月別アーカイブ: 2013年11月

シュトレン、製造中です。

シュトレン

表面をバターと砂糖で固めるのは、日持ちを良くするための仕かけです。
また、よい香りを閉じ込めておく役割も果たしています。

ドイツのクリスマスのお菓子として有名なシュトレン、元々は新鮮な果物類が無くなる冬の間の保存食として、ドライフルーツやナッツを沢山入れて焼いたパンなのですね。

シュトレン(Stollen)とは、ドイツ語で「坑道・地下道」と言う意味です。
中にマジパン(粉アーモンドと砂糖でつくった固まり)を入れるスタイルのものがありますが、山の中に金の鉱脈が埋まっているイメージなんだとか・・・!?
また、真っ白な粉砂糖で化粧された外観を、幼子イエスを包む産着に見立てることもあるのですね。

食工房のシュトレンは、マジパンの鉱脈入りではありませんが、粗く砕いたミックスナッツを散りばめてあります。
そして真っ白な外観は、やはり幼子イエスのおくるみのイメージですね。

あと、ドライフルーツを長期間ラム酒に漬けておくやり方もあるようですが、特にそうしなくてはならないわけではありません。
食工房のは、少量のラム酒とバニラオイルを混ぜたものを振りかけて、一晩置いて香りづけするくらいにしています。

それから大切なのがシュトレンスパイスと言われる、定番レシピのミックススパイスです。
これは、ドイツのパン職人さんのレシピをいただいて、食工房流にアレンジして使用しています。

最後にもう一つ、表面をバターと砂糖で固めてあるのは、ちゃんとした訳があります。
そうです。長持ちさせるための仕掛けですね。
中が乾いてしまわないように。
香りが逃げないように。
そして時間と共に、ドライフルーツの中の水分が浸み出して、全体がしっとりとした食感になるのです。
味と香りもよく馴染んで、何だかうっとりする様な素晴らしい風味になります。

さてさて、食工房のシュトレン、今年はバターの入荷が思いの外順調で、ご注文さえいただければ、まだまだ対応可能です。
どうぞどうぞ、よろしくお願いいたします。
皆さまからのご用命、心よりお待ちしております。

ただ今、食工房オンラインストア SHOKUKO STORE にて、直接ご購入いただけます。(クレジットカード決済可)

かぼちゃの気持ち

かぼちゃって、何と言ったら良いのでしょう・・・。
安く見られているって言うのか、ちよっとバカにされているって言うのか、どうがんばっても高級食材の仲間入りはさせてもらえないのですね。

「かぼちゃの煮物・・・?オレは食わねえゾ!」ってな具合に隅に追いやられているんでしょうか。
いい食材だと思うんですがねぇ・・・。
今一つ地位の上がらないかぼちゃの気持ちを想って造ったのが、実は「かぼちゃあんぱん」だったというわけです。

「ええっ・・・かぼちゃの・・・あんぱん・・・?」
まあ、そう訝らないでください。

一度でも召し上がった方は、ご存じですね。
中に入っているあんこは、かぼちゃであってかぼちゃでない、でも、かぼちゃでなくては出来ない風味と食感、バターとミルクとスパイスがこれほど上手く溶け合う例を他に知りません。
そして包むパン生地も、バターとミルクで練っていますから、これも上手くはまっているのですね。

さあ、ここまで聞いてなお敬遠する人は、よほどのかぼちゃ嫌いということでしょうか。
まあ・・・、無理強いはいたしません、決して。
でも、かぼちゃの気持ち、分かって欲しいです。

かぼちゃあんぱん

かぼちゃあんぱん 1個 200円

雪です

先日(21日)、すでに一度降雪を見ていますが、今日夕方から降り始めた雪は、明日の朝までにそこそこの積雪になりそうです。
除雪車の初出動となるでしょうか。
夜になって、寒さも増して来たようです。

今日の食工房は、いつも通りにパン焼きでした。
冷たい雨が降りしきる寒々とした外の景色を眺めながら、暖かい作業場で薄いシャツ一枚で仕事をしていると、何だか申し訳ないような気分でした。

でも、おかげさまでパンの出来は上々。
パン生地は、温度が何より大事な要件ですから。
今日は出荷も沢山あって、ずっと忙しく過ごしましたが、やっと終わって一息・・・。

明日は、スコーンです。
作業場は、暖かくありません。

寒暖の差が・・・、もうたまりません!
鍛えられますよ。

ではでは、また明日。

束の間の晴れ

小春日和

小春日和と言うには、ちょっと空気が冷たい・・・、でもとても穏やかな快晴でした。

今日は、午後からぽっかりと晴れ間が広がり、風も止んで穏やかな快晴となりました。
こんなお天気が二三日続いて欲しい・・・と思うところですが、明日の午後にはみぞれから雪に変わる予報です。
この束の間の晴れを活かす術ももなく、コーヒー焙煎に時間を費やしていました。

終わって、まだいくらか明るさの残る空の下、車のタイヤの交換作業をやりました。
新品のスタッドレスタイヤを用意しているのに、取り付けないまま雪を迎えるのでは、全く笑い話にもなりませんからね。
エアコンプレッサー、ゲージ付エアチャージャー、インパクトレンチ、そしてフロアジャッキ、道具が揃っていたおかげで20分ほどで終了。
本当は、雪囲いも仕上げたかったのですが、そうも行きませんでした。

明日は、またパン焼きです。

おかげさまで、このところご注文が増えています。
皆さまのご愛顧を励みに、明日も張り切ってパンを焼きます。

それから、panda の編集も・・・でした。
もう、すぐに月末がやって来ます。

最後に一言

どうもこうも、この国の行く末が思いやられます。
昨年、衆議院議員選挙の結果を見て、「これから先は何も申し上げることが無くなる。」と申し上げましたが、今日は、まさに最後の一言になるかも知れません。
そもそもここまで来る前に、他にも道はあったのですし、それを選ばなかったのが私たちの社会ですから、今さらどうにもなりません。
民主主義とは、場合によっては封建社会や独裁政治よりも、はるかに手に負えない代物だということに、もっと早くから気が付いているべきでした。

さて・・・、これから未来のために何が出来るか・・・。
よく考えて、命と時間を無駄にしないように、私は私に出来ることをしようと思います。
こんな音楽でも聴きながら・・・。

海

「海の蒼さはなぜに ~イネスとジョアンナに捧ぐ~」

明日からしばらくお天気が・・・

どうやら、先日の晴れ間が最後だったような・・・、そんな雲行きになって来ました。
この一週間は、雨と雪で過ぎて行きそうです。

まあ、雪囲いの方は、難しいところは完了していますから、少々雪が積もったくらいではどうということはありません。
畑も、大体片付いているし、あとは家の周りのゴミや出しっ放しの道具などを取り込むくらいでしょうか。
いざとなったら合羽を着てやれば、すぐに終わるでしょう。

それにしてもこの季節にいつも思うこと、それは、パン屋の仕事場は暖かくていいな!ということです。
外でお仕事されている方には、本当に申し訳なく思うくらい・・・。
薄いシャツ一枚で仕事していますから。

でも、健康のために、毎朝外に出てジョギングしています。
どんなに寒くても、汗をかくくらいの運動をしています。

そのおかげでしょうか、温度差には強くなりましたね。
そして思い出す限り、還暦過ぎた今の方が、若い時より寒さにも強くなったし健康だという感じがしています。
尤も、体力には限界がありますけど、それは仕方ありませんね。

さて、食工房は明日と明後日は定休日です。
お間違えなきよう、お願いいたします。

あぁ、疲れた!

おかげさまで、今日も忙しく働き詰めました。
ご来店のお客さまも、三々五々。
今日は、本当はシュトレンの予定でしたが、うっかり原材料の一部を在庫切れさせてしまったため大穴が開き、急きょ品切れ中のクッキーを3種類焼いて、さらに明日の仕込みもしました。

一方で、今年は店頭にシュトレンを求めてご来店くださる方が相次いでいます。
食工房のシュトレンも、大分認知度が上がって来たのかな・・・と、喜んでいるところです。
ご予約分の他に、こうして店頭即売もありますから、熟成済みのシュトレンは早くも減り始めています。

尤も、まだこれからどんどん造りますから、品不足になることはないと思っていますが、12月も半ば過ぎになると、場合によっては間に合わなくてお断りすることもあり得ますので、ご注文はお早目に!

そんなこんなで、今日はもう疲れました。
明日も、店頭コーヒーサービスとシュトレンの試食の用意をして、皆さまのご来店をお待ちしております。

とりあえず一安心

雪囲いのお話しです。

先日ガスボンベの設置が完了したので、家の裏手(北側)の雪囲いを、今日閉じました。
これで、とりあえず一安心。
一度や二度大雪が降っても大丈夫です。

もうあと二ヶ所は、骨組みが出来上がっていますので、完成済みのパネルを取り付けたりトタン板を打ち付ければOK。
そんなに大変な工程ではありません。

今日明日まあまあのお天気で、そのあとは崩れ模様、さらに週末にかけて雪の予報も出ています。
12月に入れば、いつ大雪が降っても不思議はありませんから・・・。
さあ!いよいよ冬本番です。

でも不思議なことですが、こうして冬に対する覚悟が出来ると、想いはすでに春に向かっています。
だって、木々の枝には、来春に備えてすでに硬い冬芽が付いています。
母熊のお腹には、小さな命が宿っていて、冬の間に生まれてくるのですからね。

この冬を越えて春にまた元気良く飛び出せるかどうか、それは冬を迎える今頃の実感が教えてくれるんじゃないかな・・・。
また雪と格闘するのを、半分楽しみにしている私です。

今朝の飯豊山、真っ白でした。

ちなみに、今日は末娘の誕生日でした。
家の畑の野菜と魚介で鍋をして、腹いっぱい食べました。
豊か!豊か!
一生の記憶に残る、その誕生日のお話しは<こちら>をご覧ください。

麦畑通信・131122

ライ麦

右側の二列ずつ筋状に見えるのがライ麦です。
左隣は、菜種だそうです。さらに左には、小麦も蒔いてあるそうで、交雑がちよっと心配。

ライ麦

きれいに筋蒔きしてあるから作物と分かりますが、一見、畑の雑草のメヒシバなどと変わらぬ姿。

ちょっと間が開いてしまいましたが、その間に麦踏みも終わり、雪も降りました。
今日、思い立って、千咲原地区の農家さんにお願いしているライ麦の圃場を見に行きました。

昨日の雪はすでに融けており、越冬に備えて体型が低くなったライ麦が、たくましく育っていました。
種蒔きが遅かったせいで生育が遅れていますが、そこそこ収穫にはなると思います。

一方、沼ノ平の農家さんも遅まきながらライ麦を蒔いてもらいましたので、発芽の様子など見に行きたかったのですが、忙しくしているうちに雪が降ってしまいました。
ひょっとするとまだ見られるかもしれないのですが、何しろあちらは標高が高いので、もう雪の下かも知れません。

これから春まで、小麦もライ麦も長い眠りにつきます。
来春の雪融けの頃から、またご報告に及びます。


ふくしまオーガニックフェスタ2013

明日23日、郡山市内のビッグパレットふくしまを会場に開催されます。
先日申し上げましたように、食工房は出店しませんが、百姓市の仲間たちが出店していますので、お時間のある方はどうぞご来場ください。
詳しいご案内は<こちら>をご参照ください。

雪になりました。

雪

今シーズンは、木々の葉が落ち切らないうちに、上に雪が乗るように降りました。
最近には見たことがありません。

昨夜来の雨は、明け方には雪に変わっていました。
屋根の上には、8cmくらい積もっていたでしょうか。

今日は一日中、降ったり止んだり。
午前中は雪で、午後はみぞれまじりの雨。
夕方配達に出る頃には、道路の雪は消えていました。

この後、融けて消えかかった頃にまた降って、そんなことを繰り返しているうちに根雪になるのですね。
あるいは、ある日突然ドカッと降って、それきり春まで地面が見えなかった年もありましたが・・・。
「冬将軍さん、どうぞ雪囲いが出来てからにしてくださいね。」
天に向かって、両手を合わせる私です。

今日は、こんなお天気のせいか、ご来店は少なく静かな一日でした。
実は今日、忙しくて出来なかったのですが、店頭コーヒーサービスとシュトレンの試食を予定していました。

明日はきっと!やります。
お楽しみに。