歴史に残る大震災から早や2年。
今回は、それまでのいかなる災害と異なり、これまで例のない原子力災害を伴いました。
地震の揺れや津波は、天災と呼んで間違いはないと思いますが、原発の爆発はあきらかに人災的色合いが濃いと、もはや社会の認めるところです。
この2年間の成り行きを見て、いつの頃からか、私は言葉を失っています。
黙っていてはいけない、声を上げなくては!と言う人が沢山います。
決して黙っているわけじゃない。 日常の行動を通して意思表示はしているつもりです。
自らの命を以って抗議の意思を表した人もいました。 「原発さえなければ!」と。
政治にデリカシーが欠けているだけです。
命をかけて、壊れた原発の中で収束作業に当たっている人たち、避難せずに留まっている人たち、沢山の人々が生きている、それがフクシマです。
日々、放射能の恐怖や不安と対峙している、その胸の内を感じ取るデリカシーに欠けている!のじゃないですか。
ある意味、この社会も。
黙っているしかないじゃないですか・・・。