春への動き

寒い日が続いていても、意外なところで春に向かう動きを感じられることがあります。

今日、上の娘が言いました。
「白菜が、春の味になって来たね。」と。

どういうことかと言うと、秋に収穫して保存してある白菜を冬の間中食べ続けているわけですが、これまで変わらなかった味に変化が起こったということなのです。

土から切り離されていても、白菜は実は生きているわけで、春が近づくと残っている養分を使ってとう立ちの準備を始めるのですね。
仕込まれていたタイムスイッチがオンになる瞬間がやって来たというわけです。

これを境に、保存期間は終わりに近づいて行きます。
多分食べ切れないうちに、最期は畑に持って行って土に返すことになるはずです。

大根も同様です。
じゃがいももですが、こちらは種芋として新たな命に再生します。

やはり春の訪れは早いのかも知れません。

人間の私も、農具の点検など始めましたよ!
農作業は、二三か月あるいは半年、さらには一年二年先をイメージして進めて行かないと、うまく行かないものなのです。
それを植物たちが教えてくれるというわけです。
楽しみです!

確定申告、準備終わる

確定申告の書類作成が終わりました。
あとは、税務署に提出するだけです。

昨年は、5ヶ月も休業しましたし、移転事業で多額の借り入れと投資をしましたので、当然のことながら損失申告になりました。
所得税はかかりませんが、それが喜ばしいこととは言えませんね。

借り入れの返済もありますので、今年のうちに損失を取り返せるかどうか、今後の売り上げの次第にかかっています。
まあがんばるしかありません。

一方、集落の会計の方も、年度末の勘定精算の準備が終わりました。
今月末で締めになりますので、来年度への繰り越し作業が終わるまで、もうあと一息です。
大きなミスもなく、帳尻はピッタリ合いそうなので、少しホッとしているところです。
総会資料の作成もほとんど終わり、一部今月末に確定した数字を入力すれば完成です。

いつもだと、そろそろ高知に出かける準備をしているところですが、母が亡くなって必ずしもこの時期でなくても良くなったこと、会計役の仕事があってこの時期に動けないこともあり、今年は日程をずらして出かけることになりそうです。

さて、明日からまた営業の一週間が始まります。
おいしいパンを焼こうね!を合言葉に、仕込みに精を出す娘たち、コーヒー焙煎に余念がない私、出荷先へのお便りを書くカミさん、全員が忙しい一日でした。

一同、皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

寒さも、もう少しの辛抱?

今頃になって、寒い日が続いています。
天気の崩れは小さく日中日が差すことが多いので、日が当たった所だけ雪や氷が融けますが、日陰はカチカチに凍ったままです。

やはり寒いのですね。
風は冷たいです。

しかし予報によれば、この寒さも今週いっぱいくらいで、その後は暖かさに転じると言っています。

予報が当たるかどうか、その時になってみなければ分かりませんが、ここ数日前からと言うかその前にもですが、白鳥の群れが飛来しているのです。
まだちょっと早いと言えば早いのですが、しかしこれは春に向かっている証拠です。

早春の頃、白鳥たちは会津に集結して、しばらく滞在した後南風に乗って北へ旅立って行きます。
今後白鳥の数がどんどん増えるようなら、春は思っているよりずっと早くやって来るかも知れません。

実は、そんな予感がしないでもありません。
上の娘が、昨年12月のうちにフキノトウを見つけているのです。

2月も半分過ぎましたし、日も長くなって来ました。
気持ちはもう春を待ち待ち、ウズウズ、ソワソワ。

除雪を、もうちょっとやりたかったような気もしますが、春が来れば畑が始まりますので、体が鈍ることはなさそうです。

商品開発の楽しみ

小規模個人企業の仕事の中で、特別楽しみなのが商品開発です。
ただし、いくら楽しみだからと言って、そればかりに注力するわけに行かないのは当然のこと、日常の仕事の方がずっとずっと大切であることは、言うまでもないことです。
とは言え、ただ今閑散期であるが故、商品開発の良い機会なのです。

先日からご報告に及んでいるラード入りのパンもそうですが、他に二つか三つあるいはそれ以上になるかも知れませんが、並行して商品開発が進んでいます。
自分たちで思い立ったものもあれば、外から来たお話で進めているものもあります。

いずれも、成功すればとても良い商材になることは間違いないので、じっくりと腰を据えて取り組んでいます。
ラード入りのパン以外は、今はまだ皆さまにタネあかしをする段階ではありませんので、もうしばらくお待ちくださいね。

と言うとこでろで、今週の営業の一週間も終わりです。
明日と明後日は定休日、その間に商品開発の仕事だか楽しみだか分かりませんが、やっていると思います。
村の会計の仕事も大詰めに来ていますし、やっぱり忙しい!
でも、いいんです。これで。

この冬は、楽です

昨年の冬は、豪雪でどれほどか大変な思いをしました。
自分の年齢や体力に、限界を感じる状況がありました。

この冬は、そんな昨年の大変さを思えば、もう話にならないほど楽をしています。
除雪は機械を使えますし、雪を片付ける場所には困りませんし、第一雪そのものが今年は少ないのですから。

今朝も寒かったのですが、雪はほとんどなくわずかに2cmほどの積雪でした。
トラクターを出動させるのもあまりに大げさというもの、スノーブルと言う道具を使って人力で除雪してみました。

降ったばかりの新雪は軽いので、人力でも楽に片付けることが出来ます。
時間にして30分もかからずに、全面を除雪することが出来ました。

作業しながら、もし機械が使えない状況になった時、どうやって店の営業を維持出来るだろうかと考えていました。
広い駐車スペースを確保することは多分無理でしょう。
入口に、せいぜい2台分くらいのスペースを除雪して、そこから店の前まで、歩道を付けるしかないでしょう。
敷地は、大方雪の山になるはずです。
それでも溜まって来た時は、崖下に落とす作業をすることになるでしょう。

まあそんな方法でも、生活と商売の両方を続けることは出来ると思います。
そうやって考えると、今の状況は本当に恵まれています。
あまり楽をすることに慣れ過ぎないように、心して置きたいと思います。

さて明日も、祝日でお仕事がお休みの方も多いと思います。
そこでお出かけの機会も多いと思います。
食工房へもお立ち寄りいただければ、ありがたく幸いに存じます。

コーヒーサービスとケーキの試食、ラード入りのパンの試食品など用意して、ご来店をお待ちしております。

スペルト小麦は、やっぱり美味い!

この前で最後だと申し上げたスペルト小麦が何故また出て来たのか?それは、地元山都町の農家さんに試験栽培してもらったスペルト小麦が実はあって、しかしそれは全量今シーズンの種用になる予定でした。
種まきが終わった時点で、いくらか残りが出たものが今回のスペルト小麦というわけです。

今回、小麦丸に使用しました。
50%が小麦全粒粉ですから、それがスペルト小麦に置き換わっています。

この前もそうでしたが、普通小麦との違いがよく分かります。
今日はさらに、ラードを入れたバージョンも焼きました。
これが、とても良かった!

油脂分の効果で食感がとてもしっとりとしていて、柔らかさもあり食べやすかったです。
これなら、全粒粉50%でも、どなたでも抵抗なく召し上がれるのではないかと思いました。

それに何と言ったって、おいしいのです。
口に含んでいるのがうれしくなるような、しみじみとした美味さがあります。

ラード入りのパン、どこで結論を出そうか・・・、食パンか、小麦丸か、その他のパンか、あるいは複数選ぶか、悩みが深くなりそうです。

今日のパンを、明日も引き続き試食していただけます。
お持ち帰りいただける場合もあります。
ご来店をお待ちしております。

店の会計、行政区の会計

本年度と来年度、行政区つまり当集落の会計役に任命された私、ただ今店の会計と行政区の会計決算の二本立てで多忙を極めています。

店の会計の方は、電子化が進んでいて比較的短時間で終了出来そうですが、行政区の会計は紙の帳簿をきっちり付けなくてはならないのでちょっと大変です。
決算書も、自分でエクセルを使って作成します。

税務署への申告はありませんが、その代わり年に一度の総会で会計が適正に処理されたことを承認していただく必要があります。
そのために、区長と会計の私とで、事業報告や決算書、さらに来年度の事業予定や予算書、その他提案事項を一冊の資料にまとめて印刷しなければなりません。

まあ、編集や印刷は手慣れているものの、中身の方はいろいろと慣れていない部分も多く、四苦八苦ながら進めています。
3月の総会までには、いくら何でも仕上がるはずです。

とは言え、明日はパン焼きですので、さすがにデスクワークは止めにしてもう床に就かなくてはなりません。
明日はまた、サプライズを用意しています。

小麦丸をスペルト小麦バージョンで焼きます。
さらにラードを入れたバージョンも焼いて、こちらは皆さまに試食していただきます。
コーヒーも用意出来ると思います。
ぜひぜひ、ご来店ください。
お待ちしております。

寒、暖、寒

昨日寒さに震えたと思ったら、今日は上着を脱ぎたくなるほどの暖かさ、明日はまた真冬に逆戻りだそうです。
そして今後しばらく、寒い日が続くようです。
雪も降るでしょう。

激しい気候の変化に翻弄されて、体調の維持も大変です。
でも私、おかげさまで今のところ快調です。
もちろん油断は出来ませんが・・・。

さて本日は、その暖かさに誘われて、平日にも関わらずご来店のお客さまが見えました。
昨日申し上げた通り、おいしいパンが焼けていましたから、本当に良かった・・・。

今日はわが家も、朝食、昼食ともにパン食でした。
朝はコーヒーで食パン、堅焼き黒パン、小麦丸をトーストしたものに、バターやピーナツバターを塗って、昼は大麦スープで堅焼き黒パンをトーストしたものにバターを塗って、それぞれいただきました。

このところ食工房のパンは、麦芽の香りが立っていて、トーストするとそれが尚のこと際立ちます。
繊維質とミネラルたっぷりのパンで、体の調子が良いのが何と言ってもありがたいです。

明日は寒いと思いますが、今日以上に気合を入れてまいりますよ!
スコーン焼きです。

明日も、おいしいパンを焼きます

飯豊山食パン

飯豊山食パン

明日は、定休日明け営業第一日です。
すでに今日のうちから仕込みを開始しています。

酵母種の支度は、今日の午前中にスタートしました。
そして二回目の更新を少し前に終えたところです。
明日の午前3時過ぎに最終調整して、5時過ぎからパン生地をこねます。

パンの出来を左右する、この酵母の発酵はとてもデリケートです。
最高の状態を得ることは、高い山の鋭く尖ったピークに立つようなものです。

それがこの頃よく分かるようになって来ました。
上の娘も、しっかりと掴んでくれたようです。

一方、畑から質の良い麦を収穫すること、そして一方、酵母の発酵をベストに保つこと、食工房のパンはこれからますますおいしくなります。

それだけじゃありません、健康な体の養いに資するという、食物にとって一番大切な部分は絶対に外しません。
食べて元気になれるパンを焼きます。

今週も、気合い入ってます!

時々コーヒー通信、マラウイ取り扱い終了

今日はまた、特別暖かい一日でした。
日中、スッキリ晴れて日差しも強く、外にいるのが気持ちよく感じられました。

その陽気に誘われて、部屋の窓を開け放ち掃除をしました。
冬の間は、掃除も疎かになりがちです。

午後のひと時、気持ちよくなった部屋の窓際で、日向ぼっこをしました。
暖房も必要なく、本当に冬のお日さまの光はありがたいですね。

さて、コーヒーの話題です。
マラウイのコーヒー豆が、取引先で入荷が無くなっているため、食工房も一旦取り扱いを終了いたします。
もし再開があるようでしたら、その時点で考えたいと思います。

マラウイのコーヒー豆は、深炒りに好適でいい味を出してくれていましたので、これに代わるものをどうしようかと悩みました。
その結果、一番キャラクターが似ているグァテマラのサンタフェリーサ・ティピカK72を深炒り用に使うことにしました。

マラウイMIXに比べても、決して悪くないと思います。
フルシティーローストとフレンチローストの両方、これで行きますのでよろしくお願いいたします。

価格は、これまで通り、フルシティースト 650円/100g フレンチロースト 700円/100gです。
ミディアムローストも、もちろん残します。600円/100gです。