明日から麦刈り

明日から数日間、晴天が続くようです。

一方、麦の登熟が、この数日の間に急進行しました。

いよいよ、明日から麦刈りです。

度重なる雨のせいで、品質は今一のところもありますが、良いところは良いので選別しながら収穫します。
悪いところは、きっぱりあきらめて外します。

あとは、機械が順調に動くことだけを祈ります。
多分大丈夫だと思ってはいますが、何があるか分からないのが現実なので、しっかり心の準備はして臨みます。

明日は、まず早朝からお昼過ぎまでパン焼き作業をします。

お客さまをお迎えする準備が出来たら、店はカミさんに任せて、私は麦畑に出動です。

どんなことになりますか・・・。
無事に収穫作業が進むことを願っています。

野生動物に対する正しい感覚は、これですよ!

以前から、宮崎学という名の野生動物写真家を知っていました。
彼の野生に対する感覚と言うか受け止め方には大いに共感するところがあり、著作も幾つか購入しています。
ネット上の発信もたびたびウオッチしています。

そして今日、つい4日前に発信されたコンテンツに出合い視聴しました。
その内容が、とても分かりやすくまた示唆に富む内容でしたので、皆さまと共有したいと考えご紹介する次第です。
まずは、ご覧ください。

空を見上げています

ここ数日、雨がちです。

麦が登熟している今頃、少しは雨も必要ですが、どちらかと言えば晴れて乾いた方が良いのです。

今年は、5月に雨の日が多く、麦は草丈をグングン伸ばして見た目はとても旺盛に育ちました。
しかし穂が出て実が入って来ると、穂の重さに負けて倒れ始めました。

強い風や雨に遭って、背の高いライ麦はとてもひどい状態です。
ライ麦よりずっと背の低い南部小麦でも、一部が倒れています。

土が肥えていて旺盛に育つのは良いことで豊作を見込めますが、倒れてしまうと場合によっては収穫が台無しになってしまいます。
元水田で水はけが悪い条件ですから、そもそも難しいと言えば難しい・・・。

で、あと数日すると、晴れ基調のお天気が続くようです。
多分そこで一気に収穫期を迎えることになると思います。

何もかもがいっぺんに始まって、大忙しになりそうです。
場合によっては、パン焼きを休まなくてはならないかも知れません。
臨機応変は、農業の基本ですから。

さてさて、明日はまたパン焼きの木曜日です。

明日はお天気も雨模様ということで、外を気にしても仕方がないですから、しっかり集中してパンを焼きます。

麦とパンが、どのように繋がっているか、それを知っているからこそ出来るパンがあると思っています。

忙しい一日が終わり・・・

定休日の今日、お天気もぐずつき模様でしたし、何もなければ通信の編集に取りかかったり、後は少し休養もしたかったのですが、昨日申し上げた通り、大型特殊免許を追加した新しい免許証を交付してもらうために、郡山市まで出かけて来ました。

往復時間と手続き所要時間、待ち時間も合わせて計5時間余り。

その他、トラクターの代金の送金手続き、ナンバープレートの申請と交付などすべてこなした後、今度は切り替えて電気柵周りの草刈り作業を日が暮れるまでみっちりとやりました。

疲れはしましたが、これで気にかかっていたことが一気に片付きましたので、気持ちはホッと一息楽になりました。

ま、こうしてがんばれる自分に、少し安心しています。
まだまだ老け込むわけには行きませんので。

ではでは。

大型特殊免許

まずは昨日の話からです。

昨日は、大型特殊運転免許の試験を受けました。
結果は、自分的には「落ちた!」と思う出来でしたが、辛うじてセーフだったようで合格をいただきました。

で、その免許がなぜ必要かと言うと、トラクターに作業機(ロータリー)を装着した状態で公道を走る時、車幅が1.7mを超える場合は小型特殊枠に収まらないため、大型特殊免許が必要になるというわけ。

今度のトラクターは、サイズ的にその条件に該当するので、免許取得のためにこの一週間余り教習所に通いました。
明日は、運転免許センターに行って、免許証の交付を受けて来ます。

ちなみに、明日と明後日、食工房は定休日休業となっています。
ちょうど良い流れで定休日を活用出来ます。

ま、それにしても・・・ですが、教習車両は運転席の床が約2mの高さにあり、乗り降りのために垂直の梯子を上り下りする、ホイールローダーという重機(建設現場や除雪などで活躍している)でした。

否、この歳になってもこうして新たな課題に挑戦出来る心身の健康に、つくづくありがたいと思った私です。

正直申し上げると、あのような大きな機械を操作するのは実はとても面白くて、毎回ワクワクでした。

大型特殊

年式や仕様が違いますが、教習車と同型機 HITACHI ZW100

今日もクマ

獣害対策

6/18夜に現れたクマと同一個体と見られる。


獣害対策

月の輪が白くはっきりと見える。


獣害対策

真っ直ぐにクワの木を目指して行く。

獣害対策

川の方向から(尻の方向の草やぶ)漕ぎ跡もあった。


獣害対策

つい先日、6/16に現れたクマと同一個体に間違いない。


獣害対策

先日と同様、カメラに接近する。
好奇心旺盛。

昨年もそうだったので特に驚きもしませんが、やっぱり来るのか・・・と、少しガッカリです。

クワの木なんてそこらじゅうにいくらでもあるのに、どうしてその木にこだわるの?という行動に、クマ性質を見るような気がします。
つまり、融通が利かないってことです。
ですから、獲物として執着された相手は、とことん気の毒な運命を辿ります。

一方、p1地点のクマみたいに好奇心旺盛な一面もあります。
ただし、若い時だけかも知れませんが。

とにかく、絶対に対面することの無いよう、細心の注意を払いながらカメラチェックに回っています。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.83 2025年4月号をご覧いただけます。

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明日のご来店をお待ちしております

今日も暑い一日でした。

ここ数日、完全に真夏の暑さでしたが、この後もう一度梅雨前線が近づいて来るらしいですね。
この先雨も降る予報が出ていますが、明日、明後日はまだ晴れて暑い日が続きそうです。

しかし、降らないというのはありがたいことで、ご来店のお客さまはお天気が良い方がお運びが多くなるというのが相場です。

今日も、麦畑を見に度々お出でくださっているご常連さんが見えました。
間もなく収穫ですか?とお訊ねになられるので、サンプルに採って来た麦の粒を見せながら、まだあと一週間かそれ以上は先になるでしょうと、説明申し上げました。

このところの猛暑が麦の実りにどのように影響するのか、ちょっと心配もしつつ経過を観察しているところです。

あと今日は夕方でしたが、念願のトラクターがやって来ました。
本当は中古車なのですが、近所の方に「新車買ったの?」と言わせるくらいきれいに整備していただきました。

麦ラボ

クボタ KL-315
使用時間1400hの中古機です。

そして、クマもやって来ました。
今朝もカメラは、新たなクマの姿を捉えていました。

クワの木の大枝が折れて地面に落下しており、クマも一緒に落ちたのではないかと思うのですが、その様子は映っていませんでした。

ま、いろいろなことがあります。

何があっても、いつもおいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

クマ出没、続々

獣害対策

同地点には、これまでに2頭の別個体が現れているが、この個体はさらに別の個体である可能性が高い。
体形や月の輪の見え方などに注目。


獣害対策

この個体は、月の輪がはっきり見えない。
大きさも、他の2頭より若干小さく見える。

ここ数日、クマの出没が続いています。

今注目している地点は、高野ともう一つは辰が原橋北側の土手端です。

高野は、クワの大木がある地点に複数のクマが集まるようにやって来ています。
これは、エサを求めてやって来ることの他に、もう一つ繁殖に関わる要因があると見ています。
メスを求めて複数のオスが後を追って来る動きです。
この場所は、昨年もそうでした。

昨日の夜までに、計3頭の個体が別々に現れています。
このクワの木は、クマが上って枝を折っていて、しだいに無残な姿になりつつあります。

このクマたちの動きをもっと詳細に掴みたいので、クワの木に近い場所にもう1台別なカメラを設置しました。
※位置関係はただ今地図を編集中です。近々公開。

あと一つの地点辰ヶ原橋北側土手端も、周辺の別地点にもう1台カメラを設置しました。

しかしこれで分かったことは、このエリアに合計5頭(成獣3頭、ジュニア2頭)のクマが関わっているということです。

この事実をどう理解したら良いのでしょうか。

麦秋

麦ラボ

南部小麦


麦ラボ

南部小麦近影 


麦ラボ

ライ麦


麦ラボ

ゆめちから


麦ラボ

ゆめちから近影

麦が色付いて来ました。
先行組は、一番手が南部小麦、その後ゆめちから、ライ麦と続きます。

今、穂は満杯状態に膨らんでいて、これからそれが硬く引き締まって結実します。
刈り取りまで、あと二週間と少々というところでしょうか。

さて明日は、定休日明けの木曜日、パン焼きの日です。
皆さまのご来店をお待ちしております。

麦秋の麦畑も、ぜひご覧になってくださいね。

ほら、来た!

獣害対策

トレイルカメラの設置場所
ここは、一番最初に定点監視を始めた場所です。


獣害対策

日中の同一場所 左手に川が流れている。
カメラは、電気柵の直近に設置してある。


獣害対策

映り出しがこの位置この向きなので、川の方から上がって来たのではないかと思われる。


獣害対策

体が濡れているように見えるので、川を渡って来たかも知れない。

6月のどこかの時点で、クマの出没ラッシュが始まるかも知れないと、心づもりはしていました。

そしてやっぱり、「ほら、来た!」という状況に。

ここ3~4日の間、急に出没回数が増えました。
それも、今まで途絶えていた箇所に。

これが、くわの実の熟成と関係があることは分かっています。
ですから、ここしばらくはこの場所や周辺に度々現れるでしょう。

そこで、このクマたちが、人間を差し支えない相手だと学習してしまわないよう、私たちの方で何とかしなくてはなりません。
でないと、今後ますます大胆になって、日中も構わず姿を現すようになり、やがて人に危害を及ぼすことになります。

食べたいものがそこにあれば、そこが畑であれ人家であれ、クマたちは挑戦して来ます。
それを防ごうとすれば、邪魔されたと認識して攻撃して来ることに、何の不自然さもありません。

そこで我々が引き下がれば、そこはクマたちにとって自分の場所になり、次には人間たちを邪魔者として排除すべき場所になるだけです。
その認識が、私たち人間の側には、決定的に欠けていると私は思っています。

そして、武器を持つことを禁じられている私たち市民は、明らかに不利な防衛戦を強いられています。
多少の危険を感じつつも、クマたちに私たちの弱さを見破られないよう注意を払いつつ脅しを効かせ続けるにはどうしたら良いか、勝てるとしたら知能だけです。
この薄氷を踏むような防衛は、これから先終わりのない戦いになります。