漉乃あん丸、一時休止

新小豆の入荷が、少し遅れています。
毎日、おばあちゃんたちの仕事の様子を見ていますので、あと少しなのは分かっているのですが、何しろ80~90代のお歳の方たちですから、急かすわけには行きません。

一方、昨年産の小豆はとうとう使い切ってしまいました。
そのようなわけで、小豆の餡をつくることが出来なくなり、漉乃あん丸は一時休止となります。
またじきに再開の予定ではありますが、はっきり何時とは申し上げられませんので、ここ当分の間お待ちください。

さて明日はまた定休日明け、パン焼きの木曜日というわけですが、どうやらお天気が大荒れになるようです。
いやはや、勘弁して欲しいところですが、こればかりは誰に文句を言っても始まりません。

ま、どんな時でも店は開けておりますので、ご来店いただければありがたく幸いに存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。

初収穫記念パンセット、あとわずか

当初は、50セットも売れるだろうか・・・?と思っていましたが、ここ数日の間にじわじわと追い上げて、気が付けば早や残り6セット(11/12・21:14)です。

食工房としては、赤字覚悟の大出血サービスでしたから、完売になれば二重の意味でうれしいのです。

まあでも、良かったです、この企画は。
私たちの収穫の喜びが、少しは伝わったかなと思えましたから。

そして一方シュトレンですが、こちらも少しずつご予約の数が増えて来ています。
しかし、まだまだ予定数には余裕があり過ぎです。

例年、締め切り直前や締め切り後にご連絡いただくことが少なくありませんので、結局最後には予定数完売になっていますが、それを見込んで製造する側としては、いささか気が揉めるこの頃です。

どうぞよろしくお願いいたします。

明日と明後日は定休日です

今朝は冷え込みました。
わが家の最高最低気温計は、0℃を記録していました。
確かに寒かったですから。

その後もあまり気温は上がりませんでしたが、午後になって雲が出るのと同時に寒さが緩んで来ました。
この後急速なお天気の崩れか・・・と思っていたら間もなく激しい雨、そして雷も。

この後、明日の朝にかけてさらに荒れるのだとか。
激しいですねぇ。

この季節、時雨降る・・・ならいいのですが、雷雨には驚きました。

この秋は、如何にも雨が多くて、麦畑も一部でちょっと困ったことになっています。
詳しいことは、また写真など添えて別な機会にご報告しますが、農業はお天気次第ということを思い知らされています。
収穫まで、まだまだ先は長いのですから、まずは麦の力を信じることにしましょう。

さて明日と明後日、食工房は定休日です。
お間違えのございませんように。

晴れの一日、これから寒くなるようです

今日は、天皇陛下のご即位に伴う祝賀パレードでしたね。
雲一つない秋晴れに恵まれて、この上無い善い計らいでした。

こちら福島会津の地も、穏やかな晴れ。
天も、この日を祝福したと言うことでしょうか。
何にしても無事に終わって良かった。

一方今日の食工房は、シュトレン焼きと、冷却中に大麦ビスケットの仕込み、そしてまたシュトレンの砂糖付けの工程、後片付けと一日仕事に明け暮れました。

途中、福島県議選の投票にも行って来ました。

そして夕方からですが、冷たい風が吹き始め、どんどん気温が下がって来ました。
シュトレンには好都合でしたが、しっかりと厚手の防寒ジャンパーを着込まないと外にはいられないほど。

この次お天気が崩れる時には、白いものが混じるかも知れませんね。
冬支度を急がなくては・・・。

来週あたりに雪!?

少しずつ寒さが増して来ています。
今のところそのペースはゆっくりで、冬支度もそんなに焦ることも無いと思っていました。

ところが、一昨日あたりの気象情報で、来週後半に会津で雪が降るかも知れないと・・・。
否、あってもおかしくはないのです。
何しろ11月ですから。

最近の温暖化で、いつまでも暖かいような気がしていますが、やはりそれなりに寒くなって来ているのです。
いつの間にか、暖房を使うようになりましたし、着るものも厚くなって来ました。
パン焼きの日は、部屋を暖めるためにパンを焼くずっと前からオーブンを予熱しています。

あぁ、やっぱり、家のまわりを片付けたり、雪囲いを設置したり、油断せずに着実に進めないといけません。
冬将軍さん、お手柔らかにたのみます。


シュトレンの試食を差し上げています。

明日は、シュトレンを焼きます。
皆さまからのご予約が、少しずつ溜まって来ています。

でも、まだまだ予定数には届きません。
たっぷり余裕があります。

この後も引き続き、ご予約を承ります。
試食をなさりたい方、お店にいらしてください。
試食品を召し上がっていただけます。

さんさ時雨

https://www.youtube.com/watch?v=6ynuY-Um0TA

この唄、本当はめでたい席で唄われる祝い唄なんですが、一番目の歌詞だけ聴くと、今頃の季節の風情に合っていて、雲に覆われて月明りも星明りもない夜に冷たい風が吹いて来ると、この唄を思い出す私です。
覚えたいな・・・と思いますが、節回しが何とも難しいのですね。
でも、ちょっと面白いと言えば面白い。
YouTubeで何度でも再生できますから、これから本気で覚えようかな・・・。
明日はパン焼きですが、今夜は寝床で頭の中でさんさ時雨が聴きながら、眠りについていると思います。

パンがうまく焼けさえすれば

午前3時に起きると言うのは、いつものことではあっても、やはり少しは辛いものがあります。
早過ぎるんですよ、バイオリズムからすると。

でも、いったん動き出せば作業はどんどん進みます。
そして、パンがうまく焼けさえすれば、その後の気分は上々です。
疲れもどこかへ吹き飛んでしまいます。
今日のパンは、また一段と良かったので、後片付けもチャンチャンと進みました。

ところで話は変わりますが、今、自家培養酵母というのは、なかなかに技術的ハードルが高いのだということを、再認識しています。
今から30年も前、やり始めの頃は、条件さえ整えば発酵なんて自然に始まるもので、何も四苦八苦することはないと思っていました。
実際そのレベルでもパンは焼けるし、そこそこうまく回っても行くのです。

ところが30年経った今は、もう全く違う感覚の中にいます。
パンの種類によって、出したい風味を出せるように発酵をコントロールすることは、実はとてもとても難しいことだと認識するに至りました。
季節要因や作業場の室温、ドゥコンディショナーの設定温度と実際中に入っている物の温度の差、各作業のタイミングなど、留意する項目は次々増える一方です。

そんな中、最近で特筆すべきは、プンパニッケルです。
幾人ものお客さまから、おいしくなったと評価をいただいています。
実際、製造数が急増中です。

では、今までと何が違うのかと言えば、プンパニッケル専用の酵母種であるザワータイクの発酵です。
熟度を正しく見極められるようになったから・・・と、先ずはそれが一番です。
そのノウハウは、もうすでに私ではなく上の娘の手の中にありますが・・・。

そしてその前に、ライ麦の品質も利いているいるのです。
つまり畑の中から、もうすでに焼き上がるパンの運命は、半ば決まっているということです。

私が、紙版・飯豊の空の下から・・・ の11月号の表紙の絵に添えた文章の中で、「誰も知らなかった世界に一歩踏み込んだような気がする」と申し上げたのは、実はこのことが元になっているのです。

来年収穫されるライ麦は、さらに品質が良いようにと尽くすべき手を尽くすつもりですから、あとはお天気と自然界の計らい次第で、本当に素晴らしい結果が得られるかも知れません。
楽しみです。

明日はまたパン焼きです

毎週毎週同じことをする、若い時にはこれが堪えられませんでした。

今は違います。
いろいろなことをやりたいだけやって見て、この歳になってやっと分かったのです。
いつも同じことが同じように繰り返されることの大切さ、でしょうか。

これから、酵母の最終調整をしに作業場に入ります。
パンは、焼き上がる時まで、まさに生き物です。
上手くお付き合いして、おいしいパンになってもらわなければなりません。

それから、自分で育てたライ麦やスペルト小麦の粉を計量する時の満足感、これは何物にも代え難い大きな喜びです。
今日も、それをしみじみ味わいながら作業していました。

さて、そろそろ行かなくてはなりません。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

雪囲いを始める頃

今日は定休日でした。
今日は、食工房の仕事は完全にオフ。

朝は霧に包まれ、その後晴天となりました。

こんな日に、雪が降るまでの猶予の時間を味わいながら雪囲いを始めます。
夏の間庭の片隅に片付けて置いた部材を引っ張り出して、点検と掃除をしながら設置する場所まで運びます。

この場所での雪囲いも二年目となり、どこに何をすれば良いか分かっていますから、今日はゆっくり焦らず体を動かす気持ち良さを味わいながらやりました。

午後から夕方にかけて、空は曇り冷たい風が吹き、一瞬時雨かと思いましたが雨粒は落ちて来ず、また弱い残照があたりを照らしました。
やがて暗くなってまわりが見えにくくなったところで本日の作業を終了。

しかしすぐに家の中に入らず、しばらく外の風に吹かれて座り込んでいました。
何となく獣たちの気分が分かるかも知れないと思って。

冬の寒さが、すぐ近くまでやって来ているような気配を感じました。

あいづパンフェス、ご来場御礼

あいづパンフェス

開店準備が終わったところ

本日は、予定通りあいづパンフェスに出店しました。
一体どんなイベントになるのかと想像が付きませんでしたが、その実大変な盛況で、あれほどの人出を見るのは私には久しぶりのことでした。

おかげさまで、10時開店の後数時間で、シュトレンを除くその他の商品は一個も無くなってしまいました。
周りを見渡せばどのお店も同様で、午後にいらしたお客さまは、一部午後から出店したパン屋さんのパンを買い求めていました。

今日のお客さまは、明確にパンに強い関心を持ってこの場にいらした方ばかりですから、それも道理と言えば道理です。
こんな時、もっと沢山持ってくれば良かったという気持ちにもなりますが、今回そんな予想は到底付きませんでした。

そして、食工房には顔なじみの方も沢山お出でくださいましたが、どちらかと言えば圧倒的に初めてお目にかかる方が多く、これはとても有意義でした。
多くの方に、刷り上がったばかりの新しい通信を手渡すことが出来たのは幸運でした。

主催者の胸の内にはまた次回を・・・との考えもあるようです。
その時は、また参加させていただきたいと思っています。

本日ご来場くださいました多くの皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

また次回お目にかかることがある時には、どうぞよろしくお願いいたします。