コーヒー焙煎も、ずいぶん長いことやっています。
かれこれ27年くらいにもなります。
ただただ、自分がおいしいコーヒーを飲みたいがために、止められないこの仕事です。
私は、コーヒーは嗜好品だという捉え方はそれでいいと思っていますが、もう一つ、コーヒーは農産物であるということを特に重要視しています。
ですから、焙煎前の生豆を見る時、農産物として果実としての健全性にまず厳しい目が行きます。
選別は、何よりまず重要だと考えています。
悪豆拾い、この何とも地味で喜びの少ない作業に、命をかけます。
画像の豆は、ブラジル産のナチュラルの豆です。
この豆は、選別によって全く別物のように素晴らしい風味になります。
欠点豆が20%を超えても、止められない魅力がこの豆にはあります。
私はもちろん、ご愛飲くださっている方もご存じです。
明日は、この豆の他数銘柄を焙煎します。