麦の収穫が続いています

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会津で収穫されるデュラム小麦
日本国内でも数例しかない中の一つとして、貴重な存在です。


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トラクターの後ろに装着されたキャリア
荷台を設置するまで下ろせるので、荷物の積み下ろしが容易。


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エアコン装備のキャビン
暑い夏、土埃の舞う圃場の耕うん作業も楽になります。
高齢者には、大きな福音です。

麦の収穫を続けています。

今年は、収穫期になってから晴天が続いていますので、作業のしやすさという点では大変助かっています。

コンバインも支障なく稼働していますし、新しいトラクターにはリアキャリアを装着して運搬車として重宝しています。

加えてエアコン装備のキャビン仕様は、炎天下の作業中避難所的役割も果たします。

ありがたいことです。

今日は、デュラム小麦の収穫を行いました。
面積は極少なく、生育も見た目が良くなさそうでしたが、予想に反して豊作で品質も上々でした。
ただ、丈が伸び過ぎて倒伏していたため、コンバイン作業は娘2人に補助してもらいながら、やっとのことで終わらせることが出来ました。

そしていよいよ明日からは、激しく倒伏しているライ麦の収穫に取りかかります。
丸2日間あればなんとかなると思っていますが、どうなることでしょう。

今日の作業でも、あまりの暑さに負けて、2時間ほど作業を中断し日陰で休憩を余儀なくされましたから・・・。


獣害対策

この個体は、昨年あたりから度々捉えられています。
私と娘2人が付けたコードネームは「コロッケ」。

獣害対策

消防屯所向かい、墓地入口を登って行くクマ

さて一方、昨日の夜、近所の住宅の物置にクマが侵入し、保管してあった米ぬかの袋が引っ張り出され荒らされました。

このクマの姿を、2ヶ所のトレイルカメラが捉えており、時間と行動の関係を推測しているところです。

いよいよ駆除申請を出すことになりますが、担当部署は駆除に消極的のようだと話が伝わって来ています。

実際どうなるか分かりませんが、状況は大変危険な段階に来ていますので、近所の方々や区長さんとも情報共有して、警戒を怠ることのないよう申し合わせています。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.83 2025年4月号をご覧いただけます。

IIDE


★馬路村の柚子ジャムと柚子マーマレードが買えるようになりました。

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キャッシュレス、確実に普及しています

キャッシュレス決済に対応するようになって一年と3ヶ月ほどになりますが、キャッシュレス決済を利用する人の割合は、確実に増えて来ています。

尤も、今のところは現金決済の人の割合の方がまだ多い状況ではありますが、いずれキャッシュレス決済と逆転するのは時間の問題だと思います。

一方、私自身のことを申し上げると、私もこの一年くらいの間にほとんどキャッシュレス決済になってしまいました。
街で買い物をする時は、今やすべてスマホのアプリで決済しています。
たまに現金を使用するのは、自動販売機で飲み物を買う時くらいです。

多分、私くらいの年代の方々も、多くがスマホ決済を利用しているのではないかと思います。
この前、スーパーマーケットで買い物をした時、有人のレジは2つのみで無人のセルフレジが10基以上設置されていて、それを利用している人は高齢の方も含めてほとんどがスマホ決済でした。

これを見ると、ものすごく大きな人員削減、省力化が実現しているのだなと、妙に感心してしまいます。

ま、現金は最後まで残ることは間違いありませんが、購買行動の大半は現金を使わないで成立する時代になったのだなと実感する私です。

とうとうこんなことに

すでに全国ニュースになっていますので、多くの方がご存じの事と思います。
岩手県北上市で、住宅に居た81歳の女性がクマに襲われて死亡するという事件がありました。
この地域では、最近4日連続で家屋や小屋にクマが侵入し、米を食べるなどの被害が確認されていたそうです。

このニュースの第一報を聞いた時、私の頭にとっさに浮かんだのは、とうとうこんなことになった!ということでした。

私は、以前から申し上げて来たと思います。
クマに限らず、野生動物たちは、もはや人を恐れなくなりつつあり、それは何も特別な個体に限られる話ではないということ。
人類が、この何千年、否何万年かけて築き上げた動物たちに対する優位性が、この数十年で脆くも崩壊しつつあるということです。

この事実に気づいている有識者は、実は数えるほどしかおらず、大方の専門家と呼ばれる人たちは、全く見当外れのウソばかり言っていると、私などは以前から業を煮やしています。

今回の事件を客観的に見て見ましょう。

昔、クマは山の中に居るものと決まっていました。
人を襲うことは、ごく稀な出来事でした。

それが近年、山の中で度々人が襲われるようになりました。
そんな危険な山に行かなければいいという意見もありましたが、今度はクマが人里に出て来るようになりました。

外にいる時は、早朝、夕方を避け、クマ除けの鈴などを持つようにと注意喚起が頻繁になりました。
しかし今度は、家の中にクマが侵入して来る事態となり、そうなってはもうおしまいです。

件の北上市では、クマ避けのための避難所を開設したそうです。

否、何かが違っています。
そんな方法で、クマの脅威から身を護ることは出来ません。

避難した人たちが本当に安心して家に戻れる日は、実は来ないのではないでしょうか。
当該クマが駆除されたとしても、他のクマたちももはや人を恐れず人のいる空間に遠慮なく侵入して来る可能性は、限りなく大きいからです。

私が以前から申し上げている通り、ここは戦うしかないのです。
クマに危害を加えることを良しとしないのは結構ですが、こちらに危害が及んでいる以上、ある程度危害を加えるつもりで対処しない限り、向こうが遠慮する理由は元々ないのだということを理解しなくてはいけません。

人が再び卓越した狩猟者になることがあり得るのか、それは分かりませんが、野生動物たちに脅かされることから逃れたいと思うなら、その道を取り戻すより他ないと思う私です。

局面は、もうすでに末期的です。
対応に行き詰まり苦慮を重ねる人々の姿が、私には見えています。

猛暑が続きます

今年は、梅雨だと言いながらその割に雨は少なく、気温は連日30℃超の猛暑、もう夏がやって来たと言っても過言ではありませんね。

麦刈りなど外での作業は、日除けの帽子着用、水分補給、休憩はかならず日陰でなど、留意すべき項目が多々あります。
油断していると、熱中症はすぐ隣に・・・と言う感じです。
まあでも、昨日も今日も大丈夫ではありました。

今日までに、全体の半分くらいは刈り終えましたので、あとは手強いライ麦の収穫まで数日、明日から週末までは切り替えてパン屋の仕事に注力します。
パン屋の仕事が順調でなかったら、何のために麦をつくっているのか分からなくなりますからね。

明日も、おいしいパンを焼きます。
そして皆さまのご来店をお待ちしております。
店頭にて、麦の原穀もお見せします。

ゆめちから、収穫

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ゆめちから 近影
長いノゲを持つ特徴的な姿をしています。


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中島第13圃場 ゆめちから収穫
この圃場は、面積が10aを少し超えています。


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今年は、コンバインも調子良く稼働しています。

国産小麦でありながら、超強力粉を製粉可能な品種「ゆめちから」を、初めて収穫しました。

麦刈りとクマ出没

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コンバインが順調に稼働してくれました。

★後ろから麦わらを細かく刻んで排出する機構が上手く作動することが分かりました。

今日は朝から麦刈りを予定していました。
食工房でお客さまをお迎えするための準備だけして、後はカミさんに任せ、圃場に出ました。

南部小麦の残りの部分を刈って一段落したのがお昼前ということで、そこで一旦休憩となりました。

午後、ゆめちからを刈る予定でしたが、若干早いと判断してもう一日か二日様子を見ることにしました。

代わって、ライ小麦の試験栽培区をバインダーで刈り取って稲架かけしようということになったのですが、肝心のバインダーが燃料ホースの破損その他で動かず、急遽修理対応となりました。
業者さんは全て休業ですから、ホームセンターで代わりに何りそうな部品を探して見つけ、取り敢えず仮ですが動かせるようにはなりました。

と、それは良かったのですが、朝一番にカメラをチェックした際、二ヶ所でクマ出没が捉えられており、しかもこれまでで一番住居に近い地点だったので、近所の方々にお知らせしたりで、にわかに緊張感が走りました。

今回は、同一個体が時間を追って移動して行った様子が分かるものでしたので、今後家の周りを特に警戒しなくてはならないと思っています。
全く憂鬱です。

クマは、いなくていいです!

写真の一枚も撮れば良かったのですが

本日は、予定通りに、早朝からお昼過ぎまでパン焼き仕事、午後からまず麦刈りのための準備に取りかかりました。

倉庫の中を片付けて乾燥機を使えるように、また籾摺り機もセットするのでトラクターを外に出し、床の掃除もしました。
他にもいろいろやることがあって、すっかり準備が整ったのは午後4時過ぎでした。

それからやっと畑に入れることに・・・。
コンバインを移動して、刈り始めたのは午後5時過ぎのことでした。

今は日が長くて午後7時過ぎまで作業が出来ますので、今日は畑2枚を刈り終えることが出来ました。
今日の作業は、南部小麦の圃場でしたが、とりあえず200kg弱を回収して乾燥機に入れました。

明日残りの一枚を刈って、今日の分と一緒にして仕上げます。
乾燥の後は、籾摺り機でクリーニングをし、グレーダーで選別して品質を上げます。

そうしている間にも、次の圃場の麦刈りをしなければなりません。
次は、ゆめちからになると思います。

とまあ、写真の一枚も撮れば良かったのですが、今日はもう無我夢中でそんな余裕はありませんでした。
明日は、作業を始める前に何枚か写真を撮ろうと思います。
後々、貴重な記録になることは間違いありませんので。

あぁ、今日はもうくたびれ過ぎです。
まだ頭がカッカ!としてますが、横になったら気絶したように眠れそうです。
ではでは。

明日から麦刈り

明日から数日間、晴天が続くようです。

一方、麦の登熟が、この数日の間に急進行しました。

いよいよ、明日から麦刈りです。

度重なる雨のせいで、品質は今一のところもありますが、良いところは良いので選別しながら収穫します。
悪いところは、きっぱりあきらめて外します。

あとは、機械が順調に動くことだけを祈ります。
多分大丈夫だと思ってはいますが、何があるか分からないのが現実なので、しっかり心の準備はして臨みます。

明日は、まず早朝からお昼過ぎまでパン焼き作業をします。

お客さまをお迎えする準備が出来たら、店はカミさんに任せて、私は麦畑に出動です。

どんなことになりますか・・・。
無事に収穫作業が進むことを願っています。

野生動物に対する正しい感覚は、これですよ!

以前から、宮崎学という名の野生動物写真家を知っていました。
彼の野生に対する感覚と言うか受け止め方には大いに共感するところがあり、著作も幾つか購入しています。
ネット上の発信もたびたびウオッチしています。

そして今日、つい4日前に発信されたコンテンツに出合い視聴しました。
その内容が、とても分かりやすくまた示唆に富む内容でしたので、皆さまと共有したいと考えご紹介する次第です。
まずは、ご覧ください。

空を見上げています

ここ数日、雨がちです。

麦が登熟している今頃、少しは雨も必要ですが、どちらかと言えば晴れて乾いた方が良いのです。

今年は、5月に雨の日が多く、麦は草丈をグングン伸ばして見た目はとても旺盛に育ちました。
しかし穂が出て実が入って来ると、穂の重さに負けて倒れ始めました。

強い風や雨に遭って、背の高いライ麦はとてもひどい状態です。
ライ麦よりずっと背の低い南部小麦でも、一部が倒れています。

土が肥えていて旺盛に育つのは良いことで豊作を見込めますが、倒れてしまうと場合によっては収穫が台無しになってしまいます。
元水田で水はけが悪い条件ですから、そもそも難しいと言えば難しい・・・。

で、あと数日すると、晴れ基調のお天気が続くようです。
多分そこで一気に収穫期を迎えることになると思います。

何もかもがいっぺんに始まって、大忙しになりそうです。
場合によっては、パン焼きを休まなくてはならないかも知れません。
臨機応変は、農業の基本ですから。

さてさて、明日はまたパン焼きの木曜日です。

明日はお天気も雨模様ということで、外を気にしても仕方がないですから、しっかり集中してパンを焼きます。

麦とパンが、どのように繋がっているか、それを知っているからこそ出来るパンがあると思っています。