親子グマ再び

獣害対策

p6地点に母子3頭連れが出没 19:21


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p6地点に現れた母子3頭連れ 19:21
一頭の子グマは、母グマにぴったり寄り添っていて、小さな足だけが見える。



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p8 を一頭のクマが通過 21:17



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p6地点かららp1地点に来るまでに2時間かけて回って来た。
人家の近くの柿や栗に立ち寄っている。
橋のたもとの栗の大木に向かったと見られる。


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p6から2時間かけてp1までやって来た母子3頭連れ 21:21
何をしながらどこを通ってここまで来たか、これからどこへ向かうか
大体の推測は付いています。



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ほとんど食い尽くされた柿の木に未だやって来るクマ 21:29


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柿の木に上るクマ 21:29
月の輪が見えず、個体特定が今一つ不確実ですが、ナッツではないもう一頭(コードネームなし)だと思われる。





しばらく姿を見せなかった母子3頭連れが久しぶりにp6地点に現れました。

他に複数のクマがいる空間で、この母子が居着いているとしたら、この母グマはよほどの強者にちがいありません。
あるいは、ナッツももう一頭も共にメスであるか、のいずれかです。
クマとしては、繁殖シーズンはすでに終わっていて、メスならお腹に子を宿している可能性が大です。

いずれにしても、この狭い範囲に数が多過ぎます。
山には山で、別なクマがいるはずですから、今このあたりにいるクマは、冬眠時期になってもこの周辺で冬を過ごす可能性が大です。
早く捕獲駆除してもらわないと、落ち着いて過ごすことが出来ません。

しかし、行政は、至って消極的です。
一方、当山都町には、全国ニュースにもなったクマによる人身被害などが相次いでいる集落があり、そちらへの対応に追われているという事情もあります。

肝心の加害グマは未だ捕獲されておらず、毎朝夕の注意喚起の防災無線放送だけがむなしく響き渡ります。

そして、観光地の一角でもある山都町を訪れるお客さまの信頼にも影が差し始めていると思います。
食工房でも、最近そのような気配を感じています。

ちなみに、明日9/30と明後日10/1は、食工房は定休日です。

クマ同士の争奪戦?

獣害対策

根元を通り過ぎた後、ふり返って上を見上げるナッツ


獣害対策

時間をおいて現れた別個体(コードネームは未定)
こいつは上に上った。

今年の秋の山の実りは、良くない模様です。
この事は、以前にその予想を申し上げたこともあるので、覚えている方もおいでかと思います。

加えて、クマの生息数がますま増えていますので、そこいらじゅうで過密状態となったクマ同士の餌の争奪戦が起こり始めた模様です。

昨夜は、p7地点の柿の木にいつもの常連客のナッツが現れた後、最近見かけたことの無い個体が、時間をおいて現れました。
もうすでに樹上の柿は食い尽くされており、実が残っているのは大きな重たいクマが乗ることが出来ない細い枝先だけです。
それが分かっているナッツは、上らずに上を見上げるだけで立ち去りましたが、後からきたクマはそれを知ってか知らずか、大きな体で上って行きました。
1時間ほどで下りて来ましたが、ほとんどあり付けなかったのではないかと思われます。

ここ一週間余り、クマの出没状況が変化しています。
出没箇所が変わって、動向を掴みにくくなっています。
全く別なところで日中に目撃された情報も耳にしています。

今後さらに念を入れて周りの様子を注意深く観察しなければなりません。

そんな私たちが外に見回りに出かける時の装備品は、ロケット花火を入れた保管筒、ライター、発射管、スターターピストルと火薬、スズメバチ用のスプレー殺虫剤、先を尖らせた棒(いざという時の戦闘用)、双眼鏡、巻き尺などです。

その他、トレイルカメラチェック用に、入れ換え用のSDカード、単三電池8本×2組なども持って行きます。
ポケットの沢山ついている作業着を上に着て行きます。

そして出かける時は、必ず2人1組です。
もちろん、緊急連絡用にスマホも必須。

こうして書き出してみると、すごいですね。
これが毎日ですから。

自家産小麦に切り替えて行きます

これまで、小麦粉の大方は岩手県産と北海道産の小麦の粉を業者から仕入れていましたが、今年はゆめちからと南部小麦を沢山収穫しましたので、在庫がなくなるまで当分の間、これら自家産の小麦粉を使用することにいたします。

明日のパン焼きから、自家産を混ぜる形で切り替えます。
北海道産「春よ恋」は、自家産の「ゆめちから」になります。

一方、岩手県産の「南部小麦」は、自家産を併用する形になります。
その時々で割合が変わります。

原材料表示としては、小麦粉 : ゆめちから(自家産)、南部小麦(岩手県産・自家産)のような表現になります。

製造現場においては、ゆめちからのグルテンが大変強いので、生地の調製に初めのうち戸惑いが生じるかも知れません。
パンの出来を悪くしないよう、注意深く作業したいと思います。

風味、食感ともに、若干の変化があると思います。
皆さまには、お気づきの点などあれば、率直にご指摘いただきたいと思っています。

とにかくも、明日のパン焼きが楽しみです。

皆さまのご来店をお待ちしております。

明日もいつもどおりに

二日間の定休日も終わり、明日はまたいつも通りに営業です。

一昨日から晴れが続きましたので、今日は麦畑の種まきに向けて圃場の耕うんも一部ですが行うことが出来ました。

実はこの間もずっとクマ対応に時間と手間を割く毎日ですが、まあ何とか牽制出来ていると思っています。

場所によってトレイルカメラの映像も取得していますが、皆さまに公開するための編集作業をする時間がありません。

パソコンの中には、大量の映像画像データが溜まっています。
一方、上の娘も、手書きで「けものノート」を記していて、手書きの地図や見取り図も使って日付と獣の種類と出来事などを記録しています。

出来ることなら、それとパソコンの中のデータを統合して、このあたりの獣害に関するデータベースを作成出来ればいいと思うのですが、それが仕事でもないのにそこまではとても及びません。

とりあえずそれは置いて、明日のパン焼きに備えなければなりません。

ではでは。

明日と明後日は定休日です

明日9/23(火)と9/24(水)の2日間、食工房は定休日となっております。
明日は秋分の日で祝日のためお休みの方も多く、ご来店いただけるチャンスかも知れませんが、食工房は定番スケジュール通り休業いたします。
店は閉まっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

ちなみに、昨日の記事に関連のある過去記事を抜き出して紹介いたしますので、ご覧いただければ幸いです。

「生存は戦い」

「何故、誰も、『戦え!』と言わないのか」

「続・何故、誰も『戦え!』と言わないのか」

「共存という名の偽善」

「クマ対策に柿の木を伐るの件について」

まだ言うか、クマと共存!

「クマとの共存のあり方を考えて行かなくてはならない。」
このような意見を度々見かけます。

これだけクマの出没やクマによる人身被害が増えている中でも、未だにクマを駆除することに強い抵抗を示す人が沢山いることにも驚きます。

私は、「共存は不可能、クマの性格」という記事を公開していますが、今でもその考え、信念は揺らぎません。
さらに言うなら、クマのみならず野生の動物たちと共存することは、本来不可能と申し上げます。

人類史上これまでに人類が共存関係を築くことが出来た相手は、犬、馬、牛など極限られた動物たちです。
彼らとは、お互いの能力を認め合い、双方向の利益の供与も成立しています。

ではクマと共存という人たちの共存とは、一体どのような概念なのでしょうか。
理解に苦しむ私です。

ま、一呼吸おいて、クマに関してもある種の美談があることは、私も知っています。
クマの恩返し的な話ですね。
しかし、それを一般化してクマの性格、性質を語ることは出来ません。

クマが高等な知能を持った生き物であることは認めますが、私が知っているクマは、そのような生き物ではないからです。

クマと共存という時、それは一方的に人の側から思い込んでいる概念に過ぎず、クマの側にそのような概念は無いでしょう。
彼らは彼らで、人の想いなどに関係なく、彼らの都合によって行動しているのであって、邪魔な状況にあれば躊躇なく人を排除しようとするでしょう。

その時どのような行動に出るかは、その時のクマと人の力関係によります。
クマが人に対して脅威を感じていれば、クマの側が遠慮するでしょう。
逆に、人が本当は弱い生き物で、クマを恐れていることがばれてしまったら、クマはためらうことなく人を襲うでしょう。

では、クマに脅威を感じさせるにはどうすれば良いか、それは、人は油断のならない恐ろしい敵だと認識させることです。
大きな音やトウガラシスプレーで驚かせたり嫌がらせたりするなどという子どもだましな方法は、頭の良い彼らはすぐに無害だと学習してしまいます。

本当に怖がらせるつもりなら、いつでも命を奪う用意があることを知らせることです。
そのためには、実際に狩猟することを通して彼らを追い回し、最後には仕留めるというところを見せなくてはなりません。

その昔から、マタギたちがやって来たことは、すべてその一点に帰結します。
クマとはどういう生き物なのか、山を歩きクマを狩ることを通してそれを学び尽くし、彼らに効果的に脅威を感じさせる手練り手管を実践するのが、マタギたちの重要な仕事の一つでもあったのです。

今の私たちが、そういった自然界の野生との付き合い方からどれほど遠いところに来てしまっているか、そこをまず気づかないことには、何も始まりません。

今さらマタギたちの技に近付くことは叶いませんが、野生の何たるかを少しなりとも学びたいと、勇気を奮って近づこうとしている私です。

ちなみに、映像、画像、整理していませんが、今このあたりには、ナッツと母子3頭連れがそれぞれ場所と時間を隔てて出没活動しています。
クマ棚、漕ぎ跡、喰い跡など、あっちでもこっちでも沢山見つかります。

秋の訪れを感じられそう

天気

喜多方市のこの一週間9/21~9/26の天気予報

明日、明後日にかけてお天気が崩れ雨も降るようですが、その後一週間は晴れまたは曇りのお天気で、最高気温も20℃台と涼しく、秋の訪れを感じられそうです。
暑い夏も、やっと離れて行くようです。

麦畑も、これから種まきの時期にかかります。
お天気模様と圃場の乾き具合を睨みながら、素早い決断と速攻で機を逃さないようにしなければなりません。
遅くても、10月上旬のうちには完了させたいと思っています。

そして、食欲の秋の始まりに合わせて、今年の収穫の恵みパンセットを発売します。
詳細は、発表時にお知らせしますので、もう少しお待ちくださいね。
10/1に、このブログ上で発表します。

そして明日も、いつものようにパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

自家産南部小麦とゆめちからの食パンも焼いて、試食していただきます。
あわせてライ小麦のクネッケも、試食していただきます。
おいしいコーヒーと一緒に、お召し上がりください。

気になる子連れの行方

獣害対策

p6地点 坂を上って行く子グマ一頭 18:50
一瞬のうちに見えなくなるので、動画は撮れていません。

9/12の夕方18:44、p6地点を上って行く母子3頭連れの姿を捉えています。

その後全く足取りを掴むことが出来ていませんが、今朝カメラをチェックしたところ、昨日の夕方18:50、子グマ一頭の姿が捉えられていました。

パッと飛び出してサッと引っ込んだような動きで、ほんの一瞬でした。

小さい子グマが単独で行動することはあり得ませんので、すぐ近くに母グマも兄弟グマもいたはずですが、カメラの前には姿を現しませんでした。

さて、これをどう解釈するかですが、多分この親子は近くのどこかに隠遁しているのではないかと推測しています。
私としては、まだこのあたりにいたことに驚いています。

一方、それまで度々このあたりに出没していたクマ(コードネーム : ナッツ)は、最近パッタリと消息を絶っています。
その原因も、今一よく分かりません。

ま、監視を続ける以外ありません。

ちなみに、今日もこれ以外にはクマの姿は捉えられていません。

クマはどこへ行った

今日もクマ無しです。
絶対来ると思ってカメラを移した場所もノーヒット。
これまでのレギュラー地点もノーヒットです。

クマはどこへ行った?
いなくなっているわけはありませんし、クマの好みの栗も柿も沢山あります。

たまたまカメラを置いていないところへ出没しているだけなのでしょうが、周辺には刈り払いが出来ていなくて危険なため、立ち知ることをためらう場所がまだまだ沢山あります。

これ以上は、今のところ手の出しようがありません。
また現れたら、その時々に対応するだけです。
その間も油断することなく、警戒だけは怠りません。

さて、クマに振り回されている間にも、早や二日間の定休日も過ぎ、明日はまたパン焼きの木曜日です。
いつものように、おいしいパンを焼いて、発送出荷と配達、そして皆さまのご来店もお待ちしております。

本日のクマ報告、映像なし

本日は、映像、画像はありません。
つまり、すべてのカメラポイントに、クマは現れませんでした。

ただし、カメラを設置していない場所で、クマの出没を確認出来る証拠を幾つか見つけました。
それによると、これまで集中的に柿を喰っていたクマが、今度は栗に集中し始めたと見られます。

このあたりには、立派な栗の木が何本かあり、沢山実を成らせています。
ここには絶対来る!と目星をつけていた木々に、今朝は複数のクマ棚や食害の跡を発見しました。

明日も来るでしょう。
そこで、カメラの設置場所のいくつかを変更しました。
明日以降、またクマが登場すると思います。

ちなみに、イノシシも毎夜毎夜現れて、そこらじゅうの地面を掘り返しています。
もうそれは凄まじい勢いです。

とりあえず、今日はこれでお終いです。