今日は、一体何年ぶりになるのでしょう・・・、本当に久しぶりに川原に行ってみました。
そうです・・・。以前、河原の石に小石を乗せてマスク(人面)を作って遊んでいた、例の川原です。
多分、震災の前からですから、3年ぶりくらいかも知れません。
すでに以前から、年々土砂の堆積で石ころだけだった川原に砂が溜まり、植物が増えて行くのは見ていました。
しかし今日は、驚きました。
川原の様子はもうすっかり変わっていて、以前マスクを作った石は砂に埋もれてしまったのか、初めのうち全く見つかりませんでした。
川岸は、柳が根を下ろして土留めの役を果たし、河原の内側はもうすっかり砂で埋め尽くされていました。
川床も下がったのでしょう、河原は水面からずい分高くなったような気がします。
それでも上流に向かって進んで行くと、以前の様子に近い場所が広がっていました。
いつの頃からか、洪水の時に川原の中ほどを突っ切って水が流れる道が出来たようで、筋状に植物が生えていない領域がありました。
そして最上流側に辿り着いたところで、ついに一つ見つけました。
洪水の度、いつも一つだけ残っているマスクがあったのですが、その石でした。
そこだけは、ほとんど変化がないような・・・、不思議な感じでした。
しかしこうして見ると、川というのはまるで生き物のように動いています。
わずか数年でも、風景が違って見えるほどです。
そして地球も・・・、それに比べればゆっくりと、しかしはるかに壮大なスケールで動いているのですね。
それにしても、河原に下りて行く道が草薮で塞がれている様子に、何やら人の世の移り変わりを見るような気がした私です。
過去記事、ご覧いただければ幸いです。