子どもたちに元気をもらいました

今日は午後、お子さまを連れた若いご夫婦が一組ご来店、その後に続いてやはりお子さま連れのご夫婦がもう一組いらっしゃいました。
子どもたち同士すぐに仲良くなって遊んでいるところへ、近所の子どもたちが自転車に乗ってやって来ました。
さらに続いて別な子どもたちもやって来て、食工房の店の前はどこかの幼稚園の園庭のような雰囲気になりました。

子どもたちが沢山いる風景、いいですね!
この辺りはお年寄りばかりですから、子どもたちのにぎやかな声を聴いたただけで、何だかうれしくなります。
元気が出て来ますね。

その実、子どもたちの相手やご夫婦たちとの歓談で仕事は手につかず、明日の仕込みは・・・と心の片隅で心配する声が聴こえましたが、すごかったのは皆さんが帰ってからです。

すっかり押してしまったスケジュールを、あっけなく取り返してしまうエネルギーはどこから来たのでしょう。
それは、子どもたちがくれたに決まっています。
無事に予定をこなして、明日に備えることが出来ました。

それにしても、本日ご来店くださいました皆さま、心から厚く御礼申し上げます。
今日の余韻で、明日も元気にがんばれそうです。

寒さ戻って雪化粧

今日は、うっすらと雪化粧の朝で一日が始まりました。
風も冷たく、ここ数日の春めいた空気とは違って、冬のにおいがしていました。

その寒さの中、午前中一番にご来店くださったご常連のお客さま、開口一番に「おいしいパンを買いに来ました!」と、うれしい一言。
お目当ては、堅焼き黒パンです。

そして午後は遠く仙台より、いつもお引き立てをいただいている通販のご常連のお客さまで親しい友人でもあるご夫妻が、友人ご夫妻を連れてお越しくださいました。

もちろんその間にその他にも、ご来店のお客さまがいらっしゃいました。
おかげさまで平日にも関わらず、パンは売り切れ状態になりました。

必ずしもお天気ばかりがご来店のきっかけとは限らないのですね。
どんな時でも変わらぬ気持ちで、お客さまを迎える用意をしておくことの大切さを思いました。

明日もしっかりと気合を入れてパンを焼きます。
ご来店、よろしくお願いいたします。

雨模様の一日、高い山は雪

昨日とは打って変わって雨模様の一日になりました。
下界はさほど寒くもない感じでしたが、配達の折眺めたところでは、高い山の上は雪だったようで、白い所が増えたように見えました。

明日はもう少し冷え込むようで、平地でも一時的に雪が降るとの予想です。
でも、日中はまたお天気が回復して来るようですから、日差しがあれば気温も上がると思います。

この時期、花粉症の方には辛い季節でお気の毒とは思いますが、やはり暖かい晴れの日はありがたい・・・。
春の訪れは、正直うれしいです。

さて、今日のパン焼きは、また一段と酵母の調子が上がって、今度は作業のスピードが上がりました。
余り早過ぎるのは問題ですが、自家製酵母としては理想的な速さでした。

おかげで、成形までの作業が午前中余裕をもって終わりました。
食パンも早めに焼き上がっていたので、午前中にいらした遠来のお客さまをがっかりさせずに済みました。

このあたりのこと、イーストでやれば作業効率も時間コストも全然違って来るのだなぁ・・・と、あらためて認識しました。

自家製酵母は、イーストと比較すると、一次発酵、成形二次発酵ともに、2~3倍の時間がかかります。
下準備からして、冷蔵庫から出してすぐに使える生イーストや5分でスタート出来るドライイーストと違って、前日の午前中から仕込みにかからなければなりません。

そこまでして自家製酵母にこだわるのは何故?それは、食工房のパンをご愛顧いただいている皆さまには、とうにお分かりのことと思います。

私自身も、食工房がなくなってこのパンが食べられなくなったら、誰より一番がっかりするはずですから。
だから、死ぬまで現役を誓っているのは、当然の帰結なのです。

白鳥、北へ

ここ数日の暖かさ、そして西から近づく低気圧から吹き出す南風、白鳥たちが北へと旅立つ条件が揃ったのですね。
昨日あたり、白鳥たちがいっせいに北へと旅立って行きました。

北帰行と呼ぶのですね。知りませんでした。
昔、誰かが良く歌っていた歌の題名だとばかり思っていました。

一方、白鳥たちの北帰行の後を追うように、もっと南からこのあたりにやって来る鳥たちもいるのですね。
こうして季節は移り変わりますが、人間の私たちは同じところに居てその様子を眺めながら、成すべことを判断しているというわけです。

農業に関わると、季節の移り変わりに鈍感でいるわけには行きません。
自然に対する感性はいつも磨いておかないと、良い仕事は出来ませんし、その前にやること成すことすべて上手く行きません。

いつも温度管理されている酵母でさえ、季節によって微妙に動きが変わるのですから、命あるものは皆デリケートなのですね。
さて明日のパン焼きはいかがでしょうか。
酵母の動きは、上々です。

野良稼ぎで生き返りました。

麦ラボ

一度も手を出せないまま冬を越した堆肥の山です。
酸欠になっていなければいいがと、心配していました。


麦ラボ

表面は雪が乗っていたので温度が下がって発酵不足でしたが、中心部はちょっと焼けたのではないかと思えるくらい発酵熱で高温になっていました。


麦ラボ

天地返しするために広げた状態です。


麦ラボ

中島第2圃場全景
中央後方のやや右手に庭園圃場、そしてその後ろに川沿いの土手道があります。


麦ラボ

中島第2圃場近景
正面の列はスペルト小麦です。


麦ラボ

中島第1圃場近景
ライ麦がたくましく育っています。


麦ラボ

高野第1圃場
奥がスペルト小麦、手前は詳細不明の麦を数種、試験栽培中。

今日は、これまた先日にも増して、暖かい晴天に恵まれました。

このところ運動不足で、今一つスッキリしない感覚が残っていましたが、今日は大方一日外で体を動かしていましたので、何だか生き返ったような感覚です。
日の光を浴びることと外の空気を吸うことの気持ち良さが、体にそして心に沁みました。

積んであった堆肥の切り返し、家の周りの点検、トラクターの点検、そして麦畑の点検。
あと、前の持ち主が庭園風に整備した圃場があって、そこが荒れ放題になっているのを整備する作業に取りかかりました。
これが整備された暁には、お訪ねくださる皆さまへの最高のサプライズになるはずです。

川の流れと季節の花木と水田とそして麦秋の風景を一度に眺められます。
その場所で、折々にアウトドアカフェをやりたいと思っています。
どうぞお楽しみに。

春を呼ぶ雨の一日

今日は一転して雨の一日でした。
しかしこの雨は、もはや冷たさもさほどではなく、春を呼ぶ雨なんだなと感じました。
体も軽く動くような・・・。

今日の食工房は、森のパン屋のビスケットとブラウニーを焼きながら、この季節の恒例となっている文旦ピールをつくりました。

おかげで店の中も外も、一日中いい香りが漂いました。
これが、年末のシュトレンに欠かせない材料の一つとなります。

その他、ライ麦全粒粉の製粉、小豆を炊いてあんこづくりも出来ました。
こんなにいっぱい仕事して大して疲れた気がしないのも、うれしい季節の到来で気分が上がっているからかも知れません。

そして明日と明後日は、定休日で休業です。

明日はまた晴天に恵まれるとのこと、庭で畑で、やるべきことやりたいことが山積みです。
ついつい気持ちが前のめりになります。
まあまあ、そこを抑えて抑えて、無理しないように怪我しないように、気をつけてやりましょう。

店はお休みです。
お間違えのございませんように。

暖かい一日、多数ご来店感謝

今日は、暖かく穏やかな晴天に恵まれました。
日中しばらくの間、暖房を止めていられました。
食工房の作業場は、オーブンを使っているため、今日は暖かいを通り越してもはや暑くなり、窓を開けなくてはなりませんでした。

一方、お出かけには絶好のコンディションだったというわけで、食工房にも三々五々ご来店のお客さまが見えました。
これで閑散期にもおさらば出来るのかなと、うれしく思った次第。
本日ご来店くださいました皆さま方に、この場を借りて改めてご来店の御礼を申し上げます。

毎年この時期恒例の沼ノ平地区の「福寿草まつり」も、今年は一週間前倒しで開催が決まったと、パンを買いに来られた地区の方が教えてくださいました。
雪も消えましたし、これからいろいろと忙しくなります。

今日は、集落の会計の監査があり、年度の締めが終わりました。
監査意見書に署名と印鑑をいただきましたので、これで総会の資料も完成となります。
議事録も出来たし、大役が一段落しました。

やれやれ・・・、今度こそIIDEに集中しなくてはなりません。

みのりのパン、ラード入りの試作

みのりのパン・ラードバージョン

みのりのパン・ラードバージョン
見た目は、通常のオリーブ油バージョンと何ら変わりはありません。


みのりのパン・ラードバージョン

切り口をお見せしています。
シュトレンに勝るとも劣らない具材の量、しかも高価な松の実が入っています。

みのりのパンは、具材としてドライフルーツとナッツを沢山入れた、栄養豊富な食事パンです。
元々の開発コンセプトは、登山の際の携行食として最適であることでした。

ですから、濃厚でハイカロリーです。
しかも繊維質とミネラルも豊富です。

油脂分として、オリーブ油を使っていますが、今日はそれをラードに置き換えて試作をしました。
開発コンセプトからすれば、むしろラードの方が見合っているのじゃないか・・・、そんな思いもあり確かめて見たかったというのが今回の試作の動機です。

油脂分が変わっただけなので、見た目も食感もほとんど変わりはありません。
風味だけが違いました。

ラードの方が、オリーブ油よりもクセがない味と感じましたが、ま、どちらもそれぞれにいいと思うので、今回の試作では結論は出せません。

パンにラード、悪くないとは思いますが、一方で油脂分を入れないことを売りにして来た実績もありますので、実際に商品が出来るまでには、もうしばらく悩むことになりそうです。

あとは、焼き菓子でも試してみたいと思っています。

食工房のスコーン、道の駅あいづ

道の駅あいづ

レジ前のいい場所に置いていただきました。
ありがたいお計らいに感謝!

昨年の5月にデビューして10ヶ月になりました。
と言っても、7月から11月末まで休んでいますから、実際に販売に供したのは半分の5ヶ月。

初めの頃も今も、良く売れてくれます。
やはり立地がいいということが大きいと思います。
何しろ訪れる人の数の、桁が違います。

最近は、クッキーも一部置いていただけるようになりました。
2品目くらいずつ次々とメニューを替えながら販売しています。
こちらも良く売れます。

まあ、だからと言って欲張りはしません。
スコーンが会津のお土産として、少しでも名前が売れるようになってくれたらいいな・・・と思っています。

食工房開業以来ずっと、基本的なレシピを変えずに造り続けて来ました。
と言うか、変えなくても良かった、と言うことは、多くの方に支持されている証しだと受け留めています。
だから、今となってはむしろ変えられません。

食工房のスコーン、道の駅あいづでもお求めいただけます。
よろしくお願いいたします。

今日もおいしいパンが焼けました

今日もおいしいパンが焼けました。
否、昨日の夜からそれは分かっていました。

それは、酵母の状態を見てのこと。

酵母の発酵の状態は、自家培養しているからこそ、毎度多少の揺らぎがあります。
それを一番良好な状態に近づけるために、毎回細心の注意を払い、最高度の緊張感をもって作業しています。
それでも揺れます。

昨日は、「おっ、これはいいぞ!」と感じました。
そして今日、早朝3時からの最後の2時間でその日のパンの出来が見えて来ました。

あとは、計量間違いや焦がすなどの凡ミスさえ無ければ、何も心配することはありません。
思った通り、色も形もきれいで風味も食感も良いパンが焼けました。

モノづくりの仕事は、品物の出来が良ければそれだけで疲れもどこかへ吹き飛び、新たな意欲も生まれます。
毎週毎週、同じスケジュールで同じことを繰り返していますが、思った通りのものが出来ていれば、嫌になる事なんかあり得ません。

明日は、スコーン焼きです。