ライ麦の収穫始まる

麦ラボ

今日は、ほんの一部を刈ったところで時間切れでした。


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極力薄播きしたのに、分けつして大きな株になっていました。
一本一本の茎も、昨年よりずっと太い。


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今日刈った分です。
一部、試験栽培種の小麦が混ざっていますが、それにしてもものすごいボリュームでした。

今日からライ麦の収穫を始めました。

時期としては、少し早めに始めています。
とにかく倒さないようにすることが優先です。

稲架にかけて追熟させるので、収量的にも品質的にも問題は無いと考えています。
明日のお天気がちょっと微妙ですが、明後日には刈り終える予定です。

それで今日、ほんの一部を刈っただけでしたが、そのボリュームの多さに驚かされました。

昨年は、倒れたり茎が折れたりして収穫に難渋を極めましたので、極力薄播きにして肥料も元肥のみで追肥は控えましたが、それでも旺盛に分けつして大きな株になりました。
穂の付きも悪くなく、大きく長い穂になっています。

麦の育て方、地力の養い方、いくつかのポイントを習得出来たと思っています。
昨年とはちょっと比較にならない出来です。

この分では、期待以上の収量になると思います。
品質的にも悪くないと思います。

この後、よほどの悪天候にたたられない限り、良い収穫になると思います。
昨年以上のライ麦パンが出来るのを、どうぞお楽しみにしていてください。

因みにスペルト小麦も後を追って熟成が進んでいます。
こちらも、良い収穫になるよう、見極めていきたいと思っています。

お天気と睨めっこしながらパンを焼きます

梅雨の最中の明日以降数日間、雨の予報が無くなりました。
ライ麦を刈ることが出来るかどうか、見極めることになります。

とりあえず明日は予定通りパン焼きをして、午後に圃場に行ってライ麦の様子を見ます。
手が出せるようなら、少しずつ刈り始めようと思っています。
その後明後日から明々後日にかけて、麦刈りの本番になるかも知れません。

もし時期尚早ということであれば、もう一回雨に降られる覚悟をしなくてはなりません。
少しずつ倒れ始めていますので、どこまで持ち堪えてくれるか、祈る気持ちで見守っています。

麦の収穫は、タイミングがとてもシビアだということは承知していますが、その難しさはちょっと他に例がないほどです。

でも、だから、面白いのですね。
がんばります!

コーヒー焙煎再開

コーヒー生豆の取引先が、小分け商品の出荷を再開しましたので、食工房も早速仕入れを再開しました。
ただ、今まで入手出来ていた銘柄の一部が在庫切れとなっているため、別な銘柄に切り替えました。

ブラジルから、サンタアリーナ農園産ブルボンとムンドノーボのミックス、ナチュラル精製天日乾燥品が入荷。
グァテマラから、サンタフェリーサ農園産レッドティピカのナチュラル精製品が入荷。

まだ入荷したばかりでブラジルのみカップテストをしました。
なかなかいいです。


サンタアリーナは、100年を超える古い歴史を持つ名門農園です。 そしてコーヒーのコシヒカリ的品種”ブルボン”とやはり定評のあるムンドノーボをそれぞれナチュラル精製後天日乾燥で仕上げ、ブレンドしています。 胸の奥まで吸い込みたくなるローストナッツのようなロースト香は、コーヒーを味わう幸せを満喫させてくれます。 ほど良い苦み、強過ぎない酸味、ナチュラル特有の微かな甘みもあり、満足度100%請け合います。
600円/100gにて発売。


その他、定番のエチオピア・イルガチェフェG1ナチュラル、マラウイ・ミスク農協・チャニア村も入荷しました。

ボリビア・コパカバーナ・ティピカ/ウォッシュドは、手配中です。

順次販売に乗せて行きますので、ご愛顧よろしくお願いいたします。

麦刈り始まる

麦ラボ

高野第2圃場のデュラム小麦
若干早めでしたが、小鳥たちの食害がひどいので、刈り取ることに。


麦ラボ

中島第2圃場のライ麦
穂が下に垂れて来ました。
実が入っている証拠です。

このところのお天気模様に気を揉んでいます。
雨が降るのも晴れるのも、それは自然の営みですから是非はありません。

私にとって悩みの種は、麦を刈るタイミングが難しいことです。
麦刈りは、最低でも晴天の下でやるべき作業です。
二三日晴天が続いた後なら、ベストコンディションです。

ただしお天気だけでは決まりません。
肝心の麦の方が刈り取り適期になっていなければ、手は出せません。

逆に、刈り取り適期になっているのに雨が続いて刈り取り作業が出来ないのが一番困ります。
刈り取り適期を過ぎると、発芽の準備が始まってしまうからです。
当然のことながら穀物は、植物の種子ですからね。

それからもう一つ、こうして実が熟して来ると、小鳥やネズミなどの食害が発生するのですね。
小さな野ネズミは、穂先目がけて上って行きます。
途中で体重によって茎が折れると、地面まで引き倒して実を食べてしまいます。

小鳥もいろいろですが、似たようなことをやります。
中には、ホバリングしながら器用に実をむしり取って行く者もいます。

結局、彼らとのせめぎ合いで、被害が大きくなる前に刈るという判断も入ってくるわけです。

そんな複雑な事情もあり、今日は手始めに、デュラム小麦の刈り取りと脱穀作業までをやりました。

実は、刈り取りだけにして稲架にかけ、自然乾燥と追熟を計らいたかったのですが、明日以降のお天気がしばらく雨続きとの予報ですから、その間ずっと濡れっぱなしになります。
それではせっかくの計らいが仇になるかも知れません。
悩んだ末、脱穀まで終わらせました。

そして今この時間(午後8時)、外は雨が降り出したようです。
ま、良い判断だったのではないでしょうか。

あとまだ、ライ麦、スペルト小麦が控えています。
こちらは面積が広くて作業量が全然違いますから、尚のことお天気が気になります。

これからしばらくの間、空模様を気にしながら過ごすことになります。

新型コロナウイルスの厄介な性質

今回の新型コロナウイルス感染症、病原である新型コロナウイルスは、発見から少なくとも半年、実際には一年近く前にすでに出現していたのではないかとする説もあります。
それはまあ今後の研究で明らかになるのかも知れませんが、これまでに分かって来たこの新型感染症の厄介なな性質に、思わずため息が漏れる私です。

感染者の大半が重症化することなく経過し、無症状のまま過ぎてしまう人もいることが分かっている一方、重症化した人のその後は、とても同じ病気とは思えない重篤な症状を呈するのですね。
このウイルスは、ほとんど最初は気道から侵入して肺で増殖するのですが、肺炎に止まることなく全身のありとあらゆる臓器そして脳にも、重大な損傷を与えることがあるのが分かっています。
しかも重篤な後遺症が残ることも少なくないそうです。

そして、一度感染して得られた免疫がどの程度持続するのかについても少しずつ研究が進んでいますが、それによると、免疫の持続期間はあまり長くない可能性があります。
一年経ったら振り出しに戻るみたいな感じで、継続的に感染防護をしていかなくてはならない病気のようです。

重症化すればこれほどに深刻な感染症と、今後ずっと長い付き合いをして行かなくてはならないとすると、人間社会も否応なく変わって行かざるを得ない局面です。

ここに来て、私は、何とまた凄い時代に居合わせたものだと、天を見上げています。

何をどうすればいいのか、これから少しずつ見えて来ることでしょう。
この地上世界に現れる沢山のサインを、一つたりとも見落とさないようにしていたいと思います。

夏至

麦ラボ

デュラム小麦の穂のドライフラワー

今日は夏至、天体としての地球の動きの一つの節目です。

今が一番の成長期にある多くの植物たちは、今日のこの日を境に生理的スイッチが切り替わったことでしょう。
そしてこれは植物に限ったことではなく、私たち人類を含む動物たちにも言えることです。

暑い夏はまだこれから先が本番ですが、8月の一番暑い盛りには、植物たちの一年のサイクルは、もうすでに秋に向かっています。

でも、麦に対して夏至はどんな作用を及ぼすのでしょうね。
知りたいです。

今日は、日食もありましたね。
福島では、30%くらい欠けていました。

家では、アーク溶接の時に使うお面を使って見ることが出来ました。

理屈では分かっていても、何とも不思議な光景でした。

そして地上では、コロナウイルスが人類を変えようとしている・・・。

何と壮絶なドラマ!

成長期

一年の季節の中で今頃が、植物にとって一番の成長期です。
草木の伸び方を見ているとそれがよく分かります。

地面すれすれに刈り払った草原も、一週間も経てば膝を超える高さの草藪になっています。
葛の蔓なんか、二三日で1mくらいも伸びるんじゃないかと思える勢いです。

しかし、この時期の草木はたっぷり水を吸っていて柔らかいので、刈り払いは楽です。
だいたい同じところを一週間経たないうちに一回りするように刈り払い作業を進めています。

大変なのは今の内だけで、これがお盆を過ぎる頃になると、ぴったりと伸びなくなります。
その代わり、茎が硬くなって来ますから、刈り払い作業は何倍も大変です。
だから、今のうちです。

ところで、大方の植物が丈を伸ばし成長の盛りにある今頃、穂を出して実を成らせているのが麦です。
もうすぐ枯れ上がって、金色の穂や茎が日の光に映える「麦秋」の眺めを呈します。

一面の緑の中にそこだけ金色の麦畑、何だか物凄いエネルギーを感じます。
一年のうち十ヶ月近くも畑を占領している麦、その分だけ太陽と大地のエネルギーを蓄えているのでしょう。

ぼくは、やっぱり麦が好きです。

自粛解除の今こそ

皆さまご承知の通り、今日6月19日から全国で、県を跨ぐ移動の自粛要請が、また休業要請の対象になっていた業種のほとんどが、それぞれ要請解除となりました。
早速旅行に出かける人、街へと繰り出す人の様子がニュースになっています。

一方で、ここ一ヶ月以上新規感染者が出なかった福島県では、昨日久しぶりに新たな感染者が出ました。
それが、東京から訪ねて来た友人由来だということが分かり、その友人は発熱や咳の症状があるにも関わらず来福していたと言いますから、もう少し何とかならんか!と正直憤りを禁じ得ません。

これから先、解除になった以上、多少のリスクは承知でも往来はますます活発になるでしょうね。
商売している側としては、確かにプラスになります。

でもねぇ・・・、今こそ感染防護に念を入れなくてはならないと思います。
逆に言えば、それがちゃんと出来さえすれば、行動の自由を妨げるものは何もないとも言えるのですね。

要するにこの際、私たち一人一人の自覚に任されたのですよ。
それを、丸投げだ!とか馬鹿なことは言わないように。
感染防護は、半分は国を始めとして社会の課題であるとしても、残りの半分は私たち個々人の課題ですから。

ま、食工房は、今まで通りのことを続けるだけですが。

明日も、いつも通りパンを焼いて皆さまのご来店をお待ちしております。

麦刈り近づく

麦の穂が黄色く色づいて来ました。
収穫期が近づいています。

ライ麦、スペルト小麦、デュラム小麦、それぞれ時期はずれますが、収穫適期は大変短いので、作業の予定を立てるのが大変です。

昨年よりは、少し早まることになりそうですが、麦の状態とお天気の動きの兼ね合いで、直前になってから作業開始を決定することになると思います。

突然パン焼きを中止してでも・・・ということになるかも知れません。
その時は、各方面にご迷惑が及ぶことになりますが、ご了承ください。
予め、お願いをしておきます。

酵母とともに、パンの出来を大きく左右するのが麦の品質です。
自分で麦を作って、このことに気づいてからというもの、麦作りに命を懸ける気になりました。
これから先、もっともっとおいしいパンを食べていただきます。

畑の楽しみ

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食工房裏手の自家菜園です。
お花も上手に育てています。


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きゅうりの赤ちゃん


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とうもろこしは、このあたりでは一番元気に育っています。


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ミニトマト プレミアムルビーという品種
赤くなるのが楽しみです。


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地味な野菜ですが、ネギは毎日の食卓に欠かせません。

植物の気持ちが分かると、こんなにも元気に育つのですね。
わが家の上の娘は、手が緑色をしています。
※グリーンハンド~植物と以心伝心出来る人

麦ラボ

収穫期が近づいています。