暖かい一日、多数ご来店感謝

今日は、暖かく穏やかな晴天に恵まれました。
日中しばらくの間、暖房を止めていられました。
食工房の作業場は、オーブンを使っているため、今日は暖かいを通り越してもはや暑くなり、窓を開けなくてはなりませんでした。

一方、お出かけには絶好のコンディションだったというわけで、食工房にも三々五々ご来店のお客さまが見えました。
これで閑散期にもおさらば出来るのかなと、うれしく思った次第。
本日ご来店くださいました皆さま方に、この場を借りて改めてご来店の御礼を申し上げます。

毎年この時期恒例の沼ノ平地区の「福寿草まつり」も、今年は一週間前倒しで開催が決まったと、パンを買いに来られた地区の方が教えてくださいました。
雪も消えましたし、これからいろいろと忙しくなります。

今日は、集落の会計の監査があり、年度の締めが終わりました。
監査意見書に署名と印鑑をいただきましたので、これで総会の資料も完成となります。
議事録も出来たし、大役が一段落しました。

やれやれ・・・、今度こそIIDEに集中しなくてはなりません。

みのりのパン、ラード入りの試作

みのりのパン・ラードバージョン

みのりのパン・ラードバージョン
見た目は、通常のオリーブ油バージョンと何ら変わりはありません。


みのりのパン・ラードバージョン

切り口をお見せしています。
シュトレンに勝るとも劣らない具材の量、しかも高価な松の実が入っています。

みのりのパンは、具材としてドライフルーツとナッツを沢山入れた、栄養豊富な食事パンです。
元々の開発コンセプトは、登山の際の携行食として最適であることでした。

ですから、濃厚でハイカロリーです。
しかも繊維質とミネラルも豊富です。

油脂分として、オリーブ油を使っていますが、今日はそれをラードに置き換えて試作をしました。
開発コンセプトからすれば、むしろラードの方が見合っているのじゃないか・・・、そんな思いもあり確かめて見たかったというのが今回の試作の動機です。

油脂分が変わっただけなので、見た目も食感もほとんど変わりはありません。
風味だけが違いました。

ラードの方が、オリーブ油よりもクセがない味と感じましたが、ま、どちらもそれぞれにいいと思うので、今回の試作では結論は出せません。

パンにラード、悪くないとは思いますが、一方で油脂分を入れないことを売りにして来た実績もありますので、実際に商品が出来るまでには、もうしばらく悩むことになりそうです。

あとは、焼き菓子でも試してみたいと思っています。

食工房のスコーン、道の駅あいづ

道の駅あいづ

レジ前のいい場所に置いていただきました。
ありがたいお計らいに感謝!

昨年の5月にデビューして10ヶ月になりました。
と言っても、7月から11月末まで休んでいますから、実際に販売に供したのは半分の5ヶ月。

初めの頃も今も、良く売れてくれます。
やはり立地がいいということが大きいと思います。
何しろ訪れる人の数の、桁が違います。

最近は、クッキーも一部置いていただけるようになりました。
2品目くらいずつ次々とメニューを替えながら販売しています。
こちらも良く売れます。

まあ、だからと言って欲張りはしません。
スコーンが会津のお土産として、少しでも名前が売れるようになってくれたらいいな・・・と思っています。

食工房開業以来ずっと、基本的なレシピを変えずに造り続けて来ました。
と言うか、変えなくても良かった、と言うことは、多くの方に支持されている証しだと受け留めています。
だから、今となってはむしろ変えられません。

食工房のスコーン、道の駅あいづでもお求めいただけます。
よろしくお願いいたします。

今日もおいしいパンが焼けました

今日もおいしいパンが焼けました。
否、昨日の夜からそれは分かっていました。

それは、酵母の状態を見てのこと。

酵母の発酵の状態は、自家培養しているからこそ、毎度多少の揺らぎがあります。
それを一番良好な状態に近づけるために、毎回細心の注意を払い、最高度の緊張感をもって作業しています。
それでも揺れます。

昨日は、「おっ、これはいいぞ!」と感じました。
そして今日、早朝3時からの最後の2時間でその日のパンの出来が見えて来ました。

あとは、計量間違いや焦がすなどの凡ミスさえ無ければ、何も心配することはありません。
思った通り、色も形もきれいで風味も食感も良いパンが焼けました。

モノづくりの仕事は、品物の出来が良ければそれだけで疲れもどこかへ吹き飛び、新たな意欲も生まれます。
毎週毎週、同じスケジュールで同じことを繰り返していますが、思った通りのものが出来ていれば、嫌になる事なんかあり得ません。

明日は、スコーン焼きです。

デスクワークも忙しい

IIDEの編集をしています。
今日から始まったところなので、まだしばらくかかります。

並行して、総会資料の仕上げと議事録フォーマットの作成をしています。
こちらは、もうほとんど出来ているので、明日の月末で会計を閉めればすぐに完成です。

電子化も上手く行きましたので、問題は私の後に会計を担当する人が使いこなせるかどうかです。
特段難しいことは何もないのですが、こういうことも親和性の有無が物を言いますから、どうしても苦手な人に押し付けるわけには行きません。
まあでも、そうやって手間を省いて行かないと、後々やる人がいなくなるかも知れません。

それと、今後のこの国において、地方の寒村の一地域の自治がどのようになって行くか分かりませんが、私は、一つの予想と言うより希望として、地域に少しなりとも自主的に使えるお金を下ろしてもらって、必要なことを自分たちでやるという流れが出来ればいいと思っています。

そうした時に、どうしたって求められるのは会計能力ですから、今のうちから地域自治の志を高くして取り組んでおけば、先へ行ってきっと良いことにつながると思っています。

まあ、何にしても、油断しているとやがて消滅の憂き目に遭うかも知れない地方の小集落の運命は、自分たちで何とかするよりほかありません。

麦畑の様子

食工房

午後、店の表側に西日が差すようになりました。
季節は確実に進んでいます。


麦ラボ

雪融けが進む中島第二圃場の様子。


麦ラボ

青々としているので、無事越冬したことは間違いありません。

麦ラボ

中島第一圃場のライ麦も顔を出し始めました。

春の日差しに暖められて雪解けが進んでいます。

麦畑の雪が大方消えたのではないかと思われましたので、カメラを持って見に行きました。
川沿いの中島第一圃場と第二圃場は、確かに半分以上の雪が消えて緑色をした麦の葉が、地面に張り付いているのを観察出来ました。
ライ麦、スペルト小麦、デュラム小麦、それぞれに健全な状態で無事越冬したようです。

この後まだまだ霜が降りるような寒さが繰り返しあるでしょうから、しっかり根を張ってくれているかどうかが重要です。
また、水田跡地ゆえに水が溜まりやすく、雪融けの水が速やかに乾いて行くかどうかも、もう一つ重要な点です。

昨年は、土壌改良に時間をかけられなかったので、仕方がありません。
今年の様子次第で、収穫後に大がかりな土壌改良をすることになるかも知れません。

いずれにしても、作物が育っている様子は、いつ見てもうれしくまた心強い気持ちにさせてくれます。

今日は、良い一日でした。

営業の一週間終わる

月曜日は、私にとっては週末金曜日のような感覚があります。
明日と明後日は定休日で休業です。
休日の前の夜が、一番リラックス出来る時間です。

先ほどまで、ちょうど一年前の今頃から夏を過ぎるころまでのブログ記事を、その日その日を思い出しながら読み返していました。
全く何という濃厚な時間を過ごしていたのだろう・・・と、ドラマでも見ているような気になりました。

そうそう、この後ああなるんだよな・・・とか、うれしかったことはもちろん苦しかったことも含め、過ぎたことは何もかもいい思い出になっていることに気づきました。

これから春になって暖かくなれば、またどれほど忙しくなることか・・・。
でも昨年とは違って、今度はしっかりと、成り行きに翻弄されるのとは違う時間を過ごせるはず!と思っています。
ま、がんばりますよ!

その前に、今夜と明日一日はリラックス。
ではでは。

改めて、ご来店に感謝を

新しい場所で新装開店してから早や3ヶ月になろうとしています。

今回の移転で一番不安だったのは、それまでよりさらに集落の中に引っ込んだ場所で分かり難いが故に、ご来店くださる方がどの程度あるだろうかということでした。
商売を始める際の常識からすれば、本当にあり得ない立地条件ですから、まあそういう成り行きになった以上、努力するだけはしてあとは運次第と思っていました。

しかし今までのところ、以前と変わりなくと言うか、むしろお客さまのご来店数は多くなったような気がしています。
こんな辺鄙で分かり難い場所まで、よくぞおいでくださったと、改めて感謝の気持ちが湧いて来ます。
昨日も今日も、明るい春の日差しに誘われるかのように、お一人またお一人と、ご来店くださる方がありました。

今年の冬はこれでおしまいか?と思わせるこのところの暖かさ、実際春の訪れは早まりそうです。
この先さらに良い季節になって、ご来店のお客さまも増えることを期待して、がんばっておいしいパンを焼きたいと思います。
焼き菓子も品が揃ってきましたし、コーヒー豆も良い銘柄が入荷しています。

皆さまのご来店、また通販のご利用、どうぞよろしくお願いいたします。

春は近いようです

今日は、昨日よりは気温は低かったのですが、日差しがあり雪解けが進みました。
家の周りを見渡すと、軒下の積雪だけが残っていて、他はもはや雪はありません。

そこで一昨日あたりから、除雪機を使って軒下の雪を片付け始めました。
積雪が邪魔して入って行けない場所にも入れるようにするためです。

食工房の店の裏手には、日当たりの良い畑があって自家用の野菜などを作りますが、早く作業を始められるように雪を融かす方法も考えています。

何のことはありません。
なるべく黒に近い濃い色のものを撒き散らせば良いのですね。
コーヒー粕などが最適です。
そのまま土壌改良剤になりますから。

忙しくなりそうです。
でも何と言ったら良いか、じっとしていられません。

雪融けで川が増水するように、私たちも意欲が溢れて来る感じがあります。
春って、つまりそう言うことなんですね。

この命がある限り、春を迎えることはうれしいものです。

息の合わせ方もいろいろ

一人で出来ない大きな事、あるいは複雑な事を成し遂げるために、他人と力を合わせることはよくあることだと思います。
そうした時、息が合うということが大切であることは、まあどなたも否定しないでしょう。

で、ちょっと音楽の話しになりますが、私たちの国日本で息を合わせると言えば、皆で声をそろえて一つの歌を歌うとか、拍子を揃えて鐘や太鼓を打ち鳴らすとか、そういう情景がまず目に浮かびます。
迫力ある和太鼓の演奏なども、リズムで言えば基本的には頭が揃っています。

息を合わせると言うのは、頭を揃えるという感覚なのですね。
私自身の感覚でも、これは無理の無い自然な感覚として受け入れられます。

ところが世界に目を向けると、すごく不思議なと言うか手の込んだ息の合わせ方があるのですね。
例えば、スペインのバスク地方の伝統的な打楽器にチャラパルタ(Txalapartaと表記する)というものがあります。

これは、分厚い木の板(時に金属や石ということもあります。)を並べただけの素朴なものですが、これを二人の奏者が横に並ぶか向かい合うかして、両手に一本ずつ持った木の棒(合計4本)で叩きます。
どんな演奏が聴かれるかは、あとで動画を見ていただければ分かります。

ここで特筆に値するのは、二人の奏者は決して同時に叩くことは無いということです。
4本の手が交互に動いて、ものすごい早打ちをしたり、信じられないような複雑なフレーズを出したりします。
まるで4本の手を持った一人の人間が演奏しているかのような、否、それどころではない神業のようなリズムを打ち出すのです。

これもまた二人の息がピッタリ合っていなければ不可能なことです。
でも、私たちのような頭を揃えて一斉行動する息の合わせ方とは、どこかが違います。
世界には、こういう感覚を介する人たちが少なからずいるようです。
インドネシアのバリ島のガムランやケチャもその類に属します。

※2人だけでなく、4人あるいは6人で、2台または3台のチャラパルタを演奏することもあるみたいです。

そこで思うのは、こうした感覚を持っている方々と私たちが、息を合わせて何かをすると言うことになった時、何が起こるだろうかということです。
何かとても面白いことになりそうな・・・。

一方、その方々と戦争しなくてはならない局面となった時、多分作戦の立て方とかがまるで違う発想の上に乗るのではないか・・・、そんなことも思います。

何はともあれ、件のチャラパルタの演奏をお楽しみください。