コロナとは長い付き合いに

緊急事態宣言が、一ヶ月程度延長されるようです。

そのことと直接関係はありませんが、私は、今回のこのコロナウイルスの性質からして、まだまだこの先二年なり三年あるいはそれ以上の間の長い付き合いになるのではないかと思っています。

と言うのは、今回の新型コロナウイルスは、感染してから発症するまでの潜伏期間が長く、そしてすでに発症の二三日前からウイルの放出により他者に感染させるリスクが高まるという、大変厄介な性質を持っていることが確認されたからです。
このことは、全く自覚のない感染者が無防備に動き回り、同じく無防備な未感染者に移してしまう可能性が高いということです。

また、感染しながら無症状あるいは軽症の人が多いものの、突然重症化する例があり、しかも重症化すると病状の進行が恐ろしく速く、入院期間も長くなるというのがもう一つの特長です。
何が重症化の引き金になるのか、それも今一つ分かっていません。

すでに市中には、潜在的な感染者が相当数いる可能性があります。
人との接触を自粛している間は、感染はある程度抑えられていると思いますが、制限を取り払えば待っていたとばかりにまた感染が増えるかも知れません。
そして感染した人の中から、ある程度の数重症になる人も出て来ます。

今後、緩めては増え、締めては減り、また緩めて増えるの繰り返しになる可能性があります。
感染爆発する可能性も、まだ完全には消えていません。

それからもう一つ、免疫の持続性がどの程度あるのか、これもまだ不明です。
例えばはしかのように、一度感染すればその後一生免疫が持続するものもあれば、インフルエンザのように一年のうちにほぼ失活してしまうものもあります。
今回の新型コロナウイルスがどのようなタイプなのか、解明が待たれます。

それから、ウイルスの当然の性質として変異があります。
もうすでに2000種以上の変異株が生じているそうですから、感染により一旦獲得した免疫が効かないタイプが出て来る可能性もあります。

この感染症とは、今後もずっと先まで長い付き合いが続くのではないかと、私は思っています。
感染症で死ぬなんて、昔の話し・・・ではなかったのです。
本当は、過去から現在までそして未来にかけても、感染症は常に人類への脅威です。
それは、ほんのこの三四ヶ月の間の世界の様子を思い出して見れば、誰でもお分かりになることです。

もはや世界は変わってしまったと思えますから。
ポストコロナの世界は、以前とは違う世界にならざるを得ないでしょう。
否、我々の社会、世界が、変容を遂げるまで、ウイルスは何度でも我々に挑んで来るでしょうから。

ではその変容とはどのように・・・?答えはまだ誰も見つけていないのではないか、社会、世界全体の問題のようでもあり、一方我々一人一人の内的な問題でもあるように思える私です。

2 thoughts on “コロナとは長い付き合いに

  1. 食工房

    arz2beeさん、コメントいただきありがとうございます。
    医療者なみにきちんと理解・・・と、医療従事者であられるarz2beeさんからのお褒めのお言葉、恐れ入ります。
    医療従事者の皆さまや専門家の皆さまが、まさに命を削ってこの感染症と戦っておられる時に、素人の私たちも少しくらいは勉強して、説明されたことの本質を理解出来る程度ではありたいと思っているのです。
    そして感染防護の上で市民の私たちが果たすべき役割を、確実に果たしたいと思っています。

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  2. arz2bee

    医療者並みにきちんと理解しておられますね。長い戦いになる、元通りにはならないには、私も同感です。どのような変容かは誰にも予測は困難ですが、誰もが考えておかないと思います。

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