特別な時間

我ながら、六十代も後半になって、何故これほど忙しい毎日なのだろう・・・、もっと落ち着いた時間を過ごしているはずでは・・・と、時々天を見上げてため息をついています。

その場その場に自らの決断があったことは確かです。
一方、否応無く選択の余地無く、その状況に導かれたこともまた確かです。

運命とはそういうものなのか。。。と思いますね。
つまり、そこを通るしかない道だったってことなのですね。

私が今巡り合っている時間は、長い人生の中でも特別な時間だろうと思います。
だったら、その特別な時間をしっかりと味わい、意味を考え、課題を果たしたいですね。

今日は、朝一番にトラクターのロータリーが届きました。
暫し建築作業を中断して、トラクターに装着し動作を確認しました。
まずまず問題は無いようでしたので、畑の様子も見て来ました。
しばらく見に行かないうちに、ここ数日の雨のせいで草藪になっていました。

明日は早朝のうちに草刈りをして、数日後にトラクターで耕転しようと思っています。
ライ麦とスペルト小麦を播いておかなくてはなりません。

もちろん今日も、建築作業は進めましたよ。
いろいろと要領は良くなって来ました。
でも、やっと上手に出来るようになった頃に、終わるんですよね・・・。

明日も、がんばります。

尻に火がついている

コツコツ着実に前進しているとは言え、まだまだ営業再開までの手順は沢山あります。

昨日は、電気の外線工事が終わり、中が完成すればいつでも電気が入るところまで。
水道は、今日、外回りの配管の下準備に業者さんが来ました。

私の方は、階段廻りの壁、通用口ドア、ドア周りの壁、包装室の壁の一部を仕上げました。
毎日、毎日、目に見えて進んでいるのですが、今月もあと20日、尻に火がついています。

今日は、遥々新潟から常連のお客さまが訪ねて来られました。
訳を話して、家に上がっていただき、コーヒーを一杯差し上げました。
いつものご来店時と同じく、楽しくおしゃべりして時間を過ごしていただきました。
私は、その間もお喋りの仲間には加わらず失礼して、大工仕事を続けていました。

ちょっと先が見えてきたが故、余計に焦るのですね。
一刻も早く仕上げなくては・・・と。

とにかくがんばります。
明日は、包装室を仕上げます。

ぼうしパン

ぼうしパン

直径約16cm、中はふんわりバター風味のパン、皮とツバはカステラ生地でカリッと焼き上がっています。

全国のあちらこちらのパン屋さんから、いろいろなパンを取り寄せて食べています。
その中で、特に気に入ったのが「ぼうしパン」です。
これを焼いているのが、我が郷里の高知県のパン屋さんです。
★Nature(ナチュール)

そしてぼうしパンは、私が子どもの頃からずっと今も変わらず高知県民に愛されている、ソウルフードなのです。
それを自家培養酵母で焼いていると知って、食べてみないわけにはいかないと、昨年以来3度目のお取り寄せです。
今回は、ぼうしパン以外のパンも一緒に頼みました。

今日はまず、コーヒータイムにぼうしパンをいただきました。
優しい酵母の香りとバターの風味のバランスが素晴らしい。
そして、ほど良い甘さのツバの部分がとてもおいしいです。

明日の朝食は、玄米食パンやベーグルを試食します。
楽しみです。

食工房

換気扇の下にオーブンを配置します。
入口店舗部分も見えます。


食工房

正面の壁面に水回りを配置します。
仕上げはステンレス張り。
右に見えているカバーがかかっている機械は、今回新たに導入することになったドゥコンディショナー。

さて、ぼうしパンのおかげで元気が出て、今日は大工仕事に畑作業に、沢山沢山汗をかきました。
明日もがんばります。

災害に明け暮れる

台風21号が去ってやれやれと思ったのも束の間、今度は北海道で大きな地震がありました。
時間が経つにつれ、被害の大きさが明らかになっています。

一方、会津の身内の家は、台風の風もさることながら、小さな竜巻が発生していたのではないかと思える、狙い撃ちしたかのような局部的な被害でした。
北側の屋根の一部分のトタン板が捲れ上がって飛ばされていました。

しかし修復のことを考えると、頭が痛いですね。
近年、本当に雨が降っても風が吹いても雪が降っても、穏やかならざるものがあります。
この荒れようは一体何なのだろう・・・と思わずにはいられません。

さて、出かけたついでに会津管轄の保健所に出向き、工事に不備がないか確認して来ました。
そして、営業許可申請のための書式も受け取って来ました。
今までのところ問題はないようなので、安心して先に進めます。

それから夕方のひと時、畑の片づけも手を付けることが出来ました。

トラクターのロータリーも、オークションで見つけることが出来ました。
これで麦播きに間に合いそうです。

いつもギリギリセーフの綱渡り・・・、もう少し余裕を持ちたいと思いますが、気が付くといつも追い詰められているのですね。
さあ、営業再開に向かってラストスパートです。

本職の助言、第二弾

今日は、建具屋さんが登場。
店の入り口に入れる扉のことで相談をお願いしました。
前回、高野の店舗工事の際にも、引き戸、開き戸など数点をお世話になっています。

その時もいろいろと助言していただきましたが、今日は、私たちのやっていることをジーっと眺めていたか思ったら、決定的なアドバイスがありました。
私も、「オーッ、その手があったか!」、道具も持っていたのに何故それを使うことを思いつかなかったか・・・、やはり本職・・・と唸りました。

トリマーという小さい機械ですが、これを使わなくでどうする!というほどあちらこちらで役に立つ優れモノなのですね。
建具屋さんは、必要な刃先も使い古しとは言え無償でくださいました。
ありがたいですね・・・。
おかげさまで、一昨日、昨日、今日と、はっきりと進みが目に見えて来ました。

一方で昨日の台風です。
高知の実家は大丈夫だったのですが、こちら会津で身内の家の屋根が吹き飛ばされる被害が発生しました。
応急でブルーシートをかけたそうですが、本職を頼んで修理するしかないようです。
思いがけない被害に、驚いています。
明日にも様子を見に行って来なくてはと思っているところです。

本当に、いろいろなことが次々と起こります。
今年はもう、どうかしてます!
これから年末まで、どうか平穏無事でありますようにと、祈るしかないのでしょうか。
明日は、どんな一日に・・・。

台風の被害の少ないことを・・・

今年は、猛暑と言い、台風の発生数と言い、豪雨また逆に少雨、何もかもが記録的です。

今回の台風21号が、郷里の高知を直撃するコースで進んで来ています。
もう昨日から、母亡き後一人で暮らしている妹が、不安を訴えています。
近くなら、いろいろ備えをしに行くところですが、福島からでは如何ともし難くただ気を揉むばかりの私です。
願わくは、少しでも被害の少ないことをと、祈るしかありません。

一方こちら会津でも、多少の影響はあるかも知れません。
明日午後から明後日にかけて、接近して来るようです。
雨や風への備えは必要かも知れません。

このところ、ほとんど出かけることも無く一所に居て大工仕事ばかりしていますので、外の様子も確かめに行きません。
今日、すぐ隣の集落で熊が目撃されたと、防災無線放送が告げていました。
高野の旧宅の裏山もどんな様子なのか、気にはなっても何も出来ません。

工事が一段落したら、一日時間を取っていろいろしなくてはならないことが山積みになっています。
やはり今年は、何か特別な廻りになっていると感じます。

この一年が無事に過ぎたら、来年は少しは落ち着きたいと思っている私です。
その前に、まずは台風が過ぎるまでは・・・。

本職に、助言をいただく

今日から、天井を張っています。
建築は、骨組みだけの時は進みが見えませんが、面が仕上がって来るといかにも進んだような感じになってうれしいものです。
まあしかし、上向きの作業は、工程の中では一番大変なところです。

娘二人の手を借りながら四苦八苦しているところへ、いつもよく来てくださるご常連さん(木工のお仕事をしている)がお友達を連れて来られました。
9月になったことだし、営業再開の告知はないけどどんな様子かな・・・と、覗きにいらっしゃいました。
そして一緒に来られた方が、なんと本職の大工さんでした。

私たちが難渋しているのを目の当たりにされて放っておけないと思われたのでしょうか、二人していろいろ手を貸してくださいました。
その上、工程のこと、材料のこと、道具のこと、施工のことなど、細かいノウハウを手ほどきしてくださいました。

いや、助かったの何の・・・!あまりのタイミングの良さに、お帰りになった後、娘たちと「良かったねー!いいタイミングだったね・・・」と、何度も何度も口をついてその言葉が出るのでした。

もし今日が無かったら、この先どれほど苦労したことか・・・、それを思うと全く冷や汗ものでした。
運がいいですね、私。
ありがたいことこの上ありません。

その後、地元のお得意さまが、やはり様子を見にいらっしゃいました。
無理はしないように、でも食工房のパンを早く食べたい・・・と、励ましてくださいました。

明日も、がんばります。

他所のパンを食べる

2ヶ月間の休業で、自家用のパンのストックも底を突きました。
そこで、後学のため他所のパンを買って食べることにして、あちらこちらから取り寄せています。

前々から気になっていたパン屋さん、ネット上で検索して探し当てたパン屋さんなど、いろいろ試しています。
選定のキーワードは、自家製酵母、全粒粉、ライ麦、スペルト小麦など。

他所のパンを食べると、食工房のパンのキャラクターが改めてよく分かるのですね。
まあ当然ではあります。

皆それぞれに個性的で、それぞれにお得意様をつかんでいるのだと思いますが、食工房も含めて、自家製酵母のパン屋は、酵母の発酵の維持管理に日々苦労しているということです。

皆さまにはお分かりにならないかも知れませんが、仕事で毎日自家製酵母に触っていると、他所のパン屋さんがどんな仕事をしているのか、どのあたりに苦心しているのかが、パンを食べただけで分かるのですね。

ご承知の通り、ただ今食工房は休業中ですが、酵母の維持管理だけは、この間もずっと休むことなく続けています。

パンを焼かないので、使わずに残った酵母は畑の堆肥の発酵剤になります。
これはこれで、素晴らしい有機循環です。

さてこれで営業再開したら、久しぶりに召し上がる食工房のパンを、皆さまにどのように感じていただけるか・・・、怖い様な楽しみな様な、しかしある意味自信を持って営業再開に臨みたいと思っています。

どうぞ今しばらくのご猶予をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

ラブコール

明日から9月です。
営業再開のはずでしたが、まだまだです。
あと一ヶ月くらいはかかりそうです。

遅れた一番の理由は、7月8月の猛暑。
あと一つは、店舗工事の前に残してあった不用品を片付けるのに、余程時間と手間を取られたこと。
作業量の見積もりが甘かったと、今思います。

まあ、泣いても喚いても仕方がありません。
この先終わるまでコツコツとやって行くしかありません。

このところ、皆さまから次々と熱い期待のお声掛けをいただいています。
「体壊さないように、ケガしないように、無理しないでがんばってくださいね。」
「営業再開を待ってます!」と。

ラブコールですね。
本当に、ありがとうございます。

今日は今日で、コープあいづ(生協)の企画営業担当の方が見えて、今年のシュトレンの企画について打ち合わせをしました。
その際、現在1店舗だけ(喜多方市・ひがし店)で取り扱っているスコーンを、他の店舗でも取り扱うようにしたいと、うれしいお申し出をいただきました。

多くの方に、待っているよ!と言われて、本当にがんばる気になりますね。
本職の手も借りようかと画策しましたが、適当な人が見つからず、今さら工務店頼みにするにはお金もないし、それに一番大変なところは大体終わったのです。

あとは、コツコツ仕上げて行くだけです。
それでも時間はかかります。

お待たせするのは申し訳ありませんし、自分でも気が揉めて仕方がありませんが、ここはもう最後までやらせてくださいと、お願い申し上げるのみです。

さあ、明日も続きをやります。

多忙を極める中

「多忙を極めておられる中・・・」と、私が言ったのではありませんよ。
いただいたメールの中にあったお言葉です。
まあしかし、確かに忙しさも極まっています。

今日は、夕方から地元の青色申告会の会合に出席。
自ら望んだわけではありませんが、理事役就任を要請され、まあここは引き受けるしかないか・・・と判断して受けました。

明日は、集落内の神社の祭礼に会計役として役割があり、朝から出席します。
諸々こなしながら、建築作業も進めます。

もう早や8月も最後です。
9月の再開、残念ながら果たせません。
遅れます。
お許しを・・・。