昨年は、これまでにないような小雪で、会津の人々は誰もが「楽でいい!」と口をそろえて言いました。
そして、この冬はその反動で二年分降るゾ!と恐れていました。
昨年9月頃の予想でも、12月から一気に寒くなって雪も多いと言っていました。
それがどうでしょう。
12月に2度、そこそこの量の降雪がありましたが、根雪にはならず融けて消えてしまいました。
明けて1月の今日3日、クリスマスの頃に降った雪がほぼ完全に消えてしまいました。
野山や田畑には、この前にも増して緑が増えたような感じがします。
この先、まだまだ寒い日もやって来るとは思いますが、全体的には昨年と似たような状況になるのではないかと思います。
何と言ったって、暖かいのです。
毎年冬の間、業務用の大型ファンヒーターを焚いて過ごしていますが、この冬は小さいファンヒーターで何とか過ごせています。
おかげさまで、灯油代が半分で済みます。
やはり、地球温暖化は新たな段階に突入したと、身を以て実感するほどになったのだと思います。
人間活動の影響による地球温暖化は、学者たちの語るところでは、もはや後戻りできない段階に達したと言われていますが、本当にそうなんですね。
この会津で、雪のない冬が定着したら、自然界の様子は一変してしまうでしょうね。
すでに後戻り出来ない・・・ということを、しっかりと胸に刻んでおきたいと思います。
尤もこれから50年か100年後、人口減少により徐々に人間活動の影響も減じて、この急激で極端な温暖化もいつの間にか自然の営みの中に吸収されて、元に戻って行くのかも知れません。
肝心なことは、長い時間で考えること、いつでも自然の営みに添って生きることかなと思っています。