今日のパンも上出来

不安定要素の多い自家培養酵母を使いながら、世の中に出して販売に堪えるパンを焼くことは、とても難しいことです。

素人の独学で始めたこの仕事ですが、業界の知見にも何も触れることなく、試行錯誤だけでもうかれこれ40年以上パン生地に触り続けています。

正式に開業してからだと21年、この頃やっとパンの出来が安定して来たのかなという気がしています。
今までは、上出来の時もあれば、ちょっと外してしまって頭を抱えることも実はありました。

そして最近辿り着いた結論は、あらゆる要素を数値管理するということです。
温度、時間、重量、容積、pH、そしていろいろな場面での各種割合などを数値で把握し管理します。

タイマーと温度計、秤と計量カップ、スプーンは片時も手放せません。
でも考えて見れば、これは当たり前の事でした。

いつでも上出来が当たり前になるまで、まだまだ追及の余地があると思っています。

がんばります。

さてまた明日から

明日はいつものように、定休日明けの木曜日、パン焼きの日です。

仕込みは、ほぼ終わっています。
今夜9時頃に最後の酵母の調製をやって、すぐに寝床に入ります。

明日の朝は3時です。
少しでも早く寝付けるように、寝床は電気毛布で暖めておきます。

これはもう本当に助かっています。
文明はありがたいと、素直に電気の恩恵に感謝です。

明日も、おいしいパンを焼いて、また温かいコーヒーと試食品の焼き菓子なども用意して、皆さまのご来店をお待ちしております。

休日は、あっという間に終わる

やっぱりですね。
朝寝をしたせいもありますが、一日が短かったと感じます。

ま、それにしても、歳を取ると時間の経過を早く感じるようになるのは、要は体の動きが緩慢になって何をするにもゆっくりになるからでしょう。
もうそれは、私を含め誰の身の上にも降りかかる宿命ですから、割り切るしかありません。
今はこのくらいしか出来ないのだ、若い時のようには行かないのだと。

と言うことは、多くを成そうと思いさえしなければ、一日はゆっくりと過ぎて行くに違いありません。

そうは言っても、スピードを身上とする生き方をして来た私としては、ずい分ブレーキをかけて減速したつもりですが、まだまだ十分ではないのでしょうね。
もっともっと減速しないと。

と言うことは、何をするかそして何をしないか、よく選ばなくてはならないということですね。

あー、大変だ・・・。
今日は、もう寝ます。

寒い日が続きます

ここ数日、雪は止んでいますが、寒さはかえって厳しく感じます。
夜間の放射冷却によって、最低気温がマイナス5度以下となり、日中も日陰は氷が融けません。

麦畑の雪も堅雪になって安定していますから、多分一ヶ月先までも雪の下にいると思います。

とりあえず獣たちの被害もありませんので、一応安心して食工房の仕事に専念出来ています。
昨日と今日でクッキービスケット類を4品目焼くことが出来ました。

明日と明後日は定休日で休業ですが、除雪作業も一段落していますので、少し休めるかな・・・と思ったりしています。
と言っても、どこかに出かけるほどの時間はないので、家に居て音楽を聴いたりビデオを見たりするくらいでしょうか。

あと、忘れてはいけないのは、体を動かすこどですね。
少し時間をかけて体をほぐす体操をしようかなと思っています。

ま、いつものことですが、休日はあっという間に終わってしまいます。
それでも、リフレッシュで来ているので良しとしています。

今日は歳の神でした

毎年の今頃、歳の神という祭事があります。

本当は1月15日(小正月)の行事だそうですが、近頃のご姿勢では日曜日じゃないと人が集まれないというので、最寄りの日曜日に行われるのが通例となっています。

実は、一週間前の日曜日に予定されていたのですが、その数日前からの大雪、さらに当日も降雪が続いていましたので、一週間延期になり今日行われたという次第。

地面に太い竹又は木の柱を立て、その周りに稲藁や豆ガラあるいは茅などを縛り付けて円柱状の大きなご神体を作ります。
そこに、一年間お世話になった神社のお札や縁起物、役目の終わった正月飾りなどを収め、火を放って燃やし供養するというものです。

今日は夕方暗くなった頃を見計らって開始の宣言があり、区長のあいさつなどの後点火となりました。

この歳の神の火と煙に当たると、一年間の無病息災が約束されるとということになっています。
大変ありがたい神聖な火なのですね。

氷点下の寒さの下でしたが、顔が火照る熱さの中でたっぷりと煙を浴びて来ました。
これで一年間大丈夫!という気になるから不思議・・・。
明日からまた気持ちも新たにがんばれそうです。

自家産南部小麦の粉、終了

昨年の秋から自家産の南部小麦の粉を使って食パンを焼いて来ましたが、その粉を使い切ってしまい、本日のパン焼きが最後でした。

来週からは、元のように岩手県産の南部小麦と北海道産の春よ恋のミックス粉を使う定番に戻す予定ですが、その前に岩手県産の南部小麦のみで食パンをテストすることにしました。

多分その方が成績が良いのではないかと睨んでいますので、もしその通りの結果が出るようなら、今後地粉角食パンの中身を南部小麦の角食パンにするかも知れません。

とりあえず来週の木曜日は、岩手県産の南部小麦になります。

南部小麦は、風味が良いことと長時間発酵させても生地の腰が抜けないのが長所です。

そして、ただ今麦畑で眠っている「ゆめちから」が、今年の夏の収穫後どんな性質の小麦粉になるのかによっては、またもう一つ食工房のパン全体に変化がもたらされることになると思われます。

今後の展開を、どうぞお楽しみにしていてください。

久しぶりの日差し

心配だった停電もなく、また降雪もなく、順調にパン焼きがはかどりました。

日中から夕方にかけては日差しもあり、ほんとうに久しぶりにホッとする一日でした。

そのせいでしょうか、急に疲れを感じてパン焼きが終わった後の午後のひと時、横になったと思ったら1時間ほど爆睡していました。

その後配達に回って、それから後片付けをして、全て終わって上がったのが午後6時半頃だったでしょうか。
夕食食べて、お風呂入って、あとはもうイケませんね。
寝るだけです。

また明日、がんばります。
ではでは。

降雪期、停電の不安

今時、停電は滅多にないものと思っていましたが、雪国会津に来て暮らすようになってからですが、意外に停電は頻繁にあるものと認識が変わりました。
それも降雪期の冬に多いのですね。
この前の土曜日もそうでしたが、雪が原因となる例がほとんどです。
吹雪の夜など、まず頭に浮かぶのは停電です。

今日も日中でしたが、特に雪が降りしきっているわけでもなく風もないのに、突然停電になりました。
約一時間ほどして復旧しましたが、どの範囲が停電になっているのか調べに回っていると、電力会社の車が走っていくのを見かけました。
我が藤沢集落を重点的に調査していたようですが、何が原因だったか、私たちにはよく分かりませんでした。

こんな静穏な日に、前触れも無くプツンと停電になるのですから、明日またパン焼きですが、この前みたいに停電になったらどうしよう・・・と、どうしたって不安は拭えません。

業務用の機械設備の分までは無理としても、非常時の生活上の最低限の電源を確保しておくことは、この際考えて置くべきかも知れないと思いましたね。
以前、電気も電話も引けない山奥で生活していた時は、ソーラー発電とエンジン発電機の二本立てで、恒常的電源を確保していましたから、技術的アイディアは持っているのです。

フフフフ・・・、ひょっとするとまた楽しみが一つ増えたかも知れません。
危ない!危ない!

降り続く雪、除雪に明け暮れる毎日

mugi-labo

定点観測 2025.1.13


mugi-labo

電気柵本体も雪に埋もれています。
スイッチは切ってありますので、稼働はしていません。
バッテリーの充電維持だけしています。

豪雪になっています。
そして以前とは違って湿って重たい雪が大量に降るので、あちらこちらで樹木が折れたり倒れたりする被害が続出しています。

我が家の敷地内でも、幹が中ほどから折れてしまった杉の木が一本あります。
屋根に乗っている雪の重量も相当なものになりますから、軒が折れないかと心配になるほどです。

ここ数日、日中に時間がある時は、その時間を全て除雪に充てています。
大方、機械力に頼る状況ではありますが、それでも狭いすき間や建物の角や際など、はスコップを手に人力でやる以外方法がありません。

今日も、冷たいみぞれ交じりの雪に濡れながらも、作業中は大汗をかいて体はカッカと火照る状態でした。
まだここしばらくは、この雪と付き合わなくてはならないようです。

融ければただの水なのですが、これが氷って雪になると手強いのですね。
一方、積雪は天然の貯水槽とも呼ばれて貴重な水資源ですし、私も利用している雪室の冷媒としても役立っていますから、まあ恨み言を言う気はありません。

麦畑も、現在1mを優に超える積雪に埋もれています。
まあ、当分の間、雪の下になっていることでしょうから、一安心というところです。

さて、これからしばらくの間、営業も雪との戦いです。
店に来ていただくことも、こちらから配達に出かけることも、宅配便出荷も、いずれも皆大変!

と言って休んでいるわけには行きませんから、ま、ま、泣き言は言いません。
がんばります!

ワインケーキの扱いについて

今回、ワインケーキを予約販売品から外して他の商品と一緒に購入出来るようにしたのですが、これがいろいろ問題があることが判明しましたので、当初発売した時と同様の予約商品に戻しました。

ワインケーキは、焼き上げ後すぐにパッケージして冷凍保存し、出荷の際もクール便(冷凍)で出荷します。
賞味期限も、その条件を前提に設定していましたので、他の商品と一緒に通常便で出荷すると、冷凍状態が保てず既定の賞味期間を保証出来なくなります。

冬期限定の計らいならいいかと考えたのですが、賞味期間1.5ヶ月が過ぎる頃には暖かくなっている可能性もありますから、これは私の考えが足りなかったということで、謹んでおわびを申し上げます。

ワインケーキは、以前同様に予約商品として単独でご購入いただく形になりますことを、改めてお知らせ申し上げる次第です。