野生のクルミ

福島県を含む南東北の一帯は、クルミが自生しています。

このクルミという植物、狭い日本の中にあってもどこにでもあるというものではありません。
意外に狭い緯度帯(気候帯)しか適応出来ない植物なのですね。
しかも生息は水辺に限られます。
その点、会津は絶好の環境らしく、ほとんどどこにでも自生しています。

で、この季節、大きくなったクルミの実が木の上からぽたぽたと落ちて来ます。
上の娘は、少しでも時間を見つけてはクルミ拾いをしています。
クルミは、一斉に落ちるのではありませんので、コツコツと暇を見つけながら集めることが出来ます。
いつの間にやら、バケツに何杯ものクルミが集まっていました。

これの外皮と果肉を腐らせて取り去り水洗いして乾かせば、かたい殻に入ったクルミを得ることが出来ます。
そして今度は、その殻を割って中身を取り出すのですね。
以前、このブログでも記事にしています。<参照>

それで最近分かったことなのですが、このあたりには食用に利用出来るものとして、オニクルミとヒメクルミの二種類があり、ヒメクルミの方が殻の中の中身を取り出しやすいのですね。
オニクルミより若干小ぶりですが、味はオニクルミと変わりありません。
そこで娘は、最近ではヒメクルミを優先的に拾い集めています。

こうして集めたクルミは、みのりのパンやくるみびすけっと、森のパン屋のビスケットなどの素材として利用します。
何と言っても、輸入物の菓子クルミよりも濃厚な味わいがあります。

営業再開したら、早速にもこのクルミを使ってパンやビスケットなどを焼きます。
あぁ、早くパンを焼きたい!

今日も、建築作業が進んでいます。