一手間かける・ナッツクッキーの場合

ミックスナッツ

左側がミックスナッツ、右は洗糖(モラセスシュガー)
ミックスナッツの粒度がお分かりになるかと思います。


ナッツクッキー

こちらは、出来上がったナッツクッキーです。

食工房のこだわりの一つ、それはどんな場合でも、もう一手間かける選択をするということです。

例えばナッツクッキーの場合、当然ナッツが入るわけですが、何を入れるか(例えばアーモンドとかクルミとか)どんな状態(丸ごと、荒砕き、粉)のものを入れるかによって、出来上がるものは全く違ったものになります。
どんな風味のどんな食感のクッキーをつくりたいのかによって、手法も変わって来ます。

で、食工房のナッツクッキーの場合、アーモンド、カシューナッツ、クルミの3種類のナッツを使っています。
それぞれ形状も風味も違いますし、食感も違います。
それらをミックスして製菓材料として出されているものはありませんので、自分で造ることになります。

アーモンドはローストされたホウル(原形)のものを、カシューナッツは生のホウルを、クルミも生のホウルを使います。
下処理として、カシューナッツとクルミを軽くローストしています。

最終的に荒く砕いた状態にするのですが、その際先にミックスして一緒に砕くことが出来ればどんなにか楽なのですが、それぞれ物理的な性質が違いますので一緒に砕くことは出来ません。
三種類それぞれ別々に砕いてからミックスします。

単純に荒砕きと言っても、こちらの望む加減があって、ある程度の範囲で荒いものから細かいものまでが不規則に混ざっているのを良しとしていますので、フードプロセサーで少量ずつ砕いては目の粗い篩で振るってまた砕いて、それを3種類別々に終えてからミックスするわけです。

ハッキリ言ってすごく手間がかかります。
だからこそ、どこにもない風味と食感が得られます。

このようにして出来た食工房のミックスナッツは、ナッツクッキーの他どろんこクッキーやブラウニー、ミックスナッツロールそしてシュトレンにも使われます。

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