パン焼き、麦刈り、ビール仕込み

今日は早朝から、まずパン焼き仕事を。

午後から、麦畑の獣害対策と麦刈りを。

そして夕方、昨日発酵をスタートさせたモルトの点検を。

今回も順調に発酵が進んでいます。
作っている人だけが飲める成りかけビールは、アルコールはほとんど生成されておらず、モルトの甘みが残っていて、そこにホップの苦みと香り、そして炭酸のシュワシュワ感が合わさって、それはそれはおいしい滋味滋養の飲料です。

あんまり美味しくて、いくらでも飲めそうでしたが、そこはぐっとこらえて小さなお玉に一杯だけにしておきました。
ちゃんとビールになったら、それはそれでまた素晴らしいので。

で、ただ今梅雨の最中なのですが、案外止み間晴れ間があるので麦の収穫にとっては大助かりです。

先日の南部小麦に続いて、今日からデュラム小麦を刈り始めました。
多分、明日の午前中で大方終わると思います。

イノシシとの攻防が続きますが、大きな被害を出さずに収穫が終わることを願っています。

話が後先になりましたが、今日のパン焼きは上々の出来でした。
だから、ビールがうまく行くようならパンもおいしいと、やっぱり間違いありません。


追伸

昨日の糞の中身にバーナーの火を当ててみました。
瞬間にチリチリ、ジュージューと音を立てながら縮れて、あの髪の毛が焼け焦げる時の臭いがしました。
イノシシの毛に間違いありません。
さあ!いったい何があった?
今朝また、麦畑にイノシシが来てるんです。

まわりの野生で起こっているドラマを想像する

昨日のこと、麦畑に隣接する耕作地にイノシシと熊の足跡が付きました。

熊の足跡は、何かを追いかけるか、逆に追いかけられたか、すごい勢いで駆けた様子が見て取れました。
イノシシも同様で、両者の足跡は交叉していました。

そしてイノシシは、麦畑の周りに張り巡らしてあるネットに激しく突っ込んで網目を切って中に入ったようです。
おかげで、どうたどって行ったものか、一番はずれのじゃがいものあるところまで来て、太り始めていたじゃがいもを食害しました。

これはこれで深刻な被害で、別な対策も検討しなくてはなりません。

そして今朝のこと、獣たちがやって来た気配は一切なく、肩透かしを食った気分で帰ろうとした時、道端に落ちている小さな糞に目が留まりました。

大きさや形からキツネの物だと思われましたが、よく見ると毛のようなものがびっしりと混ざっていました。
それがどう見てもイノシシの毛のようで気になって仕方がありませんので、棒の先でつついてほぐして見ると、糞はほとんど毛のかたまりのようでした。

一瞬、麦のノゲかな・・・?と思いましたが、麦の実の部分の残渣は一切ありません。
上の娘が言うには、「ノゲなら細かく折れたり切れたりするし、これはどう見てもイノシシの毛だよ。」と。

しかし、キツネがイノシシを捕食するとは考えられませんから、だとするとイノシシが何らかの理由で死んで、それを食べたとしたらあり得る話です。

でも、何故イノシシが死んだのか?
熊なら襲うということはあり得ますが、このところ出没している子熊は、イノシシに手を出すとも思えません。

ひょっとして何か感染症(豚熱)にかかって弱っていたとか・・・。

結局、何があったのかは分かりませんが、イノシシの毛が混ざったキツネの糞があったことだけが事実です。

今日は、とっさのことで思い付きませんでしたが、明日もう一度現場に行って、バーナーでその毛を焼いてみましょう。
髪の毛が焦げるような匂いがしたら動物の毛です。
そうじゃなかったら、植物の繊維か何かです。
麦のノゲかも知れません。

でも、キツネが麦を食べるでしょうか・・・?あり得ないことだと思いますが。
そうするとキツネの糞じゃない?
いやいや、分からなくなって来ました。

しかし、ここ数日、カラスがやけに騒がしいのです。
近所の人も気がついていて、何か来てるのかな・・・などとしゃべり合ったところです。

「おーいカラス!イノシシが死んでなかったか?」
そこまで話が通じるようなら素晴らしいのですが、うーん、まだまだ修行不足ですね。

ドローンを飛ばして探索するという手もありますが、時間とお金がありません。

しかしそれにしても、毎日毎日、周辺では激しい獣たちのドラマが繰り広げられているに違いありません。

パン焼きの後、麦刈りを

麦ラボ

バインダーを使って刈り取りしています。


麦ラボ

稲架にかけて数日間追熟と乾燥を待ちます。


麦ラボ

登熟を揃えるために、稲架かけしています。

スッキリ晴れたというわけではありませんでしたが、雨が上がって乾いて来ましたので、思い切って麦刈りを断行しました。
ちょっと早いような遅いような微妙な登熟でしたが、稲架かけして調製することに。

尤も、雨が続けばその配慮も裏目に出る可能性がありますが、止み間や晴れ間がそこそこあるものと予想しています。
どこかのタイミングで、脱穀作業になります。

パン焼き作業が終わってからの開始でしたから、全て終わったのは午後7時近くでした。
老体には少々ハードワークでしたが、何とかやり終えました。

最早、娘たちの働きが頼りの生業です。
この後、次々と刈り取りが続く予定です。

今週も忙しい一週間に

麦ラボ

中島第二圃場 ライ麦


麦ラボ

中島第三圃場 スペルト小麦


麦ラボ

中島第四圃場・南部小麦(奥)と中島第五圃場・ライ小麦(手前)
一面の新緑の中に、ひときわ目立つ麦秋


麦ラボ

中島第四圃場 南部小麦


麦ラボ

南部小麦近影
間もなく刈り取りです

昨日は、休日返上でカリーマサラの計量包装作業を、これが案外午前中で終わらず、少し午後に食い込んで終了。

午後からは、麦畑に様子を見に行き、一番早く登熟が進んでいる南部小麦の刈り取りが出来るかどうかを見極め、まだちょっと早いと判断して先送りすることに。

一方、ビールのボトリングも、瓶を洗ったり消毒したりして準備完了でしたが、若干発酵が未熟で一日遅らせることになりました。

そして本日、ビールのボトリングからスタート、330ml入小瓶で51本出来ました。
これに午前中を費やして、午後から通常業務に。

コーヒー豆の選別作業そして焙煎。
上の娘は、酵母種の仕込み、金曜日のスコーン焼きに備えて粉とバターを切り混ぜる作業、そして明日のパン焼きのための粉の計量などを担当。
下の娘は、出荷発送のための事務作業全般を担当。
連れ合いは、出荷発送のお客さまお一人お一人に手書きのお便りを書きます。

そして明日から、また営業の一週間が始まるというわけです。
この先の一週間、晴れ間があれば麦刈りが始まります。
ビールの仕込みも第2弾をやるつもりですから、時間の使い方はアクロバットのようになることでしょう。

ま、ま、がんばるしかない!ということで、まずは明日のパン焼きからです。

もちろん、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

どうぞ、どうぞ、よろしくお願いいたします。

コーヒー豆の送料変更について

コーヒー豆を単独でご注文いただいた場合、今まではゆうパケット扱いで全国一律送料(350円)としていました。

今回、日本郵便との運送契約を解消したため、この扱いが無くなります。
今後、コーヒー豆も他の商品と同じくヤマト運輸の宅急便扱いとなります。

地域別に異なる運賃が適用されますので、ご注文の際はご注意ください。

他の商品と一緒にご注文されるなど、合計額を大きくしていただきますと、金額により割引クーポンをご利用いただくことも出来ます。
また7,000円以上で送料無料となります。

一方、カリーマサラはDM便を利用で全国一律88円としていますが、こちらの送料も今後全国一律100円とさせていただきます。

ご了承ください。

麦刈りのタイミングを睨みながら、休日返上で仕事

麦の収穫期が近づいています。
早いものは、ここ一週間の内にも刈り取り作業をすることになりそうです。

いつもそうなのですが、この時期梅雨に入っていますので、お天気が不安定で麦刈りのタイミングを掴むのが難しくて、頭を悩ますことになるのですね。

どうしてもという時は臨時休業してでもと、覚悟はしているのですが、出来ることなら休みたくはありません。

うまい具合に明日刈り取り出来るなら良かったのですが、まだ少し早過ぎるようです。
それに、お天気も下り坂で微妙のようです。

逆に今回、ビール仕込みとカリーマサラの製造が重なることになりましたので、定休日の明日も休日返上で仕事です。

そう言えば、今日は夏至だったんですね。
今日は、午後からカリーマサラの調合作業をやっていました。

ですから、今回のカリーマサラは、「夏至ブレンド」になりました。
今回、お日さまの子どもミカンの皮を入れています。

夏の暑さと憂鬱な気分を吹き飛ばす、パワーカリーを作って召し上がってください。
食工房のカリーマサラが、きっとお役に立ちます。

ちなみに、ビールも良い出来になっているようです。
毎日利き酒して、発酵の進み具合をチェックしています。
明日は、ボトリングです。

ワクチン接種、一回目

今日はとても忙しい一日でした。
先ず早朝5時から、集落の共同作業(人足)に出役。

一時間半ほどで終了となり、自宅に戻った後朝食。

それから支度をして、連れ合いと共に集団接種会場に出かけました。

当初、自分で車を運転して行くつもりでしたが、不測の事態に備え娘に運転をお願いしました。

件のワクチン接種は、大変良く考えられた手順とスケジュールが組まれていて、会場内では大勢の人が来ているにもかかわらず、リスクを感じることは一つもありませんでした。

受け付けから接種後の経過観察まで含めても30分程度、スムーズな流れの中にも重要なチェックポイントは確実に押さえられていましたから、この接種会場の現場の力に感心するとともに、働いてくださっている沢山のスタッフの方々に頭を下げ通しの私でした。

一人当たり一体いくらの費用がかかるものか想像も付きませんが、一切の費用の負担なくこの恩恵を受けられる我が国は、間違いなく立派な福祉国家だと思ったことしきりでした。

一方で、今回のこのコロナ禍が人類にとっていかに重大な危機であるのか、それを感じずにはいられませんでした。

今日は午後になって注射した方の腕が痛み始め、今もまだ続いていますが、さほどのことはありません。
午後には、軽い外作業をしていましたし、集落の会計役の仕事もこなしていました。

尤も、こうした副反応と呼ばれるものについては個人差が大きいですから、中には高熱を出して動けなくなるほどの方もいらっしゃるのかも知れません。

それはそれとして、ワクチン自体の効果については、疑うべきものは何もないと理解しているつもりです。
3週間後の同じ曜日、時間に、二回目の接種を受けますが、それまでの3週間、デリケートな時間があるのでしたね。
注意深く過ごしたいと思っています。

ビールの仕込み

ドコノビール

今回仕入れたモルトは、ピルスナー+添加用モルトエクストラクト・ナッツブラウンエール+添加用モルトエクストラクト


ドコノビール

ブラックロック社製キット缶「ピルスナー ブロンド」
これに添加用モルトエクストラクトとアロマホッブを加えて増量
琥珀色の切れの良い味わいのビールになります


ドコノビール

マントン社製キット缶「ナッツブラウンエール」
添加用モルトエクストラクト「カラモルト」 アロマホッブも加えます
赤みがかった色の濃い、味わいも濃厚なビールになります


ドコノビール

モルトを煮ているところ
焦げやすいので、休まずかき混ぜています


ドコノビール

煮立ったら火を止め、香り付けのためのアロマホップを投入
そのまま仕込みタンクの中に一緒に移し、一昼夜ほど香りを滲出させたあと取り出す


ドコノビール

30L仕込みタンク
今回は、18L仕込みます
酵母は、自家培養パン酵母を使います

今年こそはと決意していました。
材料が揃いましたので、パン焼きを終えた後の時間、ビールの仕込みをしました。

本日、一本目はピルスナーです。
本当は、今日一日でニ本仕込むつもりでいましたが、ちょっと考えて無理しないことにしました。

明日は、コロナのワクチン接種もありますし。

何とか、暑い夏に間に合いそうです。
もちろん、皆さまへのサプライズです。
どうぞお楽しみに。
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相変わらず街は静か

今日は、会津若松市方面に納品配達に出かけました。
お取引いただいている7~8ヶ所の業者さんを回ります。

いずれも販売店なので、一般のお客さま相手の商売をしています。
ここ一ヶ月余り、どちらの業者さんも人出が少なくてどうにもならないと、お困りの様子です。
実際、道路も混雑はなく、どこへ行くにもスムーズです。

そして、曜日や時間帯にもよるとは思いますが、私がお訪ねするタイミングでは、まずお客さまがいないことがほとんどでした。
否、厳しいだろうなと、察して余りある状況です。

かく言う食工房も例外ではありませんが、うちは自宅の一角で営業していますから、家賃が無いだけいくらかでも楽なのですね。
それに通販もやっていますから、今はかなりな割合そちらの売り上げに助けられています。

コロナ禍のこの状況を、どうしたら好転させられるのか、とても難しいことですが無い知恵しぼってがんばるしかありません。

お国のやっていることは万全とは言い難いですが、それでもワクチン接種も検査も入院も皆無料なのですから、世界的に見れば上等だと思っています。

感染対策に必要な資材も、マスクだって消毒剤だって、その他何だってたいていの物は容易に手に入ります。
今の日本の現状なら、誰でもやる気さえあればハイレベルの感染対策を実現出来ます。

私たち個々人の感染対策をもう少し徹底するだけでも、状況は相当良くなるのじゃないかと思うのですね。

がんばりましょう。

ワクチン接種、留意しておきたいこと

今週末、私と連れ合いは新型コロナウイルスのワクチンの一回目の接種を受けます。

皆さまもすでにご承知かと思いますが、私自身の備忘録を兼ねて留意しておきたい幾つかのことを書き留めておきます。

つい先日でしたが、一回目のワクチン接種を終えたばかりの高齢者施設でクラスターが発生しました。
※ニュース記事のプリントスクリーン

ワクチンを接種したのにクラスターとは・・・と驚きましたが、専門家の解説記事を読んで、ぜひとも気に留めておかなくてはならないことがあると思い知った次第です。

皆さまもご存じの通り、今回の新型コロナウイルスのワクチンは、2回接種して初めて免疫が確立するのですね。

で、1回目の接種から2回目の接種までの間、まだ十分な抗体が生成されていない状態で、逆に体の免疫力が下がることが分かっているのだそうです。
つまり、ある意味接種前より感染しやすいかも知れないわけです。

これは聞き捨てなりませんね。
ちょっと待ってください!
2回のうち1回打ったのだから、半分でも免疫獲得が成っていると思いたいですよね。

ところが、万全な免疫が確立するのは、2回目の接種を終えてさらに10日~2週間程の時間が度経過した後になると言われています。
だから!ワクチン接種でしかも1回目が終わったところで、はしゃいでいる場合じゃない!ってことなんですね。

分かりました。
私の思っていた通りでした。

私たちの接種は集団接種なので、接種会場で感染を拾わないためにも、厳しい対策で臨みたいと思っています。

そして接種後もしばらくの間は、いつも以上に注意して過ごすつもりです。