営業再開に向けて

もうすぐ食工房の店舗本体つまり箱が完成します。

その次は、パンが焼けるよう、道具や備品の整備をしなければなりません。
一度か二度くらいは、テストもしてみないといけないだろうと思っていますから、営業再開の看板を上げるのは、来月に入ってからになります。

もう本当に長い間お待たせしていて、私自身も、そのことではずっと頭が痛いのです。
しかし、ちゃんとすべての工程が終わらないことには、どうにもなりません。
ここまで来たからには、仕上げなくてどうする!ですね。

明後日は、いよいよ電力開通でオーブンの予熱テストや機械の作動テストをします。
相前後して水道も開通する予定です。
LPガス工事も、その後間もなく完了の予定です。

いっぺんに何もかもが回り出して、パニックになるかも知れません。
保健所に申請を出した時点で、一日くらい完全休養したいと思っています。

どうか悪しからず、最後までお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。

日が短くなりました

どちらかと言えば冬至に近くなっているわけですから、日没が早いのは当然ですね。
午後も5時を過ぎると、もう薄暗くなって来ます。

それでもあたりには、ほとんど暗くなるまで外で農作業をしている方がいます。
まさに夜明けから日没まで、働いているのですね。

しかしそれも雪が降るまでです。
雪が降ったら何もかもが強制終了となりますから、それまでに終わらせておかなくてはならない仕事を、今のうちとがんばっているのです。

今日も夕方暗くなり始めてから、トラクターに乗って畑に向かうエンジン音が聞こえて来ました。
雪が降る前に、霜が降りる前に、しておかなくてはならないことがいろいろあるってことなのでしょう。

うちも農業の真似事をするようになりましたので、まわりの農家さんたちのすることを、また一つ違った目で見るようになりましたね。
一言で言えば、勉強になるってことです。
畑の様子も然り、どなたも本当によくやっていらっしゃる。

そしてまた、まわりの農家さんたちが私たちを見る目も変わりました。
何だか、仲間だと思ってくださっているみたいです。
正直うれしいです。
毎日、畑を見に行くついでに、近所の農家の方と立ち話するのが楽しみな私です。

うまいコーヒーが飲みたい!

臨時休業中でも、7月と8月はコーヒー焙煎を続行していましたが、9月に入ってからは旧工房の電気を止め、なお且つ新工房は未完成という状況の中、コーヒー焙煎もストップせざるを得なくなりました。

初めのうちは残った在庫を自家用にしていましたが、それもとっくに無くなっています。
一時、他店のコーヒー豆を試してみようと、何軒か目星をつけて取り寄せたり直接購入したりして飲んでみました。
まあ、お味の方はさすがと思うものもありましたが、何しろお値段も相当に高価なため、そうそう続けるわけには行きませんでした。

スーパーマーケットなどで売られているお買い得品のコーヒー豆も試してみましたが、こちらはただ焦げ臭くて苦い飲み物という印象ばかりで、まるっきり満足感というものが伴いません。
結局、ここしばらくというもの、コーヒーを飲まなくなってしまいました。

高知の妹が送ってくれた、土佐茶の紅茶というのがとてもおいしかったので、今は朝は紅茶です。

こうしてみると、食工房のコーヒーはやっぱり旨いんだなぁと、我ながら妙に感心しますね。
値段だって、安くはないけどそこそこですよ。

いい生豆がいっぱいあるのに、焙煎機が動かせるようにならないことには、一滴のコーヒーも飲むことは出来ません。

早く営業再開したい、うまいコーヒーが飲みたい!

電気工事完了

今日は、先日運び込まれた機械設備に電線が接続され、これで電気工事が完了しました。

あとは水道工事の最終工程と店舗入り口の建具、排水工事がもう少し、そこまで出来たら保健所に申請に行きます。

検査までの間に、店の中の備品設置、看板やPOPカード製作、建築残材の始末や工具類の片づけなど、少し楽しみながらやりたいと思います。

まだちょっと不確定要素もありますが、11月に入って間もなく開業出来るかなと思っています。
予定通り行けば・・・ですが。

ここまで来たら、焦っても仕方がありません。
納得が行くまで詰めて、悔いが残らないようにします。

営業再開まで、もうしばらくお待ちください。

探し物見つかる

毎日毎日忙しくしていて、危ないと分かっていても大切な記憶を深く刻むことなく流してしまって、後になって困惑を極めるということがよくあるのですね。
そんな時、「歳は取りたくない・・・」と愚痴の一つも漏れ出ます。

今回は、旧工房で外したドアの丁番とラッチの受け金具を、小さい袋に入れてドアと一緒に持って来たまでは覚えがありましたが、その後度々視界の片隅をかすめた記憶があるのに、それがどこだったかさっぱり思い出せなくて困りました。

確かここだったはず・・・と探してもそこには見当たらず、そのうち自分の記憶にすっかり自信が無くなって、手当たり次第にあちこちひっくり返して探しても探しても見つからないまま3日が過ぎました。

さすがに、新しいものを用意するしかないかと思いましたが、これがホームセンターでは売っていないものなのですね。
建具屋さんに頼んで取り寄せてもらわなくてはなりません。

それが昨日のことでしたが、ちょっとしたひらめきがあって、明日は見つかる・・・と確信したのでした。

そして今朝になって、一人で作業現場のその場所に行って開けて見ましたが、そこにはありませんでした。

やっぱりだめか・・・と思いつつ、否そんなはずはないと何気なくすぐ近くの床の上に置き去りになっていた小さい空き箱を手に取りました。

そう言えばこれは気にしたことが無かったな・・・と開けて見ると、ありました!

そして現物を見ると、どうしてそれがそこにあったのか、経緯も思い出せるから不思議です。

神隠しに遭ったものが、再び戻って来たような感じがするここ数日でありました。

数日、晴天が続く模様

天気図

大きな移動性高気圧がゆっくりと日本を覆いながら通過して行く予想です。

明日から数日、晴天が続く模様です。
助かります。

と言うのは、建築作業が終盤に近付き、仕上がった部分には機械設備も入り、材木を切り刻んで加工する作業は屋外でするようになっているからです。
今までのところ、雨が降った時は別な作業もあって、時間を無駄にすることはありませんでした。

しかし、これから数日間は最後の追い込みですから、出来れば晴天が続いてくれた方がありがたいですね。
その願いが叶いそうなので、うれしいと言うわけです。

原材料保管庫もほぼ完成しましたし、あとは本当に細かいところとそれから看板ですね。
あと、機械設備の清掃とメンテナンスです。
何をやるにしても、外が晴れていてくれた方がやりやすいですね。

さあさあ、急がないと。
気持ちが前のめりになり過ぎないよう、自らに言い聞かせつつ、がんばることといたします。

秋深まる

麦ラボ

中島第二圃場のライ麦の芽が出ました。


麦ラボ

広い面積なので、思わず「オーッ!」と声が出ます。


麦ラボ

中島第一圃場のライ麦です。
どんどん育っています。
間もなく麦踏みです。

ここ数年来、私の心に一番しっくりする季節が丁度今ごろ、秋も深まる10月から11月にかけてです。

小春日和と時雨が交互にやって来て、少しずつ冬に向かって寒さが忍び寄って来る、そんな季節に自分の年齢や人生最後のステージを重ね合わせて、いろいろと想いを巡らせています。

それにしても今年は、余りにもたくさんの出来事が重なって、10年分を生きたような気がします。
しかし、食工房の移転が完了して営業再開すれば、そこから先は年末に向かって忙しいながらも、やっといつものペースに戻っていくのかな・・・と思っています。

今日は夕暮れ時、さほど冷たくはありませんでしたが北寄りの風が吹き、風に乗ってポツリポツリと落ちて来る雨粒に、何か特別な癒しを感じた私です。
その後本降りになった雨は、芽吹いたばかりの麦には恵みの雨となることでしょう。

雨降る夜の暗さにもまた、癒しを感じます。
どうやら風邪も通り過ぎてくれたようです。

感無量

食工房

オーブンが定位置に収まりました。
やっとここまで来たと、感無量の瞬間です。


食工房

ミキサー(パンこね機)も定位置に設置

本日は予定通り、機械設備の移動を実施することが出来ました。
朝一番から、昨日に続いて準備を整え、業者さんの到着を待って作業開始となりました。

一番重いオーブンの運び出しに苦労しましたが、何とかトラックに乗せることが出来ました。
ミキサーやその他の機械設備も無事にトラックに乗せ、新工房に運んでもらいました。

そしていざこちらで降ろそうとなった時、付近の電線が邪魔になり、クレーンで釣り上げることが出来ないことが判明。
用意していたフォークリフトの出番となりました。

結局、重量級の機械設備は、すべてフォークリフトで降ろして、そのまま建物の直近まで移動。
いろいろ難航しましたが、それでも午前中で完了させることが出来ました。
私も、一応経験があるとは言うものの、今日はクレーン操作とフォークリフトの運転を引き受けました。

食工房の機械設備はほぼ全てが中古で、最初は15年前に遠くいわき市から運んできたものです。
今回は二度目の移動というわけで、移動に伴う振動やショックで壊れていなければいいがと、一抹の不安はどうしても拭えません。

終わった後、ホッとしたのとくたびれたのと、まだこの後試運転して壊れていないことが確認出来るまでは安心出来ないとの不安が入り混じって、放心と脱力でしばらくボーっとしていました。

あとは無事を祈るとしましょう。
明日からは、機械の清掃も仕事になります。

とにかくも、やっとここまで来ました。
娘たちや連れ合いと「ここでパンを焼くんだね。」と話しながら、「本当に・・・?」何だか信じられない私です。

明日の準備

明日はいよいよ機械設備の移動です。

今日は旧工房で、機械設備の清掃や必要な個所の分解などをしていました。
電気を止めていましたので、明かりや電動工具のために発電機を借りて来ました。
風邪気味の体で決して万全ではありませんでしたが、上の娘と二人で、だいたい必要なことは済ませました。

明日は少し早めに起き出して、新工房の受け入れ準備をします。
近所の方からフォークリフトも借りています。
業者さんが来たら、立ち合いながら機械設備の移動です。
明日のうちに、搬入設置まで完了の予定です。

麦ラボ

中島第一圃場のライ麦です。
期待以上にたくましく育っています。


麦ラボ

中島第一圃場のライ麦
もみ殻燻炭を撒きました。
効果があると思います。


麦ラボ

中島第一圃場のライ麦
もう少し育ったら麦踏みします。


麦ラボ

麦踏みから3日目にしてこの勢いです。
スペルト小麦の生命力に驚きます。
そしてまた、ここは土がいいのですよ。
長年の努力の結果です。

一方、今朝の雨で、麦畑も一段と勢いづいて来ました。
中島第一圃場のライ麦、高野圃場のスペルト小麦は、目を見張る成長ぶりです。

中島第二圃場のライ麦とスペルト小麦は、発芽が始まっているようです。
ところどころ、爪楊枝の先端ほどの芽が地面から突き出していました。
あと数日たてば、はっきりと発芽しているのが目に見えると思います。
楽しみです。

今年は、まだまだ暖かさが残っていて、播き遅れた麦にとっては救いになっています。
うまく育って欲しいと、このあとの天候を気にしている私です。

いよいよ最終工程

本日、ステンレス張りの工事がほぼ終わりました。
明後日は、機械設備の移動です。
そこから先は、夜も寝ないでとは言いませんが、寸暇を惜しんで改装工事の最終工程に入ります。
営業再開に向けて、一気に加速します。

それでいつから営業?ですが、そこは今一つ読み切れません。
何しろ一度に幾つもの工程が同時進行しますので、どこでトラブルが発生するか分からないからです。
保健所の検査も、申請後何日くらいで実施されるか、これもしてみないと分かりませんし。
まあしかし、そんなに遠くないうちに営業再開出来ることは、間違いないと思っています。

そんな折も折、またしても風邪が回って来ました。
一昨日あたりから怪しかったのですが、今日はどうしても緊張感が持続せず、ミスが続発しました。
おかげで、一つしかない材料を無駄にしてしまい、予定していた工程を完了することが出来ませんでした。
この後は早めに休んで、明日は少しゆっくり始めたいと思っています。

ところで、こんな時でもライ麦やスペルト小麦のたくましい育ちに元気づけられています。
つい先日麦踏みしたばかりのスペルト小麦は、早や今日は起き上がり始めたと、娘の報告です。
中島第一圃場のライ麦も、たくましく育っています。
明日は画像をお見せしたいと思います。

ではでは。