ありませんが一旦打ち切りとさせていただきます。
代わりまして、別なキャンペーンを考えています。
皆さまにはお得になる話ではありません。

4月から当分の期間、通販売り上げの5%程度(ただ今検討中)を継続的にウクライナ支援のために寄付することといたします。
皆さまには、また別な意味で積極的にご利用いただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

次は、柚子きんとん丸です。
皆さまには大変ご好評いただきましたが、さつまいものストックがもうすでに無くなっています。
きんとん加工したものがあと少しありますので、それが無くなったら終了です。
今月中目途と思っています。

小豆あんパンの方は、まだ当分先まで継続いたします。
こちらもよろしくお願いいたします。

明日は、またパン焼きの日です。
横浜でのイベント用の出荷分もあり、仕込み量が多くなっています。

ひばりのパンがつくれるでしょうか。
少しでも作りたいと思っています。

昨夜の地震、被害なしのご報告

昨夜11時半過ぎでした。
私は、今日のパン焼きのためにすでに眠りの中にいました。

二度目の揺れで目が覚めましたが、冷静さを失うほどの揺れではなかったので、そのままじっと横になっていました。
長い揺れでしたが、やがて治まりましたので、そのまままた寝入ってしまいました。
家族の者は、起き出してテレビを点けたりしていたようでした。

朝になって、福島県宮城県を中心に大きな被害が出ていることを知りました。
本当に幸いだったと思いますが、当地ではさしたる被害の話は聞こえて来ず、わが家では物一つ倒れることも落ちることもありませんでした。
何はともあれ、何の被害もなく無事でいることをご報告申し上げておきます。

それにしても、先の大震災からまだ11年、やっと暮らしも落ち着いて来たかと思える時に、ほとんど同じくらいの大きな揺れに見舞われた地域の皆さまには、ただただお気の毒と言う他ありません。
心よりお見舞い申し上げます。

ウクライナのこともそうですが、今回の地震の被害についても、早速支援が求められることになると思います。
何か役に立てることが無いだろうかと、心に留めておこうと思っています。

イベントのご案内

神奈川県横浜市内で明日から一週間、会津坂下道の駅展が開催されます。
開催場所は、東急百貨店たまプラーザ店地下1階スキップコートです。
イベント詳細については、<こちら>をご覧ください。

このイベントに、食工房のスコーンとパン数品目が出品されます。
その他、道の駅が選んだ会津産の逸品が数多く出品されます。

お近くにお住いの方、また期間内にこの方面にお出での方、ぜひ会場にお立ち寄りください。
多くの方のご来場を、関係者一同心よりお待ちしております。

さて、明日はまた定休日明けの木曜日、パン焼きの日です。
明日は、先にご案内申し上げたイベント用のパンも焼きますので、仕込み量がいつもになく多くなっております。

ウクライナのひばりのパンは、明日はお休みさせていただきます。
土曜日のパン焼きの日には、ご用意出来ると思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

ウクライナの国歌を聴きながら思うこと

ウクライナの国歌を聴きました。
字幕で日本語の歌詞も表示されていましたので、この国歌の意味するところもよく分かりました。

先日調べたこの地域の歴史などと重ね合わせると、この国が自主独立と自由を得るまでに、いかに多くの犠牲を払って来たかが分かります。

回りを海に囲まれ外界と隔絶された島国の日本にいる私たちには、想像の出来ない価値観であろうと思います。

今起っているロシアの侵攻に対して、ここまで頑強に戦い続けるウクライナの人々に対し、軽々な言動は厳に慎むべきと思います。

ただ困難にある人に対する純粋な支援の気持ちだけを向ければ良いのだと思います。

そしてこれは、自由と平和の意味を深く考える良い機会でもあるのだと思います。

もはや遠く離れたこの日本にいてさえ、毎日毎時毎瞬、この戦争のことが私の頭から離れることは無くなりました。


ウクライナ国歌 「ウクライナは滅びず」

明日と明後日は定休日です

長いような短いような、複雑な気持ちの一週間が過ぎました。
明日と明後日は、食工房は定休日となっております。
店は休業です。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

私、今日は、今まで使っていた二つ折り式の携帯電話の蝶番が破損し折りたためなくなってしまいましたので、とうとうスマホに交換することにして、夕方からショップに出かけていました。
時代は進んでいて、もはやスマホ以外選択肢はないのですね。

で、店内で待っている間、設置してあるTVにはウクライナの状況を伝えるニュース番組がずっと続いていました。
戦争に休みは無いのだな・・・と、何ともやりきれない気分になりました。

もはや、世界は腹をくくるべき時に来たのだと思います。
我が日本も、今まで無かったような何らかの役割を求められ、それを果たすべき時が来ると予感する私です。

本日も、ご来店ありがとうございました

今日は曇りがちで、昨日のように暖かくはありませんでしたが、三々五々ご来店のお客さまが見えました。
この場を借りまして、あらためてご来店の御礼を申し上げます。

中には、初めからひばりのパンに注目してお出でくださった方もあり、昨日焼いた分は今日までに完売いたしました。

木曜日に焼いた分と昨日土曜日に焼いた分を合わせて27個売れましたので、合計4,050円の売り上げとなりました。
そこに食工房から950円を加えて5,000円をウクライナ支援のために寄付いたします。

寄付先は、ユニセフ・ウクライナ緊急募金です。
先週分2,000円も、同募金に送金済みです。

今後ウクライナに平和な日々が訪れるまでの間、寄付を継続して行きますので、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

さて、昨日あたりまで暖かい日が続きましたが、明日からまた冬に逆戻りして行くようです。
ま、こればかりはお天気のことなので仕方がありません。

春は必ずやって来ますから、今のうちに出来る準備など抜かりの無いよう備えたいと思います。

ニュースで見た、ウクライナの小麦農家の話と、パン屋さんの話に心を打たれました。
平和な日本で、怠けているわけには行きませんね。
いくら頑張ったって、頑張り過ぎと言うことはありません。

三々五々、ご来店感謝の一日

ウクライナ

沢山の目がいっせいにこちらを見ています。
みんなかわいい!


ウクライナ

愛くるしい表情がたまりません。

ここ三日間ほど日毎に気温が高くなり、今日の日中は暖房を止め上着も脱いで過ごせるほどでした。

この陽気に誘われたのでしょうか、食工房にも三々五々ご来店のお客さまがいらっしゃいました。

うれしかったですね、本当に。
皆さま、ありがとうございます。
あらためて、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

そして本日の人気商品がひばりのパンでした。
出荷分も合わせて10羽が飛び立って行きました。

裏返せば、それだけウクライナのことは、どなたにとっても重大な関心事であるということです。
今、世界中から人々のエネルギーがウクライナに向かって注がれています。

食工房も、この春を祝うウクライナのひばりのパンを焼いて、応援して行きたいと思います。
手慣れてきて、ますますかわいくつくれるようになって来ています。
どうぞよろしくお願いいたします。

東日本大震災から11年

飯豊の空の下から・・・

中島第2圃場
まだ70~80cmの積雪があります。


飯豊の空の下から・・・

中島第2圃場、中島第3圃場遠景
まだ中には立ち入ることが出来ません。

忘れもしません、11年前の3月11日は今日と同じ金曜日でした。

いつものように支度をして会津若松市内に配達に出ようとした、その瞬間でした。

何だか異様に大きな揺れが始まり、さすがに家の中にいるのが怖くなり、外に出ました。
6分余りもの間その揺れが続き、大きな母屋が揺れているのが目で見て分かる状況でした。

しかしながら、揺れがあまりにもゆっくりだったためか、ほとんど何の被害もありませんでした。
棚から物一つ落ちた形跡さえありませんでした。

その後テレビに映し出される各地の被害の様子、とくに津波の映像に息をのんだまま言葉を失っていました。
そしてそれに続く原子力災害。

福島は、直接地震の被害の無かったところでも、放射能汚染によって長い間、否、今も苦しめられています。

とは言え、11年の歳月を経て、地震や津波によって破壊された跡は、もはや限られた場所だけになりました。
放射能汚染についても、原発直近の一部の箇所を除けば、ほとんどの人は気にすることなく日々の生活を送っています。

それにしても思います。
まだ半ばとは言え、こうして復興を遂げることが出来たのも、この国が平和であったからこそです。

彼の国は、今まさに酷い破壊の最中にあります。
それが戦争によるものであるだけに、ある意味自然災害である地震よりも、ずっと厳しい現実だと言わざるを得ません。

トルコで行われたロシアとウクライナの外相会談の様子が伝わって来ています。
その報道に触れて、私は思います。

ロシアは、この戦争の後にいったいどのような世界を想い描いているのだろうかと。
プーチンが言うならさもありなんと思いますが、外務大臣のラブロフも同様に公然と噓を言い、交戦相手のウクライナのみならず世界に向かって敵対的な言辞を吐いて憚らない態度は、常軌を逸しています。

また、早くもウクライナに対し戦勝国の立場でものを言っています。
降伏するのかしないのかどちらなんだと。
拒否するなら、この後ウクライナ人が死ぬのはロシアのせいではない、お前たち自身のせいだと。

そして、核兵器の使用もちらつかせて世界戦争も辞さないと、世界を脅しているのです。
ロシアは、この戦争をどのように終わらせ、その後にどのような構想を持っているのか、全く窺い知ることが出来ませんが、虚勢半分としてもその胆力は大したものです。
我々自由主義諸国の覚悟のほどを試しているのですね。

あるいは、西側自由主義諸国の結束も意外なところで腰折れして、ウクライナだけが酷い目に遭ってロシアに下り、一息ついたところで世界は損得に走って取り繕いに腐心するなどという、何の正義も実現出来ない情けなくもがっかりするような結末になるのでしょうか。

その可能性も無いわけではないと思えてならない私です。
それこそがロシアの思うつぼでしょう。
報われないのは、血を流したウクライナの人々。
そして世界の平和はさらに遠い。
21世紀に、主権国家に対する侵略戦争が起こっていることを銘記しなくてはなりません。