明日もシュトレンを

シュトレン

表面を、バターと砂糖で固めることによって、保存性を良くしよい香りを閉じ込めておくことが出来ます。

明日もシュトレンを焼きます。

都合3日間かけてつくるシュトレンですから、ここしばらくの間、他の物を製造することが出来ません。
クッキー類は、ほぼ全滅状態です。
どうぞ悪しからずご了承ください。

ところで、そのシュトレンが何かと話題になるこの時期、このブログの中の記事「シュトレンを子どもに食べさせても大丈夫か、との疑問」に多くのアクセスがあります。
当該記事を読んでいただければお分かりになることですが、シュトレンの原材料の中にラム酒漬けしたドライフルーツを沢山入れることから、子どもに食べさせても大丈夫?との疑問が湧いているようです。

まずたいていの場合、高温で焼かれる焼き菓子の中に、揮発しやすいアルコールが残っいてることはありません。
それに、食工房のシュトレンもそうですが、ドライフルーツをラム酒漬けする手法が必ずしも定番と言うわけではありません。

食工房では、焼く前の日に下準備をする際、水洗いして少し水分を含ませたドライフルーツに、ラム酒とバニラオイルを混ぜたものを少量振りかけて一晩馴染ませて香り付けをする程度にしています。
食べてみていただければすぐにお分かりになりますが、とてもいい香りがしています。

これは何もラム酒だけが利いているのではなく、ミックスシュトレンスパイスやバニラオイルの香り、また文旦ピールの柑橘系の香り、レーズンの甘い香り、そしてそこにかすかにラム酒の香りが混ざって、絶妙にバランスして醸し出されたいくつもの香りのハーモニーです。

シュトレンには、そのお店ごとにこだわりと特徴のある香り付けがなされます。
食工房のシュトレンは、食工房だけの香りと味わいを備えています。
お気に召していただければ幸いです。

この時期、いつでも試食していただけますので、ご来店の際はどうぞご遠慮なくお召し上がりください。
もちろん、お子さまもご一緒に。