早速試作

スペルト小麦

1袋12枚入 価格は未定です。


スペルト小麦

ココア入りとチェッカーパターンも試してみました。

今日は、焼き菓子づくりの仕事を沢山こなしました。

その中で、昨日紹介した「古代小麦ビスケット」を、早速試作しました。
というのも、早く具体的な形にしないと、商品の一括表示ラベルが作れないからです。

商品名、内容量、原材料、アレルゲン表示、保存法、賞味期限、そして栄養成分などを表示するために、原材料レシピと焼き上がり重量を基に熱量(カロリー)と各栄養成分を割り出す作業を行います。

そんなわけで、商品形態は今日の試作でほぼ決定です。

あとは原価計算をして価格を決めなくてはなりません。
概ね、食工房の他のビスケット、クッキーと同等の価格になりそうです。

そしてその後、パンセットの内容と価格も決めなくてはなりません。
今月中には、発表いたします。

さてさて、この一週間もご愛顧ご来店、ありがとうございました。

明日9/24と明後日9/25は、定休日です。
店は休業となっておりますのでお間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

20周年記念メダル型ビスケットの製品化

食工房

商品ラベルデザインが先に出来ました。

1月から3月の間にご来店くださったお客さまや通販ご利用のお客さまに、食工房開業20周年の記念品として、メダル型のスペルト小麦のビスケットを差し上げました。<参照>

これがとてもおいしくて、皆さまからも高評価をいただいたことから、製品化して発売することにしました。

実際の製品では、メダル型ではなく、口に入れやすい大きさの丸か四角の形で10枚くらいをトレーに収めて包装したものになる予定です。
すでに一度試作してみましたが、とにかく風味がよくて感激した次第。

主原料はスペルト小麦の粉だけを使い、あとは砂糖やバター、それに卵などを加えます。
味付けは至ってシンプルなもので具材は入りませんが、バニラオイルと数種類のスパイスで、魔法のように素晴らしい風味に仕上がります。

一方商品名は、分かりやすく「古代小麦ビスケット」としました。

このビスケットを、今年の収穫の恵みパンセットの中に加える予定です。

昨日の南部小麦の食パンとこのビスケットも入り、今年のパンセットは20周年記念も兼ねて、豪華で盛り沢山な内容となります。

そしてあり得ない出血必至の低価格。

どうぞお楽しみに。

自家産南部小麦の食パン

麦ラボ

2024年産の南部小麦の粉で焼いた3斤食パンとバタール
食工房定番のミックス粉の地粉角食パンより生地の伸びが良く、焼き色が断然きれい!


麦ラボ

南部小麦の食パンの切り口を見ています。
きめの感じが強力粉の膨らみとは違いますが、規定量の生地で型いっぱいに膨らみました。

一昨日、かなりがっかりさせられた南部小麦でしたが、実は計量ミスがあった模様です。

道理でうまく行かなかったわけで、今日は最初から生地の様子が全く違っていました。
吸水量も期待通りで生地の弾力も十分、そして実際に焼き上がって見ると、思っていた以上に伸びが良くおまけに焼き色がとてもきれいでおいしそうです。

この小麦がある間は、定番の地粉角食パンはお休みして、食工房自家産南部小麦角食パンにしようかなと思っているところです。

価格が少し高め改定になると思いますが、内容の良さに免じてお許しいただきたいと思います。
来月初めに収穫の恵みパンセットを発売しますので、それに合わせて切り替えます。

ちなみに、今日試作した食パンをスライスして、1枚ずつ試食用に差し上げています。
まだ何切れか残っています。
明日ご来店のお客さまに、先着順に何名かの方に差し上げられると思います。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

この先のお天気が、少し不安

麦の種まきのスケジュールを決めようとしているところです。

今年は夏の暑さがいつまでも残っていますので、もう少し涼しくなってからと思っています。
ところが、少し前まで晴天が続いていましたが、ここ数日来雨がちです。
この先今月中は、あまり晴天は見込めないようです。

10月になってどんなお天気になるかは、まだ詳細な予報が出ていませんので判断出来ません。
まあ、何とか間に合うタイミングで晴天が続く暇があると思ってはいます。

それに備えて、種子選別をしています。
昨年まで、ザックリと選別してはいましたが今一つ不十分で、他の種類の麦やカラスノエンドウなどが発芽して影響を被っていました。
今年は、少しずつバットに広げて、厳密に目視選別しています。
時間はかかりますが、あとで圃場で取り除かなければならないのに比べれば遥かに得策です。

圃場の整備でも、雑草の種類によって抜き取り除草もやっています。
雑草対策も、タイミングがとても重要だということが、これまでの経験で分かって来ましたので、刈り払い、鋤き込み、抜き取りなど、時期によりまた必要に応じて使い分けます。

電気柵の沿線は、帯状に除草剤も使います。
これも、場所により時期により草の種類により、薬剤を使い分けます。
根まで枯らす薬剤と地上部のみを枯らす薬剤の2種類を使っています。
除草剤散布についてもお天気が重要で、散布してすぐに雨が降ったら効果が無くなります。

こんなふうに、ここ何年かではあっても経験は必ず活かせていますから、失敗も決して無駄にはなっていません。

一年一作の麦作り、年とってから始めた農業ですから、一年一回ずつの経験からどれだけ多くを学べるかが大切です。
そんなチャンスが、もうあと何回あるか分かりませんが、行けるところまで行って見ましょう。

私の挑戦に終わりはありません。

さて、明日はまたパン焼きです。
自家産南部小麦の粉のテストを、条件を変えてやります。

皆さまのご来店、お待ちしております。

自家産南部小麦、レビュー

本日のテストの結果とレビューを報告しておきます。

まず結果から申し上げると、生地の粘りと弾力に関しては期待したほどではなく、グルテン度はあまり高くありませんでした。
従って、生地の伸びや膨らみは、今一つ。
食パン型に入れて焼いたものは、規定量で型いっぱいになりませんでした。

天板に並べて焼いたものも、横に広がって盛り上がりに欠ける形になり、食感も重く食べ応えあり過ぎという感じ。
ただし、風味の方は良かったので、強力粉とミックスするなどして使えば、いいかも知れません。

それから、この小麦粉の製粉の特徴として、大手の製粉会社のものと違って、見た目では分かりませんが粒度が大きく、その分給水に時間がかかるようです。
捏ね上げ時はベタベタで始末にならない状態でしたが、1時間半くらい発酵後はずい分締まって扱いやすくなりました。

むしろお菓子作りなら問題なく、風味も生かせるのではないかという気がします。

昨年は、この小麦粉でプレミアムスコーンを焼いていたのを覚えている方もいらっしゃると思います。
これもまたやって見たいと思います。

明後日のパン焼きで、少しレシピを調製してもう一度試作して見ます。

自家産南部小麦、テスト

明日のパン焼きで、自家産南部小麦のテストをやります。

まず定量1㎏の粉で生地をこねます。
この時水分量をどのくらいまで入れられるか、こねあがった生地の腰の強さや伸び具合いで、粉の性質が分かります。
醗酵完了時まで生地の弾力が維持出来るかどうかも重要です。

そして、焼き上げた時の焼き色、香り、手に持った時の重量感(よく膨らんでいれば軽く感じられる。)、それから実際に食べてみて風味はどうかなど、いくつかの項目を評価します。

どんな結果になるのか、ある程度は予想出来ますが、細かい所までは分かりません。
楽しみです。

明日ご来店の方には、試食をしていただけると思います。
お昼までには焼き上がっている予定です。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

9/17 クマ出没

獣害対策

8/27、9/12 に出没した個体と同一個体です。

獣害対策

画像リックで拡大表示します。

今朝方9/17 04:19 、屯所向かい墓地参道入り口にまたクマが現れました。
8/27、9/12 と同一個体だと思われます。(ほぼ間違いない。)

いずれの映像も、映り出しが坂道の途中を上って行くところからなので、その手前でどの方向からやって来たのかが分かりません。
少なくともカメラの前を横切って行ったのではないでしょう。

カメラのトリガースピードは、静止画で0.2sですが、動画の場合は少し遅いとしても0.4~0.6s以内だと思いますので、やはり草の陰などからスッと入り込んで来た、そんな動きだと思います。

複数台設置して違う角度から狙えば、もっと詳しい状況が分かると思うのですが、どこからどの方向に向けるかがとても難しいのですね。
少し前、一度挑戦したのですが、うまく行っていません。

それに、他にも気がかりな個所は沢山ありますから、一箇所に複数台のカメラを置くと、他の場所が監視出来なくなります。

お彼岸も近いことですし、お墓に行く参道ですから、とりあえず注意喚起のために回覧板で情報を告知することにしました。

自家産南部小麦の小麦粉

いつも利用している滝根町の佐藤製麺さんに、今回は自家産南部小麦の製粉のみをお願いしてありました。
今日、出来上がったその小麦粉を引き取って来ました。

まだ一見しただけですが、何だかとても良さそうです。
一昨年、昨年と、実績を積み上げて来ていますので、今年の出来の良さはある程度予想出来たことではありました。

今回、用意した原穀が60kg、出来上がった小麦粉が41kgでしたから、歩留まりが68%を超えました。
それでもフスマ混入の少ないきれいな白い粉に仕上がっていますから、それだけ原穀の粒張りが良好だったということになります。

あとは、実際に水分を加えて生地をこねて見ないと分かりません。
今週のパン焼きで、まず一回試してみます。

多分、風味の良い、また膨らみも悪くない、おいしいパンが焼けることと思います。
楽しみです。

そこでコストの話になるのですが、何度か申し上げましたが、この小麦粉は1kgあたり最低500円が実原価(営業利益は考慮していない)です。
食パンを焼けば、営業利益も考慮すれば一斤1,000円という計算になります。

これでは買う人がいませんから、価値が認められるまでは、利益は度外視することになります。
それでも、いいと思っています。

結局、自分でやるしかなかった・・・、その経過はすでに何度か語っています。
「おいしいものは、まずは畑から。」この信念が私を支えています。

ちなみに、明日9/17と明後日9/18は、食工房は定休日となっております。
お間違えのございませんよう、ご注意ください。
よろしくお願いいたします。

今後のお天気が、少し心配

昨日までずっと少雨傾向のお天気が続いていましたが、今日は昼頃に猛烈な降雨があり、その後夕方までそして今も雨模様のお天気です。
さすがにパサパサに乾いていた地面も、たっぷり水を含んだと思います。

そして今後一週間くらい、秋雨前線の影響で雨がちのお天気が続きそうです。
このあともう一度乾くタイミングがあると思っているのですが、もしそうならなかった時は、麦の種まきに支障が出ます。

いつもながら、お天気には逆らえませんので、ハラハラドキドキ気を揉むことになります。
まあこれは、農業という仕事を選んでいる以上、宿命みたいなものですね。

それに比べれば、屋内で計画的に仕事が進むパン屋は、ある意味気が楽と言えます。
と言うか、仕事を二つあるいは三つ持つことは必ずしも不可能ではありませんが、その一つに農業が関わると、難易度が飛躍的に高くなるのだな・・・と、今頃思い知ってもどうにもなりませんね。

悪い選択だったと思っているわけではありません。
必要なのは、健康と体力です。

私、今72歳、もうすぐ73歳。
あと何年?と数える方が早い歳になりましたが、まだまだ弱っているわけには行きません。
最後まで現役で、オーブンの前か畑の隅で終わりたいと思っているくらいですから。

がんばります。

予期せぬ雨に振り回される!?

ここ数日のお天気は、曇りまたは晴れで日中は猛暑、そこへ予期せぬにわか雨が15分かそこらダーッと降って来るというもの。
それも一度だけとは限りません。
昼夜問わず数回。
もちろん、外での作業は中断となります。

では、定植したキャベツや白菜にとって良いお湿りになったかと言えば、ノー!
決定的に雨量が足りていません。

整備中の圃場は、トラクターで耕耘すると、所々土ぼこりが立ちます。
麦の種まきまでは、これがかえって好都合ですが、定植したばかりの秋野菜は毎朝夕に水やりです。

お天気というもの、その時々に何をしているかどう対応するかで敵にも味方にもなるということですね。
そしていつもうまく行くとは限らない、それがお天気というものでしょう。

いまだ残暑が厳しく10月まで続くとの予報もありますから、麦の種まきの時期も遅らせるなど調製が必要かも知れません。
尤も、圃場整備はまだ完了していませんが・・・。

農業という仕事、いつも自然と共にあり、自然を観察する目と感覚が大切と思う今日この頃です。