籾殻を燻炭にしているのでしょう。一晩中煙がたなびいています。
煙のにおいは、人里であることの証。
野生の獣たちに無言のメッセージを送る大切なシグナルです。
枯草の山の上に霜が降りていました。
残っていた最後のかぼちゃも、これでいよいよお終いです。
芋掘りも終わり、畑に放置している芋蔓の上にも霜が降りました。
こういう情景に、冬が近づいていることを感じますね。
今年もライ麦を蒔きました。
種を切らさないことが、何より重要!
ライ麦が逞しく成長しています。
ライ麦は、本当に強い植物です。
大根が生育中。
まあ何とか間に合うでしょう。
冬の間、大根くらい買わずに済ませたい。
白菜が生育中
蒔き遅れていますので、間に合うかどうか微妙です。
何とか頑張って・・・。
青菜の状態でも食べますけどね。
ニンジンも食べ頃です。
コスモスがきれい!
カナダ産のライ麦の中に、異物として混入していたデュラム小麦。
これで3年目の栽培です。
広島県の試験場から回って来たデュラム小麦(瀬戸デュール)です。
雪国での越冬力の試験を頼まれて蒔いたものです。
品種改良のための試験栽培は、覆土が厚過ぎたのかほとんど芽を出しませんでした。
・・・、研究所の先生自らの作業だったので何も申し上げませんでしたが、やはり土を被せ過ぎでしたね。
生えてきたのは、数本です。
あとはスギナなどの雑草。
今朝、当地ではこの秋初めて、霜が降りました。
畑を見に行った娘が報告してくれましたので、すぐにカメラを持って写真を撮って来ました。
今年は畑の写真もほとんど撮れていなくて、毎年の記録として残しておきたい情報も残せていません。
今朝は、一通り撮影しました。
大根や白菜そして麦は、これから育つものであるだけに、霜は全く平気のようです。
残っていたかぼちゃやは、この霜でクシャクシャです。
そろそろ麦踏みをしようかな・・・。
左側がデュラム小麦のパン生地、右側は小麦粉のパン生地です。
バゲットの形に成形したところ。
表面には、篩の目を通らなかった粗いフスマ混じりの粉を振りました。
すごくおいしそうに焼き上がりました。
バターとミルクの香りにパスタの香りが合わさって、初めて味わうパスタパンです。
一方、暖かい食工房の作業場では、今年うちの畑で試験的に収穫したデュラム小麦を粉にしたものを使って、パスタパンを焼きました。
量が少なかったのと、性質が今一つ分からなかったので、北海道産の強力粉・ゆめちからを混ぜて無難な線で試しました。
それでも色ははっきりわかるほど黄色くて、においもスパゲティーを茹でている時のようなパスタのにおいがしました。
あと、バターとミルクを入れてこねましたので、とても優しい風味になりました。
焼き立ては、外側はパリバリと硬く中はモッチリ・・・。
これで一日置いて、明日どんな食感になっているかですね。
明日またご報告に及びます。
★店頭にて試食も出来ますので、ご来店の際はご遠慮なくお召し上がりください。
日本国内では栽培が難しいと言われていたデュラム小麦(別名パスタ小麦、マカロニ小麦とも呼びます。)ですが、会津でも問題なく育つことが確認出来ました。
今年は、加えて広島県の試験場から回って来たデュラム小麦の試験種を栽培しています。
雪国で無事に越冬栽培出来るかどうか、試験を依頼されています。
これらがうまく行けば、ラーメン、蕎麦に続いて、喜多方パスタも仲間入り出来るかも・・・です。
面白いことになって来ました。
№31 神無月2016年10月号をご覧いただけます。