ラード入り食パン

ラード入り食パン

小ぶりの食パン型に2山にしてみました。
1山で通常の1斤の70%くらいのボリュームになります。


ラード入り食パン

切り口です。
脂肪分が入ると、生地の伸びが良くなります。
しかも、時間が経っても硬くなりにくい。

生地にラードを入れた食パンを焼いてみました。
中身的には、飯豊山食パンと同じで小麦全粒粉を10%混入しています。

そしてそこに今回は、思い切って粉量の10%のラード(重量比)を練り込みました。
思い切ってと言っても、それほど多いわけではありません。
食パン生地としては普通だと思います。
これまでの試作では5%以内でしたから、思い切ってと申し上げたわけです。

しかしこれがとても良かったので、ご報告に及ぶ次第です。
まず一番に触れたいのは、風味です。

ラードに対する悪い印象を完全に払拭してくれる素晴らしい香ばしさに驚かされました。
皮の部分の食感と風味が特筆ものです。

そして中身ももっちりしっとりで、脂肪分を添加しない食工房定番の食パンでは、悔しいけど出せない食感が得られています。
このあたりで、そろそろ定番化を考えてもいいのではないかと思える出来でした。

試食品がまだ残っていますので、明日ご来店いただければ、召し上がっていただけます。
明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。