クリスマスリース

食工房

2023年 今年もクリスマスリースを飾ることが出来ました。

2023年、今年も店頭にクリスマスリースを飾ることが出来ました。
このリースは、上の娘が毎年新しいものを作っています。

準備は雪融け間もない春に始まります。
まず、やわらかいツルを採集して、すぐに所定の大きさの輪を作ります。

これがリース台になります。
よく乾く場所に吊るして、使う時まで乾燥させておきます。

松かさなどは、日頃から心がけて折々に集めます。

緑の葉と赤い実(野ばらの実)は、作る時になってから集めます。
緑の葉は、すぐに色が変わるものは使えません。
クリスマスリースなので、モミの木の葉がいいと思うところですが、すぐに枯れて色が変わってしまいます。
見た目が似ている伽羅木や杉の葉を使います。
ヒイラギは大丈夫です。
野ばらの実も、少しずつ萎びて行きますが、きれいな赤い色はけっこう長持ちします。

家では、クリスマスを過ぎて新年を迎えた後もしばらくの間飾っておきます。

こうしたものを手作り出来る環境を与えられていることに、とても大きな幸せを感じます。
そして、上の娘がそれを作り出すセンスを養い手技を身に着けて来たことに、感心すると同時に誇りを感じる私です。


古代小麦麺再販のお知らせ

昨年、大変ご好評いただきましたスペルト小麦で造った「古代小麦麺」ですが、今年もまた製麺所に加工をお願いし、それが出来上がって来ました。

早速売り出しますので、ご購入よろしくお願いいたします。

昨年の新発売時は簡易包装でしたが、今回はエージレスパックしています。
★賞味期間は1年間

500g1袋 5食分 580円 です。
数量限定(70袋)です。
お早めにお求めください。

ロケット花火発射管

定休日の今日、お昼過ぎまで雨模様でした。
予定通り朝寝をして、午前中は大したこともせずに過ぎてしまいました。

午後は、家の中の模様替えをして、これまでリビングルームに置いていたソファを撤去し、代わりにこたつを入れました。
天井が高くなり、部屋も広く使えていい感じです。

その後は、気分の変わった部屋で音楽を聴いて過ごしました。
おかげさまで、少しリフレッシュ出来たような気がします。


獣害対策

ロケット花火発射管~長さの違うもの(55~80cm)を作ってみました。
左端は、花火収納筒(中に花火と一緒に乾燥剤が入っている。)


獣害対策

ロケット花火をセットしたところ
導火線が見えているのが分かるでしょうか。


獣害対策

ロケット花火収納筒の中
一番奥に乾燥剤が仕込んであります。


獣害対策

大きな音が出るものを探して購入
ただし、中国製で不発割合が高いのが難点


獣害対策

着火用ライター
左のマイクロガストーチが特におすすめ


獣害対策

動物駆逐用煙火~玩具花火ではないので、取り扱いは特別な注意が必要(危険) 左側5連発、右側3連発

それで実は昨日の記事にしようかと思っていたのですが、ロケット花火打ち出し用の発射管を沢山作って写真も撮りましたので、今日紹介する次第です。

ロケット花火は珍しくもありませんが、これを手軽に且つ安全にしかも狙った方向に正確に打ち出すのは案外難しいのですね。
そのための発射管を作って利用しています。

いままで持ち運びの簡便さを重視して長さを抑え50cm以内にしていましたが、これだと今一つ初速が低く軌道も不安定です。
そこで、60cmのものと80cmのものを作って試してみました。
やはり長い方が、格段に初速が上がり飛距離も伸びますね。

また着火時に、当初「チャッカマン」を使っていましたが、先端に煤が付いてすぐに着火不良を起こすので、度々せっかくの発射のチャンスを損なっていました。

今回、マイクロガストーチなるものを見つけて購入しました。
これなら着火不良は無くなりそうです。

発射管本体は、水道配管に使う塩ビ管製です。
20mmφのVP管を使用
片端をメクラ栓で塞ぎます。
着火用に、花火の導火線が来る位置にドリルで穴を開けます。

使う時は、ロケット花火の火薬部分を上にして1本上から落しと込みます。
導火線が穴の中に見えているのを確認して、火を点けます。

飛ばす方向に向けて発射を待ちます。
この時、着火口が顔の方に向かないよう注意します。
※火の粉が飛ぶことがあります。

時々不発だったり、逆に筒の中で破裂することも稀にありますが、上からのぞき込んだりしない限り危険はありません。
発射をしくじった時は、筒を下向きにして花火を排出させるだけです。

あと、塩ビ管製なので、何発も連続発射を繰り返すと、熱で変形して曲がってしまうことがありますので、適当に冷やしながらやります。
簡単な仕掛けですが、すごい勢いで真っ直ぐに飛びます。

ちなみにサル追い用などに使うには、笛の音がせずに破裂音だけのものの方がいいです。
それも、出来るだけ大きな音が出るものを見つけます。

火薬量が表示されているものもありますので、玩具花火の規制限界量ギリギリまで入っているものを選ぶと良いと思います。

私が見つけたものの中で一番威力があったのは<こちら>です。

中国製で不発割合がそこそこありますが、破裂音は他に類を見ないくらい威力のある音がします。80cmの発射管で50mくらい飛びます。

明日と明後日は定休日です

毎度申し上げて恐縮です。
明日12/12(火)と12/13(水)の2日間、食工房は定休日休業です。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

それからシュトレンですが、ご注文の締め切りを15日としていますが、予約数の枠を残り20個で終了といたします。
これが完売した場合は、15日を待たずに終了いたします。
ご用の方は、お急ぎください。

さて、明日のお休みは何をしようかと思案しています。
外の仕事はいろいろあるのですが、お天気が良くないようです。
この先も、日本海側特有の冬の空で、雨または雪そして曇りがちの日が多くなります。

デスクワークも当然山積みなのですが、どれから手を付けようか・・・というところ。
いずれにしても、明日になって見なければ分かりません。
間違いないのは、朝寝をすることでしょうか。

ではでは。

年末の実感なく年末

早やもう12月も半ばに差しかかります。

シュトレンのご予約ご注文の締め切りは、12/15です。
すでにいただいたご予約分は、ただ今出荷ラッシュです。

そんな慌ただしさの中にいるのですが、何と言うか年末の実感が今一つありません。
以前なら、これで今年も終わり・・・、来年はどんな年に・・・、と何かしらの感慨があったものですが、それがさっぱり無いのです。

うーん、歳を取って感性が希薄になったのかしら?
否、そうじゃありませんね。

ウクライナ戦争、中東ガザの争い、その苦悩は、どちらも年の区切りなんて関係なく続きます。
翻って足元を見れば、獣たちの氾濫、日々の対応に年の区切りは関係ありません。
そんな事どもにずっと頭の中を占領されているからかも知れません。

でも、それじゃあいけませんね。
ちゃんと一年の締めくくりをして、新年の抱負も持つようじゃなくては。

仕事が一段落したら、少し心を静めて内省の時間を取りたいと思います。
その時は、ブログもお休みするかもです。

明日のパン焼き

明日はまたパン焼きの日です。
件の自粉食パンに沢山のご注文をいただき、明日は少しがんばらなくてはなりません。

それからもう一つ、スペルト小麦の精製粉を使って食パンをテストします。

この粉は、家で収穫したスペルト小麦を、いつもご紹介している製麺所にお願いして、製麺せずに粉の状態で納品してもらいました。

すでに南部小麦でも同じことをやっていて、これは自粉食パンの材料になっています。
今度はスペルト小麦でも試そうというわけです。

どんな仕上がりになるのか、大いに期待してはいるのですが、とにかく一度焼いて見ないことには分かりません。

スペルト小麦は、殻を剥くのが手間がかかりますが、それさえクリア出来れば普通小麦より作りやすい一面もあります。
何しろ風味は抜群ですから、スペルト小麦の粉を食工房の主力の原材料に出来ないものかと思案中です。

明日の結果が楽しみです。

パン焼きの最中、サルが来る

今日は、早朝3時から作業場に入り、パン生地の仕込みをしてお昼前には一部が焼き上がり、作業を続行していました。

開店時間になり、お客さまが見えて仰ることには、「高野にサルがいましたよ!」と。

何!というわけですぐにも駆け付けたいところですが、今日ばかリはそうは行きません。
そこですぐ近所の方に電話して、対応してくれるようお願いしました。

全く、サルの奴!こっちのスケジュールを知ってるのか!と思うくらい正確に木曜日とか土曜日を狙って来るのですね。
否、単なる偶然なのでしょうが、うまく出来過ぎです。
こちらが手が出せない時に限ってやって来るというこの間の悪さ!

仕事が一段落してから様子を見に行きましたが、途中近所の方が言うには、空き家になっている家の屋根に、家がつぶれそうなほど沢山サルが上っていたとか。

道端の柿の木の下は食い散らかしがいっぱいで、路面がオレンジ色になるほど。
サルは、本当に汚い喰い方をするのです。

それにしても、一昨日来て他へ行ったと思ったら二日後にまた戻って来るというのは、約束違反だろう!・・・と言っても通じないか・・・・。

とにかく、サルもかなり人馴れして来ています。
良くありません。

ここらで一度痛い目に合わせないと、どんどん調子に乗って来るのは目に見えています。
今日みたいに十分な対応が出来ないことがあると、サルはそれを学習して警戒レベルを下げます。

次は、もっと大胆に侵入して来るでしょう。
こちらとしては、待ち伏せして懲らしめるくらいの作戦を立てて臨まないことには、ほとんど勝ち目はありません。

いつまでもキリの無い対応をしていることを「いたちごっこ」とよく言いますが、それどころじゃありません、サルは本当に質が悪いです。

今日は、パンの出来も良かったし気分は上々のはずでしたが、サルのおかげで憂いが残りました。
明日は、どんな一日に・・・。

サル対応、鉄則

予想通り今日、サルの群れは川向の東向地区に現れました。

お昼頃、追い払い用の3連発爆音煙火の音が2回聞こえました。
ちょうどお昼休みにするところだったので、応援に駆け付けました。

行ってみると、まだ畑の端をサルの群れが裏手の山に向かって移動しているところでした。

数人の方が出て来てその様子を見ているところでしたが、私が車から降りて追い払いの支度を始めるとにわかに慌ただしく裏の山に向かって走り出し、林の中からボス猿と思しき威嚇の吠え声が聴こえ、激しく木を揺すっていました。

明らかにこちらを認識しているようです。
花火を用意して、歩いてサルの群れの方にどんどん近づいて行くと、少しずつ林の奥へと逃げて行くのですが、追った分だけ逃げて距離を保つのですね。
こちらのやることをもう見破っているのだと思います。

どうにか花火が届く距離まで近づいて何発か打つと、また少し距離が開くところまで後退し、木の上に登ってこちらを見ています。
彼らも、私が藪を漕いで木の上まで上って来ることは出来ないのを、とっくに見抜いています。
ただ花火が自分の方に向かって飛んで来て大きな音を立てるのが嫌なのです。
ま、限界はありますが、今のところこうやっていつも追い払うより他に方法はありません。

で、サルへの対応にはいくつかの鉄則があります。それは、全国あちこちの自治体などでも提唱喚起していて、良い例がいくつかありましたのでリンクを貼っておきます。
★「”集落みんなで取り組む” サル追い払いのポイント」米原市ホームページより
★「追い払い・誘因物対策のススメ」京都府ホームページより
是非ご覧になって、獣害対策の考え方の基本をご認識ください。
ついでと言っては何ですが、私の過去記事もご覧いただければ幸いです。
★「猿、続けて現れる」2017年8月31日の記事

さて、明日はまた営業モードに戻ります。
パンを焼きます。

お天気はちょっと微妙かも知れません。

皆さまのご来店、お待ちしております。

スパイス、香料の恐ろしい高騰

食工房にとって、欠かすことの出来ない原材料の一つと言うか複数ですが、それがスパイスと香料です。
香料はバニラオイル一つだけですが、スパイスは30種類以上にもなります。

ここ数年の間のことですが、これらの仕入れ価格が徐々に上昇していましたが、この一年くらいの間にさらに急上昇しました。
バニラオイルを例に取ると、業務用1㎏瓶が数年前は4000円台だったものが、一年前に8,000円に、そして今は10,000円超となりました。
スパイスも1.5~2倍を超える価格となっています。

他の材料に比べ大量に使用するものではありませんので、製品価格への影響はこれまで反映させずに済まして来ました。

ただし、カリーマサラのようにスパイスそのものが製品となっているものはそうも行かず、ただ今品切れ中ですが、再販時には大幅な値上げも止むを得ないかも知れません。

そしてその他の製品についても、これまでのように無視するわけにも行かず、原材料全般の値上がりも考慮した上で、来年には商品価格の値上げ改定をお願いすることになります。

どの程度の値上げになるかは、これから詳細を検討の上、最低限に止めたい所存ですので、その節はどうぞよろしくお願いいたします。

久しぶりだな、サルども!

この前サルが出たのが11/22でした。
そして12日ぶりに、今日またサルが出ました。

ご来店くださったお客さまが、こちらへ来る途中サルの群れを見かけたと仰るので、詳しく場所を伺ったところ高野圃場の周辺と分かりました。

直ぐに上の娘と一緒に花火を持って駆け付けました。
食工房旧店舗のあたりに数匹のサルの姿が見えましたので、早速追い払いにかかりました。

建物の屋根の上にも数匹上っていて、私たちの姿を認めると慌てて駆け下りて裏手の山に逃げ込みました。
それを、ロケット花火を発射しながら追って行くと、さらに裏手の国道を越えて奥の山へと移動して行きました。

今度は国道の方に回って、電線の上を渡って行くサルめがけてロケット花火を打ち、そこからさらに後ろの山に向かって追い込みました。
相当な数の群れで、多分50頭以上100頭近くもいたかも知れません。

一時至近距離まで追い付いた時、ボス猿が吠えて威嚇して来ましたが、もちろん吠え返してすかさず花火を打ちました。
結局、あちらこちらで叫び声を上げながら逃げて行く様子だったので、そこから先は引き返して来ました。

それがお昼頃の騒ぎでしたが、午後いらしたお客さまが、今度は隣接する本木地区で多数のサルが畑を荒らしているのを目撃したと教えてくれました。

つまり、私たちに追われたサルは、次にその地区に移動して行ったようです。
だいたい毎回お決まりのコースです。

今夜は本木地区の山の中で夜を明かし、明日は松坂地区に出没するでしょう。
そこで追い払われて東向地区へ、さらにそこでも追い払われて辰ヶ原地区へ、そして次は川隅地区へ、さらに寺内地区か須谷地区へ、そこから白子地区へ戻ってそしてまた高野地区にやって来るわけです。
一巡するのにだいたい10日以上かかるのですね。

しかし、追い払われながらも餌には全く困っていないようで、皆ツヤツヤとした毛並みで血色も良く丸々と太っています。

そして驚くのは、子ザルの数の多さです。
否、ものすごい勢いで増殖していますね。
こんな調子では、いずれ防ぎ切れなくなりそうです。

昨日、仕事が出来ると喜んだのも束の間、今日はサル対応で時間を取られてしまいました。

それで、不可能は分かっていて言うのですが、もし今日私が銃を持っていたら、ざっと想像しただけでも20頭は仕留められたと思います。
仮に、それだけ駆除したところで、焼け石に水みたいのものでしょうが。

さてさて、とんでもない一日でした。

明日と明後日は、食工房は定休日休業です。

クマがいなければ、仕事が出来る!

とりあえず、クマの出没は遠退いています。
イノシシも来ません。
サルも、来るとしても1週間から10日に一回くらいで、ここしばらく見ていません。

そんな状況ですから、周辺の見回りも簡略化しています。
その分、ちゃんと食工房の仕事をすることが出来ます。

昨日も今日も、朝から日の暮れまで順調に仕事をこなせたおかげで、クッキーやケーキなどの焼き菓子も充実して来ました。

いや、クマがいないというだけで、こんなに仕事が出来るんだ!と驚くと同時に、出来ることならクマの奴に損害賠償を請求したいものだと冗談を言っています。

これが本来でしょう。全く!
獣たちとの関係に何の緊張感も持たなくて良いとは言いませんが、今の状況は異常です。

安心して仕事や生活が営める環境は確保されるべきです。
それが何より最前提です。
いくら動物愛護が大事と言われても、そこは譲れません。